【ダンまち】ウラノスはギルドの主神！正体・目的や異端児（ゼノス）との関係は？

ウラノスとは、ギリシャ神話に登場する天空神のことですが、メガヒットライトノベル「ダンまち」に登場することでも知られています。同作品のウラノスは、ギルドの主神であり、円形都市オラリオの重鎮として描かれていました。この記事では、ダンまちのウラノスについて特集します。ウラノスのプロフィールと目的、彼の行う祈祷や異端児（ゼノス）との関係、テレビアニメ版でウラノス役を演じている声優などを取り上げます。

ダンまちとは、大森藤ノ原作の異世界ファンタジーライトノベルです。2013年よりGA文庫にて単行本が刊行されており、2023年8月現在派生作品を含めると40冊刊行されました（本編18冊+派生作品22冊）。単行本本編のイラストは、ヤスダスズヒトが担当しています。ダンまちは、派生作品込みでコミカライズ、テレビアニメ化、ゲーム化、パチンコとパチスロ化など、様々なメディアミックスが行われてファンを増やしているのです。

ダンまちの本編では、主人公のベル・クラネルとヒロインをはじめとする仲間たちとの出会い、そして冒険が描かれています。ベルは円形都市オラリオで、神の眷属（ファミリア）のヘスティア・ファミリアに所属していました。とはいえ、そこは彼が唯一の団員であり、彼は単独でダンジョンに進攻して我流でモンスターと戦っていたのです。ある日、いつものようにダンジョン上層で戦っていたベルは、意外なモンスターと遭遇します。

ダンまちに登場するウラノスは、ギルドの主神です。同作品のウラノスは、老人の姿をしており、白くなったロン毛と顎ひげが特徴的に描かれていました。また、2Mを超える巨大な身長も、大きな特徴です。ウラノスは、円形都市オラリオのある地に神の恩恵をもたらした最初の神とのことです。また、神時代のはじまりといわれている千年前に、地上に降りてきた神の一人でもあり、ダンまちのストーリー内で重要な役割を持っています。

ダンまちにおけるギルドとは、オラリオの都市運営、冒険者と迷宮の管理、魔石の売買を統括している機関のことです。ウラノスが主神、長であることは先述しましたが、彼は自分並びにギルドの中立性をアピールするために、ギルドの職員たちに恩恵を授けていません。そのため、ファミリアや冒険者間のトラブルに介入することは滅多にありませんが、ギルド傘下の者は、ギルドの緊急の指令には必ず従わなければならない義務があります。

ダンまちのウラノスの元ネタについては、前段でも軽く触れましたが、ギリシャ神話に登場する天空神であることが明らかにされています。ギリシャ神話のウラノス（ウーラノス）は、全宇宙を最初に統一した原初の神々の一人であり、それらの王として描かれました。ちなみに「ウーラノス」は、ギリシャ語で「天」を意味しており、天そのものを神格化したことが示唆されています。それ故に、ダンまちのウラノスも威厳があります。

ダンまちに登場するギルドの主神ウラノスは、祈祷を行っています。彼が祈祷している場所は、ギルドの地下であることが判明しました。ウラノスが祈祷をすることにより、モンスターの大移動、ひいては地上への進出が防がれているのです。ウラノスには神威があるとされており、彼の祈祷には絶大な効果があります。このことから、「ウラノスの祈祷は侵すべからず」という側面があり、神々といえどもウラノスに手出しできません。

ダンまちに登場するウラノスは、ギルドの主神でありながらも、自らに中立性という枷をしています。しかしながら、他の神々と全く関係性がないかといえばそうではなく、本編スタートの15年前まで最強のファミリアとして双璧を成していたゼウスとヘラ・ファミリアとは友好的な関係を築いていたとのことです。また、ヘルメスがゼウスと親交があった縁で、ヘルメス・ファミリアと親密な関係にありました。

さらにウラノスは、ヘルメス・ファミリアの他にも異端児（ゼノス）絡みでガネーシャ・ファミリアとも信頼関係を結んでいます。その一方で、ロキ・ファミリアやフレイア・ファミリアとは距離を置いており、今後の関係の進展が注目されているのです。

異端児（ゼノス）とは、モンスターの中でも高い知性と人間のような心を持ち合わせた存在で、原作小説では本編の9巻で初登場しました。ゼノスの中には、人間の言葉を話す者もいます。彼らはモンスターから敵と認識されており、生き残りはわずか40体ほどであると判明しました。ウラノスはゼノスを保護しており、ダンジョン内の安全地帯の隠れ里を拠点として、生き残った同胞を捜索する活動を続けているのです。

ダンまちに登場するウラノスの目的は、未だ判明していないと思われています。しかしながら、断片的な目的はわかるとのことで、ゼノスを保護している立場から、人間とモンスター、そしてゼノスとの共生を望んでいることが示唆されました。また、ファミリアの勢力争いにも目配りをしているようで、同郷のヘスティアのことを信頼していることからヘスティア・ファミリア、とりわけベルに大きな期待を寄せていることが窺えます。

ダンまちのテレビアニメ版で、ウラノス役を演じている声優は大川透です。大川透は、1960年2月28日に、鹿児島県で生まれました。血液型はA型で、声優事務所のマウスプロモーションに所属しています。彼は酒好きとして有名で、地元鹿児島県の名産である焼酎が好きだと明かしていました。また、日本酒も大好きとのことです。鹿児島県繋がりでは、薩摩揚げも好物だと語りました。プロ野球好きで、大の阪神タイガースファンです。

大川透は、学生時代に演じることの楽しさに目覚めて、日本大学藝術学部演劇学科に進学しました。大学時代に劇団に入ったことをきっかけに、舞台俳優といてデビューしました。1994年に、現在の事務所に所属すると、声優活動が主軸になっていきます。2017年12月に、病気療養のために声優活動を休業しました。その後、2018年7月に、体調を考慮しながら復帰を果たしており、現在に至っています。

• 戦国BASARAシリーズ：徳川家康役
• 機動戦士ガンダムSEED：ウズミ・ナラ・アスハ役
• 鋼の錬金術師：ロイ・マスタング役
• 攻殻機動隊シリーズ：サイトー役
• ひぐらしのなく頃に：富竹ジロウ役
• ソードアート・オンライン：ヒースクリフ役

大川透の主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。長期シリーズのレギュラーキャラクターを演じる機会が多く、舞台で鍛えた演技力は内外で高評価されています。

この章では、ダンまちに登場するウラノスに関するX（旧Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。ウラノスは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、ダンまちを考察していると思われる方のツイートです。同作品に登場するウラノスについて、ギリシャ神話になぞらえると、彼が地下に封印したものは一つとは限らないと推察していました。

こちらは、ダンまちの熱心なファンだと思われる方のツイートです。本編を見直していると、安全地帯に階層主が落ちてきた件はウラノスが原因なので、しっかりしてほしかったとつぶやいています。

こちらは、ダンまちをシリーズ全体で見ている方のツイートです。ダンまちオラトリアのテレビアニメ版第1話を観て、ウラノスとゼノスのエピソードが観られるかもしれないと楽しみにしていました。

この記事では、ダンまちに登場するウラノスにスポットを当ててきました。同作品の中で重要な立ち位置にいるとされているウラノスに注目して、ダンまちシリーズを見てください。