【アンデッドアンラック】安野雲は「君に伝われ」の作者！正体は久能明の分身体？

「アンデッドアンラック（アンデラ）」は、テレビアニメ版の放映が控えている漫画です。同作品に登場する安野雲は、「君に伝われ」の作者であり、謎の多い正体不明のキャラクターとして描かれていました。この記事では、アンデッドアンラックの安野雲にスポットを当てます。久能明の分身説のある安野雲の正体や目的、強さと能力、過去と死亡などを考察するため、アンデッドアンラックを読む時の参考にしてください。

アンデラの略称で知られているアンデッドアンラックは、週刊少年ジャンプの看板作品の一つとして認識されています。「否定者」という能力者を中心に描かれる人間ドラマとバトルアクションは、多くのファンを釘付けにしました。「テレビアニメ版が放映されれば、ますます人気に拍車がかかるだろう」と評されています。この章では、アンデッドアンラックの作品情報として、概要と簡単なあらすじを取り上げていきます。

アンデッドアンラック（アンデラ）は、週刊少年ジャンプ2020年8号より連載が開始され、2023年4月現在連載中です。同作品のコミックスは、15巻まで刊行中で、累計発行部数は150万部を突破しました。アンデラの原作者は、戸塚慶文です。戸塚慶文は、同作品のプロトタイプ「アンデット+アンラック」を週刊少年ジャンプ2019年9号に発表しており、アンデラが初の連載作品にして代表作となりました。　

アンデッドアンラック（アンデラ）は、出雲風子という少女とアンディという大男の出会いからストーリーが始まります。出雲風子は、不運をもたらす否定者で、そのことが原因で両親を飛行機事故で死なせてしまうなど自らの能力に嫌気がさして自殺しようとしました。そこをアンディに救われました。アンディも否定者であり、彼はどんなことがあっても死なない不死の能力を有しています。二人は行動をともにするようになりました。

アンデッドアンラック（アンデラ）に登場する安野雲は、「あんのうん」と読みます。安野雲の職業は、漫画家です。ストーリー内で出雲風子が熱狂的なファンだった少女漫画「君に伝われ」の作者として、知られています。当初は年齢性別ともに不詳で、誰一人として姿を見たこともなければ声を聞いたこともない正体不明の存在として、描かれていました。担当編集者は、無言の電話と手紙のみで安野雲と原稿のやり取りをしたのです。

アンデッドアンラック（アンデラ）のストーリー内で、安野雲が描いていた漫画が君に伝われです。君に伝われは、SFの要素を湛えた少女漫画に分類されており、コミックス101巻と少女漫画界における最長巻数を誇っていました。ストーリーの冒頭で出雲風子が読んでいた漫画であり、彼女は君に伝われの完結を見届けた後で命を絶とうとしたのです。なお、安野雲の名前は既に第1話に登場していて、「見事な伏線」と高評価されました。

アンデッドアンラック（アンデラ）に登場する安野雲は、第38話でその正体が判明しました。安野雲の正体については、後述していきます。安野雲の性格を一言で表すと、捉えどころがありません。明るく人懐っこい一面を持ちながら、威圧感を醸し出しています。それでいて、真横で声を出すまでアンディが気づかないなど、気配を消しているような描写も見られました。さらに、自分で自分の左腕を切り落とすなど、狂気の持ち主です。

アンデッドアンラックは、謎と伏線が随所に張られた漫画だとされています。特に君に伝われの作者である安野雲については、謎の存在でした。ところが、徐々に安野雲の正体が判明したことから、「素晴らしい伏線回収」という高評価を多くのファンがしているのです。安野雲と久能明は、どのような関係なのでしょうか？この章では、アンデラの安野雲の正体と目的、安野雲と出雲風子とアンディの関係などをネタバレ紹介していきます。

アンデッドアンラックの第38話にて、安野雲の正体が判明しました。安野雲の正体は、久能明という男性でした。久能明は、黒髪の長髪と意思の強そうな表情が印象的なキャラクターであり、常にジャージ姿です。久能明の職業も漫画家です。彼は否定者であり、能力の詳細については後述しますが、「Gライナー」という古代の遺物を持っています。そして、久能明がGライナーを用いて作り出した分身こそが、安野雲でした。

安野雲の見た目は、久能明の分身ということもあり、彼によく似ているとされています。しかしながら、長髪がブロンドである点や、顔が彼よりも中性的であるなどいくつかの相違点もありました。また、安野雲は未来の全てを見透かしているかのような言動や行動が見られ、出雲風子とアンディを困惑させています。実は、そのことが安野雲の、そして久能明の目的における重要な伏線として描かれていたのでした。

安野雲の目的は、世界の未来を変えるためであったことが判明しています。安野雲の正体である久能明は、世界がバッドエンドになることを知ってしまいました。ところが、その過程で彼は「不明」の否定者になり、他者に自分の存在や行動を認識されないようになります。通常の生活を送れなくなった久能明は、鬱屈した思いを抱えたまま密かに暮らしていました。その時、心の支えにしていたのが、自分と同じような否定者の活躍です。

ある時、久能明は自分ではなく、Gライナーで生み出した分身が描いた漫画であれば世間が認識してくれることを知りました。そして、彼は分身に安野雲というペンネームを与えて、覆面漫画家として活動していくことになります。安野雲が描いた君に伝われは、預言書の様相を呈している漫画でしたが、その理由は久能明がバッドエンドの未来を知っていたことに起因しました。やがて、安野雲は出雲風子とアンディに接触するのです。

アンデラの主人公コンビ出雲風子とアンディは、否定者によって作られた対未確認現象統制組織「ユニオン」に所属しています。ユニオンは、一般市民の安全と安心を守るために否定者とUMAの管理を行っていて、場合によっては討伐も行っていました。しかしながら、円卓メンバーNo.3のビリーが謀反を起こし、新たな組織「アンダー」を作ったことで、事態が混沌の度合いを増していったのです。

そのような状況下で、出雲風子とアンディにはミッションが課せられました。それが「正体不明の漫画家安野雲と接触すること」です。ビリーの謀反により、ジュイスが何も知らない状態で四季UMAの課題をクリアしなくてはならず、そのためには未来を知る必要が出てきました。そして、安野雲の描いた君に伝われこそが、予言書であるという結論に達します。出雲風子とアンディが調査を開始すると、安野雲から接触してきました。

週刊少年ジャンプ誌上にて好評連載中のダークファンタジー漫画アンデッドアンラック（アンデラ）に登場する安野雲は、正体の久能明が否定者であることや、彼が古代遺物Gライナーを所持していることで、特殊な能力を有しています。また、安野雲の能力が、ストーリーに大きな影響を及ぼしていました。この章では、アンデラの安野雲の能力や強さについて、三項目に分けてネタバレを含めながら取り上げていきます。

安野雲が有している能力とは、具現化することです。彼はGライナーを使用して、空中に描いたものを具現化することができました。実在するものから安野雲が考え出したものまで作り出すことができ、生物から物体まで何でも生み出すことが可能です。また、生物や物体が元々有している能力も含めて作り出させるので、無敵の力だと称されていました。安野雲の具現化能力の欠点は、一度に一つしか描けないことです。

安野雲の武器は、Gライナーです。Gライナーとは、古代の遺物で漫画やイラストを描く時に用いるGペンのような形状をしていました。Gライナーは、空中に描いたものを具現化する能力の遺物であることから、安野雲が戦う時は、Gライナーで武器を生成することができるのです。また、安野雲は「魂の口径（ソウルキャリバー）」という古代遺物も所持していて、この遺物を使って人間の魂を抜いて閉じ込めていました。

安野雲の強さについて考察しますと、彼は身体能力的な強さにはあまり秀でていません。漫画家であり、肉体的な鍛錬をしてこなかったことが推察されます。その代わり、Gライナーを持っていることで、古代遺物の具現化能力を最大限に活かして、敵と渡り合っていました。安野雲は、大鎌を描いて武器にしたり、アンディの左腕を描いて紅火山弾を撃たせるなど、臨機応変に事態に対応した戦闘を披露してファンを驚かせたのです。

テレビアニメ版の放映開始が2023年10月に予定されている大ヒットバトル漫画アンデッドアンラックに登場する安野雲には、正体である久能明の過去における苦悩がありました。また、彼の過去がアンデラにおける重要な伏線となっており、ファンを惹きつけているのです。安野雲と久能明には、どのような過去があったのでしょうか？この章では、アンデラの安野雲の過去と最後について、ネタバレを交えて紹介していきます。

安野雲の正体である久能明は、小学生時代にGライナーを拾いました。Gライナーには、古代遺物に過去未来の情報を一度だけ付与するという能力が込められており、久能明はそこで否定者のループによる戦いの歴史や、世界のバッドエンドを知ったのです。しかし、神はGライナーによる情報流出を防ぐために、それを見た者に不明の能力を与えるように仕向けていました。その結果、久能明は不明の否定者として生きることを強いられます。

久能明は、Gライナーを通して出雲風子とアンディの活躍を知りました。そして、分身の安野雲を作り出すと、君に伝われを描いて世界の暗い未来を訴えかけ、さらには二人と接触したのです。出雲風子とアンディに接触後の安野雲は、アンディを本に変えたり、出雲風子をソウルキャリバーに封じ込めたことで、二人の強化に成功しました。また、ヴィクトルとの和解達成や、ショーン・ダッツによる出雲風子殺害も未然に防いでいます。

その後安野雲は、UMAのオータム捕獲のために、子供の姿になっていたリップ・トリスタンを古代遺物「ライフ・イズ・ストレンジ」で元の姿に戻しました。しかし、それは安野雲が若返り過ぎて消滅してしまうことと同義だったのです。安野雲は消滅し、Gライナーも壊れてしまったことで、久能明のみが生き残りました。久能明は、不明の否定者なので、また孤独に生きていきますが、出雲風子とアンディたちの記憶に残る続けるのです。

この章では、アンデッドアンラックに登場する安野雲に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。安野雲は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、アンデッドアンラックをコミックスで読んでいる方のツイートです。コミックス6巻を読んで、安野雲の活躍に感動したことと、彼がとてもいい奴だったという感想を持っています。

こちらは、アンデッドアンラックを考察していると思われる方のツイートです。週刊少年ジャンプ2023年11号を読んで、このストーリー展開だと安野雲の悲劇は遅れて発生したのではないかと推察していました。

こちらは、アンデッドアンラックの大ファンだと思われる方のツイートです。コミックス5巻を読んで、安野雲の性別が不詳だけれども、ぶっ飛んだキャラクターで面白いという感想をつぶやいていました。

この記事では、アンデッドアンラック（アンデラ）に登場する安野雲について特集してきました。安野雲は、同作品における重要キャラクターとして認知されています。彼に注目して、アンデッドアンラックを読んでください。