【リコリス・リコイル】リリベルとはどんな組織？リコリスとの違いや使用する銃は？

『リコリス・リコイル』は全13話で完結しましたが、クライマックスを迎えた12話にてリコリスの男子版「リリベル」が初登場しました。しかし、リリベルは本作の主人公である千束ですら活動内容や隊長の顔を知らないなど、本編終了後も謎が多い存在です。そこで、ここからはリコリスとの違いや使用する銃などを解説し、リリベルとはどんな組織なのかを明らかにしていきます。

• アニメタイトル：リコリス・リコイル(リコリコ)
• 原作：Spider Lily
• 原案：アサウラ
• 監督：足立慎吾
• アニメーション制作：A-1 Pictures
• 放送局：BS11、TOKYO MXほか
• 放送期間：2022年7月2日～9月24日
• 話数：全13話
• 漫画情報：Spider Lily(原作・原案)、備前やすのり(作画)、KADOKAWA(出版社)、コミックフラッパー(掲載誌)、2022年10月号(発表号)

それではまず、『リコリス・リコイル(リコリコ)』の作品情報から紹介していきます。リコリス・リコイルは、リコリスと呼ばれる二人の少女の活躍を描いたガンアクションアニメです。アニメ制作会社「A-1 Pictures」とライトノベル作家・アサウラ先生によるオリジナルアニメとなっており、監督は『ソードアート・オンライン』や『WORKING!!』などの作品でキャラクターデザイン・総作画監督を務めた足立慎吾監督です。

ここではリコリス・リコイルのあらすじを簡単にまとめていきます。舞台は犯罪者を極秘裏に抹殺する極秘の治安維持組織「DA(Direct Attack)」の活躍によって、世界一の治安の良さを誇る日本です。DAは殺人技術を身に付けた少女暗殺者「リコリス」を数多く擁していました。本作の主人公は、東京都内にあるDAの支部「喫茶リコリコ」に所属し、リコリスとして活躍する錦木千束と井ノ上たきなです。

リコリス・リコイルに登場するリリベルとは、少年のみで構成された男子版リコリスのことを指しています。リコリスと同様に銃器を用いて犯罪者を抹殺することを任務とするDAの実働部隊で、一般隊員は白、隊長は赤を基調とした戦闘服を着用しています。アニメ12話で初登場し、機密保持のためにリコリス殺処分の命を受けていました。

ちなみにリリベルは、明治政府樹立以前に組織された治安維持組織「八咫烏」傘下の君影草(スズラン)を前身としており、スズランの和製英語にあたる「リリーベル」が名前の由来になっていると考えられます。徽章にはスズランが図案化されたものが用いられていました。

リコリス・リコイルのアニメ第6話にて千束がリリベルについて説明する際、「おとこのこ版リコリス」と例えていますが、リリベルにはイケメンが勢揃いしているため、視聴者の間で「男の娘版リコリス」と例えられて話題になったようです。では、ここからリコリスについて解説し、リリベルとリコリスの具体的な違いを明らかにしていきます。

リコリス・リコイルに登場するリコリスとは、戸籍のない孤児の少女たちで構成されたDAの実働部隊のことを指しています。リリベルと同様に銃器を用いて犯罪者を抹殺することを任務としています。リコリスのメンバーが高校生風の制服を着用しているのは、その存在が社会から秘匿されているためです。

そして、能力に応じて与えられたランクを区別するため、ファーストは赤、セカンドは紺、ベージュはサードといったように、メンバーが着用している制服に色が付けられています。また、犯罪を未然に防ぐための殺人が許可されていることを示す許可証「マーダーライセンス」を与えられており、その更新にはDA本部での定期的な健康診断・能力検査が必要となっています。

ちなみにリコリスの名前は、「八咫烏」傘下の女系暗殺部隊「彼岸花」の学名が由来となっており、徽章にはヒガンバナが図案化されています。

リコリスはエージェント型の組織であるのに対し、リリベルは軍隊型の組織です。その異なる組織体制が、リコリスとリリベルの特徴の違いに現れています。

1つ目の違いは、リコリスが社会に紛れる女子高生風の制服を着用しているのに対し、リリベルは同士討ちを防ぐ目立つ戦闘服を着用していること、2つ目の違いは、リコリスが少数での行動であるのに対し、リリベルは攻撃や移動が号令ありの集団行動をすること、3つ目の違いは、リコリスがハンドガンをメイン武器にしているのに対し、リリベルはアサルトライフルをメイン武器にしているということです。

先にリコリス・リコイルのリリベルとリコリスの違いの一つとして、メイン武器の違いを取り上げました。西側諸国の最強兵器である「M134ミニガン」をテロリスト側に使用させるなど、銃器の描写に拘っているリコリス・リコイルですが、果たしてリリベルとリコリスはどのような銃を使用しているのでしょうか？その疑問を明らかにすべく、ここからはリリベルとリコリスが使用する銃を紹介していきます。

リリベルはイタリアの銃器メーカー「ピエトロ・ベレッタ社」が製造する口径5.56mmのアサルトライフル「ベレッタARX160」を装備しています。この銃の特徴は、イタリア版のフューチャーソルジャーである「ソルダートトゥーロ計画」に基づいて開発されたということです。モジュラー化された小火器は、基本のプラットフォームにさまざまなパーツを付け替えることができます。

また、ベレッタARX160はリーズナブルな価格帯からハイエンドクラスの価格帯のエアガンまで幅広い製品を取り扱っている、香港のエアガンメーカー「S&T社」から電動ガンが発売されています。ちなみに、S&T製ベレッタARX160は成長カーブに乗せることを目的に、導入期から一気に市場への早期普及が図られています。

リコリスは「グロック17」というハンドガンを装備していると推測されます。では、ここからアニメ11話辺りで描かれた一般のリコリスたちの銃撃戦の様子から、使用するハンドガンの種類を考察していきます。

まず始めに考察するのはファーストリコリスの早川フキのハンドガンです。延空木内での銃撃戦でハンドガンを構えるフキの様子からは、次のことが分かります。

• ストライカー式のハンマーレス仕様
• スライドが後退するブローニング式ショートリコイル
• スクエアタイプのトリガーガード
• リコイルスプリングガイド内臓
• グロックタイプのスライド形状

上記5つの特徴からは、M1911のクローンとは違うということが分かります。そのため、フキが使用する銃はグロックタイプのハンドガンである可能性が高いです。

続いて考察するのは、セカンドリコリスの蛇ノ目エリカのハンドガンです。エリカの銃もフキの銃と同様にスライド形状となっているため、グロックタイプのハンドガンであることがうかがえます。また、エリカが構えているハンドガンから、リコリスが支給されているハンドガンは9mm口径の「グロック17」であると推察されます。

本作の主人公である千束いわく、リリベルは「おっかない」とのことです。アニメ12話ではリリベルの隊長が千束のことを知っている様子を見せているのですが、その様子についてはリリベル自体の詳細が不明となっているため理由が分かっていません。では、リリベルの隊長を務めた少年の声を演じたのは誰なのか？ここからは隊長の声を演じた声優のプロフィールをはじめ、主な出演作品や演じたキャラを紹介します。

• 名前：市川太一(いちかわたいち)
• 愛称：たいちゃん、たいっちゃん、イッチー
• 生年月日：1993年2月4日(29歳)
• 出身地：東京都
• 職業：声優
• 所属事務所：ヴィムス
• 趣味：ロードバイク、お菓子作り

『リコリス・リコイル』に登場するリリベルの隊長の声を務めたのは、声優事務所「ヴィムス」所属の声優・市川太一(いちかわたいち)さんです。声優として活動中の市川太一さんは、新人育成プロジェクト「ツキクラ」の一期生としても活動されています。声優、俳優、歌手と幅広く活動している森久保祥太郎さんのラジオが声優を目指すきっかけとなっているようです。

• 2017年～：カブキブ!(来栖黒悟 役)
• 2018年～：メジャーセカンド(卜部隼人 役)
• 2018年～：ガンダムビルドダイバーズ(マット 役)
• 2018年～：やがて君になる(槙聖司 役)
• 2019年～：デュエル・マスターズ(キャップ、ギャップ 役)
• 2019年～：からかい上手の高木さん(柴崎 役)

• 2019年～：うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(ハーゲル 役)
• 2020年～：神之塔 -Tower of God-(二十五日の夜 役)
• 2020年～：アルゴナビス from BanG Dream!(二条奏 役)
• 2021年～：歌うサッカーパンダ ミファンダ(18番 役)
• 2021年～：キングダム(蒙毅 役)
• 2021年～：終末のハーレム(水原怜人 役)

ここまでリコリス・リコイルに登場するリリベルについて、リコリスとの違いや使用する銃、隊長を務めた少年の声優といった情報を交えて紹介してきました。では、最後にリリベルに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では、リリベルとリコリスの違いや指揮官、リリベルの徽章などが取り上げられているようです。

『リコリス・リコイル』に登場するリリベルとリコリスの違いに関する声があがっています。どうやらこの方は、リリベルとリコリスの違いが気になっているようです。他の感想でもリリベルとリコリスの任務の違いに注目されています。

『リコリス・リコイル』に登場するリリベルとリコリスの指揮官に関する声があがっています。どうやらこの方は、リリベルとリコリスの指揮官が協力関係にあるということに喜んでいるようです。

リリベルの指揮官は虎杖ですが、彼はリコリスの殺処分決定を通達した上に、リコリスの指揮官である楠木に代わって指揮を執っています。やはり、感想の方がリリベルとリコリスの指揮官が協力関係にあるということに対して喜ばれているのは、リコリスとリリベルの指揮官が立場上、関係が悪化しやすいという印象を持たれがちだからなのかもしれません。

『リコリス・リコイル』に登場するリリベルの徽章に関する声があがっています。感想では「リリベルマーク発見」と言われているのですが、おそらく感想内の「マーク」とは徽章のことを言っているのでしょう。徽章もリコリスとリリベルの違いの一つとなっているので、興味のある方はリコリスとリリベルの徽章を見比べてみると良いかもしれません。

本記事では『リコリス・リコイル』に登場するリリベルとはどんな組織なのかを、リコリスとの違いや使用する銃などを交えて解説してきました。リリベルとリコリスの違いは次のとおりです。

• リコリスが社会に紛れる女子高生風の制服を着用しているのに対し、リリベルは同士討ちを防ぐ目立つ戦闘服を着用している
• リコリスが少数での行動であるのに対し、リリベルは攻撃や移動が号令ありの集団行動をする
• コリスがハンドガンをメイン武器にしているのに対し、リリベルがアサルトライフルをメイン武器にしている

本記事で取り上げたリリベルとリコリスの違いの中でも、特筆すべきなのがリリベルとリコリスが使用する銃です。リリベルが口径5.56mmのアサルトライフル「ベレッタARX160」を使用しているのに対し、リコリスは9mm口径のハンドガン「グロック17」を使用しています。銃器の描写に拘っているリコリス・リコイルの戦闘シーンは要注目です。