【地獄楽】あか絹が罪人になった理由や強さは？人喰い花魁はアニメは登場しない？

あか絹とは、テレビアニメ版も大ヒットしたことで知られる漫画「地獄楽」の登場キャラクターです。他のキャラクターには見られない妖艶な魅力を醸し出しており、「人喰い花魁」の通り名でファンにインパクトを当てました。この記事では、地獄楽のあか絹にスポットを当てます。あか絹のプロフィールや能力、山田浅ェ門士遠との関係と最後の死亡シーン、さらにアニメ版と舞台版にあか絹が登場したのかなどを、取り上げていきます。

地獄楽は、口コミで人気が広がった漫画であり、原作者賀来ゆうじの出世作として知られています。賀来ゆうじの描線は、細やかで美しくリアルであり、多くのファンを惹きつけました。また、彼の絵柄で繰り広げられるストーリーは、時に激しくグロテスクで、時にたおやかで耽美的でもあり、少年漫画に新たな可能性をもたらしたと評されているのです。この章では、地獄楽の作品情報として概要とあらすじを紹介していきます。

地獄楽は、集英社が運営するWEBコミック配信サイトの少年ジャンプ+にて、2018年1月22日から2021年1月25日まで連載されました。同作品のコミックスは全13巻で、加えて公式ファンブック「地獄楽 解体新書」が刊行中です（ともに電子書籍あり）。地獄楽のシリーズ累計発行部数は、380万部を超えており、文字通りのミリオンヒットを記録しました。また、地獄楽には、小説版「地獄楽 うたかたの夢」も刊行されています。

地獄楽は、原作漫画のミリオンヒットを受けて、テレビアニメ版が放映されています。同作品のアニメ化が発表されたのは、原作漫画の連載終了後でした。地獄楽のテレビアニメ版を製作したのは、「チェンソーマン」のアニメ版でも大きな話題を提供したMAPPAです。地獄楽のアニメ版は、テレビ東京系にて2023年6月現在放映中であり、反響を集めました。なお、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスで観ることもできます。

地獄楽の主人公の画眉丸は、江戸時代後期に生きた石隠れの里出身の忍であり、実力は最強と謳われていました。画眉丸には結という妻がいますが、彼女の父親である石隠れの里長は、抜け忍しようとした彼を嵌めて死罪人へと落としたのです。生きることを諦めていた様子の画眉丸ですが、実は結に再会したいと熱望しており、山田浅ェ門佐切が持ちかけた無罪放免の話に乗りました。その条件とは、不老不死の仙薬を手に入れることです。

地獄楽に登場するあか絹は、年齢17歳にして妖艶な雰囲気を纏った美女です。あか絹の身長は、163cmであると判明しました。その他のパーソナルデータについては、明らかにされていません。あか絹は、後述する罪状で死罪人となりました。死亡したくないという気持ちが強い女性であり、画眉丸と同様に、無罪放免を目指して不老不死の仙薬探しに同行することとなります。あか絹には、「人喰い花魁」という異名が付けられました。

賀来ゆうじ原作の傑作時代劇バトル漫画地獄楽では、画眉丸をはじめとする死罪人サイドと、彼らを監視する役目を担った山田浅ェ門サイドのドラマが、見どころの一つとされています。その中でも、人喰い花魁のあか絹と山田浅ェ門士遠の関係は、多くのファンに衝撃を与えました。この章では、地獄楽の人喰い花魁あか絹と士遠との関係、そしてあか絹が死罪人となった理由となる彼女の罪状について、ネタバレを交えて取り上げます。

地獄楽に登場する死罪人のあか絹は、多くの人間を死亡させたシリアルキラーです。殺人を行うだけではなく、殺した人間の肉を喰らうというカニバリズムを実践していました。つまり、「人喰い花魁」という通り名は、本当に人肉食を行っていことで付けられたものだったのです。ちなみに、あか絹の職業が本当に花魁であったのかについては、詳細が明らかにされていません。そのような類の職に就いていた可能性が、高いとのことです。

人喰い花魁ことあか絹が狙っていたのは、男性に限られており、女性は一人も殺害されていません。しかし、男性については忘八や漁師などの庶民はもとより、武士にまで手をかけるほど見境がありませんでした。あか絹は、男性を誘惑しては殺害という行為を繰り返し、犠牲者の肉を喰らっていたのです。妖艶な美女であるあか絹が、なぜそのような凶行に及んでいたのかその理由は不明であり、そのままストーリーは完結しています。

地獄楽のストーリーの核の一つとされている仙薬探しの旅は、死罪人の一人を無罪放免にできる恩赦付きのミッションでした。仙薬があるという島は、琉球の南海にあることがわかっており、画眉丸一行は島を目指すことになります。しかしながら、画眉丸一行については、死罪人の集まりだけで形成されているわけではありません。死罪人を監視する役割を持った山田浅ェ門のメンバーが、死罪人に対してマンツーマンでついていました。

山田浅ェ門とは、斬首と試し斬りを生業にしている一門のことです。当主が山田浅ェ門を名乗るのは当然ですが、家名でもあることが判明しました。当主の座は世襲制ではなく、メンバーには実力に応じて位が与えられています。ところが、公職ではないことから定まった俸禄がありません。また、幕府からは浪人扱いされています。

士遠は、山田浅ェ門の一員であり、試一刀流四位の地位にいるキャラクターです。生まれつき盲目の士遠の両目には、旅芸人をしていた幼児期に母親からつけられた十文字の大きな傷跡がありました。士遠は、盲目であるが故に氣（タオ）を察知することができます。彼自身のタオは、「木」でした。士遠は、あか絹の監視役として画眉丸一行に同行しますが、ストーリーが進むにつれてメインキャラクターの一人として人気が出ました。

少年ジャンプ+の看板作品として認知されていた時代劇漫画の地獄楽は、死亡キャラクターが多いことで有名です。ネタバレをしますと、人喰い花魁の異名を持つあか絹も、意外にあっさりと最後を迎えており死亡しました。あか絹の最後とは、いったいどのようなものだったのでしょうか？この章では、地獄楽のあか絹の最後の死亡シーンをネタバレを含めて取り上げるとともに、彼女の強さや能力も紹介していくため、参考にしてください。

地獄楽に登場するキャラクターは、皆一様にタオに根差したある種の能力を有している者が多いとのことです。人喰い花魁ことあか絹については、タオの属性が「土」であることが明らかにされました。あか絹のタオに基づいた能力であるかどうかは不明ですが、彼女には人心掌握術という能力があります。この能力を人殺しに用いていたことは明白であり、さらに投獄されていた時にも人心掌握術を使用したことが示唆されました。

あか絹の人心掌握術は、人喰い花魁である彼女の殺人時の大いなる効力を発揮しました。彼女は、男性を色仕掛けで誘惑し、虜にしたところで殺害していたのです。あか絹の攻撃力については、あまり高くない様子が窺えますが、人心掌握術がその欠点を補って余りある状態で、彼女を強キャラに位置付けることも可能でした。

人心掌握術を利用して殺人を繰り返し、死罪をも免れてきた人喰い花魁のあか絹でしたが、ストーリーの序盤であっけない最後を迎えることになるのです。彼女の最後についてネタバレをしますと、不老不死の仙薬があるといわれる島に画眉丸一行が辿り着いた時に、異変が起こりました。島に上陸したあか絹は、あろうことか監視役の士遠を誘惑するという愚挙に出たのです。彼女には、絶対的な自信があったのだと推察されます。

あか絹は、自分の拠り所である人心掌握術と魅惑的な肉体を用いて、士遠に色仕掛けを行い彼を食べようとしました。しかしながら、この手段は正当ではありません。また、士遠はたやすく誘惑に乗るような人物ではなく、加えて盲目です。彼はあか絹の誘惑を一笑に付すと、規律違反とみなして彼女を斬殺しました。人喰い花魁のあか絹は、士遠の相手になるほど強いキャラクターではなく、あえない最後であっさりと退場しています。

少年ジャンプ+にて連載されていたバトル漫画の地獄楽に登場するあか絹は、人喰い花魁として恐れられながらも、ストーリーの序盤で見せ場なく死亡する最後を迎え、ファンを驚かせました。そして、ファンの関心事は、「地獄楽のメディアミックスにあか絹が登場するのか？」という点に及んだのです。この章では、地獄楽のあか絹が、テレビアニメ版や舞台版に登場したのかについて、ネタバレ紹介していきます。

地獄楽のテレビアニメ版は、原作漫画のファンから、「原作に忠実なストーリー展開と作画が良い」と高評価されています。また、原作漫画を読んだことのないアニメファンにも広くアピールしたとのことで、新規ファン層の開拓に成功しました。地獄楽のテレビアニメ版については、1クール全13話の放映が予定されており、原作漫画の全話が描かれていないことから、早くも2期の製作と放映が待望されているとのことです。

地獄楽のテレビアニメ版は、先述の通り原作漫画に忠実な製作が行われており、あか絹も登場しています。原作漫画と同様に士遠を誘惑していて、あっさりと彼に殺害されたところも原作と同じでした。ファンの間では、「カラーになったあか絹が見られて嬉しい」や「アニメ版のあか絹も美しかった」という感想が多く見受けられたとのことです。あか絹をきちんと登場させたアニメ版製作スタッフを、高評価する人も多くいました。

地獄楽のメディアミックスのもう一つは、舞台版です。舞台版地獄楽は、2023年2月16日から同月26日まで、ヒューリックホール東京にて上演されました。主人公の画眉丸役を、「東京リベンジャーズ」の舞台版で花垣武道役を演じたことで知られる木津つばさが務めたことで話題になっています。また、演出を加古臨王が担当しています。舞台版は、2023年6月16日に、ブルーレイとDVDが発売されました。

地獄楽の舞台版においては、残念ながらあか絹は登場していません。あか絹の出番がオミットされた理由は、不明ですが、最も有力な説として「舞台版の上映時間は短いので、あか絹を出すことなくストーリーを進めた」というものがあります。舞台版では、どうしても全エピソードを網羅することが不可能であることから、重要度が高くないキャラクターやエピソードをカットせざるを得なく、あか絹もその中に含まれたという説でした。

この章では、地獄楽に登場するあか絹に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。あか絹は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、地獄楽を熱心に読んでいる方のツイートです。地獄楽における推しキャラクターにあか絹を挙げており、監視役が士遠でなければ、人心掌握術が上手く機能して厄介なキャラになったのではないかと分析していました。

こちらは地獄楽のファンだと思われる方のツイートです。地獄楽をテレビアニメ版で観ていたようで、人喰い花魁のあか絹のことを大好きだとつぶやいていました。また、早々に彼女が退場したシーンを観て、思わず笑ってしまったとのことです。

こちらは、地獄楽の原作漫画をリアルタイムで読んでいたと思われる方のツイートです。同作品で、初めてかわいいと思ったキャラクターがあか絹だったとつぶやいており、色仕掛けをして秒で死亡したことに驚いたという感想を持っています。

この記事では、地獄楽に登場するあか絹を特集しました。表立った見せ場がなく、あっさりと死んだ彼女ですが、根強いファンがいるとのことです。あか絹に注目して、地獄楽を見てください。