【本好きの下剋上】フェルマイは人気カップリング！婚約やその後についてネタバレ

この記事では、ライトノベル小説「本好きの下剋上」に登場するフェルマイ（フェルディナンドとローゼマインのカップリング名）を特集し、星結びなどの二次創作について解説していきます。

ただ本好きの下剋上の基礎知識を持っていない方もいるでしょうから、フェルマイの話題に入る前にまずは本作の作品情報からお届けすることにします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

本好きの下剋上は、香月美夜による日本のファンタジー・ライトノベルです。2013年9月小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿され、2017年3月に完結するまで677話が同サイトに連載されました。その後、TOブックスにて書籍版が出版され、2023年版「このライトノベルがすごい!」では、単行本・ノベルズ部門で1位を獲得します。電子版を含めた累計発行部数は800万部を突破しています。

また、メディアミックス展開としては、漫画化とアニメ化などが行われています。まず漫画作品は、2015年12月に電子版が、さらに2016年6月からは書籍版コミックスが発売されます。テレビアニメについては、第1期が2019年10月から12月まで、第2期は2020年4月から6月まで、そして第3期は2022年4月から6月にかけて放送されました。

何より本が好きな本須麗乃は、図書館への就職が内定した日に、地震で倒れてきた本に押し潰され世を去ります。ところが、その後麗乃は異世界へ転生し少女ローゼマインとして復活します、彼女の住む下町の文化レベルは低く文盲ばかりです。さらに彼女は極度の虚弱児で外出することもままなりません。理想と現実のギャップに落ち込む麗乃でしたが、やがて気持ちを切り替え図書館司書を目指して立ち上がります。

この記事のメインテーマであるフェルディナンドとローゼマインのカップリング名であるフェルマイとは、フェルディナンドとローゼマインという2人の人名のカップリング名称です。ここでは、フェルマイ2人のプロフィールをそれぞれ紹介します。

まず、カップリング名・フェルマイ1人目のフェルディナンドは、この物語の舞台であるエーレンフェストの神殿で神官長を務めている青年です。青い髪と金色に光る瞳を持つイケメンで、神官長だけでなく領主の補佐や騎士としての仕事、さらには主人公ローゼマインの教育係を引き受けるなど超人的な働きを見せます。特にローゼマインに対しては、薬師として薬の管理を行うなど生活全般のアドバイザーとして彼女を支えます。

フェルディナンドは、現領主の異母弟にあたる人物です。領主の母、つまり義母に虐待を受けて育ち、実の母にも助けてもらえなかったことから女性不信に陥ったと言われています。ところが、ローゼマインとの出会いにより彼の女性観は一変しました。

フェルディナンドには、次第にローゼマインと家族になりたいという願望が芽生えていき、最後は婚約するまでに至ります。次第にローゼマインへの独占欲が強くなり、彼女に近づく男性に対し激しい嫉妬心を抱くようになりました。

次に、カップリング名・フェルマイ2人目のローゼマインのプロフィールを紹介します。ローゼマインは、本作「本好きの下剋上」の主人公で下町に暮らす平民の娘・マインの貴族名となります。三度のご飯より本を愛するマインは、平民には手の出ない高価な本を自分で作ろうと、領主の養女となる決断をします。

わずか7歳での大きな決断でしたが、この時名前をローゼマインに変えています。そして神官長のフェルディナンドから貴族としての基礎教育を受け、上級貴族カルステッドの娘となりました。

その後幾多の変遷の末、かつての教育係だったローゼマインから愛の告白とプロポーズを受けます。ローゼマインは彼に恋愛感情を持っていませんでしたが、フェルディナンドと離れたくないという思いから彼のプロポーズを受け入れます。その後、フェルディナンドとローゼマインは人もうらやむ仲良しな夫婦となり、幸せな家庭生活を送るようになりました。

ここからは、フェルディナンドとローゼマインのカップリング名であるフェルマイの婚約についてネタバレで解説していきます。まず、フェルマイの婚約はいつ登場するのでしょうか？

フェルマイの婚約シーンは、本好きの下剋上の第5章のラストの方で登場します。ローゼマインが婚約を受け入れる前のフェルディナンドの告白シーンは、ファンの心を一際打ったようでSNSで評判となりました。

次に、フェルディナンドとローゼマインのカップリング名であるフェルマイの婚約式について解説します。ローゼマインがアーレンスバッハの礎を手に入れアラブ（領主）になると、国王トラオクヴァールはフェルディナンドと婚約するよう命令を下します。まだ若く執務に慣れていないローゼマインを慮ってのことでした。

フェルディナンドは、皮肉交じりに「エーレンフェストで君が政略結婚の相手として私を理想的だと言ったから、側近達がそのように動き始めたのだ。君の迂闊な言動が全ての原因ではある」とローゼマインに語ります。

ローゼマインは申し訳なさそうに、「私の面倒を見なくていいので、王命の解消をお願いしてください」と懇願しますが、フェルディナンドは「勘違いするな」とローゼマインの口をふさぎます。実はすべてフェルディナンドの計画によるものだったのです。

通常婚約は、領主会議で承認され成立するのですが、フェルディナンドとローゼマインのカップリング名であるフェルマイの場合には領主会議の前に婚約が行われました。フェルディナンドが未成年のローゼマインに同行する形で領主会議に出席できるようにするためです。

フェルマイの婚約式は、下町の平民の儀式に従って執り行われました。つまり、約束の印に酒を酌み交わすのです。まずローゼマインの父・ギュンターが杯に酒を注ぎ、同じ杯にフェルディナンドも酒を注ぎます。ギュンターが杯を口につけ一口酒を飲むと、フェルディナンドに杯を差し出します。

「ローゼマインを頼む」とギュンターが言うと、「約束する」とフェルディナンドが応じます。そして、フェルディナンドが杯を飲み干すことで無事に婚約は成立しました。

婚約式には、お互い魔石に言葉を刻んで交換する儀式があります。この儀式でフェルマイの1人・ローゼマインの魔石に刻まれた言葉は、「貴方のマントに刺繍をさせてください」というものでした。

フェルディナンドは、父親からもらったマントをヴェローニカに取り上げられてしまいます。そこでローゼマインは、夫のために新たなマントを準備してあげようと考えるのです。マントに刺繍するのは家族だけに許されているので、「刺繍をさせてください」という言葉は妻となるローゼマインの心の声と考えられます。

魔石に刻む言葉に悩むローゼマインに、クラリッサは「ローゼマイン様がフェルディナンド様にしてあげたいことでも良いのではないでしょうか？」とアドバイスします。ローゼマインは心の声に素直に従い、この言葉を魔石に刻んだのでしょう。

一方、フェルディナンドからローゼマインに贈られた魔石には、「アレキサンドリアの領地ごと君を守る」との言葉が刻まれていました。この言葉は、「俺の家族はこの街ごと、俺が守る」と言って戦場へ赴いたローゼマインの父・ギュンターにあやかっているものと考えられます。ローゼマインは父親に「お父さんのように街ごと私を守ってくれる人」といってフェルディナンドを紹介していました。

原作小説「本好きの下剋上」での描写は婚約式で終わっており、その後のフェルマイの結婚式や結婚生活についての様子はわかりません。そこで現れたのが、本好きの下剋上の二次創作小説です。熱心なファンたちは、希望的観測を交えてpixivやTwitterなどのSNSにフェルマイのその後を描いた二次創作小説を投稿するようになりました。

本好きの下剋上の二次創作小説では、フェルマイの星結び（結婚式）が描かれています。熱心なファンが星結びのシーンを想像し、二次創作小説としてSNSに投稿したのです。ちなみに、フェルマイの星結びの二次創作は、pixivにアップされることが多いようです。

また本好きの下剋上の二次創作小説では、フェルマイの星結びだけでなく、星結びのその後のフェルマイの生活についても想像逞しく描かれています。pixivで「#星結び後」というキーワードで検索すれば、星結び関連のエピソードを読むことができます。

フェルマイに関する二次創作小説は、星結びやその後の結婚生活からさらに先へと進み、フェルマイの間に生まれた子供の話へと続いていきます。ローゼマインとフェルディナンドに子供が生まれたらこんな子供になるのだろうなと、熱烈なファンたちが想像したのでしょう。

あるTwitterには、フェルマイに元気な男の子と女の子が産まれたとあります。しかも、出産は難産だった模様で帝王切開で産まれてきたようです。子供には、液体魔力という力が与えられたそうです。

ここで、本好きの下剋上のフェルマイの声優を紹介します。最初はローゼマイン役の女性声優・井口裕香（いぐち・ゆか）です。1988年7月11日生まれで東京都出身の井口は、大沢事務所所属の声優で、歌手としても活動しています。所属レーベルは、KADOKAWAになります。

井口裕香が声優を目指すようになったのは、小学生の頃のことだったと言います。もともとアニメや洋画が好きだった彼女は、書店でアニメ雑誌を読んでいるとき、声優に関する記事を見つけ興味を持ったそうです。

井口に転機が訪れたのは2002年のことです。ゲーマーズのマスコットキャラクター「G.G.F.」の声優オーディションに見事合格し、サファイア役を獲得します。翌年にはテレビアニメ「デ・ジ・キャラットにょ」のうさだあかり役でアニメデビューを飾ります。また、G.G.F.の後藤沙緒里と声優ユニット「airyth」を結成し、歌手としても活動を開始しました。

そして、2007年にはテレビアニメ「アイドルマスター XENOGLOSSIA」にて天海春香役を演じ、初の主役を努めます。2012年には、第六回声優アワードにてパーソナリティ賞を受賞しました。

• とある魔術の禁書目録（インデックス）
• FAIRY TAIL（シェリー・ブレンディほか）
• 〈物語〉シリーズ（阿良々木月火）
• 僕は友達が少ない（高山マリア）
• To LOVEる -とらぶる- ダークネス（黒咲芽亜）
• ヤマノススメ（雪村あおい）
• 戦姫絶唱シンフォギア（小日向未来）
• ガールズ&パンツァー（冷泉麻子）

次に、アニメ「本好きの下剋上」のフェルディナンド役の速水奨（はやみ・しょう）を紹介します。1958年8月2日生まれで兵庫県高砂市出身の速水は、声優&アーティスト事務所「Rush Style」の代表を務める声優で、俳優や歌手としても活躍しています。

声優になったきっかけは、雑誌で知ったニッポン放送主催の「アマチュア声優・ドラマ・コンテスト80」に副賞目当てで応募したことによると言います。コンテストでは見事グランプリを獲得し、声優デビューを果たします。

その後、ラジオドラマ「超人ロック〜コズミックゲーム〜」やアニメ映画「1000年女王」への出演を経て、テレビアニメ「超時空世紀オーガス」で初の主役を演じます。その後も二枚目役や主人公のライバル役などを数多く演じ、押しも押されもせぬ人気声優となっていきます。2019年には、キャラクターソング「ヒプノシスマイク」にて第13回声優アワード・歌唱賞を受賞しました。

• 超時空要塞マクロス（マクシミリアン・ジーナス）
• BLEACH（藍染惣右介）
• FAIRY TAIL（一夜＝ヴァンダレイ＝寿ほか）
• キューティーハニーF（黄昏のプリンス / プリンスゼラ）
• 暗殺教室（浅野學峯）
• ヒプノシスマイク（神宮寺寂雷）
• 銀魂（星海坊主）
• ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース（ヴァニラ・アイス）
• ご注文はうさぎですか?（チノの父・香風タカヒロ）
• Fate/Zero（遠坂時臣）

ここまで本好きの下剋上のフェルマイ特集をお届けしてきましたが、最後にフェルマイに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、本好きの下剋上の本編を読了したという方のツイートからです。フェルマイのその後を知りたいという思いが募っていくようですが、これが二次創作小説につながっていくのでしょうか？

続いて紹介する感想・評価は、本好きの下剋上のWeb版を読み終わった方のツイートからです。師弟関係・信頼関係から恋愛関係へと進展したフェルマイにハマってしまったようです。

最初に紹介する感想・評価は、本好きの下剋上の新刊発売を告げるツイートからです。フェルマイの熱烈なファンのようで、フェルマイを見ることで1年生きる原動力が得られるそうです。

ここまで、「本好きの下剋上のフェルマイは人気カップリング！」と題して、フェルマイの婚約から星結びなどその後の二次創作についてネタバレで解説してきました。

ローゼマインがアーレンスバッハの礎を手に入れた時、フェルマイは彼女にプロポーズし2人は婚約します。フェルマイが婚約式を行ったのは、異例の領主会議前のことです。二次創作にて描かれているフェルマイのその後は、めでたく星を結び子宝にも恵まれ幸せな結婚生活を送るというハッピーエンドとなっています。