シュタインズゲートの感想をネタバレまとめ!アニメ版が面白い理由とは?

ファンからの評価が高いシュタインズゲートの簡単なあらすじ内容と感想を交えてネタバレしながらまとめます。作中にでてくる難解なSF用語と設定についてもまとめ、見どころやポイントについてもまとめて評価を紹介していきます。また、2018年4月から始まったアニメ版のシュタインズゲートゼロの内容と感想についてもまとめて紹介します。シュタインズゲートのゲーム版とアニメ版を比較して、アニメ版が面白い理由についての評価を紹介します。

シュタインズゲートの感想をネタバレまとめ!アニメ版が面白い理由とは?のイメージ

目次

  1. シュタインズゲートの感想をネタバレ紹介!アニメ版がおもしろい理由を考察
  2. シュタインズゲートって?
  3. シュタインズゲートの感想を紹介
  4. シュタインズゲートゼロの感想は?
  5. シュタインズゲートアニメ版が面白い理由は?
  6. シュタインズゲートの感想まとめ

シュタインズゲートの感想をネタバレ紹介!アニメ版がおもしろい理由を考察

「シュタインズゲート」はゲーム、アニメ、映画と関連作品が発表されているタイムトラベルものの中でも特に評価の高い作品です。綿密に構成されたストーリー展開をすることからハマって2回、3回と見直すヘビーファンが多数くいます。中でも評価の高いアニメ版シュタインズゲートがなぜおもしろいのか、ネタバレ感想を交えながらまとめていきます。

想定科学ADV『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』公式Webサイト

シュタインズゲートって?

簡単あらすじまとめ

シュタインズゲートの舞台は2010年夏の秋葉原です。大学生のオカリン(岡部倫太郎)が「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、厨二病をこじらせた発明をしていたところ、偶然にも過去へとメールが送れてしまいます。世紀の発明と興奮して過去への干渉を繰り返す内、取り返しのつかない過去改変をしたことに気が付きます。研究所に集まる個性的なメンバー(ラボメン)達と共に、日常を取り戻すための研究と試行が始まります。

シュタインズゲートのややこしい世界観を図解しています。アニメで主に舞台となるα世界線(パラレルワールドのようなもの)の先には、オカリンの幼馴染のまゆしぃ(椎名 まゆり)が死亡する結果が待っていました。これを回避するためにオカリンはDメール(過去へ送れるメール)を使って過去を改変し、αからβ世界線へ移ってまゆしぃを助けようとします。

やっとの思いでβ世界線に移るが、そこはα世界線でオカリンと恋仲になるクリス(牧瀬紅莉栖)が死んでいる世界線でした。絶望するオカリンの元に15年先の未来からDメールが届き、αでもβでもないシュタインズゲート世界線にたどり着くためのアイデアを授ります。

ゲームソフトをアニメ化した作品

アニメの「STEINS;GATE(シュタインズゲート)」の元になったのはXbox360用のアドベンチャーゲームで、音楽・ゲームブランドの「5pb.」とパソコンゲームメーカーの「ニトロプラス」で制作した、想定科学アドベンチャーシリーズです。ゲーム版のシュタインズゲートはマルチエンディングになっていて、ゲーム中にプレイヤーが取る行動でエンディングが変わります。ゲーム誌レビューにおいてはストーリー部分の評価が高得点でした。

アニメ版シュタインズゲートはまゆしぃか、クリスのどちらを選択するかでオカリンは苦悩します。一方、ゲーム版シュタインズゲートの特徴は2人以外の他のラボメンの女の子と仲良くなることができ、それでエンディングが変わってきます。ちなみに「鈴羽」「フェイリス」「ルカ子」「まゆしぃ」「クリス」それぞれでエンディングがあり、それとは別にトゥルーエンドがあります。

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シュタインズゲートの感想を紹介

二回目を見直すとおもしろいという感想が多い

シュタインズゲートの感想をまとめると「1回で理解できない」「もう1回見たい」というものが多いです。初見で何気なく見ていたシーンが実は物語の大事な分岐路になっていたりするため、物語の後半から話が急に動きだすと、伏線を頭で追い切れなくなります。その結果、最終回の後に「1話を見直したい」という感想を持つことになります。程よい難解さが2回、3回のリピートを誘い、高評価に繋がっています。

ネット用語やアニメ用語が難しい!?

シュタインズゲートのメイン舞台は2010年の日本のため、当時流行っていた流行語やネット用語がよくでてきます。中でもオカリンの相棒であるダル(橋田 至)が、ネット用語を多様します。 作中にでてくる代表的なものをまとめてみました。「常考」「バカなの?死ぬの?」「こんなかわいい子が女の子のはずがない」「あるあ…ねーよ」「マンドクセ」「ドクターペッパー」「ぬるぽ」。この中のいくつわかりましたか?

鳳凰院 凶真が面倒くさいという感想が多数

オカリンの別名である「鳳凰院 凶真」は狂気のマッドサイエンティストという脳内設定です。厨二病を患っており、見ているほうがむず痒くなるという感想が多数あります。しかし、「運命探知の魔眼(リーディング・シュタイナー)」の能力を本当に持っていたり、最終回まで見るといままでの面倒くさいという評価が逆転し、厨二病がかっこよく見えるから不思議です。

Dメール、タイムリープ、タイムトラベルどう違うの?

過去を改変してしまう方法として主に3つあります。過去にメールを送るDメール。現在の記憶を過去の自分に上書きして時間を移動するタイムリープ。タイムマシンに乗り込んで、人や物が時間を移動するタイムトラベル。シュタインズゲートを楽しむための基礎知識ですが、ややこしいという感想や、考察・評価が多数あります。

Dメールは、メールを過去に送り、そのメールを見た人がメール内容に影響を受けて行動を変えた場合に世界線を移動します。メールを見た人が実際にどのような行動を起こすのかはDメールを送った本人も予想がつきにくいため、過去改変の方法としてはリスクが高い方法になります。このため、オカリンもタイムリープの研究を始めます。

タイムリープはヘッドセットを使って脳内の記憶をデータ化し、SERNの施設をハッキングして生成したブラックホールでデータを圧縮し、Dメールの要領で圧縮記憶データを過去に送信します。過去の自分が携帯電話で情報を受け取った際、情報が脳に上書きされ「未来の記憶を思い出す」ことで実現します。未来を知った上で行動ができるため、より正確な過去改変ができるようになります。

タイムトラベルは、タイムマシンに乗って時間を移動します。Dメールやタイムリープと違うのは、同じ時間(世界線)に同一人物が同時に存在できることです。23話でわかりますが、1話はタイムトラベルしてきたオカリンが数人いる状況になっています。

世界線が収束して「まゆしぃ」の死が避けられないのはなぜ?

タイムリープやタイムマシンで過去改変ができるのに、まゆしぃの死が避けられない理由がわからないという感想や、それに関する考察が多数あります。これは、アトラクタフィールドによって世界線が収束することに関係しています。

α世界線上では、2025年にクリスがSERNに所属してタイムマシンを開発し、2036年にSERNがディストピアを形成したことで、鈴羽がタイムトラベルをしてきます。2025年と2036年の収束点に大きく関係するのが2010年のまゆしぃの死です。死を避けられなかったことでオカリンが苦悩し、オカリンを助けたい思いでクリスがタイムマシン開発に成功するため、α世界線にいる限りまゆしぃは世界に殺されてしまうのです。

細かい伏線が多い?

細かい伏線がどう回収されるのか、もしくは、どこかで回収されていたのかが気になる感想が多くあります。実は伏線はゲーム版や映画版や、続編で回収されていきます。このため、制作側がわざと気になるように伏線を仕込んでいるということになります。この絶妙な仕込みがシュタインズゲートファンの評価を高める結果につながるのでしょう。

リーディングシュタイナーは何が起こっているのか?

リーディングシュタイナー(運命探知の魔眼)は、作中ではオカリンが持つ特殊能力として描かれています。厨二病の脳内設定かと思いきや、本当に能力を備えていることもあり、何が起こっているかわからず気になるという感想・考察が多くあります。具体的には移動前の世界線での記憶を保持する能力で、オカリン以外は別の世界線での記憶は一切ないことになります。

デジャヴは「他の世界線の記憶を、既視感として認識する」ことで、程度の差はあるが誰もが持っています。オカリンはこのデジャヴを強く感じる体質(能力)なのです。実はオカリンも世界線を移動した際に記憶は再構築・改変されています。デジャヴにより他の世界線(世界線移動する1つ前の世界線)の記憶を受信しているのです。特に程度の強いデジャヴをリーディングシュタイナーという名前で表現しているわけです。

初見の場合は前半で脱落する人が多い!

シュタインズゲートが面白いという話を聞いて見だした人が、アニメの前半で脱落することが多いのです。前半は後半を盛り立てるための布石だったり、物語の背景を作り出す部分のため、日常アニメーション的なのりで進んでいきます。

その上で、Dメールやリーティングシュタイナーのような意味不明な現象が多発するので、見ている人が置いてけぼり状態になってしまうことがあるようです。熱狂的なファンと途中脱落者とで大きく評価が分かれる作品なのです。

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シュタインズゲートゼロの感想は?

「シュタインズゲート ゼロ」は、「シュタインズゲート」の続編です。ゲーム版が出たのち、2018年4月よりアニメ版も全23話として放送をしています。β世界線を主な舞台としたストーリー構成になっており、「シュタインズゲート」の22話でクリスを救えないままあきらめた世界線を中心としたストーリー展開になります。

この「シュタインズゲート ゼロ」の世界線があって初めて「シュタインズゲート」の23話が成り立つことになり、実はすべてが繋がっているのです。「シュタインズゲート ゼロ」のβ世界線でこれまた苦労を重ねたオカリンやまゆしぃがお膳立てを綿密に行った結果でオカリンが奮起し、クリスもまゆしぃも死なない、シュタインズゲート世界線を目指すことになるわけです。

21話のまとめ力がすごい

2011年に行ったタイムリープが失敗…と思われたが、その時の記憶情報が、2025年から精神崩壊している2036年のオカリンに移植されて未来にタイムリープ。話は突然2036年に移りますが、ここから3000回以上の過去へのタイムリープを繰り返して2011年まで戻ってきます。いわゆる「3000回の執念オカリン」の急展開に驚きの感想が寄せられます。

「これ誰?」そう、2036年のダルはイケメンのイケボイスです。2036年で執念オカリンをサポートするのはやっぱりラボメンです。ルカ子も清心斬魔流を極めたイケメン剣士になっていたりと伏線をしっかり回収しているあたりにファン歓喜の感想が寄せられています。

「シュタインズゲート ゼロ」において、クリスに代わってブレーン役を務める比屋定さんと、フェイリスも健在です。クリスの先輩である比屋定さんは、クリスとの才能の差にコンプレックスを持っていました。しかし、α世界線のクリス製作のタイムマシンが過去にしか行けなかったのに対して、β世界線の比屋定さんとダルで開発したタイムマシンは未来にも行ける仕様にグレードアップしていたことから苦労が伺えます。

「シュタインズゲート ゼロ」での鍵となるのがアマデウス(2010年時点のクリスの記憶を持ったAI)です。21話は重要なキャラクターの総集合と伏線回収のオンパレードなのです。21話の怒涛の進展から打って変わって、22話ではこのアマデウスのクリスとお別れする涙なしには見れないシーンもあります。

ゲーム版の「ゼロ」では3000回のタイムリープの過程はサラっと流れました。2025年にはオカリンが精神崩壊したきっかけであるストラトフォーに拉致・監禁されて拷問を受けた期間があるのですが、アニメ版ではその期間をどう乗り越えてタイムリープしたのかを詳細に展開してくれます。21話のファン評価が高い理由はここにあります。

そして、「ゼロ」でずっと封印されていた鳳凰院 凶真の復活です。「ゼロ」の大半はまじめで陰鬱なオカリンなわけですが、21話でやっといつものオカリンに戻ります。ここからやっと溜めに溜めたオカリンの反撃が始まります。

シュタインズゲートアニメ版が面白い理由は?

タイムリープの仕掛けがおもしろい

先にも記載したように、シュタインズゲートに登場するタイムリープは独特です。記憶だけが時間を移動するという設定が活かされるように、「ゼロ」では2036年の未来に記憶を持っていき、そこから2011年まで記憶を累積しながら戻ってきます。世界線の移動と、時間軸の移動を行っても、タイムトラベルのように同じ時間に同じ人間が存在しないため、タイムパラドックスは起きないわけです。

タイムリープの仕組みと制限によりストーリーに面白みがでますが、複雑すぎて頭がパンクしてしまいます。アニメ版はこの辺りのまとめを絶妙なバランスで行うことで初見でも内容が頭に入りやすいように工夫されています。

思わず感情移入してしまう主人公

人は少なからず厨二病を経験しているのではないでしょうか?そして、現実に向き合って卒業していく過程もあります。作中でオカリンはこの過程を体現しています。物語の前半では厨二病全開ですが、後半になるとシリアスな現実に向き合わなくてはならず、いつしか厨二病が発現する機会が減少していきます。

そして、物語の終盤でどうしようもなくなった時、しまいこんでしまった厨二病と共に成功へのオペレーションが開始するわけです。ただの厨二風の物言いが、この時ばかりはかっこよく見えてしまうわけです。「確定した過去を変えずに結果を変えろ。なかったことにしてはいけない。過去を変えずに最初の自分を、世界をだませ。エル・プサイ・コングルゥ」これには、一緒に「エル・プサイ・コングルゥ」してしまう人が続出です。

ゲーム版のトゥルーエンドに沿った美味しい所取りの構成

アニメ版が面白い理由は、情報がほどよく絞り込まれているところにあります。1つ目の理由は、ゲーム版はトゥルーエンド以外にも派生する物語があります。アニメ版はこれをトゥルーエンドに絞り込んでまとめ上げています。伏線はゲームや映画、続編に任せて、1本の筋を通すことですっきりとストーリーが見えてくるため、面白さが引き立つのです。

2つ目の理由は、ゲーム版は会話部分以外にも情景や付加情報をテキストで表示しています。設定や背景をより深く理解するにはそのほうがよいのかもしれません。アニメ版はそうした情景や付加情報はアニメーションとして何気なく表現していたり、あえて細かい説明はないまま進んでいきます。自然と情報量が制限され、30分という放送時間の中で1つのストーリーが納まります。この観やすさが「難解さ」を面白さに変えるのです。

3つ目の理由は、フルアニメーションだということです。アニメなんだから当たり前なのですが、ゲーム版から入ったファンもフルアニメーションでもう一度面白く観ることができるわけです。2018年9月20日に発売された最新のゲーム版「ELITE」はこれに気が付いたからかフルアニメーションのアドベンチャーになっています。

シュタインズゲートの感想まとめ

アニメの「シュタインズゲート」は広大な世界観の入門編であり、エッセンシャル版です。2018年の「シュタインズゲート ゼロ」のアニメ版放送をきっかけに、シュタインズゲートを見た人も多いのではないようでしょうか?

シュタインズゲートが表舞台だとすると、シュタインズゲート ゼロは裏舞台です。裏舞台を見ることで表舞台の面白さも増し、また表舞台を見たくなるわけです。アニメ版で面白さを十分理解できた人には、是非、ゲーム版、映画版と別の世界線にも足を踏み入れてみましょう。

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