【MFゴースト】池谷先輩がハゲたおじさんに？頭文字D時代の姿や真子とのその後は？

『MFゴースト』の前作である『頭文字D（イニシャルD）』には、池谷先輩と呼ばれるキャラがいました。池谷は頭文字D時代から人気のキャラで、主人公の藤原拓海を走り屋の世界に引き入れるという大きな役割を担っていました。

MFゴーストでは長い間出番のなかった池谷は、コッミクス9巻の96話でようやく登場しました。すっかり年を取ってしまった池谷でしたが、相変わらず元気な姿を見せてくれました。ここでは、MFゴーストでの池谷の姿や、現在の職業などを詳しく解説します。まずは、頭文字D時代の池谷の情報や、MFゴーストの作品情報を見ていきましょう。

MFゴーストは、ヤングマガジンで連載中の漫画です。作者はしげの秀一さんで、以前にしげの秀一さんが連載していた頭文字D（イニシャルD）の後継作です。頭文字Dでは登場人物たちが走り屋として山道などを走っていましたが、MFゴーストではクローズドコースとでの合法なレースで速さを競い合う様子が描かれています。また、MFゴーストには、頭文字D時代には出てこなかったフェラーリやランボルギーニなどの外国車も登場します。

MFゴーストの世界では燃料自動車の生産が中止され、電気自動車や燃料電池自動車が普及していました。燃料自動車はすでに絶滅危惧種といわれていましたが、日本で燃料自動車を使った「MFG」というカーレースが開催されます。このレースには世界から多くのドライバーが参加し、世界最速を目指してしのぎを削るのでした。

MFゴーストの池谷先輩のフルネームは、池谷浩一です。頭文字D（イニシャルD）の序盤から登場するキャラで、初登場時の年齢は21歳でした。当時の身長は175cm、体重は60kgです。主人公の藤原拓海たちから「先輩」と呼ばれて慕われていますが、学校の先輩というわけではありません。池谷は、拓海たちがバイトをしているガソリンスタンドの先輩職員です。

走り屋チームの秋名スピードスターズのリーダーで、仲間たちと一緒に群馬県渋川市の秋名山を拠点に活動していました。連載開始当初は他の走り屋チームと会ったことがなかったため、「秋名最速」を自称していました。真面目で優しい好青年ですが、車に関することとなると熱くなってしまいます。

池谷の愛車は、日産のシルビアK's（S13型1988年式）です。S13はシルビアの5代目のモデルで、現実世界でも走り屋を中心に人気を集めました。池谷は、自分の愛車であるシルビアを非常に大事にしています。事故でシルビアを大きく破損させてしまったときは、自分の未熟さを反省してシルビアに謝罪していました。

MFゴーストでは池谷はすでに年を取っていて、走り屋として活動している描写はありません。頭文字D（イニシャルD）ではチームのリーダーでしたが、作中のキャラの中では技術は下手な部類に入ります。池谷が立ち上げた秋名スピードスターズは本格的な走り屋のチームというよりは、車好きの仲間たちで楽しく遊ぶようなチームでした。

池谷自身はテクニックに自信を持っていましたが、当初はドリフトとパワースライドの区別もつかない状態でした。しかし、拓海や他の走り屋の技術を目の当たりにして、モータースポーツの技術の習得に努めます。徐々に腕前も上がり、慣性ドリフトや初歩的なヒール＆トゥを成功させるまでに成長しました。
 

池谷のチームである秋名スピードスターズは、あるとき赤城レッドサンズという走り屋チームから交流会を申し込まれます。レッドサンズのドライブテクニックのレベルの高さを見た池谷は、交流会で負けないように秋名山で練習に励みます。しかし、いくら練習しても、まったくタイムが縮みませんでした。

ムキになって練習していた池谷は、対向車に気づくのが遅れてしまいます。対向車はなんとか避けた池谷でしたが、ガードレールに激突して大ケガを負ってしまいました。この事故で愛車のシルビアも大きく破損しますが、なんとか廃車にならずにすみました。

池谷は赤城レッドサンズとの交流会で、拓海のドライビングテクニックが桁外れに凄いことを知ります。その後の会話で、拓海がコップの水をこぼさないようにドリフトしているという話を聞き、池谷は拓海の車に乗せてくれるように頼みました。ワクワクしながら拓海の車に乗った池谷ですが、想像を絶する運転に精神が持たず失神してしまいます。

池谷は一度失神したにも関わらず、今度は自分のシルビアで運転してほしいと拓海にお願いします。次も失神して帰ってくると思っていた仲間たちでしたが、今度はかろうじて意識を保ったまま帰還しました。

頭文字D（イニシャルD）の時代の池谷は、すらりとしたイケメンでした。髪の毛はフサフサとしており、少し無精髭が生えています。ややタレ目の優しげな目つきが、池谷の穏やかな性格をよく表していました。

頭文字D（イニシャルD）の主要キャラである池谷は、MFゴーストにも登場しています。MFゴーストは頭文字Dから20年ほど経った後の話で、当時は21歳だった池谷もだいぶ年を取りました。すでに40代になっている池谷がおじさんになっているのは当然ですが、池谷は年を取っただけでなく頭がハゲてしまっていました。帽子を取ったときの姿は衝撃的で、池谷の変貌にショックを受けたファンも多いようです。

頭文字D（イニシャルD）の時代の池谷は、ガソリンスタンドで働いていました。MFゴーストでも変わらずガソリンスタンドで働いており、昇進して所長になったようです。頭文字Dの作中で働いていたガソリンスタンドはEssoでしたが、MFゴーストではENEOSに変わっていました。Essoは2019年にENEOSブランドに統一されたため、作中での表記も変更されたと推察されます。

頭文字D（イニシャルD）の池谷は、これまで女性と付き合ったことがありませんでした。女性ともあまり縁がない生活を送っていましたが、碓氷峠で運命的な出会いをします。池谷が碓氷峠で出会ったのは、走り屋コンビであるインパクトブルーの佐藤真子でした。真子はドライブインの駐車場で、実家のミラPitが故障して困っていました。

その真子を助けたのが、偶然通りかかった池谷でした。池谷は初対面で真子に好意を抱き、その後何度かデートをするようになります。また、真子のほうも、徐々に池谷に惹かれていきます。しかし、真子が凄腕の走り屋であることを知ったことで、池谷のプライドが傷ついてしまいます。

真子は池谷に純粋な好意を伝えますが、池谷は真子が拓海と勝負したいために自分を利用していると勘違いしてしまいました。お互いに思い合っているにも関わらず、池谷と真子は何度もすれ違いを繰り返します。結局は誤解したまま離れ離れになり、しばらくは音信不通となってしまいました。

すれ違ったまま別れてしまった池谷と真子は、その後どうなったのでしょうか？池谷と真子のその後は、頭文字D（イニシャルD）の番外編である「旅立ちのグリーン」で描かれています。再会した2人はこれまでの誤解が解け、再びお互いのことを意識し出します。池谷は今度こそ真子に告白するつもりでしたが、その前に真子が自動車ライターへ転職しようとしていることを知りました。

池谷は真子の仕事の邪魔をしてはいけないと思い、告白はせずに真子を送り出すことにしたのでした。頭文字Dでの2人の恋はここで終わり、切ない最後に残念がる声が多く上がっていました。それだけに、頭文字Dの続編であるMFゴーストでは、池谷が真子と結婚したかどうかに注目が集まっていました。MFゴーストでは、すでに結婚している頭文字D時代のキャラもいます。

そのため、池谷も真子と結婚しているのではないかと期待しているファンが大勢いました。しかし、MFゴーストの時代になっても池谷は結婚しておらず、独身のままでした。池谷はMFゴーストで、「忘れられない女性がいる」と心の中で呟いています。この女性が誰かは明確になっていませんが、おそらく真子のことであると推察されます。MFゴーストの池谷は誰とも結婚せずに、今でも真子を思い続けているようです。

頭文字D（イニシャルD）のアニメで池谷を演じたのは、声優の矢尾一樹さんでした。MFゴーストのアニメの放送はまだこれからですが、公式サイトでは池谷役に矢尾一樹さんの名前が上がっています。そのため、MFはゴーストでも矢尾一樹さんが池谷役を続投するのは間違いなさそうです。ここでは、MFゴーストで池谷を演じる矢尾一樹さんのプロフィールや、これまでの主な出演作品などを紹介します。

MFゴーストの池谷役の矢尾一樹さんは、1959年6月17日生まれのA型です。石川県金沢市出身で、マック・ミックに所属しています。中学の頃に観た舞台をきっかけに、舞台俳優になることを志します。大学時代に同級生のツテで劇団摩天楼の稽古場のスタッフとして関わるようになり、その後役者として舞台に立つようになりました。劇団員としてだけでは収入が得られなかったため、テレビドラマや映画の仕事などもするようになります。

声優デビューしたのは、OVA『BIRTH』のシュルギ・ナム役でのことでした。それ以降はテレビアニメにも出演するようになり、多くのキャラを演じてきました。矢尾一樹さんは剣道と剣武道を特技としており、剣道は二段、剣武道は初段の腕前です。他に、ギターやバスケット、お酒が好きです。以前は声優の冨永みーなさんと結婚していましたが、現在は女優の林なつきさんと婚姻関係にあります。

矢尾一樹さんといえば、『ONE PIECE』のフランキー役で有名です。ONE PIECEではフランキーを担当する前に、ジャンゴ役でも出演していました。他にも『超獣機神ダンクーガ』の藤原忍や『機動戦士ガンダムZZ』のジュドー・アーシタ、『燃える！お兄さん』の国宝ケンイチなど数々の人気キャラを演じています。声優の肝付兼太さん亡き後は、『アンパンマン』のホラーマン役を引き継いでいます。

池谷は頭文字D（イニシャルD）時代にはかっこいい好青年で、ファンからの人気も高かったキャラです。それがMFゴーストではハゲたおじさんになってしまったことで、衝撃を受けたファンが大勢いました。あまりの変わり様に、思わず作者を批判してしまうようなコメントも上がっていました。中には、ハゲた池谷の姿を見るのは悲しいが、「現実はこんなものだ」と達観している人もいました。

頭文字D（イニシャルD）の池谷と真子の2人は、ファンの間でも人気のカップリングでした。そのため、MFゴーストで池谷が真子と結婚していないことに、がっかりしてしまったファンもいるようです。池谷がまだ誰とも結婚していないことを知り、MFゴーストで真子と結婚してほしいと願うコメントが多く上がっていました。拓海やイツキがすでに結婚しているだけに、池谷だけ結婚していないことに憐れみを感じる人もいました。

MFゴーストの作中では、池谷がシルビアに乗っているシーンは出てきません。さすがにいまだにシルビアに乗っているとは考えにくく、その事実を寂しく思う人もいるようです。また、現在の池谷が、どのような車に乗っているのか知りたいというコメントも見られました。

MFゴーストに登場する池谷についてまとめました。池谷は頭文字D（イニシャルD）時代のメインキャラだったため、MFゴーストに登場した際は大きな反響がありました。MFゴーストでの池谷の姿が思った以上に年を取っていたため、ショックを受けてしまったファンも大勢いたようです。

また、池谷がまだ独身だということも、ファンの間では大きな話題となりました。この先池谷と真子が再会するかどうかはわかりませんが、池谷の幸せを願いながらMFゴーストの続きを楽しみましょう。