【キングダム】尚鹿将軍は壁の幼なじみ！強さ・能力や原作漫画での登場シーンは？

激動の春秋戦国時代末期の中国を描いた歴史漫画「キングダム」には、実在と架空を含めて、多くの魅力的で個性的なキャラクターが登場します。その中でも、尚鹿（しょうかく）は壁の幼馴染として出てきて、後に将軍となりました。この記事では、キングダムの尚鹿にスポットを当てます。尚鹿のプロフィールと壁との関係、彼の強さや能力、原作漫画における登場と活躍シーン、テレビアニメ版で尚鹿役を演じた声優などを紹介します。

中国歴史漫画キングダムの原作者は、同作品が初の連載漫画となった原泰久です。キングダムの原作漫画は、2006年に週刊ヤングジャンプ誌上で連載が開始され、2023年9月現在ストーリー継続中であり、連載期間は18年目を迎えました。同作品の単行本は既刊69巻で、累計発行部数は9900万部を突破して1億部に迫る勢いです。また、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞するなど、内外で高評価されています。

さらに、キングダムはテレビアニメ版、実写映画版、ゲーム版などの多種多様なメディアミックスが展開中です。テレビアニメ版は、第5シリーズが2024年1月より放映開始予定とアナウンスされました。実写映画版は、2023年7月に第3作「キングダム 運命の炎」が公開され、同年9月12日に4作目の公開決定記者会見が行われています。

キングダムは、下僕から天下の大将軍を目指す信（後の李信）を主人公に、第31代秦国王の嬴政（後の始皇帝）が、中華統一を目標に生きていくドラマを描いた漫画です。舞台は、春秋戦国時代末期の中国で、信は幼馴染で親友の漂が仕官されたにも拘らず、深手を負って亡くなる場にいました。漂から託された地図をもとに、向かった先には、漂と瓜二つの人物がいたのです。彼こそが嬴政で、漂は彼の影武者だったことが明かされました。

キングダムに登場する尚鹿は、「しょうかく」と読みます。壁（へき）と幼馴染の武官であり、初登場時は千人将であったことが明かされました。尚鹿は、小さい目とやや面長の表情が印象的に描かれています。壁は、実在しないキャラクターであることが知られていますが、尚鹿も同様に架空の人物であり、登場シーンは少ないものの、キングダムのストーリーの中で、スパイス的な役割を果たしていて、ファンや読者に印象を与えました。

尚鹿（しょうかく）将軍の性格は、非常に飄々としている様子が描かれています。また、直情的で熱血漢の壁とは対照的に、冷静に物事を判断する能力に長けていて、それが将軍としての彼の強さに繋がっていました。諦めなければならない時には、そのようにするという一面もあります。さらに、人物の観察眼に優れていることも示唆されており、同じく千人将だった縛虎申のことを、「味方がやられると無茶をする」と分析していました。

キングダムにおける尚鹿（しょうかく）と壁は、幼馴染の関係であることが尚鹿自身のセリフで明言されています。二人の関係は、お互いが武官になってからも続いているようで、真面目な熱血漢の壁のことを、落ち着いて周りを見渡せる尚鹿が上手にコントロールしている印象でした。出世もともに同じペースであることが窺えますが、壁は「尚鹿の方が多く戦績を挙げている」という意味のセリフを語っており、高評価し合っています。

キングダムに登場する尚鹿（しょうかく）の能力と強さを、紹介します。千人将と三千人将を経て将軍となった彼は、常人以上の強さを有していることがわかります。キングダムのコミックス7巻では、キャラクターの能力が数値化されていて、尚鹿は武力82点、指揮力73点、知力80点と評されていました。壁の武力が78であることから、武力の強さに秀でているのが確認できます。

また、先述したように、周囲の人間や状況を見る能力が高く、冷静に判断できるため「蛇甘平原編」では壁と一緒に読者に戦況を伝えるナレーターのような役割を果たしていました。

キングダムの原作漫画本編における尚鹿（しょうかく）の登場シーンをネタバレしますと、初登場は蛇甘平原編で、コミックス6巻で読むことができます。歩兵たちに戦況を説明する際に、壁と縛虎申が揉めたのですが、そこに割って入ったのが尚鹿でした。「そう熱くなるなよ二人とも」と壁のことも制した上で公平に話すかに見えた尚鹿が、「大体話は二人で聞くことになってる」と言ったことから、縛虎申を怒らせています。

尚鹿の飄々とした性格がわかる初登場シーンでしたが、その後の彼は壁とともに戦いながら、二人独自の視点で戦況を読者に伝える役割を果たした形で、ファンを中心に高評価されました。その後、しばらく出番のなかった尚鹿が再登場したのは、咸陽の戦いです。彼の活躍シーンは、コミックス39巻に収録されています。飛信隊の前に姿を見せた尚鹿は、この時が信との初対面でした。

壁の話題を持ち出して信と打ち解けることに成功した尚鹿将軍は、飛信隊の士気を上げる貢献をしました。その後は、飛信隊と力を合わせて戦っており、咸陽の戦いの勝利に大きく関わったのです。

結論を先に書きますと、2023年9月現在キングダムの原作漫画で尚鹿将軍が死亡した描写はありません。咸陽の戦い以降、彼が登場していないことも事実なので消息は不明ですが、明確な死亡描写や死亡の知らせがないことから、今後再登場の可能性もあるとのことです。

キングダムのテレビアニメ版で尚鹿将軍役を演じたのは、声優の高塚正也です。高塚正也は、1969年8月15日に、兵庫県で生まれました。血液型はB型で、青二プロダクションに所属しています。プライベートでは、同じく声優の根本圭子と2012年3月4日に結婚したことを、自身のX（Twitter）で報告しました。

• 戦国無双シリーズ：直江兼続役
• アサティール 未来の昔ばなし：パパ役
• BLUE DRAGON：ブルードラゴン役
• ハングリーハート WILD STRIKER：境・ジェファーソン・公司役
• FIRESTORM：サム・スコット役
• さらい屋 五葉：梅造役

高塚正也の主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。青二塾大阪校12期を経て、1990年代に声優デビューした彼は、戦国無双シリーズの直江兼続役が当たり役として認知されています。また、キングダムでは、尚鹿将軍役の他に龐煖役なども演じていました。高塚正也は、アニメ作品に欠かせないバイプレイヤーとして高評価されています。

この章では、キングダムに登場する尚鹿（しょうかく）に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。尚鹿将軍は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、キングダムの大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画を読み返した際に、「合従軍編」にも尚鹿将軍が登場していたことに気づいたとつぶやいていました。

こちらは、キングダムの原作漫画を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。壁と尚鹿が、忘れられることなく出世していたことが良かったという感想を持っています。

こちらは、キングダムの原作漫画の大ファンだと思われる方のツイートです。コミックス39巻と40巻を読み返して、尚鹿将軍が色男手ダンディズムを感じさせるとつぶやいていました。

この記事では、キングダムに登場する尚鹿（しょうかく）について特集してきました。尚鹿将軍役は、壁の幼馴染であることから、再登場が待たれているキャラクターの一人とされています。彼に注目して、キングダムを見てください。