モブサイコ100の名言・名シーン集！モブや霊幻のかっこいい名セリフを紹介

ONE先生の話題作「モブサイコ100」は、超能力を持った平凡な主人公の活躍と成長を描いたバトル漫画です。本作品は、登場キャラたちの人間ドラマも丁寧に描いており、本質を突いたセリフの数々は名言として支持されています。以下では、漫画「モブサイコ100」から、モブこと影山茂夫の名言・名セリフを一覧にまとめました。その他、モブの師匠・霊幻新隆やその他登場キャラのかっこいい名言も一覧にて紹介します。

ONE先生の漫画「モブサイコ100」は、2012年に「裏サンデー」で連載開始された作品で、「マンガワン」へ移行後の2017年に完結しました。超能力系のバトル漫画でありながら、ホラーやギャグ、青春要素をミックスした独特の作風が人気を呼んでいます。

モブこと影山茂夫は、勉強もスポーツも得意でない地味な中学2年ですが、他人にはない超能力を持っていました。しかし、モブ自身は己の力を持て余し、普通の生活を送りたいとの思いから、霊幻新隆に相談します。この出来事をきっかけに、モブは霊幻の元でアルバイトをはじめ、時には怪しい団体との戦いに巻き込まれていきます。

以下では、主人公の精神的な成長も見どころの「モブサイコ100」から、モブこと影山茂夫の名言や名セリフ一覧を紹介します。

やりたいことも見つからず、日々を淡々と過ごすうちに、エクボから「人生を損している」と言われてしまったモブ。同時に、父親のある言葉を思い出し、何に対して人生を損だと思うかは人によって違うと考えます。全員が自分と同じ趣味・嗜好とは限りません。自分が損だと考えることは、他人にとってはそうではない場合もあるでしょう。

作中のもう1人の超能力者・花沢輝気は、学業・スポーツ万能、ルックスも良いモブとは正反対の人物です。しかし、すべてに恵まれているにも関わらず、超能力以外の面では自信がありませんでした。その影響から他人を見下すようになった輝気でしたが、モブとの対峙をきかっけに改心します。

輝気に対して「なんで？」と疑問を投げかけるモブのセリフからは、輝気にはない強さを感じさせます。また、セリフの最後に「あんたと比べて」と、輝気とエクボの発言を比較した際の感想は、強烈なインパクトを放ったでしょう。

超能力者による犯罪集団「爪」の女性幹部・槌屋に襲われ、モブは危機的状況に陥ります。しかし、槌屋に反撃することなく、ただただ泣くばかりの情けない姿をさらけ出します。その理由は、師匠こと霊幻の教えから、女性に手を上げずに我慢していたからでした。自分より弱い者を傷つけてはいけないと思いきや、モブの考えは違っていました。

不器用な性格のため人付き合いが苦手なモブでしたが、彼も年頃の男子らしく、女性にモテたい願望がありました。そして、師匠から女性に一番モテない例を教えられ、そうならないために必死にこらえます。カッコよくもカッコ悪くも見える、モブの名シーンでもあります。

気の強い女の子から作家になる夢をバカにされてしまったエミちゃん。嫌がらせはエスカレートし、小説も破り捨てられてしまいます。そこへモブが止めに入り、破かれてしまった小説を拾い集め、「大事なものは拾うんだ」と言い放ちます。エミちゃんの夢を尊重し、彼女が書いた小説を大事に思う、モブの優しさがにじみ出てた名言です。

最上啓示のパラレルワールドに囚われ、みのりの登場により精神的に追い詰められたボブは、負の感情に包まれていきます。しかし、仲間の奮闘により負の感情から抜け出すことができ、最上啓示と彼に取りついた悪霊の対峙に挑みます。過去には無駄だと思っていた超能力を使って誰かを助けたい、モブのかっこいい魅力が放たれた名セリフです。

ボス・鈴木統一郎との戦いにて、相手の計り知れない強さにモブは苦戦を強いられます。これまで抑え込んでいた力をすべて解放させ、鈴木に立ち向かいます。様々な人々との交流を通じて人生に大切なこと知った、モブの哲学と呼べる名言でしょう。

以下では、「モブサイコ100」から、いざという時には頼りになるかっこいい大人・霊幻新隆の名言や名セリフ一覧を紹介します。

「モブサイコ100」の世界にて、超能力があることは己の自信になる一方で、強すぎる力を持て余し、悩む者もいます。モブがその1人であり、超能力を人生の役に立たないものと考え、力が暴走することを恐れていました。相談所の霊幻もモブの考えと同じであり、力を暴走させないためのコントロール方法を仕込みます。

学校と相談所のアルバイトだけの生活に物足りさを覚えたモブは、今しかできないことを経験すべきだと焦っていました。話を聞いた霊幻は、無理をして新しいことを始めることはない、と助言します。モブを相談所に引き留めたい思惑も見え隠れしていますが、霊幻のセリフも一理あります。何もせずにいることはもったいないですが、何かを始めればすべてがうまくいくとも限りません。

大事なのは、自分にとって最適な選択をして行動に移すこと。霊幻の持論のように、自分にとって良いと思える行動をとれるかが、人生を上手く回せるでしょう。

学校生活で何かを始めたいと考えたモブのもとへ、脳感電波部からの勧誘が入ります。本当は入りたくないと思いつつも、断れずにいました。断る勇気を出せず、モブは決断を引き延ばしてしまいます。そんなモブに喝を入れたのが霊幻であり、やりたくないことはきっぱり断ることをすすめます。

実力・顔共に冴えないモブですが、彼も女子にモテたいという願望を持っています。しかし、霊幻にそのことを相談することも恥ずかしくことでした。そこで、テレパシーについて尋ねることにし、それとなくモテる方法を聞き出そうとします。一方、モブの本心を見抜いた霊幻は、モテたいという欲求は恥ずかしい事ではないとフォローします。また、大人の自分もモテたくて仕方がないと、笑いを取ることも忘れていません。

空気を読めるようになりたい欲求は、誰もが一度は思ったことがあるでしょう。しかし、空気を読む技術はどうやって身に着けたらよいのか、意外と難しいものです。そこで参考になるのが、以下に紹介する霊幻の名言です。モブにとっては厳しいアドバイスにも聞こえますが、社会人であれば、霊幻のセリフにも納得がいくでしょう。

他人を気にするあまり、自分のせいで場の空気が悪くなったと落ち込むモブ。そんな彼に対して霊幻は、自分の人生なのに他人に合わせる必要はあるのかと、問いかけます。他人に合わせることは、時の場合によって必要なこともあります。しかし、すべてにおいて合わせる必要はありません。自分の人生の主役は自分、流行や人の目を気にすることに疲れた時に思い出したい名言でしょう。

モブが初めて相談所を訪れた時の回想シーンにて、超能力に悩むモブを勇気づけた霊幻の名セリフです。モブにとって厄介である超能力を、霊幻は「モブの特徴」と捉えています。人間の魅力とは、人より優れている何かではないことに気づかされるでしょう。

以下では、個性の強いキャラクターが勢ぞろいの「モブサイコ100」から、その他キャラの名言や名セリフ一覧を紹介します。

勧誘を断り切れず、脳感電波部へ入ることを決意したモブへ、生徒会副会長・徳川光が声をかけます。本当はその部活に興味がないのに、流されるまま入部を決めてしまったモブ。モブのそのような性格を副会長は鋭く指摘します。同時に、興味のないことからは得るものもないと諭し、モブの気持ちに寄り添いました。

万物の頂点に君臨する神になるべく、人間に取りつく上級悪霊のエクボ。しかし、モブの超能力には敵わず、倒されてしまいます。一方、最後まで粘り強く戦い抜いた姿からは、エクボの計り知れない強さを感じさせます。以下に紹介する名言のごとく、修羅場をくぐってきた数がエクボを精神的に鍛え上げたと言えるでしょう。

モブの弟・影山律は、学業優秀のスポーツ万能、おまけに容姿端麗という、モブの理想形と呼べるキャラです。全てに恵まれた律でしたが、超能力がないことをコンプレックスに感じていました。平凡な兄に力が備わったことに嫉妬し、道を踏み外してしまいます。以下の名言は、他校の番長との喧嘩を制した際に放ったセリフで、律の考えも一理あるでしょう。

「モブサイコ100」の4つ目の名言は、いかつい外見と凶暴な超能力を持つ「爪」の幹部・誇山恵の名セリフです。その中で一番強い者が「場」を制する、「場」とは学校に限らず、それより広い範囲にわたる、誇山の人生哲学です。

誇山にさらわれ牢屋に閉じ込められた律でしたが、見張りの者がいるにもかからず堂々と牢屋を出ます。もちろん、相手が子供だからと見張りが手加減するとは思っていません。見張りに容赦はしないと脅されるも、無能な消耗材料に良識などないと切り返します。危機的状況に陥っても冷静さを忘れない、影山律のかっこいい名シーンでもあります。

ONE先生の独自の世界観がファンを魅了する「モブサイコ100」。バトルを主軸に、ギャグや青春など様々な要素を取り入れた作風が、ストーリーに深みを与えています。また、名言一覧のようにかっこいいセリフの登場も作品の魅力であり、男女問わず人気を集めています。以下では、「モブサイコ100」の人気の理由について紹介します。

「モブサイコ100」の作者は、「ワンパンマン」で知られるONE先生です。今回紹介した本作品でも先生の独特な作風が光り、ファンを魅了しています。超能力バトルでありながら、キャラの内面を重視した青春ストーリーとも呼べる作品でしょう。

「モブサイコ100」のアニメは、2016年7月～2022年12月にかけてアニメ放送が行われ、計3期が制作されました。アニメ版は、原作に沿ったストーリー展開であり、原作漫画と共に楽しめる作風となっています。また、アニメーション制作にボンズが起用されたことも話題を呼びました。特に、シーンに合わせて作画を変えたバトルシーンは迫力満載で、ハイクオリティアニメと評されました。

「モブサイコ」は、超能力バトル漫画でありながら、登場キャラの内面描写の深さも人気に火をつけました。キャラ同士のやり取りから生まれるセリフの数々は、どれもとっても深いメッセージ性があります。ハッと気づかされるものや心に響くもの、自分に置き換えて考えさせるものなど様々です。バトル漫画を主体としながら主人公の人間ドラマも取り入れた作風が、ファンに支持されています。

以下では、かっこいいキャラの登場や、奥深いセリフの数々が目を引く、「モブサイコ100」に関する感想や評価を紹介します。

「モブサイコ」の面白さといえば、バトル漫画らしからぬ作風や斬新な設定があげられるでしょう。まるで人間ドラマを見ているような、奥深いストーリーが見る者を虜にしています。また、主人公より目立つ、登場キャラの個性の強さもこの作品の見どころです。かっこいいだけでなく、何かしらのギャップを持たせた設定や、自分の考えをしっかり持っているところも良いと賞賛されています。

「モブサイコ100」は、バトル漫画でありながら心に響く名言の多さでも知られています。時にはハッと気づかされたり、改めて考えさせられたりと、奥深い世界観が繰り広げられています。また、「モブサイコ100」を見た方からは、感動のセリフに胸が刺さったとの感想も寄せられています。ギャグ系作品とは思わせない、メッセージ性の強い作風も、「モブサイコ100」の人気の要因になっています。

名言一覧まとめでも取り上げたように、「モブサイコ100」では、人生をよりよく生きるためのヒントが込められています。モブや霊幻のセリフからは、多様な考え方を知ることができ、それらを自分の人生にどう生かせばよいのか、考えさせられるでしょう。また、「モブサイコ100」をきかっけに、他人の考えに対しても寛容に受け取ることができたなど、人間関係を円滑にするヒントものぞかせています。

「モブサイコ100」から、モブや霊幻のかっこいい名言や名セリフ一覧をまとめて紹介しました。どのセリフも人生の教訓にしたいものであり、真似をしてみたいかっこいいセリフも多いでしょう。一見すると何気なく聞こえるも、その意味を考えることで新たな気付きも得られます。ギャグシーンで笑いを誘いながら、時には人生について考えさせる、奥深い世界観がファンを虜にしています。