勿論、慰謝料請求いたします！のネタバレあらすじ！スカッと系異世界漫画の感想は？

「勿論、慰謝料請求いたします！」は、お金儲けが大好きな伯爵令嬢が、婚約破棄を宣言した侯爵子息から慰謝料を請求するべく奔走する異世界作品で、胸がスカッとするような清々しい展開が見どころです。以下では、「勿論、慰謝料請求いたします！」のあらすじネタバレや、登場人物・キャラのネタバレ、作品に関する感想などを、ネタバレ紹介します。

漫画「勿論、慰謝料請求いたします！」は、soy原作・m/gキャラクター原案、無糖党作画によるファンタジー作品で、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されているsoy先生の同名小説が原作です。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の漫画原作者・soy先生は、「小説家になろう」にて執筆活動を行っている小説家で、主な作品に、「貧乏伯爵令嬢は雑草のように生きていたい」「ただのコスプレイヤーなので聖女はやめてもいいですか？」等があります。

以下では、主人公のしたたかさが目を引く、「勿論、慰謝料請求いたします！」の漫画1話～5話のあらすじネタバレを紹介します。

侯爵キュリオン家は、多額の借金を抱えており、そこで持参金を目当てに商売で財を成した伯爵ノッガー家との婚姻関係を目論み、侯爵子息のラモールと伯爵令嬢ユリアスの縁談が組まれます。自身も商売に携わるユリアスは、侯爵家の借金の原因が、身の丈に合わない支出にあると見抜くも、侯爵家のネームバリューは商売に活かせると見込み、ラモールとの婚約に同意します。

しかし、5年後、バナッシュ伯爵家の隠し子であるジュリーに夢中になったラモールは、突如、ユリアスとの婚約破棄を宣言します。何のために婚約を結んだのかと、ラモールの頭の悪さに呆れるユリアスでしたが、正当な理由なく婚約破棄されたことを利用して、侯爵家から慰謝料を請求することを思いつき、その証拠集めにラモール・ジュリーの身辺を調べることにしました。

そこで、ユリアスは自身の商売で出版した漫画「ドキ☆がん」の内容が予言書めいていることに気が付き、漫画の内容から2人の行動を先回りし、証拠を取ろうと画策します。その日は、2人が逢引きすると見られる場所へ向かうも、昼寝中のレイノ・バラジオ王子と遭遇し、ラモール・ジュリーの動向を探ります。

ユリアスが予言書と仮定した「ドキ☆がん」は、ヒロインが王子をはじめ数々の男性と出会っていく物語は、ジュリーはこの漫画の大ファンでした。そして、偶然にも王子との出会いを果たしたジュリーは、自分は「ドキ☆がん」のヒロインだと思い込みます。実は、「ドキ☆がん」の作者は、王子の乳母であったマチルダであり、彼女の特殊能力が漫画にも影響し、予言書となっていました。

また、「ドキ☆がん」の登場キャラたちは、マチルダの周囲の人物など、実在の人物をモデルとし、その中にはかつて自身が乳母を務めた王子がモデルのキャラも登場しています。自分が漫画に出ていることを恥ずかしく思う王子は今すぐ、漫画を描くことを止めるように指示するも、「ドキ☆がん」はユリアスの出版で売上げ1位の作品であり、それは無理な話でした。

「ドキ☆がん」を予言書と仮定した場合、ヒロインはジュリー、ヒロインが出会う男性たちは王子やラモール、ユリアスの兄・ローランドなど、ヒロインを陥れる悪役令嬢役はユリアスという配役が予想されました。漫画は、ヒロインをいじめる令嬢の悪事がばれ、最終的には学園内での居場所が無くなるというシナリオであるも、ユリアスは無実を証明することで、自分こそ悲劇のヒロインであることを認めさせる動きに出ます。

1週間後、さっそくジュリーの嫌がらせが始まり、ユリアスがわざと転ばせたような演技をし、ラモールもそのように煽ります。しかし、ユリアスは、自分がジュリーを転ばせた様子を見た人がいないか確認をし、自身の無実を証明します。

平民から伯爵令嬢となったジュリーは、すっかり「ドキ☆がん」のヒロインになり切っており、王子とのやや強引な出会いをきっかけに、ますますヒロイン役にのめり込んでいき、その日は王子と共に、ユリアスが経営するアパレルショップに入ります。ユリアスは、ルナールとグリンティアに新作を紹介しながら、ジュリーに服を進めるも、ここでもジュリーの嫌がらせが起きます。

貴族の自分に庶民の服を勧めてきたユリアスにバカにされたと泣き始めたジュリーでしたが、店員のオルガにエスコートされながらお店の外に追いやられます。一方、「ドキ☆がん」の執筆も終盤に入り、ユリアスの強い希望で主人公と侯爵（ジュリーとラモール）が結ばれる結末が描かれるも、悪役令嬢の幸せも願うマチルダは、王子と悪役令嬢が結ばれるもう1つの結末も用意しました。

物語は、マチルダが漫画家になるまでの経緯が語られ、庶民の町娘として生まれたマチルダは、妖精バンシーの伝承をきっかけに、異国から嫁いできた姫君の侍女に選ばれます。マチルダは姫君から姉のように慕われ、王宮に仕えてからは、好意を寄せる男性も現れました。やがて、2人の男の子を抱く夢を見たマチルダは、自身と王妃となった姫君の妊娠が発覚し、王妃の希望で王子の乳母を務めました。

マチルダの息子・マイガーも王子の従者として育てられ、自身もその道を目指していたものの、1人の少女の出会いがマイガーの運命を変え、やがてその人の役に立ちたいという思いからマイガーは王子の従者を止めます。一方、その少女を夢で見たマチルダも、息子と共に王宮を去ることを決意し、ユリアスとの出会いを果たし、自身の夢物語を元に執筆した作品を認められ、作家として活動を開始します。

大ヒットを記録した「ドキ☆がん」は、マチルダの理想を反映させた主人公とマイガーをモデルにしたキャラとのハッピーエンドを目指して執筆します。主人公になりきる少女の登場により、予定とは異なる展開に一時は混乱を覚えたものの、王子とユリアスの恋物語を描けることに奮起して執筆します。

以下では、ユリアス・ジュリーとの対決シーンが見どころの、「勿論、慰謝料請求いたします！」の漫画6話～10話のあらすじネタバレを紹介します。

ユリアスの依頼を受け、マチルダは原稿の修正に取り掛かり、ユリアスがモデルの悪役令嬢と、ルド二ーク王子をモデルにした王子との出会いが描かれます。主人公によって悪行を断罪された悪役令嬢は、学園内で居場所を失い、中庭で1人泣いているところを王子に発見されます。令嬢は、王子の想い人を傷つけたと王子を突き放すも、それは自分も同じだと王子は令嬢に寄り添います。

その頃、ジュリーは、「ドキ☆がん」の主人公になぞられ、今度はユリアスの兄・ローランドとの出会いを果たすも、ローランドも妹の企みを知り、彼女に協力していました。ユリアスは、最後だけは物語の結末通りにはいかせないと計画を立てており、ラモール・ジュリーの逢引きの記録を取りながら、黒い笑みを浮かべます。

商売上手なユリアスは、学園のお昼休みでも商売のことで頭がいっぱいで、ルナール・グリンティアに試作品のスカートを披露したり、王子には軍事用のパンの試作品を持ち込むなど、販路拡大を目指します。ユリアスは、王子を助ける代わりにノッガー家を外交官にする約束を交わしており、それはノッガー家のビジネスチャンスにもつながりました。

また、ジュリーが「ドキ☆がん」に沿った行動を取ることも、ユリアスにとって都合の良いことであり、ローランドをモデルにしたキャラの特徴から、王子とローランドが行動を共にします。そこへ、ジュリーとラモールが近づき、ラモールの暴走を経て、ジュリーが「ドキ☆がん」のセリフになぞらえた行動に出ます。

物語の主人公になりきるジュリーは、漫画のセリフの通りに自己紹介をし、ここでもユリアスを陥れようと試みます。しかし、「ドキ☆がん」を先読みしていたユリアスと王子が、作中のキャラのような振舞いを見せることで、ジュリー・ラモールの罪の証拠の入手に成功します。

後日、王宮舞踏会に参加したユリアスは、久しぶりに父・ノッガー伯爵と再会し、ラモールとの婚約破棄のための婚約契約書が欲しいと頼みます。一方、王子も、ユリアスとの関係やマチルダの「ドキ☆がん（予言書）」のことを宰相に打ち明けます。一時は、王子とユリアスの恋愛関係を心配した宰相でしたが、双方から話を聞いて納得し、ユリアスからある頼み事を持ちかけられます。

学園での王子の護衛がマイガーに変更され、ジュリーのタックルからも王子を守ります。一方、勢いあまって転んだジュリーにも手を差し伸べ、ジュリーはふと、物語の登場人物を思い浮かべるも、マイガーの視線の先にはユリアスがいました。ジュリーは悲劇のヒロインを演じ、彼女の異変を聞きつけたラモールが現場に駆けつけ、ユリアスを責めます。

しかし、マイガーが宰相の息子と知り、やましい点を突かれたラモールはその場に居づらくなり、ジュリーを連れて去っていきました。ユリアスとマイガーが昔話で盛り上がっている頃、ノッガー家では、ユリアスの婚約破棄に向けた準備が進められます。

ユリアスの父・ノッガー伯爵は、キュリオン侯爵と共に、子供たちの婚約にまつわる契約を結びます。その内容は、どちらかの浮気が発覚した場合、相手へ慰謝料を支払うというもので、ユリアスが王子に恋をしたことで、婚約を破棄したいと言い出したこと、しかし、侯爵家との縁談破棄はノッガー家にとって損だと説明します。

そこで、この契約書を結ぶことでユリアスが王子との恋を諦めてくれると考え、借金に苦しむキュリオン家にとっても、お金をもっと取れるキャンスだと見いだします。しかし、ユリアスと王子の恋仲は嘘であり、ノッガー家の思惑をキュリオン侯爵は見抜けませんでした。

一方、物語の次の展開である王子へ近づくことが出来ないジュリーは、ユリアスとの仲直りと称して階段の踊り場に呼び出し、主人公が悪役令嬢に突きとされ、侯爵に抱き留められるシーンの再現を思いつきます。一方、ユリアスもジュリーの自作自演を予想し、証拠を残すための魔法道具を稼働させ、ユリアスが主人公に、ジュリーが悪役令嬢であるかのような演技をみせ、ユリアスが階段から落ちてしまいます。

以下では、味のあるキャラ設定が魅力的な、漫画「勿論、慰謝料請求いたします！」の登場人物・キャラをネタバレ紹介します。

漫画「勿論、慰謝料請求いたします！」の主人公で、実業家としても活動する伯爵令嬢です。美しく聡明で、ビジネスセンスにも恵まれ、実家の事業拡大を目的に公爵子息との婚約に同意します。ラムールの浮気によって婚約破棄の危機に陥るも、彼から慰謝料を請求することを思いつき、ラムールの浮気の証拠を集め始めます。

ルド二ークの乳母で、王室を離れてからはユリアスの出版社で、漫画「ドキドキ☆貴族になっても頑張っちゃうもんね！（ドキ☆がん）」を刊行し、大ヒットを記録しました。妖精バンシーの血筋から予言の力を秘めており、マチルダが執筆した「ドキ☆がん」は、作中では予言書としても活用されています。

この国の第一王子で、庭で昼寝をしていたところユリアスと出会い、相手が格上だろうと物事をハッキリ述べるユリアスにひかれ、彼女と友人関係になります。劇中漫画「ドキ☆がん」の作者・マチルダは彼の乳母であり、ヒロインに恋する王子のモデルとなったことで、ヒロインになりたがるジュリーと、彼女と対立するユリアスに振り回されています。

元は庶民の生まれであったものの、出自はバナッシュ伯爵の隠し子であり、後に事実を知った伯爵家に引き取られ、ユリアスと同じ学園に転入後、ラムールと恋仲になります。「ドキ☆がん」のヒロインが自身だと思い込み、ユリアスを悪役令嬢に仕立てるべく嫌がらせに出るも、したたかなユリアスには及ばず、悔しい思いをしています。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の登場人物・キャラで、庶民棟一のオシャレとして知られる少女で、実家はワイン製造の商家です。

ユリアスの兄で、ルド二―ク王子の側近・友人、眼鏡がチャームポイントの青年です。妹とはお互いを大切に思っており、ユリアスの策略にも積極的です。

キュリオン侯爵家の長男で、多額の借金を抱えた実家の財政再建のために、持参金目当てでユリアスとの婚約を結びます。ユリアスとの婚約の意味を理解しておらず、ジュリーと恋仲になったことを理由に婚約破棄を宣言するなど、頭の悪さが目立ちます。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の登場人物・キャラで、ユリアスが経営するアパレルショップの敏腕店員です。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の登場人物・キャラで、ユリアス・ローランドの父親です。商人として世界各国を巡っており、娘と同様、したたかな性格です。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の登場人物・キャラで、ユリアスと交流のある貿易船の副船長の娘です。ルナールと仲が良く、庶民棟一の美人です。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の登場人物・キャラで、マチルダの息子、ルド二ーク王子の乳兄弟です。ユリアスに助けてもらったことがきっかけで、彼女が経営するアパレルショップで働きはじめ、ユリアスに好意を寄せています。

以下では、胸がスカッとする爽快感がたまらない、「勿論、慰謝料請求いたします！」の漫画の面白い魅力をネタバレ紹介します。

「勿論、慰謝料請求いたします！」のタイトルの通り、主人公・ユリアスはお金儲けにどこまでも貪欲であり、あらゆるものからビジネスチャンスを見いだす姿は、まさに商売上手でしょう。また、悪役令嬢らしく、婚約破棄を侯爵子息・ラムールの浮気を受け、彼から慰謝料を取るための証拠集めに奔走したり、持ち前の聡明さでラムール達を打ち負かすなど、戦略家な面もユリアスの魅力です。

「勿論、慰謝料請求いたします！」のキーポイントである「ドキ☆がん」は、妖精・バンシーの血を引くマチルダが描いた恋愛漫画であり、バンシーの能力によって予言書にもなっています。作中では、全てのシーンが、漫画のシナリオ通りとはいかないまでも、それらを利用して王子と結ばれる結末を目指すジュリーや、ラムールの浮気の証拠集めに活用するユリアス達の奮闘も面白いと話題です。

「ドキ☆がん」の登場キャラのほとんどは実在のモデルがおり、マチルダの理想を形にした主人公のハッピーエンドを描く予定が、ユリアスによってストーリーの趣旨が変わりつつあります。今後「ドキ☆がん」のストーリーにも着目したいでしょう。

ビジネスウーマンとして非常に優秀なユリアスですが、恋愛に関しては全くの無関心で、いついかなる時もお金儲けのことしか頭にありません。一方、予言書となっている「ドキ☆がん」では、ユリアスと王子をモデルにした、悪役令嬢・王子が結ばれる結末が考えられており、果たしてユリアスの恋愛も、予言書通りの結果になるのかも注目ポイントです。

以下では、男女問わず、幅広いファンを獲得した、「勿論、慰謝料請求いたします！」に関する感想や評価を紹介します。

「勿論、慰謝料請求いたします！」は、悪役令嬢ものに分類されるものの、それらジャンルにありがちな転生や異能というファンタジー色の強い設定はあまり見られず、物語のテーマも慰謝料請求という、独特の世界観を放っています。なろう小説では珍しい作風であるものの、他作品では見られない設定や、聡明な主人公の活躍が気持ち良く、コミカライズ版も面白いとの感想が多く寄せられています。

漫画「勿論、慰謝料請求いたします！」は、ストーリーの面白さは勿論、かわいさとカッコよさを兼ね備えた魅力ある主人公の登場も人気に拍車をかけています。いかに自分が得できるのか、商売で培った戦略的なスキルを婚約者への復讐計画に応用し、ここぞというところで強さを見せつけるユリアスの姿は、清々しさを感じさせるでしょう。

キャラクターも良いとの感想も見られる「勿論、慰謝料請求いたします！」は、主人公とその婚約者の対象すぎる性格はだけでなく、彼らを取り巻くキャラクター達も魅力であり、物語を更に面白くしています。特に、主人公を取り巻くキャラクター達は個性派ぞろいであり、ユリアスの復讐に協力したり、時にはコミカルな言動をしたりと、読者を楽しませています。

作画の美しさも漫画の面白さを左右する要素であり、今回紹介した「勿論、慰謝料請求いたします！」の感想の中には、絵がすごくきれいなど、作画の美しさを高く評価する感想も見られます。作画がきれいだと漫画も読みやすく、よりストーリーに没入できる良さがあり、「勿論、慰謝料請求いたします！」のコミカライズ版の人気を更に高めているでしょう。

婚約者から慰謝料を請求するべく、それらの証拠集めに奔走する伯爵令嬢の復讐劇を描いた、漫画「勿論、慰謝料請求いたします！」は、胸がスカッとするような気持ちの良い展開がファンを魅了し、アニメ化を期待する感想も見られます。近年は、なろう小説が原作のアニメ作品も多数制作されており、悪役令嬢ものに分類される「勿論、慰謝料請求いたします！」のアニメが見たいとの声も寄せられています。

「勿論、慰謝料請求いたします！」の漫画あらすじや登場人物のネタバレ、作品の見どころや感想などを、ネタバレ紹介しました。悪役令嬢系とも呼べる「勿論、慰謝料請求いたします！」は、主人公の復讐劇だけでなく、劇中漫画の物語のように進行していくストーリー展開も見どころであり、劇中漫画では王子と結ばれる運命にある主人公の恋の行方にも、期待が高まっています。