【遊戯王】ラー・オシリス・オベリスクの三幻神を考察！それぞれの強さや効果は？

遊戯王にはラー・オシリス・オベリスクの三幻神が登場しています。『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』のアニメが放送された時点での三幻神は弱い部類のカードに入るかもしれませんが、登場初期の頃はデッキでの強さや効果が他のカードを圧倒するほどの強さを誇っていました。そこで、ここからはラー・オシリス・オベリスクの三幻神について詳しく紹介していきます。それではまず、遊戯王の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：遊☆戯☆王（ゆうぎおう）
• ジャンル：バトル漫画、ファンタジー、少年漫画
• 作者：高橋和希
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ
• 発表号：1996年42号～2004年15号
• アニメ作品：『遊☆戯☆王 (アニメ第1作)』『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』『遊☆戯☆王5D's』『遊☆戯☆王ZEXAL』『遊☆戯☆王ARC-V』『遊☆戯☆王VRAINS』『遊☆戯☆王SEVENS』『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』

『遊戯王』は高橋和希専背によるバトル漫画です。『週刊少年ジャンプ』にて1996年42号から2004年15号まで連載され、単行本は全38巻、全22巻（文庫版）が刊行されています。「主人公が絶対人を殴らない格闘モノ」というコンセプトが掲げられた本作は、2022年7月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数が4000万部を売り上げるなど人気を博しました。

本記事で紹介する3枚の神のカード「三幻神」の存在は、遊戯王のバトルシティ編でエジプト考古局長官のイシズ・イシュタールによって初めて触れられました。イシズは海馬に3枚の神のカードにまつわる伝説を伝え、そのカードのうちの1枚「オベリスクの巨神兵」を託します。さらに、イシズはレアカードの偽造・強奪集団「グールズ」によって、オベリスクの巨神兵以外の神のカードが奪われたことを話し…

遊戯王のバトルシティ編で登場した「ラーの翼神竜」「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」の3体は「三幻神」と呼ばれる神のカードです。いずれも星10で3体をリリースして召喚しなければならないなど召喚コストが高いものの、デッキでの効果は圧倒的な強さを持ち、神のカードなしに神のカード所持者を倒すことは困難を極めるとされていました。

それでは早速、ラー・オシリス・オベリスクの三幻神について、プロフィールをはじめデッキでの強さや効果、原作・アニメでの活躍を解説していきます。では、まずはじめにラーの翼神竜について詳しく見ていきましょう。

三幻神と呼ばれるカードの1枚であるラーの翼神竜（ラーのよくしんりゅう）は神属性・幻神獣族の効果モンスターです。原作での英語表記は「THE SUN OF GOD DRAGON」。上半身が鷲、鷹、コンドルなどの猛禽類、下半身が獅子というキメラ型生物「グリフォン」を彷彿とさせる姿をしており、全体的にメカニカルな動きをするのも特徴的です。

ラーの翼神竜のデッキでの強さにおける最大の特徴は、攻撃力と守備力が召喚時にリリースした3体のモンスターの攻撃力と防御力の合計値になるというものです。そのステータスはレベルが10で、攻撃力、防御力ともに「？」の表記となっています。ラーの翼神竜のデッキでの効果については次のとおりです。

• モンスター、トラップカードの効果を受けない
• 破壊・生贄・洗脳効果を受けない
• 魔法カード効果は1ターンしか受けない
• 特殊召喚されたターンでも攻撃できる
• 自分フィールド上のモンスターをリリースし、その攻撃力をラーの攻撃力に加えることができる
• 自分のライフポイントを1にし、削った分のライフポイントをラーの攻撃力に加えることができる
• 1度の攻撃で相手フィールド上の全モンスターを破壊する
• 攻撃力と守備力が召喚時にリリースした3体のモンスターの攻撃力と防御力の合計値になる
• 墓地から特殊召喚された場合、1000ライフポイントを支払うことで不死鳥形態（どんな手段でも破壊されず、相手フィールド上のモンスター1体の耐性を無視して破壊する形態）になれる

ラーの翼神竜は攻撃力と守備力がリリースした3体のステータスの合計値で決定されるため、高いステータスを持つモンスターを自分フィールド上に揃えなければなりません。ただ、攻撃力を上げる手段が豊富な上に速攻能力（通常攻撃ができないターンでも攻撃できる能力）を持つため、墓地から特殊召喚したのち、攻撃力を上げて1ターンキルを決めるという強力な戦法を用いることができます。

原作漫画『遊戯王』のバトルシティの決勝トーナメントにて、マリクおよび闇マリクが自身の切り札としてラーの翼神竜を使用しています。もともとラーの翼神竜は「H&W」の創始者であるペガサス・j・クロフォードが同ゲーム発売の前後に制作したカードでした。

しかし、その強大な力を恐れたためにエジプトの地中に埋めて封印していたところ、マリクが結成したカード窃盗団「グールズ」によって盗み出されたのち、マリクの手に渡ることとなっています。バトルシティ終結後は本作の主人公である武藤遊戯の手に渡りました。

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』ではペガサス・J・クロフォードが設立した会社「インダストリアル・イリュージョン社」の社員だったフランツが盗んだラーの翼神竜のコピーカードを使用しています。フランツは神縛りの塚というLv10以上の大型モンスターを縛り上げ、または守ってくれるフィールド魔法を発動することによりラーの翼神竜の制御に成功し、鎖で強引に拘束する形で怒りを抑え込みました。

三幻神と呼ばれるカードの1枚であるオシリスの天空竜は、神属性・幻神獣族の効果モンスターです。原作での英語表記は「SAINT DRAGON -THE GOD OF OSIRIS-」。西洋の飛竜と東洋の龍を組み合わせたような姿をしているのが特徴。下級モンスターを展開させない能力を持っており、しっかり運用すればかなり強いモンスターと言えます。

オシリスの天空竜のデッキでの強さにおける最大の特徴は、攻撃力と守備力が自分の手札の枚数×1000ポイントになるというものです。そのステータスはレベルが10で、攻撃力、防御力ともに「？」の表記となっています。オシリスの天空竜のデッキでの効果については次のとおりです。

• オシリスの召喚は無効化されない
• ラーとオベリスク以外のモンスター効果を受けない
• トラップカードの効果を受けない
• 破壊・生贄・洗脳効果を受けない
• 魔法カード効果は1ターンしか受けない
• 攻撃力と守備力が自分の手札の枚数×1000ポイントになる
• 相手フィールド上にモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚されたとき、そのモンスターの攻撃力を2000ポイントダウンさせ、0になった場合そのモンスターを破壊する。

オシリスの天空竜は相手フィールド上に召喚・反転召喚・特殊召喚された攻撃力2000以下の下級モンスターをことごとく破壊していき、攻撃力2000以上の上級モンスターを召喚してきたとしても2000ポイント分削ることができるため、かなり場持ちのよいモンスターカードと言えます。ちなみにOCG化されたことで、召雷弾が原作より弱体化してしまっていますが、それでもかなり強力な効果が残っていました。

原作・アニメではラーの翼神竜とオベリスクの巨神兵とともにエジプトの地中深くに埋められていたところをマリクの組織「グールズ」が発掘する形で、三幻神と呼ばれる神のカードとしてオシリスの天空竜が登場しています。その後バトルシティ大会にて、マリクが洗脳し操っていた人形と武藤遊戯の戦いで初めて使用されました。結果的に遊戯が戦いに勝利したことにより、以降はオシリスの天空竜を勝ち取った遊戯が使用するようになります。

三幻神と呼ばれるカードの1枚であるオベリスクの巨神兵は神属性・幻神獣族の効果モンスターです。原作での英語表記は「THE GOD OF OBERISK」。西洋の悪魔のような姿をしているのが特徴。攻撃力4000を上回るモンスターを相手が出すと、普通に戦闘破壊されてしまうため、ラー、オシリスよりも弱いと言えます。

オベリスクの巨神兵のデッキでの強さにおける最大の特徴は、自分フィールド上のモンスター2体をリリースすることで、相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、相手プレイヤーにもダメージを与えるというものです。そのステータスはレベルが10で、攻撃力、防御力ともに「4000」の表記となっています。オベリスクの巨神兵のデッキでの効果については次のとおりです。

• オベリスクの召喚は無効化されない
• ラーとオシリス以外のモンスター効果を受けない（オシリスの効果は1ターンのみ受ける）
• トラップカードの効果を受けない
• 破壊・生贄・洗脳効果を受けない
• 魔法カード効果は1ターンしか受けない
• 自分フィールド上のモンスター2体をリリースすることで、相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、相手プレイヤーにもダメージを与える

オベリスクの巨神兵は攻撃力、防御力ともに4000ポイントと高ステータスで、ゴッド・ハンド・インパクトも非常に強力な効果を持っています。ただ、ゴッド・ハンド・インパクトは発動できれば強力ですが、3体をリリースして召喚した上で、自分フィールド上のモンスター2体をリリースする必要があるため、発動自体が厳しいです。トークンもリリースできるとすれば非常に強力なカードと言えるでしょう。

オベリスクの巨神兵はラーの翼神竜やオシリスの天空竜とは違い、マリク率いる「グールズ」の魔の手から唯一逃れていました。そして、イシズ・イシュタールから海馬に託されており、バトルシティ大会で初めて使用されています。その後バトルシティを制した遊戯の手に渡ることとなりました。

ここまでデッキでの強さや効果、原作・アニメでの活躍を交え、ラー・オシリス・オベリスクの三幻神について解説してきました。では、最後にラー・オシリス・オベリスクに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では遊戯王原作（アニメ）効果最強ランキングや三幻神とその他カードの相性、ラーの翼神竜に対する印象などに触れられているようです。

こちらでは遊戯王に登場するのラーの翼神竜に関する声があがっています。どうやらこの方は遊戯王原作（アニメ）効果最強ランキングと題し、効果最強のカードをランキング化させているようです。そのランキングではラーの翼神竜が1位にランクインしています。2位にはレジェハというカードがランクインしているため、これを機にラーの翼神竜とレジェハのカード効果を比較してみるとよいかもしれません。

こちらでは遊戯王に登場するラーの翼神竜と走魔灯の相性に関する声があがっています。どうやらこの方はラーの翼神竜と走魔灯の相性について考察されているようです。

走魔灯とは自分のライフポイントが100未満の場合に発動できるカードで、第11期第７弾となるパック「BATTLE OF CHAOS」に収録されています。感想では「走魔灯はラーの翼神竜と相性が良いのでは」とのことなので、これを機にラーの翼神竜と走魔灯の相性について考察してみるとよいかもしれません。

こちらでは遊戯王に登場するのラーの翼神竜に関する声があがっています。どうやらこの方はオシリスの人気とカード化による弱体化の影響によって、「当時影が薄かった記憶」との印象を受けているようです。本記事ではラー・オシリス・オベリスクの三幻神のデッキでの強さや効果について触れているため、興味のある方は三幻神の人気もチェックしてみるとよいかもしれません。

本記事では遊戯王に登場するラー・オシリス・オベリスクの三幻神のそれぞれの強さや効果を考察してきました。遊戯王の漫画やアニメを見る際は本記事のまとめを参考にしつつ、ラー・オシリス・オベリスクの三幻神の活躍に注目していただければ幸いです。