【ダンまち】ジャガーノートの強さは？正体・倒し方やジュラの目的をネタバレ

「ダンまち」の最強モンスターと評されながら、その正体が謎に包まれているジャガーノート。過去にはアストレア・ファミリアを壊滅に追い込んだ強敵であり、計り知れない強さを秘めています。ジャガーノートの正体は何者なのか、最強モンスターの倒し方は存在するのでしょうか。以下では、「ダンまち」のジャガーノートの正体や強さ、レベル、倒し方の他、ジュラの目的についてネタバレ考察しました。

「ダンまち」は、大森藤ノ先生の人気ライトノベル作品で、単行本は2023年8月時点で、本編18巻、派生作品22巻が刊行されています。作品の正式名称は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」です。

円形都市オラリオと地下のダンジョンの2つの世界を舞台に、主人公のベル・クラネルの冒険や仲間との出会い、勇者への成長を描いた「ダンまち」。GA文庫大賞をはじめ、数多くのライトノベル賞に輝き、コミカライズ化やアニメ作品も発表されています。

単独でダンジョンに挑み、上層でモンスターとの対峙に明け暮れていた駆け出しの冒険家・ベル・クラネル。中層レベルのモンスターに襲われる中、間一髪のところで女性冒険家のアイズに助け出されました。ベルは、お礼を述べることなく、急いでその場を逃げ出してしまいます。同時に、アイズへの一目ぼれから、自分も彼女に釣り合う冒険家になろうと決意しました。

「ダンまち」の原作小説13巻にて登場したジャガーノートは、ダンジョンが破壊されたことで生み出された大型のモンスターです。外見は、恐竜の化石に鎧をまとったような姿で、体高は3M（メドル）、4Mに及ぶ長い尾と鋭い爪を有しています。中層以下のダンジョンで、2割以上の破壊行為が行われた際に出現します。いわゆる免疫機能であり、破壊の原因である侵入者を排除するべく、生み出されました。

作中では、ダンジョンの25階層にてタークによる大量の火炎石の大爆発を起こされた際、自己修復が間に合わないことから生み出されました。一方、ダンジョンでの出現回数は非常に限られており、その実態はいまだ謎に包まれています。

「ダンまち」のジャガーノートは、ダンジョンが生み出したモンスターの中で、計り知れない強さを秘めるでしょう。一方、「ジャガーノート」は、英語の「juggernaut」であり、不可抗力的なものや絶対的な力などを意味します。「ダンまち」では、「破壊者」という意味を込めてジャガーノートと命名されました。

ダンジョンの破壊によって出現するジャガーノートは、並みのレベルの冒険者では手足が出ない、最強モンスターと評されています。鎧すら斬り裂いてしまう強靭な爪と俊敏な動きはもちろん、魔術系の攻撃が効かない暴力の高さが、強さの源になっているでしょう。以下では、「ダンまち」からジャガーノートの強さについてネタバレ考察しました。

「ダンまち」にて、圧倒的な強さを誇る大型モンスター・ジャガーノート。主に中層階にて出現するという特徴からレベルは5上位からレベル6下位と推測されます。一方、ジャガーノートは、階層が深くなるにつれてより強力な個体が生まれる傾向にあります。そのため、出現した階層によってはレベル6上位やそれ以上の個体の存在もあり得るでしょう。

圧倒的な攻撃力とスピード感で冒険者たちに襲い掛かるジャガーノート。その強さの源は、魔術系の攻撃をはねのける強靭な魔力反射装甲です。化石のような身体を紫色の装甲でガードしており、並みの打撃攻撃でも倒すことが難しいと思われます。また、ジャガーノートの強さは、ギルドの主神であるウラノスの神威が効かないという特徴もあります。

ウラノスの神威とは、ダンジョン内のモンスターを地上に上がらせないための抑止力にあたります。しかし、ウラノスの神威には限界があり、ジャガーノートのようにダンジョンに異常事態が起きたことで生み出されたモンスターには、効果が発揮されません。この点からは、ジャガーノートの強さはウラノスを上回ると考えられるでしょう。

他のモンスターのように魔石を持たないことも、ジャガーノートの強さを表しているでしょう。一方で、ジャガーノート自身が一つの魔石であり、そもそも魔石を持つ必要がないとも考えられます。

ダンジョンに甚大な被害をもたらした冒険者の駆逐を目的に生み出されたジャガーノート。冒険者の居場所を鋭く察知し、どこまでも追いかけていきます。冒険者がどんなに逃げ回っても、同じ階層にいればすぐさま見つけることが可能です。また、冒険者を待ち伏せして攻撃したり、素早い動きで殺戮を繰り出します。万が一、ジャガーノートと同じ階層にいたら、無事に帰ってくることはほぼ不可能でしょう。

ジャガーノートは、鋭い知覚網に加え、運動能力の高さも挙げられます。その実力は、下層最速のモンスター・イグアスを軽く超え、圧倒的なスピードと跳躍力を武器にしています。作中では、レベル4の冒険者すら、ジャガーノートのスピードに追い付くことが難しく、かなりの早さだと推測されるでしょう。

ジャガーノートの最大の強さであり、武器として用いられている破爪。原作小説では「破壊の爪」と表現され、切れ味の鋭さが特徴です。また、爪は分厚く、簡単には折れないことも破爪の威力を高めているでしょう。破爪の強さは、たった一振りで鎧ごと斬り裂いてしまうほどです。また、目にもとまらぬスピードも相まって「絶対防御不可能」とも評されています。

攻撃と防御共に高いレベルを有し、右に出るモンスターはいないともいえるジャガーノート。桁外れの強さは戦闘だけでなく、モンスターに関する事象でも見られます。作中では、他モンスターの魔石を食べることでパワーアップする強化種が存在します。一方、ジャガーノートはモンスターそのものの摂取が可能です。摂取した個体は自分の一部にすることができ、欠損した体の一部を再生させています。

ギルドにも載っていないことから、いまだ正体不明な部分が多いジャガーノート。化石にも似た独特の見た目は、他のモンスターと異なる雰囲気を醸しているでしょう。一体、ジャガーノートの正体は何者なのでしょうか。ジャガーノートの正体を探ろうとする行為自体が、自らの危険も招いてしまうでしょう。以下では、「ダンまち」のジャガーノートの正体や、ジュラの目的についてネタバレ考察しました。

ジャガーノートは、ダンジョンの中層階で大規模な破壊がなければ出現しない、レアなモンスターとも呼べる存在です。しかし、火薬を大量に爆発させるなど、意図的にダンジョンを傷つけなければ、ジャガーノートは滅多に出現することはありません。「ダンまち」では、過去2回出現が確認されたジャガーノート。そのうちの1体は、冒険者が意図的に出現させたものと判明しています。

そして、ジャガーノートが生み出されるきっかけを作った者こそ、元ルドラ・ファミリアの団員で、猫人のジュラ・ハルマーでした。ジュラは2度目の出現時のきっかけとなった人物でしたが、どのような理由からジャガーノートを生み出したのでしょうか。

ジャガーノートを意図的に出現させたジュラでしたが、その目的はリュー・リオンへの復讐と判明しています。ジュラとリューの関係は6年前にさかのぼり、2人が所属するファミリアは考えの違いから対立関係にありました。ジュラのルドラ・ファミリアは、闇派閥（イルヴィス）に分類され、オラリオを混乱させるために破壊工作を繰り返していました。

そして、闇派閥を粛清し、オラリオの秩序を取り戻そうとする派閥が、リューの所属するアストレア・ファミリアでした。所属するファミリア同士の関係から、お互いに敵対関係にあったジュラとリュー。ルドラにとって、アストレアは自分たちの行動を阻む邪魔者でしかありません。そこで、ファミリアを全滅させることを思いつきます。

ルドラとアストレアの両ファミリアの対立は、日を追うごとに激化していました。そして、本編の5年前に、ルドア・ファミリアは、アストレアの団員を一掃する計画を立てます。ダンジョンにアストレア・ファミリアを連れ出し、内部で大量の火炎石を爆破させたルドア・ファミリア。ダンジョンを破壊してアストレアを生き埋めにする計画でしたが、ここで想定外の出来事が発生しました。

火炎石の爆破はダンジョンの修復を難しくさせ、かつ破壊された規模の大きさからジャガーノートが生み出されてしまいます。窮地に陥ったアストレア・ファミリアは、リューを除く団員が死亡しました。一方、辛うじて生き延びたリューも、ジャガーノートの計り知れない強さに苦戦しました。その後、何とかダンジョンを生き延び、ルドア・ファミリアを全滅させています。

ルドア・ファミリアの全滅により、リューの復讐が遂げられたかと思いきや、ジュラだけは生き延びることができました。そして、リューへの復讐を目論み、彼女を追い詰めるべく、リヴィラの街で殺人犯に仕立て上げ、ジュラは疾風討伐隊を立ち上げます。しかし、討伐隊はリューを倒すことに失敗し、ジュラがリューに追い詰められる展開となりました。

しかし、ジュラには最後の切り札が残されており、仲間を使って意図的にダンジョンを破壊させ、ジャガーノートを出現させました。最初の出現を目の当たりにし、ジャガーノートの召喚条件を研究していたジュラ。階層の約2割を破壊することで出現することを発見し、見事的中させました。

ジャガーノートの出現は、1度目は偶然であったものの、2度目はジュラが意図的に出現させた個体でした。リューへの復讐のために、ジャガーノートに目を付けたリュー。計り知れない強さを秘めたジャガーノートを操ることができれば、強力な戦力になります。そこで、イケロス・ファミリアの魔道具を使ってテイム（調教）することも考えていたでしょう。

しかし、ジャガーノートは、魔術系の能力が一切効かないモンスターです。そのため、魔道具を用いてもテイムは難しいでしょう。

レベルが高い冒険者でも倒すことが難しいとも考えられるジャガーノート。攻撃と防御の両方のレベルが高く、ジャガーノートを倒すことは不可能に思えるでしょう。しかし、ジャガーノートには意外な弱点がありました。以下では、「ダンまち」のジャガーノートの倒し方についてネタバレ考察しました。その他、ジャガーノートを倒すうえで重要となる、弱点についてもまとめました。

圧倒的な強さでダンジョン侵入者を追い込むジャガーノート。その強さは下層に向かうほど高くなり、潜在能力も大きく変化します。魔術系の攻撃をはねのける強靭な体や俊敏な動き、知覚網にも優れたジャガーノートに弱点はないように思えるでしょう。しかし、ダンジョンの異物の排除ために生み出されたジャガーノートは、短命という弱点がありました。

そのため、一定の時間が過ぎると自然消滅してしまう特徴があります。1回目の出現時にも、自然消滅によって倒れたことでリューは生き延びることが出来ました。

あまりにも強すぎるため、倒し方はないとも言われたジャガーノート。しかし、それらの弱点を上手く利用すれば、レベルの低い冒険者でもジャガーノートを倒すことは可能です。その倒し方は、とにかくジャガーノートから逃げることです。ダンジョンを守るために生み出された使い捨てのモンスターなので、一定の時間が過ぎると自然消滅が起きます。

そのため、うまく時間稼ぎをすれば、ノーダメージでジャガーノートを倒すことが可能でしょう。しかし、ジャガーノートは、探索能力に優れているため、並みの冒険者では逃げ切ることが難しいとも考えられます。一方、冒険家のレベルが7上位以上で、かつジャガーノートの攻撃や機動力に対応できる実力者はどうでしょうか。ジャガーノートと互角の戦いを繰り広げ、運が良ければ倒すことも可能でしょう。

「ダンまち」では、過去2回のみの登場となったジャガーノート。1回目の登場は、偶然が重なったことで出現してしまい、アレストア・ファミリアを壊滅させる結果を招きました。一方、2回目の登場は、ジュラによって意図的に生み出されています。以下では、「ダンまち」のジャガーノートの戦いをネタバレ紹介します。

ジャガーノートが初めて確認されたのは、本編の5年間にさかのぼります。当時、闇派に属するルドラ・ファミリアは、ダンジョンの破壊など悪の限りを尽くしていました。そして、彼らを粛清する側にいたのが、アレストア・ファミリアでした。両者の対立は激化し、抗争の結果、ダンジョン内にまで追い詰められたルドラ・ファミリア。しかし、ある作戦を決行することでアレストアの一掃を目論見ます。

ダンジョン内に仕掛けていた火炎石を爆破させ、アレストア・ファミリアを生き埋めにしました。その時、ダンジョンが大きく破壊されたことで、ジャガーノートも出現してしまいます。今まで知られていなかったモンスターの出現に驚きを隠せない両ファミリア。仲間たちが次々と犠牲になる中、辛うじてダンジョンを脱出できたジュラとリューだけが生き延びることができました。

また、ファミリアの抗争で出現したジャガーノートは、ギルドも存在を認めました。しかし、公表することで起きる新たな危険を予測し、ジャガーノートの存在は隠蔽されました。一方、ジャガーノートの強さに魅了されたジュラは、再び出現させる方法を模索します。

リューへの復讐もかねてジャガーノートの出現を目論むジュラ。部下のタークを犠牲にしてダンジョンを破壊し、ジャガーノートを生み出すことに成功します。出くわした討伐隊を次々と虐殺し、ベルにも右腕を斬り落とす重傷を負わせます。しかし、回復したベルの渾身の一撃で、ジャガーノートも右腕を失い、撤退しました。一方、ジュラはこの隙にジャガーノートのテイムを試みるも、返り討ちに遭ってしまいます。

また、ジュラの罠にはまったベルとリューは深層へ落下し、ジャガーノートが後を追いかけます。ジュラのテイムによって自我に目覚め、ベルを仇と認識したジャガーノート。同族のモンスターを捕食することで能力を上げ、2人の前に現れます。ベルによって魔法反射装甲をはがされ、最後はリューの手でトドメを刺され、消滅しました。

「ダンまち」で圧倒的な強さを誇り、読者にもインパクトを与えたジャガーノート。魔術系の攻撃が効かないことから、その倒し方も気になった方も多いでしょう。一体、ジャガーノートの正体は何者なのか、「ダンまち」の謎の1つに数えられています。以下では、「ダンまち」のジャガーノートに関する感想や評価をネタバレを交えながら紹介します。

ネタバレ考察のように、計り知れない強さや存在感で読者も圧倒したジャガーノート。原作小説はもちろん、アニメ版でも強烈なインパクトを放ち、ジャガーノートが強いとの声も多く寄せられています。一方で、強すぎるゆえに怖いと感じる、倒し方が難しそうなどの意見も見られます。ジャガーノートは、時間稼ぎで倒すことが可能であり、倒し方自体は簡単ですが、鋭い知覚から逃げ切ることは至難の技でしょう。

「ダンまち」の最強モンスターに数えられるジャガーノート。ギルドにも載っていないことから、正体そのものが謎めいており、ミステリアスな存在感が強いというイメージを高めているでしょう。ネタバレ考察のように、モンスターの中でもチート級の能力を持つジャガーノートですが、それを超えるモンスターは今後出現するのでしょうか。ダンまちの新たな最強モンスターの登場にも期待が高まっています。

ダンまちのアニメ4期ではジャガーノートも登場し、最強モンスターにふさわしいキャラデザと計り知れない強さで、アニメファンを圧倒しました。また、ネタバレ考察のように、過去編を含めて多くの冒険者を殺戮してきたエピソードから、一番怖いキャラとも言われています。ジャガーノートの登場回は、「ダンまち」の恐怖回とも呼べるエピソードで、強さだけでなく、恐怖の対象としても注目を集めたでしょう。

ジャガーノートは、いまだ正体が分からない点が多く、レベルもどのくらいなのか憶測の域を出ません。ネタバレ考察でも紹介したように、倒し方は簡単であるものの、自然消滅する前に冒険者自身が倒されかねない危険があります。また、アニメ版ではジャガーノートのリアルな姿が表現され、動きや呼吸の音からも恐怖を感じさせ、トラウマ級の絶望感とも評されています。

「ダンまち」のジャガーノート戦は、アニメはもちろん、小説版でも読み応えのあるエピソードであり、手に汗を握る戦いだったとの感想を寄せています。ネタバレ考察のように、ジャガーノートの登場は冒険者の死を意味し、過去2回の登場で多くの冒険者が犠牲になりました。一方、2回目の登場では、ベルとリューによる新たな倒し方でジャガーノートが撃退され、迫力ある展開が繰り広げられました。

「ダンまち」のジャガーノートの正体や強さ、レベル、倒し方などをネタバレ考察しました。作中でも正体不明な点が多く、数多くの冒険者の命を奪ってきたジャガーノート。あまりの強さから、ジャガーノートの倒し方はないとも考察されました。しかし、2回目の登場では、冒険者に苦戦を強いらせながらも、最後には倒されています。そのことから、戦い方次第ではジャガーノートを倒すことは可能でしょう。