天国大魔境はつまらないし胸糞？面白くない・気持ち悪いという感想が多い理由は？

｢月刊アフタヌーン｣で連載中の漫画『天国大魔境』は、｢このマンガがすごい！2019｣のオトコ編で1位にランクインするほど高く評価されています。しかし、本作は胸糞シーンが多く、一部の読者につまらないや面白くないといわれています。本記事では、漫画『天国大魔境』について、つまらない・面白くないといわれる理由や胸糞シーン、感想・評価などを紹介します。まずは、漫画『天国大魔境』の作品情報を簡単に見ていきましょう。

本記事で、つまらない・面白くないといわれる理由や胸糞シーンなどを紹介する『天国大魔境』とは、2018年の1月25日に｢月刊アフタヌーン｣で連載がスタートした漫画作品です。漫画『天国大魔境』は文明崩壊後の終末世界を舞台に、密室サスペンスとロードムービーの同時進行を描いた作品であり、漫画家の石黒正数が手掛けています。2023年6月現在、漫画『天国大魔境』は完結しておらず、これまで8巻の単行本が刊行されています。

また、『天国大魔境』は漫画以外に、テレビアニメも制作されています。漫画『天国大魔境』は石黒正数らしさを詰め込んだ作品となっており、シュールなギャグや奇妙な和やかさがふんだんに描かれています。さらに、漫画『天国大魔境』は人間の悪意やSFの面白さも見事に描かれており、｢月刊アフタヌーン｣で高い人気を博しています。この人気から、本作は｢このマンガがすごい！2019｣のオトコ編で第1位にランクインしました。

周囲が壁に囲まれた｢高原学園｣は｢天国｣を目指す謎の組織であり、超能力者の開発やクローン実験などを繰り返していました。この｢高原学園｣で暮らすトキオはある日、｢外の外に行きたいですか｣というメッセージを目にし、動揺してしまいます。一方、外の世界は文明が崩壊し、無法地帯となっていました。この無法地帯で、トキオそっくりのマルは、自分と同じ顔の人間に薬を打つため、少女のキルコと｢天国｣を目指して旅立つのでした。

漫画『天国大魔境』は2023年の4月1日にテレビアニメ化され、｢月刊アフタヌーン｣やTwitterで高い人気を博しています。しかし、漫画『天国大魔境』はなぜか、一部の読者につまらないや面白くないと評価されています。そのため、漫画『天国大魔境』には、つまらないや面白くないといわれる理由が気になるといった声が多数寄せられています。ここからは、漫画『天国大魔境』のつまらないや面白くないといわれる理由を紹介します。

つまらないや面白くないといわれる理由で、最初に挙げられるのは、過大評価による期待値の高さです。上述の作品情報で紹介した通り、漫画『天国大魔境』は2019年に｢このマンガがすごい！｣のオトコ編で第1位を獲得しました。これがきっかけで、漫画『天国大魔境』は漫画雑誌｢月刊アフタヌーン｣の注目作品となりました。しかし、｢このマンガがすごい！2019｣のオトコ編で第1位を獲得したのは、単行本の1巻が発売された時です。

漫画『天国大魔境』の単行本1巻は物語の最序盤であり、キャラクターの関係性や世界観が分かりません。そのため、｢このマンガがすごい！2019｣のオトコ編で第1位にランクインしたのは、過大評価だといえるでしょう。実際、漫画『天国大魔境』の作者である石黒正数は、インタビューで｢早すぎる｣とコメントしています。この過大評価が理由で、漫画『天国大魔境』は当初、読者につまらないや面白くないといわれていました。

つまらないや面白くないといわれる理由で、2つ目に挙げられるのは、序盤の伏線の多さです。近年の漫画作品は基本、キャラクターの素性や世界観を序盤に説明しています。しかし、漫画『天国大魔境』は他の作品と違い、単行本1巻の段階で世界観の説明やキャラクターの素性を一切説明していません。また、漫画『天国大魔境』は内の世界の｢天国編｣と外の世界の｢魔境編｣を同時進行で描いた作品であり、時系列すらも分かりません。

しかし、漫画『天国大魔境』は伏線が非常に多く、考察の楽しさを読者へ与えています。『ワンピース』を見ると分かる通り、伏線が多い作品は高く評価されるものです。しかし、漫画『天国大魔境』は序盤に伏線を詰め込みすぎており、読者を混乱させています。また、謎も異常なほど多く、単行本1巻の内容は意味不明となっています。この伏線と謎の多さから、本作の単行本1巻は、つまらないや面白くないと評価されています。

つまらないや面白くないといわれる理由で、3つ目に挙げられるのは、理解しにくい内容です。漫画『天国大魔境』は序盤の伏線をしっかり回収し、どんどん謎が解き明かされていきます。これは、漫画『天国大魔境』が高く評価される理由となっています。しかし、漫画『天国大魔境』の伏線は増え続けており、2023年6月現在も謎だらけの作品となっています。そのため、本作はつまらないや面白くないといわれるようになりました。

漫画『天国大魔境』は謎の隔離施設と無法地帯を舞台にしたSF作品です。そのため、漫画『天国大魔境』はグロテスクなシーンや人間の悪意を描いたシーンが多く、非常に胸糞悪い作品となっています。この胸糞悪いシーンが理由で、漫画『天国大魔境』には、気持ち悪いといった感想が多数寄せられてしまっています。ここからは、漫画『天国大魔境』の気持ち悪いといわれる胸糞シーンについて、一覧で紹介していきます。

最初に紹介する漫画『天国大魔境』の胸糞シーンは、単行本6巻のキルコです。漫画『天国大魔境』に登場するキルコとは、東京都の中野区で便利屋をしている女性キャラクターであり、｢天国｣を目指す主人公のマルと行動しています。キルコは元々、孤児院で｢稲崎露敏｣という男性を兄のように慕っていました。そのため、キルコは行方不明の稲崎露敏を探し続けています。単行本6巻32話の作中で、キルコは稲崎露敏と再会しました。

当初、キルコは稲崎露敏との再会に大喜びします。しかし、稲崎露敏は｢お前らを拾って良かった｣と言い、妹分のキルコに突然手錠をかけます。そして、稲崎露敏はキルコを無理やり犯してしまいます。その後、マルはキルコを心配し、稲崎露敏と接触します。この時、マルは強姦魔の稲崎露敏を殴り飛ばし、キルコを救出しました。この単行本6巻32話は作中屈指の胸糞回となっており、数多くの読者にショックを与えました。

2つ目に紹介する漫画『天国大魔境』の胸糞シーンは、ヘルムの過去と復讐です。ヘルムとは、外の世界のキャラクターであり、漫画『天国大魔境』の単行本7巻で初登場しました。漫画『天国大魔境』の作中で、ヘルムはヒルコに襲われ、主人公のマルとキルコに助けられました。命を助けられたヘルムは、マルとキルコに自己紹介を行います。この時、ヘルムは自身の悲しい過去をマルとキルコに明かしました。

ヘルムは本名を｢怜夢｣といい、とある男性にレイプされた過去を背負っていました。この男性に復讐するため、ヘルムは外の世界で生き続けていたのでした。過去を聞いたマルとキルコは、ヘルムの復讐に手を貸します。その後、ヘルムはレイプ魔の下半身を爆破し、復讐をやり遂げます。しかし、ヘルムが殺した相手は別人であり、本物は死んでいませんでした。このヘルムの過去と復讐は、本作の胸糞シーンの1つに数えられています。

３つ目に紹介する漫画『天国大魔境』の胸糞シーンは、犯罪が当たり前の世界観です。漫画『天国大魔境』の｢魔境編｣の舞台である外の世界は、文明が完全に崩壊しています。そのため、外の世界は無法地帯となっており、殺人や強姦などの犯罪が当たり前のように行われています。また、内の世界の｢高原学園｣はカルト施設であり、子供達を使って人体実験を行っています。この胸糞悪い世界観は、多数の読者に気持ち悪いといわれています。

上述で紹介した通り、漫画『天国大魔境』には、つまらないや面白くないといった感想が寄せられています。また、漫画『天国大魔境』は胸糞シーンの多さから、一部の読者に気持ち悪いと評価されています。しかし、漫画『天国大魔境』は面白いといった感想の方が遥かに多く、｢月刊アフタヌーン｣やSNS上で高い人気を博し続けています。ここからは、漫画『天国大魔境』の面白いといわれる理由について、一覧で紹介していきます。

面白いといわれる理由で、最初に紹介するのは、次第に面白くなるストーリーです。確かに、漫画『天国大魔境』は序盤の伏線の多さでつまらないや面白くないと評価されています。しかし、漫画『天国大魔境』は単行本2巻以降に伏線回収や謎の解明が行われ、どんどんストーリーが面白くなります。また、ミステリー要素や衝撃的な展開も多数描かれており、単行本2巻以降の漫画『天国大魔境』は非常に高い評価を獲得しています。

面白いといわれる理由で、2つ目に紹介するのは、終末世界の設定や世界観です。上述で紹介した通り、漫画『天国大魔境』の胸糞悪い世界観は、一部の読者につまらないといわれています。しかし、漫画『天国大魔境』の終末世界の設定は非常に細かく、秩序や文明の大切さが分かります。また、世界観の作り込みも凄まじく、多数の読者を引き込んでいます。そのため、終末世界の設定や世界観は、本作の魅力の1つといえるでしょう。

面白いといわれる理由で、3つ目に紹介するのは、ジェンダー観です。漫画『天国大魔境』に登場する｢高原学園｣は、男女の概念を子供達に一切教えていません。また、漫画『天国大魔境』の世界は脳移植が普通に行われており、性別が違う脳を実験体に入れ込んでいます。そのため、本作に登場するキャラクターは、男女の違いがあまりありません。この時代を先取りしたジェンダー観には、好評な感想が数多く寄せられています。

漫画『天国大魔境』は｢このマンガがすごい！2019｣のオトコ編で第1位を獲得した実績から、2023年の4月にアニメ化されました。アニメ『天国大魔境』は原作漫画を忠実に再現しているため、完成度が非常に高いSFミステリー作品となっています。これが理由で、漫画『天国大魔境』のアニメには、好評な感想が多数寄せられています。しかし、アニメ『天国大魔境』は内容がかなり難しく、一部の視聴者につまらないと評価されています。

漫画『天国大魔境』のテレビアニメには、佐藤元や千本木彩花、山村響といった大人気声優が数多く出演しています。この声優陣の豪華さは、アニメ『天国大魔境』に好評な感想が多く寄せられている理由の1つとなっています。ここからは、アニメ『天国大魔境』に出演している声優について、一覧で紹介していきます。

漫画『天国大魔境』のアニメで、主人公のマルを演じた声優は、日本の男性声優である佐藤元です。マルを演じた佐藤元とは、1997年の3月22日に神奈川県で生まれた男性声優であり、大手声優事務所の｢アイムエンタープライズ｣に所属しながら活動しています。佐藤元は中学生の頃、アニメ『STAR DRIVER輝きのタクト』でアニメにハマり、声優の仕事を知りました。これがきっかけで、佐藤元は声優を志したと語っています。

声優を志した佐藤元は、｢日本ナレーション演技研究所｣で演技を学び、2017年に声優デビューしました。そして、佐藤元は2021年にアニメ『弱キャラ友崎くん』の友崎文也役で初主演を務め、大ブレイクすることになりました。その後、声優の佐藤元はアニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』のロウジ・チャンテやアニメ『六道の悪女たち』の六道桃助、アニメ『よふかしのうた』の夜守コウなどのキャラクターを演じています。

アニメ『天国大魔境』でキルコを演じた声優は、日本の女性声優である千本木彩花です。キルコを演じた千本木彩花とは、1995年の11月24日に埼玉県で生まれた女性声優であり、佐藤元と同じ｢アイムエンタープライズ｣に所属しながら活動しています。元々、千本木彩花は『エヴァンゲリオン』や『けいおん！』でアニメが好きになり、声優を志しました。その後、千本木彩花は｢日本ナレーション演技研究所｣に入り、演技を学びました。

｢日本ナレーション演技研究所｣で演技を学んだ千本木彩花は、2013年にアニメ『帰宅部活動記録』で九重クレアを演じ、声優デビューします。そして、千本木彩花は2016年にアニメ『甲鉄城のカバネリ』の無名役とアニメ『ガーリッシュナンバー』の烏丸千歳役を担当し、大ブレイクしました。2016年にブレイクした千本木彩花はこれまで、アニメ『転スラシリーズ』のシュナやアニメ『むさしの！』の桜木錦などを演じています。

アニメ『天国大魔境』でトキオを演じた声優は、日本の女性声優である山村響です。トキオを演じた山村響とは、1988年の2月10日に福岡県で生まれた｢東京俳優生活協同組合｣所属の声優であり、2010年から歌手としても活動しています。元々、山村響は｢RAMS Professional Education｣で演技を学び、2008年に声優デビューしました。その後、山村響は｢hibiku｣という芸名を使い、2010年に歌手デビューを飾ります。

そして、山村響は2015年にアニメ『Go！プリンセスプリキュア』でキュアトゥインクルの天ノ川きらら役を担当し、声優として大ブレイクすることになりました。2023年6月現在、山村響は声優と歌手の二足のわらじで大活躍しており、アニメ『ピーター・グリルと賢者の時間』のリサ・アルパカス役やアニメ『シャドウバースF』の蜜田川イツキ役、アニメ『かみさまみならいヒミツのここたま』の蝶野ひかり役などを担当しています。

アニメ『天国大魔境』でコナを演じた声優は、日本の男性声優である豊永利行です。コナを演じた豊永利行とは、1984年の4月28日に東京都で生まれた男性声優であり、｢とっしー｣や｢トシくん｣などの愛称で知られています。豊永利行は｢スーパーエキセントリックシアター｣に所属しており、俳優や歌手としても活動しています。元々、豊永利行は『ウルトラマン』の特番で役者の仕事を志し、1995年に子役として芸能界に入りました。

1995年に芸能界デビューした豊永利行は、2002年にOVA『ヨコハマ買い出し紀行』でタカヒロ役を担当し、声優デビューします。そして、豊永利行は2003年に『テニスの王子様』のミュージカルに出演し、本格的に声優活動を始めました。その後、声優の豊永利行はアニメ『デュラララ！！シリーズ』の竜ヶ峰帝人やアニメ『東京喰種トーキョーグール』の永近英良、アニメ『文豪ストレイドッグス』の谷崎潤一郎などを演じています。

アニメ『天国大魔境』でミミヒメを演じた声優は、日本の女性声優である福圓美里です。ミミヒメを演じた福圓美里とは、1982年の1月10日に東京都で生まれた女性声優であり、｢StarCrew｣に所属しながら舞台女優としても活動しています。子供の頃の福圓美里は、ステージに立てない引っ込み思案な女の子でした。しかし、福圓美里は声優の仕事に興味を抱き、15歳という若さで声優の一般公募オーディションに挑戦しました。

その後、福圓美里は1998年のゲーム『Etude prologue～揺れ動く心のかたち～』に出演し、声優デビューします。そして、福圓美里は2008年にアニメ『To LOVEる-とらぶる-』で金色の闇を演じ、ブレイクすることになりました。2008年にブレイクした福圓美里はこれまで、アニメ『スマイルプリキュア！』の星空みゆき役やアニメ『のんのんびより』の宮内ひかげ役、アニメ『僕は友達が少ない』の志熊理科役などを担当しています。

漫画『天国大魔境』に関する感想・評価では、漫画『天国大魔境』が面白いといった感想・評価が多数寄せられていました。確かに、漫画『天国大魔境』はつまらないや面白くないといわれています。しかし、漫画『天国大魔境』は考察しがいのあるストーリーが非常に面白く、｢月刊アフタヌーン｣で高い人気を博し続けています。この人気から、漫画『天国大魔境』は2023年の4月にアニメ化されることになりました。

漫画『天国大魔境』に関する感想・評価では、漫画『天国大魔境』がつまらないといった感想・評価も寄せられていました。漫画『天国大魔境』は単行本1巻の段階で｢このマンガがすごい！｣のオトコ編1位に輝き、過大評価だといわれています。また、漫画『天国大魔境』は序盤の伏線の数が凄まじく、世界観の説明もありません。これらが理由で、漫画『天国大魔境』は一部の読者につまらないや面白くないといわれています。

漫画『天国大魔境』に関する感想・評価では、意味不明すぎるといった感想・評価も寄せられていました。漫画『天国大魔境』は考察を楽しむ作品です。そのため、漫画『天国大魔境』は世界観や時系列の説明がなく、初見だとどのような作品なのか分かりません。また、キャラクターの素性も不明であり、人によっては感情移入出来ません。この説明の少なさは、本作がつまらないといわれる理由の1つとなっています。

本記事では、漫画『天国大魔境』について、つまらない・面白くないといわれる理由や胸糞シーン、感想・評価などを紹介しました。漫画『天国大魔境』は過大評価や説明不足が理由で、つまらないといわれています。しかし、漫画『天国大魔境』は面白いといった感想の方が遥かに多く、SNSで絶賛されています。そのため、漫画や小説の考察が好きな方は是非一度、漫画『天国大魔境』をチェックしてみて下さい。