【チェンソーマン】ニャーコはパワーの飼い猫！デンジが助けたその後はどうなった？

漫画「チェンソーマン」に登場する血の悪魔・パワーの飼い猫・ニャーコ。この記事では、ニャーコとパワーやデンジーたちとの関係について掘り下げていきますが、まずはチェンソーマンの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

チェンソーマンは、集英社の少年ジャンプ＋にて連載中の藤本タツキによるアクション漫画です。チェンソーの悪魔に変身する力を獲得した少年デンジを主人公に、普通の生活を取り戻すために戦う姿を描きます。作中では「悪魔のいけにえ」など海外のスプラッター映画のパロディが取り入れられており、残虐で過激なシーンも多く登場します。

チェンソーマンの単行本は、ジャンプ・コミックスより12巻まで刊行され、累計部数は1800万部を突破しています。また、2022年10月12日よりテレビ東京系列ほかにてテレビアニメの放送が開始されました。

父親の死後に残された借金を返済するため、チェンソーの悪魔ことポチタを相棒に悪魔駆除の仕事に精を出すデビルハンターの少年デンジ。ある日、仕事を取り仕切っていたヤクザに欺かれゾンビの悪魔により殺されてしまいますが、ポチタを心臓にしてチェンソーの悪魔として復活を遂げます。その後、導かれるままに公安のデビルハンターとなったデンジは、宿敵・銃の悪魔の討伐を目指し本格的な活動をスタートさせます。

ここからは、この記事のメインテーマであるチェンソーマンのニャーコの話題に移っていきます。ニャーコとは、その名前からわかるように飼い猫の名前です。飼い主は、チェンソーマンの血の悪魔であるパワー。ここで、このパワーのプロフィールを紹介しておきましょう。

パワーは、チェンソーマンに登場する血の悪魔で、女性の死体の中に入って活動します。野生で暮らしていたのですが、後に公安のデビルハンター・マキマに保護され、公安対魔特異4課所属のデビルハンターに転身。見た目は10代後半の女性で、亜麻色の髪と頭に生えた2本の角、そして瞳に光る十文字の光彩が特徴です。血の悪魔として血を自由自在に操る能力を持ち、血を凝固させて武器を製造したり止血をすることもできます。

野に暮らしていたパワーがマキマに保護される少し前、パワーの相棒で親友のニャーコがコウモリの悪魔に連れ去られます。コウモリの悪魔は、ニャーコを返してほしければ人間を連れてくるようパワーに命じます。

その後、公安の職員に採用されたパワーは、バディ（相棒）となったデンジにニャーコのことを打ち明けます。ニャーコを助けてくれたら胸を揉ませてあげると、パワーはデンジを言葉巧みにコウモリの悪魔のところに連れていくのですが、コウモリの悪魔が登場してきたところで豹変。デンジを裏切り、悪魔に彼を差し出します。

獲物を手に入れたコウモリの悪魔。喜び勇んでデンジーを食らおうとしますが、口をつけた瞬間あまりのまずさに吐き出します。チェンソーの悪魔と融合していたデンジの体からは、人間の風味が失われていたのです。激怒したコウモリの悪魔は、ニャーコを丸呑みにした上、ニャーコを助けようとしたパワーをも吞み込んでしまいます。

ここで、女性の胸を揉むという欲望を満たすためについてきたデンジーが立ち上がります。そして、コウモリの悪魔と果敢に戦い勝利すると、悪魔の体内からパワーとニャーコを救出。パワーとニャーコは、デンジも住む早川アキのマンションに転がり込み、一緒に暮らすことになりました。

ここで、早川アキについて解説しておきましょう。アキは公安退魔特異4課に所属するデビルハンターで、デンジの先輩にあたります。マキマが監視役兼保護者としてデンジーたちに引き合わせた人物です。野生児のように非常識なデンジーに手を焼くマキでしたが、やがて彼らに人間としての常識や生き方を教えていくようになります。

何とか危機を乗り越えたパワーとニャーコは、デンジや早川アキと共に平穏な日々を送っていました。ところが、アキが銃の悪魔の手にかかって肉体を奪われ、銃の魔人になるという事態が発生。デンジーは襲い掛かって来た銃の魔人、すなわちアキをやむなく殺害します。そして、パワーとニャーコを引き連れアキのマンションを出ると、別の部屋に引っ越し新たな生活を始めます。

一方、デンジたちの上司であるマキマですが、次第に支配の悪魔としての本性を顕わにしていきます。デンジを絶望の淵へと追い詰めチェンソーの悪魔を引き出すため、何とパワーを殺してしまいます。その後どうなったかというと、アキだけでなくパワーをも失ったデンジーはマキマの思惑通りになってしまいました。

しかし、ここでマキマも予想していなかったことが起きます。はたしてどうなったのでしょうか？デンジの体内にはパワーの血が残っており、パワーの遺志を受け継ぎ動き出します。これによりデンジは復活を遂げ、マキマに勝利します。この項の結論ですが、パワーが死んだ後ニャーコがどうなったかというと、マキマの愛犬たちと共にデンジに飼われ幸せに暮らすことになりました。

パワーが血の魔人として野で狩りをしていた頃の事になります。ある日、パワーはやせた1匹の野良猫と出会います。パワーはその猫にニャーコという名前を付け、牛乳を与えたり甲斐甲斐しく世話をします。当初は太らせて食べてしまおうと考えていたパワーですが、すっかり情が移りやがてそのような不埒な考えは失せてしまいます。その後どうなったかと言えば、ニャーコはパワーが心を許す数少ない親友になりました。

暫くして、ニャーコはコウモリの悪魔に捕まってしまいます。コウモリの悪魔がニャーコを拉致したのにはある理由がありました。パワーの親友ニャーコを人質にして、パワーを思い通りに動かそうとしたのです。その後どうなったかというと、コウモリの悪魔の狙い通り大切なニャーコの命を庇うためパワーは悪魔の言いなりになっていきました。

コウモリの悪魔が人間が食べたいというと、パワーは公安のデンジを誘い出した上でコウモリの悪魔に差し出します。その後、すったもんだの末に、デンジがコウモリの悪魔を殺害しパワーとニャーコを助け出したのは前述のとおりです。

コウモリの悪魔に連れ去られたニャーコを何とかして取り戻そうとするパワー。その後どうなったのでしょうか？「命は平等に軽い、たかが猫じゃないか」と思いながらも親友を放っておくことはできません。ニャーコの命を助けたければ人間を連れて来いというコウモリの悪魔の言葉に従うことにしました。

困ったパワーが目を付けたのは同僚のデンジです。ところが、デンジはパワーに対して良い感情を持ってはいません。それはかつての出来事に起因しているのですが、上司のマキマの指示がないのにナマコの悪魔を殺してしまったパワーは、それを叱責されるとデンジが殺せと言ったからとデンジのせいにしたのです。

デンジが二つ返事で「うん」というはずはありません。そこでパワーは一計を案じます。助けてくれたら「胸を揉ませてあげる」と言ってデンジを誘惑しました。するとデンジの目の色が変わります。過去の事は水に流してパワーの願いを受け入れたデンジ。パワーの後をついてコウモリの悪魔のところに向かいます。ところが、そんなデンジをパワーはあっさりと裏切ります。コウモリの悪魔に彼を差し出したのです。

ここで予想外の事が起こります。前述のとおり、デンジの血の味が気に入らなかったコウモリの悪魔が怒ってパワーと猫のニャーコを呑み込んでしまったのです。絶体絶命のピンチですが、この時威力を発揮したのはパワーの放った言葉「胸を揉ませてあげる」。デンジの頭の中はその妄想でいっぱいだったのです。パワーに殴られ流血したにもかかわらず、デンジはコウモリの悪魔に挑みかかります。

遂に悪魔を退治してパワーとニャーコを助け出しました。助けられたパワーは、狐につままれたような顔をします。「なぜワシを助けた？ウヌを殺そうとしたのに」と問いかけると、デンジはすかさず両手で胸を揉む仕草をしてみせました。

本記事でもたびたび登場してきたチェンソーマンの「コウモリの悪魔」とは、一体どのようなキャラなのでしょうか？ここで簡単に解説しておきましょう。

コウモリの悪魔は、チェンソーマン第1巻の6話で初登場するキャラクターです。外見はデンジの3番ほどもある巨大なコウモリですが、手足が異常に太く怪力を発揮します。空を自由に飛び回るほか、口からはパワフルな空気砲・衝撃波を発します。人間の血肉を好み、悪魔と言うだけあって傲慢でエゴイスティックな性格をしています。人間は、単なる食料としか考えていないようです。

漫画チェンソーマンはアニメ化され、2022年10月12日より全12話の予定で放送されています。このアニメにもコウモリの悪魔が登場していますので、コウモリの悪魔を演じた声優を紹介します。

アニメ「チェンソーマン」でコウモリの悪魔の声を担当したのは、男性声優の松田健一郎（まつだ・けんいちろう）。埼玉県出身で1978年1月22日生まれの44歳（2022年11月現在）、身長は174㎝、アーツビジョンに所属する声優です。

小さなころよりアニメ好きな姉の影響で声優という職業はしっていたものの、野球選手や警察官に憧れていたという松田。アニメに目覚めたのは中学生の頃で、たまたま姉の部屋でアニメ雑誌に目を通したのがきっかけだったと言います。当時流行っていたアニメ「超時空要塞マクロス」に夢中になったそうです。

その後、公務員を目指して専門学校に通いますが、勉強についていけず挫折。そのころよく聞いていたアニラジが心の支えとなり、声優を志します。日本ナレーション演技研究所に入所して声優としての基礎を勉強した後、アーツビジョンに所属し声優としての第一歩を歩み始めました。

次に、チェンソーマンでニャーコを演じた声優・松田健一郎の主な出演作や演じたキャラを一覧で紹介します。

• バトルスピリッツ 覇王（仁霧コブシほか）
• 攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE（バトー）
• クロックワーク・プラネット（ヴァイネイ・ハルター）
• ブラッククローバー（ゴードン・アグリッパほか）
• RErideD－刻越えのデリダ－（ジャキス・イヴェン）
• ヴィンランド・サガ（トールズ、ナレーション）
• 禍つヴァールハイト -ZUERST-（アルノルト・シュバルツ）
• SPY×FAMILY（ボンド・フォージャー、ナレーション）
• Engage Kiss（マイルズ・モーガン）
• 機動戦士ガンダム THE ORIGIN（オルテガ）

ここまでチェンソーマンに登場する猫のニャーコ特集をお届けしてきましたが、最後にニャーコに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、コウモリの悪魔に連れ去られたニャーコの心配をするツイートからです。ご飯をあげる人がいるのかどうか、動物好きには気になるポイントのようです。

続いて紹介するのは、ニャーコの扱いが作品の評価につながっていることをうかがわせるツイートからです。チェンソーマンは猫に優しいので好感が持てるとのことでした。

最後に紹介するのは、ニャーコなどかわいい動物が出てくるので続きが見たいという子供を持つ母親のツイートからです。ところが、まだ続きは見せたくないのだと言います。見せたくない理由には、デンジとパワーのやり取りが関係しているのでしょうか？

ここまで、「チェンソーマンのニャーコはパワーの飼い猫！デンジが助けたその後はどうなった？」と題して、ニャーコとパワーの関係やデンジが助けた後にどうなったかなど、チェンソーマンのニャーコに関する情報をお届けしてきました。いかがでしたでしょうか？

ニャーコとは、血の悪魔・パワーの飼い猫で、まだパワーが野で暮らしていた頃に出会っています。出会ったころは痩せこけていたニャーコですが、パワーの世話により丸々と太っていきます。当初は太らせて食べてしまおうと考えていたパワーですが、共に暮らすうちに愛情が芽生えニャーコは無二の親友となりました。

また、デンジがコウモリの悪魔から助けたその後はどうなったかですが、パワーとニャーコは早川アキのマンションに転がり込み一緒に暮らすことになります。ところが、アキが銃の悪魔により肉体を奪われその後死亡。さらに、パワーもアキに殺されてしまいます。しかし、パワーの遺志を受け継いだデンジがアキを倒し、ニャーコはマキマの愛犬たちと共にデンジに飼われ幸せに暮らすことになりました。