ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想まとめ!最終話(全13話)までの評価は?

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメの感想を見ると、その評価は大きく分かれています。一話完結のストーリーなので、毎回感動したいう評価もあれば、狙いすぎて面白くないという感想も見られました。8話~9話で山場があり、それを乗り越えた10話が特に泣けたという感想も多いです。13話の最後のシーンで気になる描写を残し、続きは映画版にて語られます。今回はテレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の最終話(全13話)までの評価と感想をまとめてみます。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想まとめ!最終話(全13話)までの評価は?のイメージ

目次

  1. ヴァイオレット・エヴァーガーデン感想は?最終話までの評価を紹介!
  2. ヴァイオレット・エヴァーガーデンとは?
  3. ヴァイオレット・エヴァーガーデンの各話紹介や感想
  4. ヴァイオレット・エヴァーガーデンの最終話について
  5. ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想や評価まとめ

ヴァイオレット・エヴァーガーデン感想は?最終話までの評価を紹介!

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメは2018年1月から放送され、国内外で大きな反響を呼びました。毎回「感動した」「涙腺崩壊」という感想もあれば、「毎回先が読めてしまう」という辛口の意見まで様々です。

特に8~9話でギルベルト少佐の死を受け入れて一区切りした後、最終話直前の10話では、親の顔を知らない孤児のヴァイオレットが依頼人母娘を通して、無償の母の愛を知り、最後に涙する展開が特に評価を集めました。

最終話直前の11話ではギルベルト少佐が命を落とす原因となった戦争、その終結後和平のための調印式に向かう汽車で、反対勢力から同僚を守るためにヴァイオレットは戦います。最終話では自分が戦争で殺してきた人たちにも待っている大切な人や家族がいることを知ったヴァイオレットは、敵兵を殺さずに戦い、平和は守られます。

1話では感情を理解できない戦う道具だったところから始まり、人の気持ちに触れ、感情に目覚め、最終話ではヴァイオレットはギルベルト少佐宛ての手紙に自分の思いを綴ります。「愛してるの意味が少しはわかる」と書かれた最終話の手紙は、これまで丁寧に一歩一歩描かれてきたヴァイオレットの成長に、涙した人の感想も多い最終回でした。

それではヴァイオレット・エヴァーガーデンの1話から最終話までの感想や評価はどのようなものがあるのでしょうか?ここからはアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の第1話から順に、感動の最終話まで、その評価・感想をご紹介いたします。

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ヴァイオレット・エヴァーガーデンとは?

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はKAエスマ文庫のライトノベルズを原作としたアニメ作品です。原作は暁佳奈で、京都アニメーション大賞で初の大賞受賞作品として注目を集めました。初の大賞作品ということで、大賞受賞時からの本作品のアニメ化は期待されていました。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のアニメ放送前にPVが発表されたときは、その作画のクオリティと世界観に多くのファンの期待が高まりました。2015年にアニメ化が決定し、本放送は2018年の1月からスタートしました。そして4月に最終話を迎え、2020年には「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」完全新作劇場版の公開が決定しております。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は海外からも期待作で、アニメ放送がスタートする前には、世界で先行上映会が行われるほどでした。世界中のアニメファンに注目される本作の先行上映会は、日本・アメリカ・シンガポール・ドイツの4国で行われたのです。

制作である京都アニメーション、風景から人物の細かい描写まで丁寧に描かれるその作画クオリティは、国内外でも高い評価を受けているのです。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のアニメは世界でも配信され、2020年の映画版も世界同時配信を予定されています。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの各話紹介や感想

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の主人公は親の顔を知らずに軍に引き取られた孤児の少女です。戦争の道具として戦場で育ってきた少女は、名前も持たず、感情も自らの意志も持たず、戦場で命令に従って戦い、人を殺すだけの日々を送ってきました。

そして陸軍少佐のギルベルトと出会い、人間らしく生きてほしいというギルベルト少佐の願いによって、「ヴァイオレット」と名付けられます。最終決戦でギルベルト少佐は行方不明になってしまいますが、ギルベルト少佐が残した「愛してる」の意味を知るために、ヴァイオレットは郵便社の代筆業・「自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール/ドール)」という職業を目指します。

ヴァイオレットは、手紙の代筆業を通して誰かの思いを「手紙」という形に残すことで、人の気持ちがわからない自分にも、ギルベルト少佐が別れの際に自分に言った「愛してる」の意味がわかるようになるのではと思ったのです。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のアニメでは、人の気持ちも自分の感情も意志も持たないヴァイオレットが、自動手記人形(ドール)として歩き始め、人として成長する姿を1話から最終話までを通して描かれています。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はヴァイオレットという一人の少女が成長し、愛を知り、最終話では自分の意志で歩いていく話なのです。

それでは放送前から期待が高すぎたアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の各話ストーリーについて、放送第1話から順番に最終話まで、ネットの感想や評価と一緒にご紹介いたします。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第1話のあらすじと感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第1話から3話までは、退役したヴァイオレットが郵便社に就職し、自動手記人形(ドール)の仕事で周囲を翻弄しながらも自分の中に何かを見つける展開となっています。第1話のサブタイトルは『「愛してる」と自動手記人形』です。

長い戦争が終わり、両手を失ったヴァイオレットは病院で目を覚まします。義手で報告書を書きながら、上官のギルベルト少佐の元での復帰を希望していました。しかし、そんなヴァイオレットの前に、ギルベルト少佐の元同僚と名乗るクラウディア・ホッジンズが訪れます。

ホッジンズの経営するC.H郵便社に住み込みで働くことになり、タイプライターを使って代筆をする女性たちの姿を見ます。ヴァイオレットは、人の気持ちがわからない自分にも、手紙を書いて人の気持ちに触れることで、生き別れる直前にギルベルト少佐が自分に残した「愛してる」の意味がわかるのではと考え、自動手記人形(ドール)を目指すことになるのです。

第1話のネットの感想・評価

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第1話放送終了後のネットの評価・感想です。ストーリー序盤のため、内容ではなく「さすが京都アニメーション作品」「とにかく作画がきれいだった」という作画に対する感想が多いです。いいアニメになりそうだと期待高まる感想が多く見られました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第2話のあらすじと感想

第2話のサブタイトルは「戻って来ない」です。ヴァイオレットは、同僚でありトップの自動手記人形であるカトレア・ボードレールの指導を受けます。C.H郵便社の自動手記人形たちをまとめるお姉さん的立場のカトレアの指導で、ヴァイオレットはタイプライター操作を覚えます。

ヴァイオレットはタイプライターの覚えは早かったものの、まだ人の気持ちは理解できません。早速同僚エリカの代わりに依頼者の恋文の代筆を担当したところ、気持ちのこもらない手紙を書いて、恋を破局に導いてしまいます。

恋文で駆け引きがしたかったという依頼者の女性には、その裏腹な気持ちが伝わっていないことで詰られ、同僚の自動手記人形からも白い目を向けられます。しかし「愛してるを知るために、この仕事を続けたい」と言うヴァイオレットの言葉に、自分も道を迷っていたエリカの心が動かされます。

その後、ヴァイオレットはホッジンズから思い出のブローチを受け取ります。闇市で見つけたそれは、かつてギルベルト少佐がヴァイオレットに買い与えたブローチでした。「少佐からもらったブローチ」という言葉に、その夜、カトレアがホッジンズに「少佐とは誰か」と尋ねます。

ホッジンズは、カトレアに、ギルベルト少佐がかつての友人だったことを説明し「あいつはもう戻ってこない」と言うのです。そしてカトレアの提案で自動手記人形の育成講座に通うことになり、3話へと続いていきます。

第2話のネットの感想・評価

こちらは第2話視聴後の感想です。序盤のため、ストーリーよりもやはり京都アニメーションの作画のクオリティに注目された評価が多いようです。第2話で登場した恋文の依頼人の要求のハードルが高すぎることにも、コメントが見られました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第3話のあらすじと感想

「あなたが、良き自動手記人形になりますように」がサブタイトルの第3話は、ヴァイオレットが初めて人の気持ちを伝える『手紙』を代筆する回です。カトレアの薦めにより自動手記人形育成学校に通うことになったヴァイオレットは、学科では成績優秀ですが、肝心の代筆の授業では、報告書のような手紙を書いてしまい、教官から「あなたの代筆したものは手紙ではない」と厳しい評価を受けてしまいます。

自動手記人形を目指す養成学校にて、ヴァイオレットは、同じクラスの少女ルクリアと仲良くなります。ルクリアに連れて行ってもらった時計塔の風景に、ギルベルト少佐とのかつての記憶を思い出します。ルクリアを悩ませている兄との事情、戦争で傷ついて前に進めない被害者の一人だと知るのです。

養成所卒業の日、ルクリアは主席で卒業し、学課では優秀な成績を納めていたヴァイオレットは落第になります。何のために自動手記人形の学校に通ったのか、何を得るべきだったのか葛藤するヴァイオレットに、ルクリアは兄への気持ちを打ち明けます。

「戦争で家族を失ったけれど、兄だけでも生きていたことを喜びたい」というルクリアの気持ちに触れ、ヴァイオレットはルクリアの手紙を代筆し、ルクリアの兄に渡すのです。ルクリアの進言から、養成学校の教官はヴァイオレットの評価を改めます。「あなたが、良き自動手記人形になりますように」と、ヴァイオレットの胸に卒業の証明となるブローチをつけてあげるのです。

第3話のネットの感想・評価

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第3話の感想です。一話完結のストーリーは先が読めてしまうけれど、王道だからこそ、その過程と作画が高く評価されています。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第4話のあらすじと感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第4話から6話では、自動手記人形として仕事を任せられるようになったヴァイオレットが、郵便社から派遣された先でいろんな依頼人と出会い、いろいろな形の愛に触れるストーリーです。第4話は「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」というサブタイトルで、ヴァイオレットの同僚・アイリスの故郷での話です。

故郷からの初めての出張依頼に喜ぶアイリスですが、手を負傷してタイプライターが使えないため、ヴァイオレットが同伴します。自動手記人形として立派に活躍する姿を見せたかったアイリスは、ふたを開けてみれば自分の結婚相手を探すお見合い兼誕生日パーティの招待状と分かりがっかりするのでした。

そしてパーティでは、かつてふられた相手が出席しており、アイリスはその場を台無しにしてしまいます。家族だからこそなかなか伝わらない親の気持ち、娘の気持ちがあります。ヴァイオレット言葉で、アイリスは素直になれない親への感謝の気持ちを、ヴァイオレットに代筆してもらいます。ヴァイオレットの代筆した両親への手紙で仲直りして、アイリスとヴァイオレットは故郷を後にして郵便社へと戻るのです。

第4話のネットの感想・評価

第3話で一区切りし、第4話あたりからはそのストーリーが「泣ける」という感想が増えてきました。家族の愛を知って、ヴァイオレットがまた一つ成長するシーンに涙が誘われます。

朝からヴァイオレットエヴァーガーデン見て涙腺崩壊して大変なことになってるなう。

アイリスに幸せになってほしいいいいいい、、、

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第5話のあらすじと感想

第5話のサブタイトルは「人を結ぶ手紙を書くのか?」です。ドロッセル王国に出張依頼を受けたヴァイオレットは、平和のための政略結婚を予定しているシャルロッテ王女とダミアン王子の公開恋文を代筆することになります。

実はダミアン王子がシャルロッテ王女の初恋で、国のためのパフォーマンス的なものではなく本当の気持ちを知りたいと打ち明けられたヴァイオレットは、王子側の自動手記人形であるカトレアと示し合わせ、王子と王女2人に直筆で本当の気持ちの恋文のやり取りをさせ、公開するのです。

そして思いを打ち明けあったダミアン王子とシャルロッテ王女は、プロポーズを経て政略結婚ですが恋愛結婚を迎えるのです。結婚の日、ようやく笑顔を見せるようになったヴァイオレットでした。ストーリーの最後には、結婚後の2人のシーンが流れ、ファンの間でも「見ていてほほえましい」と評価が高いのがこの5話になります。

第5話のネットの感想・評価

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第5話で明らかになる衝撃の事実、ヴァイオレットの年齢が14歳だったということに反響が大きかったです。あの境遇で14歳に愛を知るのは難しいだろうという感想がよく見られました。

何が驚くってあの見た目で14歳ってところだ

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第6話のあらすじと感想

第6話「どこかの星空の下で」は、天文台での写本の代筆をする話です。自動手記人形を嫌う写本係の少年リオンが、ヴァイオレットとペアの作業になり、2人は親交を深めます。ヴァイオレットに想いを抱くようになった少年リオンは、ヴァイオレットを彗星の観察に誘います。

そしてお互いの話をする中で、ヴァイオレットは「寂しい」という気持ちが自分にあることを知るのです。作業を終え、ヴァイオレットは帰っていきますが、その姿を見て、「いつかきっと、どこかの星空の下で会う事があるかもしれない」と、リオン少年は旅に出ることを決意するのです。

第6話のネットの感想・評価

第6話の感想で特に多かったのは、星空の描写です。壮大な星空を背景にヴァイオレットとリオン少年のシルエットが映り、神秘的な1シーンが記憶に残ったと評判です。

6話 夜空と星に照らされる2人が綺麗すぎて思わず部屋の電気消して見た...前回もだけど出演1回きりのキャラでも30分で好きになるぐらい魅力的。脚にも表情があるの大好き...回を追うごとにヴァイオレットに感情が芽生えていく様子が...めちゃくちゃ良い...そしてedがずるい

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第7話のあらすじと感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第7話から9話は、ヴァイオレットが自らの過去と向き合い、整理をつけるまでを描いています。第7話のサブタイトルは「 」です。ヴァイオレットは酒浸りの人気戯曲作家オスカーの元に、新作の台本の代筆で訪れます。

かつて娘と過ごした家でたった一人、その娘を失った喪失感から抜け出せず自堕落な生活を送るオスカーです。愛する家族を失うということにヴァイオレットは共感し、涙を流します。オスカーはヴァイオレットの協力により立ち直り、戯曲は完成するのです。

ヴァイオレットはライデンに戻った際、自分の身元引受人となったエヴァーガーデン夫人と再会します。そしてギルベルト少佐が実は亡くなっているという話を聞き、ショックを受け、話は8話へと続いていくのです。サブタイトルの「 」の意味は、言葉を失ったヴァイオレット気持ちなのか憶測を呼びます。

第7話のネットの感想・評価

この7話あたりから、ヴァイオレットと少佐の過去が取り扱われ、ストーリーの転機ともなるため、辛口な感想も増えてきました。戦争で命を落とすという不幸に涙するファンもいれば、これまでの人とのふれあいを丁寧に書いてきたことが冗長で、もっとヴァイオレットの過去について深く掘り下げるべきという意見が多く見られました。

私は多くの人のいつかきっとを奪ってしまった、とか今さら反省されましても…何言ってんだコイツ?ってなる この感情移入の出来かねる殺戮マシーンが何故そんな人間になったのかを先に描いてないと今回の7話は消化不良

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第8話のあらすじと感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン8話9話は、ヴァイオレットと少佐の過去が明らかになる回で、様々な評価を受けました。少佐の死を受け入れられないヴァイオレットは、ギルベルト少佐の墓や遺品を前に過去を思い出します。4年前、孤児の少女兵だったヴァイオレットは、ギルベルト少佐と出会い、ギルベルト少佐の部下として戦場で戦います。

ヴァイオレットに人間らしくあったほしいと願う少佐は、戦わせることに葛藤しながら最終決戦に挑みます。そして最終決戦の場でギルベルトは敵兵の狙撃を受けてしまうのです。この第8話のサブタイトルは無題となっています。

第8話のネットの感想・評価

第8話も、ギルベルト少佐との回想シーンが多く、戦争の背景を描いている回のため、この部分をもっと深く知りたいという感想も多かったようです。情緒的な前半と、シビアな現実を描いた後半の扱いで評価が変わってくるようです。

8話視聴終了。やっぱり戦闘シーンは映えるなあ。変に文学的にしないでヴァイオレットと少佐の出会いから別れまでを丁寧に描いた方が良かったのでは無いだろうか。ここから怖いのはなんちゃって少佐生きてましたー! とかだろうか。それをやると全てが茶番になってしまう。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第9話のあらすじと感想

第9話のサブタイトルは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。9話のサブタイトルで、メインタイトル回収の演出には、ネットでもかなりの話題と共感を得ました。狙撃されたギルベルト少佐とともに、ヴァイオレットも両腕を失うという大怪我を負います。

そして、少佐は「愛してる」という言葉を残して爆発に巻き込まれ、その姿が見えなくなってしまうのです。自分が殺してきた誰かには、その人を思う誰かがいたことを理解したヴァイオレットは、自分の罪を突きつけられて心を閉ざしてしまうのです。

閉じこもるヴァイオレットに、元気を出してもらおうと同僚のアイリスとエリカが手紙を送ります。初めて受け取る手紙に癒されるヴァイオレットは、ホッジンズに「自分は生きていてよいのだろうか」と尋ねます。そしてホッジンズは「してきたことは消せないが、自動手記人形としてやってきた事も消えない」と語るのです。

ヴァイオレットは、過去の自分のしてきたことを受け入れ、自動手記人形としての自分の歩んできた道を見直します。まるで最終回のような回想シーンのオンパレードに、「泣ける」「感動した」との感想も多かったようです。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」として、一人の女性として、ヴァイオレットが独り立ちする第9話は、ヴァイオレットの人としての成長への感想や評価が集まりました。

第9話のネットの感想・評価

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのストーリーの一つ目の山場であり、一旦区切る第9話の感想です。これまでの話での伏線が回収されて、手紙へとつながっていくいくことが評価されています。

序盤、丁寧に悲劇を語ってくるなと思っていたが、中盤以降、今までの全話に繋げて語ってきたところで納得。だから自動手記人形で郵便社で「手紙」なのかと深く感心した。布石と伏線の使い方の妙、脚本と構成が光る物語としての良き山場だった。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第10話のあらすじと感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン8話9話の苦難を乗り越えた末の10話「愛する人はずっと見守っている」は、ストーリー通しての中でも特に評価が高い話です。ギルベルト少佐の死から立ち直ったヴァイオレットは、病気の母クラーラと、その娘アンの元に派遣されます。病の体でありながら代筆作業を続ける母とヴァイオレットの姿に、アンは不信感をあらわにします。

しかし、ヴァイオレットと接することで次第に心を開いていくのです。実はヴァイオレットが代筆していた手紙は、クラーラの死後50年の間、毎年娘に送るための手紙だったのでした。郵便社に戻ったヴァイオレットは、母の愛にずっと我慢していた涙を流すのです。

その先成長するアンのもとに、大人になり、結婚し、子どもが生まれたアンのもとに、毎年手紙が届きます。これまでのヴァイオレットの成長があっての10話は、ヴァイオレットの人としての成長を語るためには欠かせない1話だったと評価されています。

第10話のネットの感想・評価

ヴァイオレット・エヴァーガーデン一つの山場を乗り越えての10話で、母の無償の愛の前に涙腺崩壊した視聴者の感想です。10話はとくに泣けたという感想が多く見られました。

第10話視聴致しました。 七日間に渡る手紙を書く作業….子供が思う母への気持ち、母を奪う人への気持ち。母が思う子への手紙。 凄く、切ない。何十年にも渡り母からの手紙…本当に愛が伝わってくる。そして、最後のヴァイオレットの涙…心にきます。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第11話のあらすじと感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン11話から最終話までは、過去のヴァイオレットと完全に決別し、自分の人生を歩みだす決意をする展開です。内戦地域からの代筆依頼でヴァイオレットが向かった先では、敵兵の襲撃を受けてすでに瀕死の重傷を負った依頼人がいました。両親と幼馴染に向けて手紙を口述し、依頼人は命を落としてしまいます。

遺言となった手紙を届けたヴァイオレットは、「ありがとう」という感謝の言葉に涙し、かつて自分のしてきた過去を振り返ります。第11話の「もう、誰も死なせたくない」というサブタイトルは、このときヴァイオレットが口にしたセリフなのです。

第11話のネットの感想・評価

ヴァイオレットの過去を描いた8話以降から評価が分かれており、重苦しいストーリーの後振り返ると、前半が退屈だと思われる視聴者の声もありました。10話で独り立ちしたヴァイオレットが過去に立ち向かう11話の感想です。

人が死ぬ話連発は京アニらしくないけど…10話に引き続き、11話もいいお話でした。 最初のころは退屈なお話だったのになぁ。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン第12話のあらすじと感想

戦争が終結し、和平のための調印式の代筆に、カトレアとベネディクトが依頼を受けて招かれます。その汽車に、戦争終結をよく思わない和平反対勢力が乗りこんだことを知ったヴァイオレットは、戦いの中、ギルベルト少佐の兄・ディートフリート大佐に助けられます。「もう誰も殺さない」とヴァイオレットは自分の意志を示し、最終話に続きます。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの最終話について

南北は和平する

ヴァイオレット・エヴァーガーデン最終話第13話のサブタイトルは「自動手記人形と「愛してる」」です。調印式に向かう汽車に反対勢力が乗り込み、鉄道が破壊されるピンチをヴァイオレットが義手を犠牲にすることでなんとか止めます。両国をつなぐ大陸横断鉄道は守られ、そして、自動手記人形として招かれたカトレアの手により、和平条約は無事調印されるのでした。

ヴァイオレットの成長

戦争事体は終わったものの、人々の中で戦争はまだ終わっていません。郵便社にて自動手記人形を再開したヴァイオリットの元に訪れた依頼者から、「戦争は終わったのに息子が帰ってこない」と想いを語られ、ヴァイオレットはもう「わからないんです」とは言いません。戦争による人の痛みを理解し、静かに共感するようになったヴァイオリットの成長にファンたちの感想や評価が多く投稿されました。

航空祭の手紙

戦争で5年中止になっていた航空祭が開催されることになり、郵便社の社員たちも笑顔になります。飛行機で空から手紙が飛ばされるイベントでは、それぞれ届かない相手に手紙を書くのです。ヴァイオレットは自分が手紙を書いたことがないことに気づきます。そして、カトレアの後押しで手紙を書く決意をします。

自分の意志で生きていく決意

ヴァイオレットの元に、ギルベルト少佐の兄であるディートフリート大佐が訪れます。ギルベルト少佐とディートフリート大佐の母に会い、また彼女は「愛してる」を知るのです。別れ際、ディートフリート大佐は「あいつの分もお前は生きろ」と命令します。しかし、ヴァイオレットはもう命令はいらないと言います。ギルベルトの思いを受け取って、ヴァイオレットは自分の意志で生きていくことができるようになったのです。

そしてヴァイオレットは今は亡きギルベルト少佐に向けて、届かない手紙を書きます。最初はギルベルトの気持ちが全くわからなかったこと、ギルベルト少佐がまだどこかで生きていると信じていること、そして、「今、愛してるも、少しは解る」のだと締めくくります。

Thumbヴァイオレット・エヴァーガーデンの評価は面白い?つまらない?アニメ感想まとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想や評価まとめ

最終話のエンディングでは、ヴァイオレットが派遣先の別荘のような場所で、新しい依頼人が待っています。その依頼人の顔を見て、ヴァイオレットは一瞬驚いた顔を見せ、笑顔になって終わります。ヴァイオレットの成長に評価されながらも、この相手が誰なのか、ネットではいろんな話題・感想を読んでいます。

「感動した」「毎回泣けた」という評価から、「毎回ワンパターンすぎて飽きる」という感想や「毎回お涙頂戴路線なので展開が読めてしまう」「原作はいいけど、アニメでは掘り下げが足りない」という厳しい評価まで、評価が別れる作品でした。

評価が分かれるのは、このヴァイオレット・エヴァーガーデンという作品が、前評判がとても良すぎた故に、皆の注目度が高かったことも理由の一つでしょう。2020年公開の劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンでは、最終話の続きからどうストーリーが展開していくのかが気になるところです。

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