【とあるシリーズ】シスターズとは何者？正体や妹達編のあらすじをネタバレ解説

シスターズ/妹達の強さと正体を知る前に、まずは「とあるシリーズ」の基本情報を紹介していきます。とあるシリーズは、2004年から刊行されている「とある魔術の禁書目録」が始まりで、2007年には「とある科学の超電磁砲」の刊行がスタートしました。作者の鎌池和馬は、「電撃ゲーム小説大賞」で編集者の目に留まり、2020年に単一作家として刊行100冊を突破しています。

とあるシリーズの世界は、科学サイドと魔術サイドに分かれており、メインキャラクターたちは科学サイドの「学園都市」で生活を送っています。主人公の上条当麻は不幸体質の少年で、自宅のベランダにぶら下がっていたインデックスという少女と出会いました。インデックスはイギリス清教に追われていたため、強い正義感を持つ上条当麻はインデックスのために戦うことを決意します。

ここからは、とあるシリーズに登場したシスターズ/妹達の正体を解説していきます。シスターズは物語序盤に登場した存在で、ストーリーが面白いという意見が挙がっています。シスターズの強さと能力や、頭にかけているゴーグルの情報をまとめていきます。

シスターズの正体は、御坂美琴をオリジナルとして製造されたクローンです。学園都市の能力者はレベル分けされており、レベル5の能力者が最上位の存在ですが、シスターズは「絶対能力進化」の利用目的のために製造されました。物語途中に計画が頓挫しているため、残されたシスターズは世界各国の研究機関に派遣されています。

シスターズの1号から20000号は量産型で、「ミサカシリーズ」と呼称されています。ターゲットの年齢を設定して培養器内で肉体を生成し、約14日間で御坂美琴と同じ人体を形成できることが分かりました。人間味を感じさせない無表情の姿を見せていますが、御坂美琴と同様に短気という特徴があります。実験凍結後にヘヴンキャンセラーが保護者のような立場になっており、短命を克服するための治療が行われています。

とあるシリーズのドリーは、シスターズのプロトタイプです。「クローンの短命克服」「クローン間の情報共有」の実験体になっており、幼少期の食蜂操祈が出会っていたことが判明しました。友人の警策看取を失ったことでふさぎ込んでおり、病状悪化で命を落としていますが、別個体に記憶と経験の全てが転送されています。そのため、警策看取と食蜂操祈がドリーを救出しました。

とあるシリーズのミサカワーストは、シスターズの番外個体です。被体番号と製造時期は不明で、シスターズの中では「末妹」に位置すると言われています。他のシスターズと同様に情報共有能力を持っていますが、負の感情を優先して拾う特徴があるため、一方通行に対して強い殺意を抱いています。ロシアに逃亡した一方通行を抹殺するために製造されましたが、騒動後に共闘する関係になりました。

とあるシリーズのラストオーダーは、シスターズの20001号です。シスターズの「上位個体」として製造されており、反乱や暴走が起きた時に他の個体を止める役割を担っています。また、ミサカネットワークのバックアップを取る癖があるため、記憶をネットワークから回収することができます。命の恩人である一方通行を慕っており、ラストオーダーとの出会いが一方通行を変えるきっかけにもなりました。

とあるシリーズの御坂美琴は、レベル5の「超電磁砲」の能力を持つキャラクターです。シスターズの正体は御坂美琴のクローンですが、能力はオリジナルの劣化版の「欠陥電気」です。欠陥電気はレベル2から3の間で個体差があり、「御坂美琴の1％にも満たない」と言われていました。また、「2万人集まっても御坂美琴には敵わない」と言われているため、妹達の戦闘能力はあまり高くないことが分かります。

シスターズの中では、ミサカワーストが一番の戦闘能力を持っています。ミサカワーストの能力はレベル4の発電能力で、砂皿緻密が使用していた磁力狙撃砲と同様のものを使用できます。また、一方通行にとっては格下の相手ですが、一方通行は「シスターズを守る」と決めているため、ミサカワーストは相性の悪い相手であることが分かります。ミサカネットワークを使って一方通行の攻撃を先読みできます。

とあるシリーズのシスターズは、それぞれがゴーグルを身に付けています。ゴーグルには「電磁波の視認」の効果があり、御坂美琴の劣化版の能力を強化しています。また、オリジナルと違って銃火器を使用しているため、シスターズには軍隊のような強さがあります。シスターズは能力の副作用で微量の電磁波を放っているため、動物に逃げられやすい特徴があります。

強さと能力、正体を知った後は、とあるシリーズで描かれたシスターズ/妹達編のあらすじをネタバレしながら解説していきます。シスターズは無機質な性格をしていましたが、御坂美琴や上条当麻と出会ったことで言動が変化しました。上条当麻と一方通行の戦いをネタバレしながら解説していきます。

布束砥信は街の人気のない所にマネーカードをばら撒いており、御坂美琴は布束砥信と出会った時に「あなたはオリジナルね」と言われました。この時には布束砥信に逃げられてしまいますが、制服から学校を割り出し、学校のデータベースをハッキングして布束砥信の情報を得ています。御坂美琴は過去にDNAマップを提供しており、布束砥信はDNAマップを使用した実験を行っていることが判明しました。

布束砥信が所属している研究所では、御坂美琴をオリジナルにしたクローンの実験が行われていました。研究が途中で頓挫したことが分かり、真相を知った御坂美琴は安堵します。ですが、帰り道で違和感を感じ、辿り着いた場所には御坂美琴と瓜二つの容姿を持つ少女が立っていました。少女は木に引っかかった猫を助けようとしており、御坂美琴は少女に協力しています。

クローンの強さは御坂美琴に及ばなかったため、「量産能力者計画」は途中で頓挫しています。ですが、「絶対能力進化」という新しい計画が進行しており、「レベル6に一番近い人物」として一方通行が選定されています。「御坂美琴を1228回倒せばレベル6になれる」と計算されましたが、物理的に不可能だったため、計画には御坂美琴のクローンが使用されることになりました。

計算上では「御坂美琴を1228回倒せばレベル6になれる」とされていましたが、クローンの強さは御坂美琴には遠く及びません。そのため、「あらゆるシチュエーションでクローンを2万体倒せば、一方通行はレベル6になれる」という計算がされています。シスターズは1号から20000号まで製造されており、能力や銃器を使って一方通行の命を狙っていきます。

計画を知った御坂美琴は、実験が行われている現場に急ぎました。現場では一方通行によるクローンの虐殺が行われており、激怒した御坂美琴は一方通行に立ち向かいます。ですが、2人には大きな力の差があるため、御坂美琴の攻撃はことごとく跳ね返されました。一方通行は「視力検査と同じ、2.0までしか測れないから同じレベル5に甘んじてあげているだけ」と話し、計画を止めるすべを持たない御坂美琴は絶望してしまいます。

御坂美琴は一方通行に完全敗北してしまいますが、「DNAを提供した自分に責任がある」と考え、意地でも計画を止めることを決意しました。そのため、布束砥信から聞いていた関連施設を片っ端から破壊し、途中で「アイテム」のメンバーとの戦闘が発生しています。御坂美琴はアイテムを退けることができましたが、施設を潰しても実験は止まりませんでした。

施設を破壊しても実験は止まらなかったため、御坂美琴は別の方法を考えました。一方通行は「超電磁砲を1228人倒せばレベル6になれる」という計算のため、「自分があっさりと負ければ計算のやり直しが必要になる」と考え、一方通行と再び戦うことを決意します。そんな中、1人のクローンと出くわし、計画を止められない自分の苛立ちが爆発してしまいました。

苛立った御坂美琴はクローンと喧嘩をしており、上条当麻が喧嘩に出くわしました。上条当麻は御坂美琴が短気で怒っていると思いましたが、途中で様子がいつもとは違うことに気付きます。そのため、御坂美琴が住む寮を訪れ、寮で計画の概要が書かれた紙を発見しました。御坂美琴は一方通行と戦おうとしましたが、計画を知った上条当麻は御坂美琴を止めています。

上条当麻は「能力を無効化する能力」を持っていますが、学園都市の枠組みではレベル0の存在です。一方通行は学園都市最強の強さを持つ存在のため、最弱と最強の戦いが始まりました。序盤は一方通行が上条当麻を圧倒していましたが、上条当麻は間一髪の所で能力を無効化していました。そのため、上条当麻の能力を知らない一方通行は無防備に近づき、能力を無効化されて顔面を殴られています。

一方通行はベクトルを操作する能力を持つため、顔を殴られたことは初めてでした。そのため、殴られたことに納得できずに上条当麻に肉弾戦を挑み、最後は強烈な一撃を受けて倒れています。また、一方通行は「レベル6になれば周囲の人間を傷つけずにすむ」という考えを持っていることが分かりました。

一方通行がレベル0の上条当麻に敗れたため、「絶対能力進化計画」は頓挫しています。また、実験道具だったシスターズは生きる意味を失いましたが、御坂美琴が「一緒に生きる意味を見つける」と約束しました。その後、重傷を負っていた上条当麻は病院に運ばれています。

御坂美琴と上条当麻は物語冒頭からの知り合いで、会う度に喧嘩を繰り返していました。また、上条当麻は御坂美琴を「ビリビリ」と呼んでいましたが、事件解決後は「御坂」と呼ぶようになりました。御坂美琴は自分とシスターズを救った上条当麻に特別な感情を抱き、上条当麻に見えないように笑顔を浮かべています。シスターズは1号から10031号までが殺されており、実験終了後は各施設に送られました。

強さと能力、正体を知った後は、とあるシリーズのシスターズ/妹達編に登場したキャラクターを一覧で紹介していきます。とあるシリーズは登場キャラクターが多い作品で、キャラクターそれぞれに魅力があると言われています。キャラクターのプロフィールと特徴を一覧でまとめていきます。

御坂美琴は本作のメインヒロインで、常盤台中学に在籍している中学2年生です。勝ち気でサッパリとした性格をしており、人格破綻者揃いのレベル5の中で唯一の常識人です。幼児向けのキャラクターが好きで、白井黒子からは「センスが子供っぽい」と言われています。

白井黒子は常盤台中学の1年生で、風紀委員に所属しているキャラクターです。御坂美琴を敬愛しており、元々の寮のルームメイトを追い出して御坂美琴と同室になりました。御坂美琴に変態行動を行っているため、電撃で制裁を受けることが日常化しています。

とあるシリーズには大勢のシスターズが登場していますが、10032号が「御坂妹」と呼ばれています。御坂妹はヒロインの1人で、上条当麻が出会った2体目の個体です。上条当麻に好意を抱いており、御坂美琴よりも積極的にアプローチしています。

布束砥信は長点上機学園の3年生で、「絶対能力進化計画」の研究員です。漫画ではギョロ目の不気味なキャラクターですが、アニメ版でキャラクターデザインが変更されています。シスターズに情が移ったことで計画を止めようとしており、御坂美琴が計画を知るきっかけを作りました。

一方通行は学園都市第1位のレベル5の能力者で、本名は不明です。元々は普通の子供でしたが、能力で周囲の人間を傷つけた過去を経験しているため、誰も傷つけないためにレベル6になろうとしていました。運動量や熱量などのベクトルを操作する能力を持っており、「核兵器を撃ち込まれても傷一つ付かない」と言われています。

上条当麻は本作の主人公で、とある高校に在籍している高校1年生です。不幸に巻き込まれることが多い不幸体質のため、「不幸だ」が口癖になっています。また、インデックスを助けた時に記憶喪失になっていますが、周囲の人間には気付かれないように振舞っています。

強さと能力、正体を知った後は、とあるシリーズでシスターズ/妹達を演じている声優を紹介していきます。シスターズは御坂美琴のクローンの総称のため、アニメでは4人の声優がキャラクターの声を演じました。声優のプロフィールと出演作品を一覧でまとめていきます。

とあるシリーズで1号から20000号のシスターズを演じているのは、声優の「ささきのぞみ」です。ささきのぞみは神奈川県出身で、2006年から声優活動を行っています。生年月日は1983年2月19日で、「東京俳優生活協同組合」を退所後にフリーになりました。中学生時代に聞いたラジオが声優に興味を抱いたきっかけで、デビュー当初は「佐々木望」の名義を使用していました。

声優のささきのぞみは、「らき☆すた」「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」「テラフォーマーズ」「ジュエルペット」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。デビュー1年目に「僕等がいた」のヒロインに抜擢されており、舞台やナレーションの仕事を行っています。プライベートでは読書を趣味にしており、佐藤利奈や沢城みゆきと仲が良いと話しています。

とあるシリーズでラストオーダーを演じているのは、声優の日高里菜です。日高里菜は千葉県出身で、2008年から声優活動を行っています。生年月日は1994年6月15日で、所属事務所は「StarCrew」です。幼少期に子役の活動を行っており、2008年のWebアニメで声優デビューしました。女優の松岡茉優は幼馴染で、プライベートでは早見沙織や喜多村英梨と仲が良いと話しています。

声優の日高里菜は、「トモちゃんは女の子！」「継母の連れ子が元カノだった」「トロピカル〜ジュ！プリキュア」「くまクマ熊ベアー」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。デビュー1年目は端役を演じており、「とあるシリーズ」「あの夏で待ってる」の出演で知名度を上げました。高校生時代は成績が優秀で、成績上位者として廊下に名前が張り出されていたようです。

とあるシリーズでミサカワーストを演じているのは、声優の加隈亜衣です。加隈亜衣は福岡県出身で、2011年から声優活動を行っています。生年月日は1988年9月9日で、所属事務所は「マウスプロモーション」です。中学生時代に見たアニメが声優になったきっかけで、養成所を経てプロデビューしました。2013年には、水瀬いのりと「いのりっくま」というユニットを結成しています。

声優の加隈亜衣は、「ひろがるスカイ！プリキュア」「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」「甘城ブリリアントパーク」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。デビュー1年目は端役を演じており、2年目から名前のあるキャラクターを演じる機会が増えました。憧れの声優には、声優の「ゆきのさつき」の名前を挙げています。

とあるシリーズでドリーを演じているのは、声優の小原好美です。小原好美は神奈川県出身で、2016年から声優活動を行っています。生年月日は1992年6月28日で、所属事務所は「大沢事務所」です。中学生時代に声優を志しており、デビュー前には女優の活動を行っていました。2022年には、YouTubeで公式チャンネルを開設しています。

声優の小原好美は、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」「トニカクカワイイ」「明日ちゃんのセーラー服」「事情を知らない転校生がグイグイくる。」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。デビュー1年目は端役を演じており、2年目に「月がきれい」のヒロインに抜擢されました。プライベートでは、同業者の石上静香と仲が良いと話しています。

強さと能力、正体を知った後は、とあるシリーズに登場したシスターズ/妹達に関する感想をまとめていきます。シスターズの御坂妹はヒロインの1人のため、読者と視聴者から様々な感想が挙がっているようです。シスターズの魅力や物語に関する感想をまとめていきます。

御坂美琴は命を捨ててでもクローンを守ろうとしているため、「シスターズのエピソードは泣ける」という感想が挙がっています。また、「正義を貫く上条当麻がかっこいい」という感想も挙がっています。

御坂妹は無表情なキャラクターですが、女の子らしい言動を見せることもあるため、「御坂妹が可愛い」という感想が挙がっています。また、ヒロインの1人になっているため、「上条当麻との今後の関係が気になる」という感想も挙がっています。

一方通行はシスターズを虐殺していますが、自分なりに周囲のことを考えて行動を起こしていました。また、事件後はシスターズとラストオーダーを守ると決めているため、「一方通行とラストオーダーの関係が好き」という感想も挙がっています。

本記事では、とあるシリーズに登場したシスターズ/妹達の強さや正体を解説していきました。シスターズは実験道具として扱われていましたが、戦いの後は人間らしい生活を送るようになりました。また、御坂妹はヒロインの1人になっているため、上条当麻との関係が気になるという意見が挙がっています。シスターズの登場エピソードを見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。