【チェンソーマン】超越者（根源的恐怖の悪魔 ）とは何者？該当候補も予想考察

「チェンソーマン」で最強の悪魔と評される超越者。闇や落下などの根源的な恐怖を司り、圧倒的な強さを誇る悪魔です。以下では、チェンソーマンの超越者（根源的な恐怖）の悪魔の正体や強さについて考察しました。その他、作中に登場した超越者の一覧や、超越者と予想される悪魔などを一覧にまとめました。

藤本タツキ先生の人気作「チェンソーマン」。2019年～2021年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されました。2022年からは「少年ジャンプ＋」で続編が開始され、単行本は2023年4月時点で計14巻が刊行されています。物語は、少年デンジの活躍を描いた第1部「公安編」と、三鷹アサが主人公にの第2部「学園編」の二部構成です。

少年漫画らしからぬ、ダークヒーローの登場が人気に火をつけた「チェンソーマン」。ホラー映画を彷彿させる過激な描写や衝撃的な展開が特徴です。2022年10月からはテレビアニメが放送されています。

父親の借金返済のため、デビルハンターで生計を立てる少年デンジ。ある日、ゾンビの悪魔に殺害されるも、相棒のポチタの尽力によって蘇生を果たしました。その後、公安のマキマの導きにより、公安のデビルハンターに転身したデンジ。チェンソーマンに変身できる能力を使って、凶悪な悪魔との戦いに挑みます。やがて、デンジの活躍は民衆に注目され、ヒーローとして親しまれるようになります。

人類の恐怖から生み出される悪魔の中で、特に最強と評される超越者。彼らは根源的恐怖の悪魔とも呼ばれています。「チェンソーマン」の第1部では、闇の悪魔が超越者に該当し、彼は一度も死を経験したことのない稀有な存在とされています。一方、作中で最強の悪魔といえば、銃の悪魔やマキマこと支配の悪魔を思い浮かべるでしょう。

他の悪魔からも恐れられ、チェンソーマンにも苦戦を強いらせた両者。しかし、最後はチェンソーマンとの戦いに敗れており、超越者より力は劣ると見えるでしょう。

人類が感じる恐怖に比例して強さを増していく悪魔。ある事象に対して人間が恐怖を抱かなくなると悪魔の力は弱まり、やがて存在そのものが消えてしまいます。作中で最強と言われた銃や支配の悪魔。存在そのものが消えてしまえば、それらを消し去ることは可能です。しかし、根源的恐怖を源にする超越者に関しては、恐怖を軽減することはできても、存在そのものを消すことは不可能です。

例えば、闇の悪魔のように、闇に対する恐怖は人によって異なります。また、闇を怖いと感じていても、それらに対する恐怖を克服することはできます。しかし、闇そのものをなくすことはできず、闇に対する恐怖をゼロにすることはできません。このように、恐怖の度合いからも、規格外とも呼べる超越者。戦闘でも、桁違いの強さを発揮しています。

「チェンソーマン」の第1部にて、地獄に転送されたチェンソーマン達。その世界には超越者と呼ばれる闇の悪魔が潜んでいました。マキマやチェンソーマン達が対峙するも、闇の悪魔には全く歯が立ちません。マキマが地獄の悪魔と契約することで、命からがら地獄から脱出できました。超越者の強さを知ることができる、エピソードの1つです。

黙示録の四騎士クラスで太刀打ちできない強さを秘める超越者。以下では、作中で既に登場した超越者（根源的恐怖の悪魔）を一覧にまとめました。

「チェンソーマン」で初めて登場した超越者・闇の悪魔。原作漫画の8巻64話に登場し、地獄で転送されたデンジたちが遭遇した悪魔です。根源的恐怖の悪魔のごとく、グロテスクな見た目をしており、戦闘でも圧倒的な強さを見せつけました。また、戦いの舞台が地獄つまり闇の世界ということも、闇の悪魔の強さを引き出していたと考察できます。

「チェンソーマン」でトップクラスの強さを誇る闇の悪魔。彼の強さは、悪魔たちからも恐れられ、敵意を向けられた瞬間に死ぬともいわれています。実際、チェンソーマンと対峙したクァンシや暴力の悪魔は瞬殺され、マキマさえも手出しできませんでした。たとえ、攻撃が命中したとしても、驚異的な回復力で元通りになってしまう闇の悪魔。

圧倒的な力を思い知らされたチェンソーマンたち。この悪魔を倒すことは不可能と思われました。地獄に転送された者が次々と倒され、マキマも致命傷を負います。このまま闇の悪魔との戦いを続けたら、一行が全滅すると予想されました。そこで、マキマが地獄の悪魔と契約することで難を逃れることに成功します。

超越者こと根源的恐怖の悪魔の2体目は、落下の恐怖を司る落下の悪魔です。「チェンソーマン」の第2部・122話で登場し、女性コックのような見た目が特徴です。超越者なので、落下の悪魔も死を経験することなく、自ら現世に落下して到達したと予想されます。「落下」といえば、物理的な意味合いが強く、時には死を招く恐ろしい恐怖でもあるでしょう。しかし、物理的な意味だけでは、あまり恐怖を感じられません。

そこで、落下の恐怖を精神的な意味で考察すると、気分の落ち込みや憂鬱が浮上します。精神的な落下は、肉体的なダメージがないだけ、非常に辛い状態に陥るでしょう。また、落下の悪魔の能力には、対象者の精神に働きかける能力も持っています。思い出したくない記憶を蘇らせ、心が下に落ちるように上に向かって落下させます。

見た目からは想像がつかないほど恐ろしい強さを秘めた落下の悪魔。彼女の存在は悪魔からも恐れられ、世界を最悪の恐怖に導く1人目の悪魔とも言われています。また、人類の力では落下の悪魔を倒すことは不可能とされています。作中では、チェンソーマンに食べられても、存在が消えないことが判明しました。

精神面への攻撃も可能な落下の悪魔。地獄で対峙した闇の悪魔以上に厄介な存在でしょう。また、アサ（ヨル）たちの戦力も限られており、落下の悪魔の討伐はできないと予想されます。

謎多き悪魔である超越者。闇や落下の悪魔以外にも存在することが予想され、今後の動向が注目されています。以下では、「チェンソーマン」から超越者に該当する悪魔の予想一覧を紹介します。

「チェンソーマン」の世界において、事象や存在を消すことができない恐怖ほど、それらを司る悪魔は強くなります。そのような考察から、人類が克服することができない死を司る悪魔も、超越者だと予想できるでしょう。誰もが一度は感じたことのある死に対する恐怖。それらは超越者にふさわしい恐怖である一方、死の悪魔は黙示録の四騎士の1人です。

黙示録の四騎士は、「支配」「飢餓」「戦争」「死」の悪魔で構成され、超越者の次に最強とされています。また、作中では、チェンソーマンに死の悪魔を食べさせようと、支配の悪魔が目論んでいた描写もありました。悪魔を食べることで存在そのものを消去できるチェンソーマン。しかし、落下の悪魔は消すことができず、超越者より格下だと推測されます。

もし、死の悪魔が超越者だった場合、チェンソーマンに食べられることはないと考えられます。また、黙示録の四騎士に名を連ねている点からも、死の悪魔が超越者である可能性は低いでしょう。

この世には様々な恐怖が存在しますが、人間ほど計り知れない恐ろしさを秘めた存在はいないでしょう。「人間の敵は人間」という言葉のように、人間が一番恐ろしいとも考えることができます。また、戦争や銃といった恐怖は、根源を辿れば人間が生み出したものです。人間とは、新たな恐怖を生み出す存在とも考察できます。人間の恐怖を司る悪魔の登場もあり得るでしょう。

超越者の特徴は、人間が生まれつき持っている恐怖を根源とし、爆音など音の悪魔も予想されるでしょう。音の脅威といえば、爆発だけでなく超音波のような察知しにくい現象も含まれます。しかし、落下のように死に直結するような危機感はなく、悪魔の能力が予想しにくいデメリットがあるでしょう。

超越者の候補は、明らかに恐怖を連想させる悪魔だけでなく、苦痛もそれらに含まれると予想されます。肉体的はもちろん、精神的な意味でも使用される苦痛。解釈によっては恐怖に当てはまらないともいえるでしょう。しかし、自分が苦手なことや避けて通れないことに対する嫌悪は、苦痛とも捉えられます。このように、苦痛そのものをなくすことは不可能であり、根源的恐怖の悪魔に数えられると考察できます。

悪魔は、人類が感じる恐怖に比例して強まります。以下では、「チェンソーマン」の悪魔の最強ランキングTOP10~4を一覧にて紹介します。

チェンソーマンの最強悪魔ランキング第10位は、第1部と第2部で登場した永遠の悪魔です。対象を空間に閉じ込め、外部とのつながりを一切遮断する能力を発揮します。空間内は時の流れが止まり、扉や窓からの脱出は不可能です。また、永遠の悪魔の心臓は空間外にあるため、内部に閉じ込められた者の脱出はほぼ不可能とされました。

第1部では、ホテルに領域を展開し、デンジたち公安職員を空間内に閉じ込めました。しかし、永遠の悪魔は痛覚があり、徹底的に痛めつける作戦に出ます。そして、根負けした永遠の悪魔が心臓を差し出すことで、デンジたちは窮地を脱しました。第2部は水族館を乗っ取り、デンジとアサ、デビルハンター部を内部に閉じ込めました。

自身の正体を知られないため、チェンソーマンに変身できないデンジ。今度は永遠の悪魔の勝利と思いきや、アサがある作戦を思いつきます。ヨルの力で水族館を槍に変身させ、空間からの脱出に成功しました。

チェンソーマンの最強悪魔ランキング第9位は、地獄と現世を行き交う地獄の悪魔です。契約者は、デンジの心臓を狙うドイツ人刺客のサンタクロース。生贄を捧げることで能力が発動し、上空に現れた扉から6本指の巨大な手が出てきます。能力の射程距離内にいた全ての生物を地獄に転送し、自力で地獄から元の世界に戻ることは不可能です。

再登場時には、公安の契約悪魔となっており、公安職員4人の犠牲によって出現しました。この時は、炎をまとった人馬のような姿で、マキマを地獄に落とすように命じられます。しかし、命令に不備があったのかマキマを地獄に落とすことはできません。その後、チェンソーマンに倒されています。

チェンソーマンの最強悪魔ランキング第8位は、特殊な能力を秘めた天使の悪魔です。人に触れることで、無意識に寿命を吸い取る能力を持っています。また、吸収した寿命で武器を製作し、寿命に応じて強化することも可能です。

チェンソーマンの最強悪魔のランキング第7位は、森羅万象の知識を網羅する宇宙の悪魔です。対象者を図書館のような精神世界へ連れて行き、膨大な知識を詰め込みます。対象者は脳内の情報処理が追いつかず、精神崩壊を起こします。また、この能力を受けた者は「ハロウィン」としか言うことができないことも特徴です。

作中では、第1部のトーリカの師匠を倒す際に用いられました。一見するとネタキャラのように思える宇宙の悪魔。戦闘能力は低いものの、この能力に当たったものはハロウィンから逃れることができないでしょう。

チェンソーマンの最強悪魔ランキング第6位は、アサの高校で猛威を振るった正義の悪魔です。契約者を悪魔に近い姿に変えたり、人の心を読むことができます。一方、己の正義を信じて疑わず、時には異形の姿となって人々を襲うこともあります。しかし、異形の姿になってしまうと元の姿に戻ることができません。そのため、元に戻る方法もないと考えられるでしょう。

作中では、アサのクラス委員長とユウコが正義の悪魔と契約しました。委員長はアサを乗っ取ったヨルに倒されています。一方のユウコは、アサを守りたい一心から正義の悪魔と契約しました。高校を襲撃するなど暴走を見せるも、アサとデンジによって終息されます。その後、異形の姿となって親戚の元へ向かう途中、何者かに殺害されました。

チェンソーマンの最強悪魔ランキング第5位は、世界に甚大な被害をもたらした銃の悪魔です。人々の銃に対する恐怖が高まる中、アメリカで起きた銃による大規模テロの発生を受けて誕生しました。わずか7分の上陸時間で約110万人の犠牲を出した銃の悪魔。射程距離の広さはもちろん、殺傷能力も非常に高く、並みの悪魔では太刀打ちできません。

作中では、マキマを倒す切り札として召喚されるも、マキマの返り討ちに遭っています。その後、早川アキの遺体に乗っ取って銃の魔人として復活するも、デンジに倒されました。

チェンソーマンの最強悪魔ランキング第4位は、第1部のラスボスで支配の悪魔ことマキマです。デンジを公安に導いた人物であるマキマ。その正体は、自分より格下だと思った者を支配する能力を持つ悪魔でした。作中では、内閣総理大臣と契約しており、マキマへの攻撃は日本国民への攻撃とみなされています。また、チェンソーマンにあこがれを抱き、理想の世界を創り出すためデンジに目を付けました。

しかし、マキマのいう理想の世界とは、彼女にとって都合の良い世界。つまり、人類にとって最悪の世界になりかねません。マキマの野望を阻止するべく討伐隊が組まれ、デンジもチェンソーマンとして対峙します。最終的にチェンソーマンに敗れて肉体を食べられるも、後に「ナユタ」として転生しました。第2部でも引き続き登場し、アサやデンジに支配の悪魔の片りんをみせつけています。

人類の恐怖心から生まれる悪魔。その中でも人類がもっとも恐れる事象から誕生した悪魔が超越者と呼ばれています。以下では、「チェンソーマン」の悪魔の最強ランキングTOP3を一覧にまとめました。

最強悪魔ランキング第3位は、飢餓の悪魔から最強と評された落下の悪魔です。その名の通り、物理的・精神的な落下をもたらし、対象者を攻撃します。嫌な記憶を蘇らせ、気分の落ち込みに比例して落下する位置が高くなります。また、現世の手段では落下の悪魔を倒すことは不可能とされるも、チェンソーマンに似た何者かに倒されました。

物腰こそ穏やかであるものの、人間を調理するように淡々と殺害していく光景が恐怖を与えます。根源的恐怖の悪魔であり、倒すことは難しいとされた落下の悪魔。同じく超越者である闇の悪魔と対峙した場合、強さは互角なのか気になるでしょう。また、落下の悪魔を倒した者は、ユウコを殺害した犯人と同一だと予想できます。

最強悪魔ランキング第2位は、地獄のヒーローことチェンソーの悪魔です。彼の最強ポイントは、悪魔そのものをこの世から抹消できる能力です。チェンソーマンに食べられた悪魔は、存在自体を消されてしまい、人々の記憶からも消されます。また、チェンソーの悪魔は、戦争などあらゆる存在・事象を対象にしています。そのため、「第二次世界大戦」や「エイズ」等の概念は、作中世界では存在しません。

超越者と呼ばれる悪魔にもない特殊能力を秘めたチェンソーの悪魔。一方、落下の悪魔のように、食べても存在を消すことができない悪魔もあります。力そのものでは超越者に劣るものの、他にはない能力を持つ点では、最強と呼べるでしょう。

チェンソーマンの最強悪魔の第1位は、作中で最初に登場した根源的恐怖の悪魔の闇の悪魔です。地獄で誕生後、一度も死を経験したことのない闇の悪魔。相手に触れることなく切り裂き、身体を捻じ曲げたり、見ただけで風穴をあけるなどの威力を発揮します。地獄は闇の悪魔の力をさらに強め、チェンソーマンにすら攻撃の隙を許しません。

また、攻撃が当たっても、回復力が高いためにほぼ無傷であり、倒すことは不可能と思われました。マキマやチェンソーマンでも太刀打ちできなかった闇の悪魔。彼を倒せる者は、超越者こと根源的恐怖の悪魔しかいないでしょう。

チェンソーマンの世界では最強と評される超越者。しかし、第2部では彼らを超える存在が示唆され、様々な考察が飛び交っています。以下では、チェンソーマンの超越者に関する感想や評価を紹介します。

第2部から本格登場した超越者。一覧で紹介したように闇と落下の悪魔が判明しています。悪魔の中でも桁違いの強さを誇る超越者とは何者なのか。彼らの正体がもちろん、一覧の悪魔の他にどのような悪魔がいるのかも気になるでしょう。根源的恐怖から火の悪魔も超越者ではないかと、SNSで予想されています。今後、どのような超越者が登場するのか、「チェンソーマン」への期待が高まっています。

闇の悪魔のように、死を経験したことのない悪魔も存在する超越者。地獄で生まれてきてから一度も転生したことのない悪魔も存在します。また、一覧で取り上げた落下の悪魔のように、現世に留まり続けている者もいます。一方、SNSでは、超越者など強い悪魔ほど、地獄や現世に留まり続け、転生はしないとも考察されています。アサたちのいる現世には、どれくらいの超越者が存在するのかも気になるでしょう。

悪魔の中でも桁違いの強さを誇る超越者。今回一覧で紹介した超越者2体は、倒すこと自体が困難であり、チェンソーマンに食べられて存在を消すことも不可能です。中には超越者の設定が怖いとの意見も見られ、彼らの存在自体が脅威ともいえるでしょう。地獄で倒しても、現世で再び対峙する可能性のある超越者。人類が生きている限り、彼らの脅威からは逃れられないと考察されるでしょう。

「チェンソーマン」から超越者の正体や強さの考察、根源的恐怖の悪魔の一覧やそれらに該当する悪魔の予想などを一覧にて紹介しました。予想一覧のように、今後、新たな超越者の登場が予想される「チェンソーマン」。一方、作中では、落下の悪魔が何者かに倒された展開が起きています。この人物の正体は、超越者を超える悪魔なのでしょうか。また、ユウコを殺害した犯人との関係も考察されています。