【SAO】ヴァサゴ・カザルスは最後どうなった?死体が消えた理由や過去を考察

ヴァサゴは、SAOで長らく登場していたキャラクターです。その正体はアリシゼーション編で明らかになり、過去や最後についても描かれることになりました。この記事では、SAOのヴァサゴについて、そもそもヴァサゴのキャラクター性やプロフィール、消えたとされる最後や、その後の行方、ヴァサゴの生い立ちや過去についてなど、明らかになっていることをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【SAO】ヴァサゴ・カザルスは最後どうなった?死体が消えた理由や過去を考察のイメージ

目次

  1. SAOのヴァサゴとは?
  2. SAOのヴァサゴは最後どうなった?死体が消えた理由は?
  3. SAOのヴァサゴの過去や生い立ち
  4. SAOのヴァサゴの活躍をネタバレ
  5. SAOのヴァサゴに関する感想や評価
  6. SAOのヴァサゴまとめ

SAOのヴァサゴとは?

SAOにて長く登場してきた敵キャラクターといえるのがヴァサゴです。この記事ではそのようなヴァサゴについて、過去や消えたとされる最後の行方などを、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

SAOの作品情報

SAOの概要

ヴァサゴが登場したソードアート・オンライン(通称SAO)は、2009年に電撃文庫から発刊されたVRMMORPGをテーマとしたライトノベルです。元々は、2002年、作者の川原礫先生が、『第9回電撃ゲーム小説大賞』に応募するために執筆した作品でした。しかし、応募の規定枚数を大幅に超過してしまったことで、オンライン小説として公開されることになります。

その後、川原礫先生が、2008年に新たに執筆した『アクセル・ワールド』にて、電撃小説大賞で大賞を受賞し商業誌デビューをすることになります。そこで当時の担当編集者が、ソードアート・オンラインも刊行することを提案し、ライトノベル化される形になりました。オンライン小説時代から高い人気を集め、さらには評価も高い作品になっています。

SAOのあらすじ

2022年、VRMMORPG『ソードアート・オンライン』が発売し、その直後にプレイヤー1万人がゲーム内に閉じ込められるというSAO事件。そのようなSAOの中で、ゲームクリアを目指して戦う攻略組が、本来の目的から離れてでも対処するべきとなったのが、殺人ギルドラフィン・コフィンとの対決でした。このラフィン・コフィンを率いるキャラクターとして登場しその後行方をくらませていたのがPoHことヴァサゴです。

ヴァサゴ・カザルスのプロフィール

ヴァサゴは、SAOサバイバーの1人として長らく作中でも謎の存在だったキャラクターです。SAO時代は、殺人ギルドラフィン・コフィンのボス『PoH』として活動していました。攻略組によるラフィン・コフィン討伐の直前に行方を暗ましていました。その後、長らく登場しませんでしたが、アリシゼーション編でPoHの正体として登場することになります。その正体は、日系人とヒスパニックのハーフという経歴を持つアメリカの傭兵です。

過去の経歴から、日本語を流暢に話すことができ、それが理由でアンダーワールド内部に入り込むことになりました。粗暴で陽気な性格をしていますが、その見た目は『野性味あふれるハンサム』とも評されており、進む人生が違えばモデルにもなれたと言われるイケメンだったりします。

TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」オフィシャルサイト

SAOのヴァサゴは最後どうなった?死体が消えた理由は?

ヴァサゴの最後は一本の杉になった?

ヴァサゴはアンダーワールドで暴れ回った後、最後にはキリトと対峙することになります。この対決ではキリトがヴァサゴのSAO時代からの武器である友切包丁も破壊してしまい、ヴァサゴは敗北してしまうのでした。しかし、ヴァサゴは、例えここで殺されてログアウトすることになっても何度でもキリトの前に現れてやると宣言。これを危惧したキリトによって、夜空の剣の能力を使って、一本の杉へと変えられてしまいます。

これは、単純に殺してしまうと現実世界に戻ってしまうため、アンダーワールドでも活動させないために縛り付ける処置です。杉に変えられたヴァサゴは、身動き取ることもできず、現実世界に戻ることもできません。その後、アンダーワールドと現実世界の時間が元の1000倍に戻されることになります。これにより、キリトとアスナは200年をアンダーワールドで過ごすことになりますが、ヴァサゴも杉のまま200年過ごすことになるのです。

木として200年もの間過ごした結果、ヴァサゴは、触覚以外の五感が消えた状態で、思考することもできなくなりました。その結果、最後にはフラクトライトが停止したことで現実世界での肉体も急速に老化することになってしまいます。

ヴァサゴの死体が消えた理由や行方

アンダーワールドで、死ぬより辛い状態になってしまったヴァサゴ。現実世界でも急速に老化したというところまで描写はされていますが、実は、明確に死亡したという描写はありません。というのも、襲撃チームが撤退の際に、遺体を探したところ、何故か遺体が消えたのです。結局、ヴァサゴの現実世界での肉体については、その後描写もなく行方不明のままになっています。

死体が消えたままで行方不明になっている理由に関しては、SAO内でもそれ以上の描写がなく、SAOファンの間でも様々な考察が行われています。同じく消えたとされるニエモンが関係している説、その場にいた誰かが、何かの目的で回収した説などが考察されているのです。2023年8月現在、ヴァサゴについての描写はこれが最後なので、どこかで伏線として回収されるのではないかとも考察されています。

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SAOのヴァサゴの過去や生い立ち

ヴァサゴの両親

ヴァサゴは、日系アメリカ人の父と、スペイン系の母の元に生まれました。しかし望まれた子ではなく、そもそも、両親の間に愛はなかったともされています。母親は身ごもった時点で堕ろしたいという意志を示していましたが、父親がそれを許しませんでした。そのような状態で生まれてきたのがヴァサゴだったのです。

ヴァサゴの名前の由来

このような生まれから、ヴァサゴは、母親から生まれる前から生まれた後もずっと恨みを持たれていました。その恨みが表れたのがその名前です。ヴァサゴの名前の由来は『地獄の王子』という意味を持っています。ただ、これは元々母親がつけたかった名前ではありません。ヴァサゴの母親は、ヴァサゴに『悪魔の子』という意味を持つ名前をつけようとしていました。

しかし、これはアメリカの法律的に却下されることになります。アメリカではその名前が子供にとって不利益になると判断されると、名前の申請が却下されることがあるのです。そこで、ヴァサゴの母親は、『ソロモン72柱』に登場する悪魔の1人の名前であるヴァサゴを名付けたのです。意味を知っていればならこの名前も却下されそうですが、役所がその意味に気づくことがなかったため、ヴァサゴという名前が通ってしまうのでした。

ヴァサゴの生い立ち

その後、ヴァサゴはサンフランシスコのスラムで生活するようになります。父親は、基本的には家に居らず、たまに顔を見せる程度でしたが、最低限の養育費は払っているという状態でした。とはいえ、完全にヴァサゴの前に現れないというわけではなく、たまに現れては日本語を教えるなどしていました。というのもこの父親には、ヴァサゴの母親とは別にちゃんとした妻と息子がおり、その息子が先天性腎不全という病に罹っていたのです。

ヴァサゴの父親は、この息子のドナーとしてヴァサゴを充てがうつもりで育てていたのです。両親から愛されないヴァサゴは、スラム街で育つことになりました。そしてヴァサゴが15歳になった頃、父親は息子のために臓器を提供するようにヴァサゴに言い放ちます。ヴァサゴは、これを受け入れる条件として、日本に移住することを希望します。この時点でのヴァサゴは日本で一からやり直すつもりでいたのです。

父親はそれを認め、ヴァサゴは日本に渡ることになりました。しかし、日本での現実は厳しいものでした。ヴァサゴの条件的に、在留資格を得ることができなかったのです。これにより、ヴァサゴは結局日本でも裏社会で生きることになってしまいます。ヴァサゴは韓国系の組織に入り、プロの暗殺者として鉄砲玉のように扱われることになるのでした。このような生活から、ヴァサゴの性格もどんどんと歪んでいくことになります。

ヴァサゴのSAOに来た理由

ヴァサゴがSAOに参加することになった理由は、原作とアニメで少し設定が異なっています。原作では、韓国系組織の命令で狙っていた暗殺のターゲットが、SAO事件の被害者となりました。結果的に現実での殺害が難しくなったことから、組織からSAOに入り込んで殺してくるように命じられたのがきっかけです。対して、アニメでは、そもそもヴァサゴが韓国系の組織に属していたという設定がなかったことにされています。

ただ、日本での生活が苦しかったことに変わりはなく、自らの意志でSAOに途中参加しました。その目的も、最初から日本人を殺して回るためだったのです。設定の違いから、原作では過去の経験からアジア人に対して、アニメでは日本人に対して強い恨みを抱いており、それが、ヴァサゴの原動力になっていました。

原作・アニメ共に、その後の展開は基本的には変わっておらず、殺人ギルドラフィン・コフィンを結成し、数々のPKや、通常のゲームのマナー違反を繰り返すようになります。その後、これ以上放置できないと考え、ラフィン・コフィン討伐を決めた攻略組を前に、突如姿を消して行方不明となり、その行方はクリアまで不明のままでした。ただその後の描写で、安全圏に身を隠し、行方をくらませていたことが明らかになっています。

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SAOのヴァサゴの活躍をネタバレ

ネタバレ①オーシャンタートル襲撃に加わる

SAOから生還した後、ヴァサゴは、韓国系組織から抜けて、アメリカの民間軍事会社『グロージェン・ディフェンス・システムズ』に属する傭兵となります。表向きの役割は、米兵相手にVR戦闘の教官を務めるのが彼の仕事でしたが、裏ではここでも汚れ仕事を請け負う形になっていました。その活動の中でCTOを務めるガブリエル・ミラーに腕を買われ、オーシャン・タートル襲撃のメンバーに加わることになるのです。

オーシャン・タートルを襲撃すると、作戦はある程度順調に進みますが、目的であるアリスを強奪のためには、アンダーワールドに直接はいる必要が出ました。この時の襲撃メンバーは、基本的にアメリカ人で構成されており、普段のやり取りも英語です。対して、アンダーワールドはその性質上、日本語が公用語になっています。そのため、日本語を流暢に喋れるヴァサゴが、入り込むことになったのです。

ネタバレ②地割れに落ちる

アンダーワールドに入った当初のヴァサゴは、スーパーアカウント『暗黒騎士』を使用していました。人界軍とダークテリトリー軍の衝突を煽るなど、SAO時代に見せた、他者を扇動する術で場をかき乱していくのです。元々人数的にも劣っていた人界軍が劣勢に陥る中、現れたのが、スーパーアカウント『創世神ステイシア』を使ったアスナでした。

このアスナの用いるスーパーアカウント『創世神ステイシア』には、『無制限地形操作』という固有能力が備わっていました。この『無制限地形操作』によって、ヴァサゴは、地割れに落とされてしまうのです。しかし、アスナとの邂逅が、ヴァサゴの心に火をつけてしまうのでした。

ネタバレ③ラフィンコフィンの「PoH」のデータをコンバート

ヴァサゴもまた過去のSAOでの経験が忘れられないタイプのキャラクターでした。傭兵になって安定した生活を得ても満たされなくなってしまっていたのです。そのような状態のヴァサゴの前に、SAOでも有名だったアスナが現れました。しかも、アスナがいるということは当然SAOで最も有名な人物であり、SAO時代からアスナとの関係性も深いキリトもいるだろうことが予想できたのです。

これに歓喜したヴァサゴは、1度現実世界に戻されると、すぐにある決断を下します。それが、SAO時代の自身のアカウントである『PoH』のコンバートでした。そうして再びアンダーワールドの地に降り立つのです。SAO時代、手に入れてからさらに残忍さが増したとも言われる愛刀『友切包丁(メイト・チョッパー)』を使用し、アンダーワールドでも暴れることになります。そして、復活したキリトと衝突することになるのです。

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SAOのヴァサゴに関する感想や評価

ここからは既にSAOを視聴した人のヴァサゴに関しての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。ヴァサゴに関して、特に気になるとされているのが、消えた死体についてです。アリシゼーション編は特に心意の存在から、様々な現象が起きてはいましたが、ヴァサゴの死体が消えた、行方不明になったのは現実世界での出来事になっています。これが謎すぎると言われているのです。

そもそもヴァサゴは明確に死亡したとは描かれてはいないキャラクターになっています。とはいえ状況的には間違いなく死亡していてもおかしくないのです。仮に誰かが運び出したにしても、誰が何の目的で行ったのかが気になるという感想も多くなっています。

SAOではラスボスと呼べる存在が、SAOに絡むパターンも非常に多くなっており、ヴァサゴことPoHは、長らくその最後の砦的な存在でした。そのことから、或いはなんらかの形で復活して、キリトの前に立ちはだかるのではないか、とも考察されています。その伏線として、死体が消えたのではないか、とも考察されているのです。

ヴァサゴに関しては、その過去があまりにも辛すぎるという声も多くなっています。結果やっていること的に悪役であるのは間違いないものの、その過去にはどこか共感してしまう部分もあるとされているのです。ただし、アニメでは、特にヴァサゴの過去編については比較的カットされた部分もあり、ヴァサゴの過去に関してはしっかりと原作を読んでほしいとする声も見られる結果になっています。

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SAOのヴァサゴまとめ

SAOのヴァサゴは、SAO時代にはPoHの名前で活動し、殺人ギルドラフィン・コフィンの中心メンバーとして活動していました。アリシゼーション編で再登場したヴァサゴは、その知識を存分に活かして大暴れしましたが、その結果、キリトとの対決となり敗れてしまいました。結果キリトによってアンダーワールドに縛り付けられ、その後、結果的に死亡してしまった可能性が高いキャラクターになっています。

とはいえ明確に死亡したという描写がなく、また死体が消えたまま行方不明状態など、その後の伏線になるのではないかいう描写が残されているキャラクターにもなっています。2023年8月現在は、この伏線が回収されてはいませんが、今後回収される可能性も十分にあるので、まだSAOを視聴していない人は、ヴァサゴの作中での活躍や過去、最後やその後の展開についても注目しながら視聴してみましょう。

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