ララの結婚のあらすじネタバレ！話題の嫁入りBL漫画の登場人物と感想は？

『ララの結婚』は、リブレが発行しているBL漫画雑誌『BE・BOY GOLD』で連載されている作品。作者はためこうです。望まぬ結婚をさせられそうになった双子の妹を救うため、主人公が花嫁に成り代わって街一番の富豪の跡取りに嫁ぐ、異国の嫁入り奇譚。中央アジアを思わせる世界観が魅力的な作品で、読者からの評価が高く、人気声優を起用してドラマCD化もされました。

BL漫画『ララの結婚』の著者は、漫画家のためこうです。ためこうは『ララの結婚』の他に、『ジェンダーレス男子に愛されています。』『泥中の蓮』『カッコウの夢』『なつめくんはなんでもしってる』などの作品を発表しています。

BL漫画『ララの結婚』1巻あらすじネタバレ。とある異国の街で、盛大な宴が催されていました。街の大富豪と村娘の婚儀が行われていたのです。しかしこの結婚には秘密がありました。実は、花嫁は本来結婚するはずの人物ではなかったのです。此度の結婚は、富豪の息子ウルジと村娘ララのもの。しかしララはウルジとの結婚を望んでいませんでした。

そこで、ララと瓜二つの顔を持つ双子の兄ラムダンがララの代わりに花嫁姿となってウルジとの婚儀に臨み、その間にララは想い人と駆け落ちすることになったのです。もちろん、普通に考えれば今いるララが男のラムダンであることはすぐに露見してしまいます。ラムダンは正体がバレる前に、適当なところで逃げ出すつもりでした。しかし、ウルジと2人きりにさせられたラムダンの身に、予想外の出来事が起こります。

ウルジから渡された酒に媚薬が入れられており、そのせいで思うように体が動かせなくなってしまったのです。ウルジは動けなくなったラムダンを抱きました。当然、目の前のララが女性ではないとわかったはずですが、ウルジは動揺しません。実は、ウルジは最初から自分と婚姻を結んだのがララではなくラムダンであると知っていたのです。以上、BL漫画『ララの結婚』1巻あらすじネタバレでした。

BL漫画『ララの結婚』2巻あらすじネタバレ。女のように抱かれることを屈辱に感じながらも、ララのためにウルジから離れることができないラムダン。ラムダンはウルジの妻として、彼の家に入ることになりました。そんな中、ラムダンの前にウルジの兄バドマが現れます。ラムダンのことを気に入ったらしいバドマは、ラムダンのことを手に入れるため、ウルジに決闘を申し込みました。

負けたほうは国を追われ、二度と戻ってこれません。決闘の賞品となったラムダンは隔離され、1人の夜を過ごすことになりました。妹の幸せのためとはいえ、同性であるウルジに抱かれ、しかも彼の兄からも狙われることになったラムダンの心は晴れません。しかしどれだけ考え込んでも、時間は進み続けます。ついに、決闘の日がやってきました。決闘の内容は、弓の腕比べです。

兄弟の決闘が始まるのですが、その決闘の勝者はなんと突如現れ的を射たラムダンでした。勝者となったラムダンはバドマを選びます。しかしそれはバドマが好きだからではなく、バドマからウルジのことを聞き、ウルジの真意を探るためでした。さらにラムダンはバドマが、真実自分を欲しがっているわけではないと見抜いていたようです。バドマはラムダンにウルジの過去を語りました。

こうして、ウルジのことを少しだけ知ることができたラムダン。バドマはラムダンをウルジに返し、兄弟のいざこざは落ち着くのですが、その後別の問題が浮上します。ウルジに2人目の嫁があてがわれることになったのです。以上、BL漫画『ララの結婚』2巻あらすじネタバレでした。

BL漫画『ララの結婚』3巻あらすじネタバレ。ララの駆け落ち、そしてそれによるラムダンの成り変わり計画を最初から知っていたウルジ。全てはラムダンを手に入れたいというウルジの策略でした。計画を知っていたのはウルジと、ララの駆け落ち相手。真実を知ったララは行方不明になってしまったらしく、ラムダンは激情のまま外へと飛び出します。

ララを探そうとしていたラムダンでしたが、道中で彼は捕まり娼館に連れていかれてしまいました。そこで再会したのが、ウルジの兄バドマ。バドマは娼館の管理人だったのです。バドマはララを見つけるまで、ラムダンを匿ってくれることになりました。ラムダンは娼館で過ごすようになり、そこで働く女性たちからの信頼を得ていきます。

一方、ウルジは幼なじみのアリアナを2人目の嫁にと望まれていましたが、結局彼はアリアナと子を成すことを良しとしませんでした。ウルジにとって、愛する人はラムダンだけなのです。そんなウルジの前に、ラムダンのことを心配したララが現れました。やがて、ウルジはラムダンを探しに行き、ついに彼を見つけ出します。

ラムダンはウルジを拒絶しますが、実はすでにウルジに惹かれてしまっていました。ララが無事であることを知り、またウルジから真摯な謝罪を受けたラムダンは、ついにウルジの気持ちを受け入れます。以上、BL漫画『ララの結婚』3巻あらすじネタバレでした。

BL漫画『ララの結婚』4巻あらすじネタバレ。ついに想いを通わせ、本当の意味で結ばれたラムダンとウルジ。ラムダンはウルジからアリアナとは結婚しないことを聞き、ホッとします。ララに会うためにも、ラムダンはウルジの家へ帰ることになりました。しかし、また新たな問題が浮上します。ウルジとアリアナの結婚が破談になったせいで、両家の関係が悪くなってしまったのです。

これをきっかけに、ラムダンはたとえ両想いになったとしても、自分たちの関係に未来はないことを痛感しました。それでも、もう少しだけこのままでいたいと願うラムダン。そんな彼らの前に、ラムダンのことを気に入ったという貴族ミジドが現れ、ウルジとアリアナの家のごたごたを解決する手助けをすると言い出します。以上、BL漫画『ララの結婚』4巻あらすじネタバレでした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その1、ラムダン。ラムダンは『ララの結婚』の主人公。双子の妹であるララが望まぬ結婚をすることを防ぐため、駆け落ちする彼女の代わりに花嫁となって、ウルジと婚儀を行いました。ウルジから逃げるつもりでしたが、彼に媚薬を盛られて抱かれてしまい失敗。以降、男でありながらウルジに何度も体を暴かれることになります。

強引な手段を取ったウルジを当初は拒絶していましたが、日々の中で彼からの愛情を感じるようになり、少しずつウルジに対する気持ちが変わっていきました。やがて、ラムダンもウルジを愛するようになり、戸惑いながらも自身の気持ちを受け入れるようになります。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その1でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その2、ウルジ。ウルジは、ラムダンに想いを寄せる人物。街一番の富豪の跡取り息子です。昔からラムダンに惚れており、彼を手に入れるべくラムダンの双子の妹ララとの結婚を利用しました。ララの駆け落ちはウルジの策略であったため、最初からウルジはラムダンがララの身代わりとして花嫁になっていることに気がついており、それを利用してラムダンの体を暴いています。

口数が少なく強引な手段だけが目立ってしまいましたが、ラムダンを想う気持ちは本物。ラムダン以外に愛を捧げるつもりはなく、第2夫人の存在も拒否しています。現在は完璧に仕事をこなす優秀な人間として周囲から高く評価されていますが、過去には父に兄と比べられたことがあり、満たされない幼少期を過ごしていました。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その3、ララ。ララはラムダンの双子の妹。ウルジと結婚するはずでしたが、想い人と一緒になるためにラムダンによって逃されました。後に、自身の駆け落ちが仕組まれたことであると知り、ラムダンを心配してウルジのもとにやってきます。

双子というだけあって、外見はラムダンとそっくり。また性格もラムダン同様、勝気で活発です。花嫁に成り代わったことからもわかりますが、ラムダンはララのことをとても大切にしており、ララはウルジにとってラムダンを手に入れ逃さないようにするのに必要な存在でした。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その3でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その4、バドマ。バドマはウルジの兄。実家を出てあちこち遊び回っている放蕩息子で、だからこそ弟であるラムダンが家の跡継ぎとされています。久しぶりに帰宅してラムダンとウルジの仲を引っかき回しますが、実は弟想いで思慮深い人物。

かつては何でもできてウルジより優れていると見られており、ララとの婚約話も上がっていましたが、ウルジの望みを叶えるためにあえて軽薄な態度を取り家を出ています。実はバドマは娼館を経営しており、家の裏の仕事のための情報収集をしていました。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その4でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その5、アリアナ。アリアナはウルジの第2夫人として、ウルジの父親が迎え入れさせた人物。ウルジとは幼なじみという関係で、ずっとウルジに恋心を抱いていました。

自ら望んでウルジと結婚し世継ぎを産むつもりでいましたが、当のウルジがラムダン以外を伴侶とするつもりがさらさらなかったため、2人の結婚は破談になっています。この出来事がきっかけで、新たな問題が浮上することになりました。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その5でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その6、タシ。タシはラムダンの幼なじみで、兄弟絆（きょうだいはん）という関係。タシは当初、ウルジに嫁いだのはララで、ラムダンが行方不明になったと思っていました。しかし、ウルジのもとにいたラムダンと再会し、その認識が誤りであったことを知ります。

ラムダンが望まぬ形でウルジのもとにいることを知ったタシは、ラムダンを逃がそうとしてくれました。タシとラムダンが強い絆で結ばれていることがわかります。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その6でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その7、ヤン。ヤンはウルジの生家であるブルクティーン家に仕えるララ付きの侍女。ヤンはウルジに恋心を抱いており、結婚相手であるララに扮したラムダンのことを羨ましく思っていました。

しかし、ラムダンと接するうちに、ラムダンの魅力に目がいくようになります。ヤンは『ララの結婚』番外編で主役として描かれました。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その7でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その8、ラムダンとララの父。ラムダンとララは、父と血が繋がっていません。双子は元々捨て子で、今は亡きメトゥという女性に拾われたのです。メトゥの夫が、一応ラムダンとララの父ということになっています。ラムダンとララの父は、ウルジと結婚したのがララではなく、ララに扮したラムダンであると気がついていました。

気がついていながら止めなかったのは、結婚が破談になれば村の財政に影響が出ると考えたため。村を優先するあまり、ウルジのもとから逃げ出してきたラムダンを追い返してしまいます。父のその行動は、ラムダンに大きなショックを与えました。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その8でした。

BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その9、ウルジの父。ウルジの父はブルクトという名前です。ブルクトはとても厳格な人物で、家のことを第一に考える人間。今はウルジが家督を継ぐことを望んでいますが、かつてはウルジとバドマを度々比較し、ウルジに寂しい思いをさせていました。

ウルジの妻に望むことも世継ぎを産むことのみということで、かなり冷たい人間であるようですが、亡くなった妻を深く愛していたという一面も持っており、その愛情深さはウルジとの血の繋がりを感じさせます。以上、BL漫画『ララの結婚』の登場人物・キャラ一覧その9でした。

BL漫画『ララの結婚』の面白い魅力その1、絵が綺麗。『ララの結婚』の著者であるためこうは画力が高い作家として知られています。『ララの結婚』でもその画力の高さが発揮されており、とても読みやすい作品に仕上がっていました。

元々、少女漫画でデビューした作家であるため、少女漫画を彷彿とさせる絵柄となっています。高い画力のおかげで、エキゾチックな世界観やラムダンの美しさがとてもよく表現されており、そんなところが多くの人の目を引いたのでしょう。絵の綺麗さだけでも、十分本作を買う価値はあります。以上、BL漫画『ララの結婚』の面白い魅力その1でした。

BL漫画『ララの結婚』の面白い魅力その2、ウルジの一途な愛情。物語の核となるのは、ウルジの一途な愛情です。それはもはや執着と呼べるほど強いもの。ウルジの一途な愛情がなければ、ラムダンがララに成り代わって花嫁になる、という展開も起こりませんでした。

強引な手段でラムダンを手に入れようとしたためラムダンから拒絶されてしまうウルジですが、それでもラムダンのことを諦めることができず、彼からの愛を請うその姿は悲しくも魅力的です。不器用ながらもひたむきにラムダンだけを想うウルジに心を揺さぶられた読者は少なくないようでした。ウルジがラムダンを溺愛する様子に注目しましょう。以上、BL漫画『ララの結婚』の面白い魅力その2でした。

BL漫画『ララの結婚』の面白い魅力その3、ラムダンの心の変化。最初はウルジに対して拒絶の意思を示していたラムダンですが、ウルジからの愛を知り、徐々に彼に対して愛情を抱いていくようになります。徹底した拒絶が戸惑いに変わり、戸惑いが少しずつ恋心へと変化して、さらにそれを自覚していくラムダンの姿が、本作の魅力の1つになっています。

ラムダンの心の変化が、ラムダンとウルジの関係性の変化にも繋がっていくので、最初から最後まで目が離せません。作品に触れる際はぜひ、ラムダンの感情の変化に注目してみてください。以上、BL漫画『ララの結婚』の面白い魅力その3でした。

BL漫画『ララの結婚』は2019年11月にドラマCD第1巻が発売されました。発売元は株式会社リブレで、レーベルはCue Egg Label。初回限定版と通常版があり、初回限定版にはエロらぶ・新婚性活セット・現代パロディ漫画小冊子が付いていました。2020年10月にはドラマCD第2巻が、2022年6月にはドラマCD第3巻が発売されています。

『ララの結婚』のドラマCDでは豪華声優陣が起用されており、その点も話題を呼びました。絵の綺麗な原作漫画はもちろん魅力的ですが、音声によって登場人物の感情が表現されるドラマCDもまた魅力溢れるものになっています。漫画とドラマCD、両方を一緒に楽しむと、物語の世界により深く浸ることができるでしょう。

『ララの結婚』のドラマCDで起用された声優はとても豪華。主人公であるラムダンの声を担当したのは、『刀剣乱舞』の鶴丸国永や『アイドリッシュセブン』の九条天、『ハイキュー!!』の山口忠役などで知られる斉藤壮馬です。ラムダンの夫となるウルジの声を担当したのは、『アイドリッシュセブン』の六弥ナギや『A3！』（皇天馬）、『SPY×FAMILY』のロイド・フォージャー役などで知られる江口拓也。

ウルジの兄であるバドマの声は、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージや、『七つの大罪』のキング、『おそ松さん』の松野一松役などで知られる福山潤が担当しました。ラムダンの双子の妹であるララの声は、『ウマ娘 プリティーダービー』のヴラディレーナ・ミリーゼ役などで知られる長谷川育美。ララの夫は、『A3』の皆木綴役などで知られる西山宏太朗が担当しています。

BL漫画『ララの結婚』の感想・評価その1。作品の絵と世界設定に関する感想・評価です。『ララの結婚』の魅力は絵の綺麗さと世界観。その2点に心惹かれて作品を読み進めているという感想・評価は少なくありません。エキゾチックな雰囲気が好きな人におすすめのBL漫画です。以上、BL漫画『ララの結婚』の感想・評価その1でした。

BL漫画『ララの結婚』の感想・評価その2。「絵が綺麗」「話がわかりやすくて面白い」「登場人物が魅力的」という感想・評価です。『ララの結婚』は絵が綺麗だからこそ話がわかりやすく、すんなりと物語の世界に入り込むことができます。

また、主人公のラムダンとウルジはもちろんですが、他の登場人物たちも皆、魅力的な人物ばかり。あっという間に作品の虜になった、という感想・評価は多いです。以上、BL漫画『ララの結婚』の感想・評価その2でした。

BL漫画『ララの結婚』の感想・評価その3。物語のメインカップルであるラムダンとウルジに関する感想・評価です。自分の気持ちを認めることができないツンとしたラムダンと、ラムダンを一途に想うウルジ。2人の焦れったい関係は、本作の大きな魅力の1つとなっており、そこを楽しみに作品を読んでいるという感想・評価は多いです。以上、BL漫画『ララの結婚』の感想・評価その3でした。

BL漫画『ララの結婚』のあらすじネタバレや登場人物、感想・評価などを一挙に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？『ララの結婚』は政略結婚から始まる攻めと受けのすれ違いが見所の作品。一途で執着心の強い攻めと、気が強くやんちゃな受けが好きな人なら刺さるBL作品となっています。

ドラマCD化もされており、多くのBLファンを虜にしている漫画なので、興味を持った人はぜひ手に取ってみてください。焦れったい2人の恋模様に夢中になれるはずです。以上、ララの結婚のあらすじネタバレ！話題の嫁入りBL漫画の登場人物と感想は？でした。