髑髏は闇夜に動き出すのネタバレあらすじ！老人の復讐を描いたダークバイオレンス漫画

ここからはダークバイオレンス漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじを最終回結末までネタバレありで紹介していきます。またあらすじネタバレのほか、面白い魅力や登場人物・キャラを一覧形式でまとめていくので併せてご覧ください。それではまず、あらすじネタバレの前に『髑髏は闇夜に動き出す』の作品情報から見ていきましょう。

• 作品タイトル：髑髏は闇夜に動き出す
• 作者：TETSUO
• ジャンル：サスペンス、ミステリー、バイオレンス
• 掲載誌：ヤングキングコミックス(少年画報社)

『髑髏は闇夜に動き出す』は老人の狂気の復讐劇を描いたダークバイオレンス漫画です。かなりダークな面が強い漫画となっていますが、1巻完結の短い物語となっているため比較的読みやすい作品だと言えます。

『髑髏は闇夜に動き出す』の作者は、漫画家のTETSUO先生です。TETSUO先生は『髑髏は闇夜に動き出す』のほか、『鬼になる』や『Web BULL』などを手がけています。

『髑髏は闇夜に動き出す』はグロ要素もある主人公の復讐劇を描いた作品ですが、1巻完結となっているためとても読みやすくなっています。では、『髑髏は闇夜に動き出す』の漫画はどのような物語なのか？ここからは、『髑髏は闇夜に動き出す』の漫画あらすじを最終回結末までネタバレしていきます。

それでは早速、『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじをネタバレしていきます。主人公は胃ガンが見つかり、医者から余命5ヶ月と宣告された藤村銀三(89歳)です。親しい友人もなく結婚もせずに一人で生きてきた銀三は、やりたいことも、やり残したこともない自分の人生について考え、「人生こんなもんか」と一人呟きました。そんなある日、銀三の隣の家に持田夫妻と娘のマコが引っ越してきます。

身寄りのない老人であるために寂しく暮らしていた銀三を食事に誘い、赤の他人である銀三をまるで家族のように迎い入れてくれた持田一家。銀三は優しさに触れ、はじめて家族を持った幸福感を味わっていました。しかし、そんな幸せな日々は長く続きませんでした。ある日の夜、持田夫婦が惨殺されていたのです。持田夫婦が惨殺された現場を見て頭が真っ白になり茫然自失となる銀三。

次第に持田夫婦を惨殺した犯人への憎悪が生まれていきます。こうして、銀三は持田夫婦を惨殺した犯人をこの手で殺すことを誓い、復讐の鬼と化しました。返し忘れていた皿を返すため、持田夫婦の家を訪ねていた銀三は、持田夫婦を殺害し逃走する2人の犯人を目撃しています。そして銀三は犯行現場である持田夫婦の家に、犯人の携帯と思しき携帯を見つけていました。

復讐の鬼と化した銀三は犯人を法で裁かせないため、犯人の携帯を警察に渡さず、携帯に犯人から連絡が来るのを待つことにします。案の定犯人から携帯に連絡がかかってきたため、銀三は強盗殺人の犯行を知っていると脅して「黙ってて欲しいなら三百万だ」と言ってあたかもお金目当てだと見せかけるように交渉しました。その後持田夫婦の家で待ち合わせることにした銀三。

待ち合わせ場所に到着した犯人は、銀三を殺害しようとするも、銀三が決死の覚悟で犯人もろとも2階から飛び降りたため、銀三に下敷きにされた形で捕らえられてしまいます。犯人を捕らえた銀三は自宅に監禁して犯人を拷問しようとするのですが、人を殴ったことがないために手が震えてしまい、犯人から「アンタには無理だ。復讐なんて諦めろ」と言われてしまいました。

そんな時、事情聴取に来た渡部から持田夫婦の娘であるマコが生きていることを知らされます。そこでマコを見舞いに病院を訪れた銀三。意識を取り戻したマコは両親を気にしていたため、銀三は生きていると嘘をつきます。両親が生きていると知って安心したのか、マコは「今日の晩御飯…なにかな」と最期の言葉を残して死んでしまいました。

マコが生きていると知って喜んだのも束の間、マコが死んで再び希望を失った銀三は絶望します。復讐心に燃える銀三は家に戻ると、犯人に「楽に死ねると思うなよ」と言って工業用ホッチキスで容赦なく拷問しました。

ここからは漫画『髑髏は闇夜に動き出す』の最終回結末をネタバレしていきます。銀三に容赦なく拷問された強盗殺人犯のハヤトは、遂に犯行動機を自白しました。その動機は空き家だった頃の持田家に金を隠していたため、持田夫婦が空き家に越してきてから金を回収しようとした時に顔を見られたからといったものです。その後、銀三は共犯者である後藤とアジトの場所の情報を得ます。

そして泣きながら謝る犯人に向かって「同じことを言った家族にお前は何をした」と言い、問答無用でハンマーを振り下ろして犯人を殺害しました。ハヤトから得た後藤の情報を使い、後藤を路地裏に誘い出した銀三。そして銀三は後藤をネイルガン(釘打ち機)で撃ちます。しかし後藤が咳き込んだ銀三の隙を突いてタックルを仕掛け、逃げ出しました。

しかし、後藤はトラックに轢かれてあっけなく死んでしまいます。銀三は公衆の面前であるにも関わらず、死んだ後藤にハンマーで追い打ちをかけていました。銀三は街中で復讐劇を繰り広げていたため、遂に警察・犯行組織の両方に顔が知られてしまいます。ハヤトと後藤に仕事を依頼していた組織のオーナーは、銀三が組織の違法な仕事を知っていると勘違いし、警察に捕まって喋る前に捕まえて手を打とうと動き出しました。

そして銀三は警察の渡部と話している時にハヤトと後藤がいた組織のオーナー・高杉の手下に捕まってしまいます。監禁・拷問されて6日後、銀三は監視の目がなくなった隙に自分の指を引きちぎって手錠を外します。銀三は手下を嚙み殺して高杉に詰め寄りました。

その後、警察が現場の倉庫に駆け付けた時には喉を噛み切られたことによる失血死した男性と、全身の骨を鈍器で砕かれて死亡した高杉が発見されます。一方、銀三は発見された時には既に亡くなっており、検視結果では死後3日は経っていたとのことでした。『髑髏は闇夜に動き出す』の最終回結末は、銀三が天国で持田夫婦と出会うシーンで終了しています。

『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじを最終回結末までネタバレしました。では、次に『髑髏は闇夜に動き出す』の面白い魅力をネタバレありで見ていきましょう。ここでは「ストーリー構成」「銀三の復讐」「影の正体」といった3つの面白い魅力をネタバレありで紹介していくのでぜひ、『髑髏は闇夜に動き出す』の参考になされてください。

まず初めに漫画『髑髏は闇夜に動き出す』の面白い魅力の一つ、「ストーリー構成」についてネタバレ紹介します。『髑髏は闇夜に動き出す』のストーリー展開は、おぞましい雰囲気を纏った銀三の描写から一変し、一人暮らしで寂しい日々を送る銀三が描写され、その後家族の温かさに触れ幸せな日々を送る銀三の描写へと変わっていきます。

しかし幸せな時間も束の間、愛情に溢れる隣の家の家族が惨殺されるという衝撃的な展開となりました。優しくて体の弱い銀三が隣の家の家族を惨殺されたことで復讐の鬼と化し、単独で犯人を追い詰めていくストーリー構成は驚きの連続で、後半からはハラハラしっぱなしのストーリー展開となっています。

まず初めに漫画『髑髏は闇夜に動き出す』の面白い魅力の一つ、「銀三の復讐」についてネタバレ紹介します。余命5ヶ月と宣告されている銀三は、持田一家と触れ合い、幸せなひと時を送っていました。その時の銀三は優しいおじいさんという印象を受けます。しかし復讐の鬼と化した銀三は、表情も行動も全て一変しています。復讐のことしか考えない狂気さをはらんでおり、人間の急激な変貌に驚きを隠せません。

まず初めに漫画『髑髏は闇夜に動き出す』の面白い魅力の一つ、「影の正体」についてネタバレ紹介します。あらすじネタバレでは触れていませんでしたが、実は作中には銀三の風貌をした怪しげな影が時折現れていました。

たとえば、銀三が一人寂しそうに他の家庭を見ている時は穴のあいた影、持田一家が襲われて銀三が茫然自失となっている時の影などがあります。後半になるほど銀三と影がリンクしているように感じられるため、作者のTETSUO先生は影の描写から読者に何かを伝えようとしているのかもしれません。これを機に、影が何を意味するのかを考察しながら漫画を読んでみると良いでしょう。

先に漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレや面白い魅力を紹介してきました。そこで気になるのが、あらすじネタバレに登場する登場人物・キャラです。ここでは漫画『髑髏は闇夜に動き出す』に登場する藤村銀三、持田マコ、持田夫妻、ハヤト、渡部、後藤、高杉といった7人のキャラを一覧形式で紹介していきます。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場する藤村銀三(ふじむらぎんぞう)は、本作の主人公です。89歳の老人。胃ガンを患っており、医者から余命5ヶ月と宣告されています。余命宣告を受けた時は一人寂しく暮らしていたものの、隣にマコたちが引っ越してきてからは彼女たちとの交流を通して幸せなひと時を過ごしていました。しかしマコたちが強盗殺人犯に惨殺されてからは復讐の鬼と化しています。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場する持田マコ(もちだマコ)は、銀三の隣の家に引っ越してきた家族の娘です。6歳の幼稚園生。元気で人見知りしない女の子で、銀三の隣の家に引っ越してきてすぐに銀三に話しかけています。強盗殺人事件の被害にあって病院に送られていました。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場する持田夫妻は、銀三の家の隣に引っ越してきたマコの両親です。父親は転んだ銀三をすぐに助けるような優しい性格をしており、母親はお腹に2人目の子を宿していました。家族愛に満ちている持田夫妻は、一人寂しく暮らしていた銀三を家に招待するなど思いやりに溢れていましたが、強盗殺人犯に殺害されてしまいます。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場するハヤトは、持田一家を襲った強盗殺人犯です。持田一家を襲った後、犯行現場から逃走中に銀三から顔を見られてしまっています。携帯を置いていってしまうという失態をおかしたことがきっかけで銀三に捕まり、監禁されることになりました。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場する渡部(わたべ)は、持田一家の強盗殺人事件を捜査している警察官です。聞き取り調査という形で銀三と会話を交わせています。のちに高杉グループに捕まってしまいました。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場する後藤(ごとう)は、ハヤトとともに持田一家を襲った強盗殺人犯です。「ムーンドラッグ」のオーナーである高杉に依頼されて強盗をおこなっています。その後、復讐の鬼と化した銀三に命を狙われることになりました。

漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじネタバレに登場する高杉(たかすぎ)は、「ムーンドラッグ」のオーナーです。強盗殺人事件の犯行グループの親玉で、金目当てで持田一家を襲わせています。犯罪行為に手を染めており、警察にまで手を出すような危険人物でした。

ここまで『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじを最終回結末までネタバレし、面白い魅力や登場人物・キャラ情報とまとめてきましたが、果たしてネット上では『髑髏は闇夜に動き出す』についてどのような声があがっているのでしょうか？ここからは漫画『髑髏は闇夜に動き出す』の結末までご覧になった読者の感想や評価を紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

こちらでは『髑髏は闇夜に動き出す』のストーリー構成に関する感想・評価があがっています。感想では「14話と短いのも読みやすかった」「グロいですがストーリーは良かった」と好評のようです。興味を持たれた方は本記事の最終回結末までのあらすじネタバレを要チェック。

こちらでは『髑髏は闇夜に動き出す』のストーリー展開に関する感想・評価があがっています。どうやらこの方は、『髑髏は闇夜に動き出す』の漫画に寄せられた感想・評価に注目しているようです。コメント欄では、主人公の銀三が昼間に行動すると「闇夜に動けよ！」とツッコミが入っているようなので、これを機に作品タイトルの意味を考察してみるのも良いかもしれません。

こちらでは『髑髏は闇夜に動き出す』の作品内容に関する感想・評価があがっています。どうやらこの方は、『髑髏は闇夜に動き出す』を試し読みして「面白い」と感じたようです。本記事の最終回結末までのあらすじネタバレで漫画に興味を持たれた方は、この方と同様に試し読みしてみるのも良いかもしれません。

老人の復讐を描いたダークバイオレンス漫画『髑髏は闇夜に動き出す』のあらすじを結末までネタバレし、ネタバレありで登場人物・キャラやネット上の感想・評価をまとめてきましたがいかがでしたか？『髑髏は闇夜に動き出す』をご覧になる際はぜひ、本記事でまとめた最終回結末までのあらすじネタバレや面白い魅力、登場人物・キャラ一覧を参考になされてください。