【ぼっち・ざ・ろっく！】大槻ヨヨコはSIDEROSのリーダー！元ネタや声優は？

人気漫画ぼっち・ざ・ろっく！の大槻ヨヨコをご存じでしょうか？テレビアニメ1期ではごく短時間の登場シーンでしたが、かわいい、そして独特なキャラが注目を集め話題となりました。

この記事では、ぼっち・ざ・ろっく！のかわいい大槻ヨヨコに焦点を当てていきますが、その前にまずは、ぼっち・ざ・ろっく！の基本情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

「ぼっち・ざ・ろっく！」は、日本の漫画家・はまじあきによる4コマ漫画です。2018年に芳文社の「まんがタイムきららMAX」2月号に登場し4月号までのゲスト連載を経て、5月号より正式に連載枠に加わり現在に至っています。タイトルが長いため略称の「ぼざろ」が使われることもあります。

メディアミックス展開としては、テレビアニメやゲームなどが制作されています。テレビアニメについては、2022年10月9日から12月25日まで全12話がTOKYO MXほかにて放送されました。また、テレビアニメ放送の反響からコミックスの売上が急上昇し、2023年1月には累計発行部数が100万部の大台を突破しています。

後藤ひとりは、動画投稿サイトで「ギターヒーロー」というハンドルネームを使い音楽配信を続ける少女です。ところが、リアル世界では、極端に人見知りな性格から音楽活動はもとより1人の友達も作れないまま中学を卒業し高校に進学します。高校生になっても独りぼっちの後藤ひとりでしたが、ある日の放課後、「結束バンド」という音楽バンドのギタリストを探していた伊地知虹夏に声を掛けられ、急遽ライブハウスで演奏することになります。

ここからは、この記事のメインテーマであるぼっち・ざ・ろっく！の大槻ヨヨコの話題に入っていきます。かわいいと言われることもある大槻ヨヨコとは、どのようなキャラなのでしょうか？

大槻ヨヨコは、漫画ぼっち・ざ・ろっく！にはメタルバンド「SIDEROS（シデロス）」のリーダーとして登場します。このバンドは、新宿FOLTというライブハウスを拠点に活動しており、大槻ヨヨコはギターとボーカルを担当しています。詳しい情報については後述します。

大槻ヨヨコの外見上の特徴はポニーテールとつり目で、かわいい見た目をしています。また、誕生日は6月2日で年齢は明かされていませんが、自動車教習所に通うシーンがあることから18歳以上と推測されます。

メタルバンドでリーダーを務める大槻ヨヨコですが、コミュ障であり何でも話せる友達はほとんどいません。バンド活動に打ち込む姿からは、周囲の注目を集めようとしている彼女の必死さが伝わってきます。

また、SIDEROSと同様に新宿FOLTを拠点に活動するインディーズバンド「SICK HACK」のリーダー廣井ひろいを尊敬しており、「姐（ねえ）さん」と呼んで慕っています。さらに、主人公の後藤ひとりを意識し、彼女の率いる結束バンドをライバル視しています。

大槻ヨヨコは、小柄でかわいい見た目をしています。運動は苦手なようです。身長については明記されていませんが、小さいことをからかわれているシーンがあるくらいですから、女子の中でも低い方でしょう。

次に、大槻ヨヨコという名前の元ネタや彼女の性格について考察していきます。大槻ヨヨコの元ネタとなったモデルとは、いったい誰なのでしょうか？

大槻ヨヨコのモデルとなったと考えられるのは、「筋肉少女帯」のボーカル兼ベーシストで「オーケン」こと大槻ケンヂです。筋肉少女帯は1982年に結成されたロックバンドで、1980年代から90年代にかけて一世を風靡した後、休止期間を経て2006年に活動を再開しています。

筋肉少女帯はジャンルで言うとハードロック・メタル系バンドであり、大槻ヨヨコのバンド・SIDEROSと重なります。さらに、大槻ケンヂは、インディーズ時代に「大槻モヨコ」という芸名を使っていたことがあり、大槻ヨヨコと酷似していることから大槻ヨヨコの名前の元ネタと言われています。

大槻ヨヨコが結束バンドのライブで使用したギターは、Ibanezの「Steve Vai Signature Model JEM Junior」で、ピンク色のモデルです。ギターのボディに空けられた、通称モンキーグリップと呼ばれる穴が特徴的な形をしていることからわかります。

また、大槻ヨヨコの使用ギターの値段ですが、「Steve Vai Signature Model JEM Junior」はJEMのディフュージョン（普及）モデルで、リーズナブルな価格設定になっています。素材が見直されコストダウンが図られたようです。JEMの標準モデルが30万円以上するのに対し、このモデルは2018年発売当時6万円くらいで販売されていました。

ただし、このモデルは限定生産だったことから、現在では新品での入手は困難でしょう。仮に中古品で入手できてもプレミア価格になっている可能性が高いです。

続いて、ぼっち・ざ・ろっく！の大槻ヨヨコの性格について考察していきます。常に1番を目指す上昇志向の強い性格と言われたり、独りよがりでツンデレという評価もあります。見た目がかわいい大槻ヨヨコの性格は、実際のところどうなのでしょうか？

大槻ヨヨコの人物像を語るとき、真っ先に上がる言葉があります。それはコミュ障です。コミュ障は、他人との関わりを避けたり他人に無関心になる傾向のことを言います。相手に意思を伝えたり相手の意思をくみ取ることが困難な「コミュニケーション障害」とは異なります。

大槻ヨヨコのコミュ障は、ぼっち・ざ・ろっく！の主人公・後藤ひとりとは違い、自分が1番でないと気が済まないことから相手をやり込めようとすることが多いです。そのためバンドメンバーとも折り合いが悪く、頻繁にメンバーの入れ替わりが起きています。

大槻ヨヨコは、人にマウントを取りたがるところから気の強い印象があります。しかし、実際の彼女は、極めて神経質であり、小心者でもあります。

例えば、ライブ開催の3日くらい前になると緊張で眠れなくなったり、ライバルの「結束バンド」について口では「大したことない」と言いながらこっそり偵察に行ったりします。また、SNSでフォロワーにブロックされただけで大きなショックを受け、落ち込んだりします。小心者のエピソードに事欠かないのも、大槻ヨヨコの性格をよく表していると言えます。

周囲の人々が大槻ヨヨコの音楽の才能を認めるようになると、彼女の勝ちにこだわる負けず嫌いの傾向がさらに強くなりました。作中では、負けず嫌いな性格がよくわかるエピソードが数多く登場します。

自動車の運転免許を取ろうとした時には、皆が取得するAT車専用免許ではなく、彼女の中ではより格上なMT免許取得を目指します。また、彼女がライバル視する結束バンドがコンクールに出場するとの情報を得ると、急遽同じコンクールにエントリーしています。

こうした一筋縄ではいかない性格の大槻ヨヨコに対して、バンドSIDEROSのメンバーたちは健気に支えようとしてくれているようです。

ここからは、アニメでの大槻ヨヨコの登場シーンや彼女を演じる声優について解説していきます。大槻ヨヨコの原作漫画ぼっち・ざ・ろっく！での初登場は、単行本3巻でのことです。後藤ひとりの所属する結束バンドは、ロックフェスティバル「未確認ライオット」への出場を決めます。大槻ヨヨコ率いるSIDEROSは結束バンドのライバルとして描かれています。

ところが、原作漫画2巻の途中までを描いたテレビアニメ版に、原作漫画3巻で初登場の大槻ヨヨコが現れるのです。それはアニメ10話「アフターダーク」でのことです。文化祭ライブに興味津々なのに勇気が出ない後藤ひとりをインディーズバンド「SICK HACK」のリーダー廣井きくりがライブに招待します。結束バンドのメンバーがライブハウス・新宿FOLTを訪れた時、SIDEROSの大槻ヨヨコが登場します。

大槻ヨヨコは、テレビアニメぼっち・ざ・ろっく！10話に初登場しますが、彼女の登場シーンはごく一瞬であり、後藤みどりを睨みつけるだけで終了します。そんな大槻ヨヨコの声優とは、誰なのでしょうか？

アニメでの大槻ヨヨコの登場シーンはほんの一瞬でセリフはありません。声を発することもありませんでしたから声を演じる声優もおりません。もちろんアニメのエンドロールで声優のクレジットもありませんでした。つまり、大槻ヨヨコの声優は未定なのです。余韻を残す終わり方でしたから、アニメ第2期に再登場し活躍することが期待できます。その時にはヨヨコの声優が判明するでしょうから楽しみに待ちましょう。

ここからは、大槻ヨヨコがリーダーを務めるSIDEROSについて解説していきます。SIDEROSとは、新宿FOLTに拠点を置き活躍するメタルバンドで、メンバーは同年代の女子で固められています。すでに単独ライブを行うことができるほどの人気を集めています。

SIDEROSの結成は3年前に遡りますが、現在のメンバーではまだ1年目です。前述のように、リーダーの大槻ヨヨコの性格が禍（わざわい）してメンバーの入れ替わりが激しいのです。

SIDEROSのメンバーは以下の4名になります。

• 大槻ヨヨコ…ボーカル兼ギター
• 長谷川あくび…ドラム
• 本城楓子（ほんじょう・ふうこ）…ギター
• 内田幽々（うちだ・ゆゆ）…ベース

すでに解説したとおり、大槻ヨヨコは筋肉少女帯の大槻ケンヂが元ネタになっています。同様に大槻ヨヨコがリーダーを務めるSIDEROSのメンバーは、筋肉少女帯のメンバーが元ネタになっていると考えられます。

それぞれのメンバーの名前を比較すると、とてもよく似ているのに気付きます。ベーシストで言えば、筋肉少女帯が「内田雄一郎」であるのに対し、SIDEROSでは「内田幽々」となります。その他にも、ギターは「本城聡章」と「本城楓子」、そしてドラムは「長谷川浩二」と「長谷川あくび」といった具合です。

また、メンバーの誕生日についても、筋肉少女帯がSIDEROSの元ネタになっているようです。大槻ケンヂの誕生日が2月6日であるのに対し、大槻ヨヨコは6月2日で、月と日をひっくり返していることがわかります。他のメンバーでは、長谷川浩二が4月4日で長谷川あくびも同じく4月4日です。ちなみに、本城楓子と内田幽々は誕生日が明かされていません。

ぼっち・ざ・ろっく！に登場するSIDEROSの曲は、イタリア語で「肉食性の」という意味を持つ「carnivoro」という曲です。この曲は、結束バンドのメンバー・喜多郁代が後藤ひとりと一緒に歌の練習のためカラオケ店を訪れた時、1人熱唱していた大槻ヨヨコに出会います。この時、大槻ヨヨコが歌っていたのがこの曲でした。コネを使って店のカラオケにこの曲を入れてもらったそうです。

ここまで漫画ぼっち・ざ・ろっく！の大槻ヨヨコ特集をお届けしてきましたが、最後に大槻ヨヨコに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、ぼっち・ざ・ろっく！ファンの大槻ヨヨコへの期待の大きさがよくわかるツイートからです。アニメ2期では、「人気爆発間違いなし」とのことです。

続いて紹介するのは、大槻ヨヨコの元ネタに関するツイートからです。投稿者は大槻ヨヨコの元ネタがシンガーソングライターの倉橋ヨエコだと思っていたそうです。名前が似通っていることに加えて、無力感や厭世観を表現した倉橋の歌詞が大槻ヨヨコのイメージに重なって見えたのかも知れません。

最後に紹介するのは、ヨヨコの性格がよく表れているエピソードを揶揄したツイートからです。フォロワーが6人減ったので、ヨヨコならショックで寝込んでいるとのことです。

ここまで「ぼっち・ざ・ろっく！の大槻ヨヨコはSIDEROSのリーダー！」と題して、かわいい大槻ヨヨコの性格や元ネタとなった人物の紹介、そしてヨヨコ愛用のギターの値段からアニメでの声優情報まで盛りだくさんでお届けしてきました。

大槻ヨヨコは、メタルバンドSIDEROSのリーダーでライブではボーカル兼ギターを担当しています。かわいい外見に似合わず負けず嫌いで上昇志向が強く一番にこだわる反面、小心者でコミュ障の一面もあります。ヨヨコの元ネタは、同じくメタル系ロックバンド「筋肉少女帯」の大槻ケンヂである可能性が高いと言われています。アニメ1期ではチョイ役での登場でしたが、2期ではメインキャラに昇格することが期待されています。