【カカフカカ】あらすじと感想ネタバレ!漫画の登場人物や最終回の結末まで解説

カカフカカのあらすじや結末のネタバレを紹介!カカフカカとは、自分に自信がなくなった24歳フリーターの亜希が、「たたなくなった」元カレと再会して添い寝をするよう頼まれる恋愛漫画です。この記事ではカカフカカの漫画のあらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。またカカフカカの登場人物や実写ドラマで演じたキャスト、面白い魅力を紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【カカフカカ】あらすじと感想ネタバレ!漫画の登場人物や最終回の結末まで解説のイメージ

目次

  1. カカフカカとは?
  2. カカフカカの漫画あらすじネタバレ
  3. カカフカカの漫画11巻~12巻最終回結末までネタバレ
  4. カカフカカの登場人物・キャラ
  5. カカフカカの面白い魅力
  6. カカフカカが実写ドラマ化!キャストは?
  7. カカフカカに関する感想や評価
  8. カカフカカのネタバレまとめ

カカフカカとは?

カカフカカとは、フリーターになり自信を失っている主人公の亜希が中学時代の元カレに偶然再会し、「たたなくなった」のに自分にだけは何故か反応することから添い寝を頼まれるという漫画作品です。カカフカカはドラマ化もされ、その大人で甘酸っぱいストーリーが話題を集めました。この記事ではカカフカカの漫画のあらすじネタバレや、最終回の結末を紹介します。またカカフカカの登場人物も紹介します。

他にもカカフカカの面白い魅力や実写ドラマでのキャストを紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。それではカカフカカのあらすじや最終回結末のネタバレ・登場人物などを紹介する前に、まずはカカフカカの漫画の作品概要を紹介します。

カカフカカの概要

カカフカカの漫画の作品概要を紹介します。カカフカカは2013年から2020年までKissで連載されていた、石田拓実先生の漫画作品です。単行本全12巻が刊行され、累計発行部数は2021年3月時点で250万部を記録しています。2019年にテレビドラマ化もされており、カカフカカのテレビドラマのキャストについては下で改めて紹介します。それでは次にカカフカカの作者である石田拓実先生について紹介します。

カカフカカの作者

カカフカカの作者である石田拓実先生について紹介します。石田拓実先生は「パラパル」や「ジグ☆ザグ丼」、「はしたなくて ごめん」などで知られている漫画家です。「東京タラレバ娘」や「海月姫」の作者である東村アキコ先生とは友人で、漫画を手伝ってもらったり漫画のノウハウを教えたりしていました。それではカカフカカの作品概要や作者について紹介したところで、次にカカフカカの漫画あらすじネタバレを紹介します。

カカフカカ|Kiss -読むと恋をする- 講談社の女性漫画誌

カカフカカの漫画あらすじネタバレ

カカフカカの漫画のあらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。カカフカカは中学時代は無敵だったが大人になるにつれて自信を失っていったフリーターの亜希が、中学時代の初体験の相手である元カレ・本行にシェアハウスで再会し、「たたなくなった」のに自分にだけは反応することから添い寝を頼まれるというお話です。シェアハウスでは亜希と本行を含めた4人の大人の男女の恋模様が絡み合っていきます。

カカフカカは恋愛漫画として面白いというだけでなく、大人になるにつれて万能感を失い自分を卑下ばかりするようになった主人公の亜希が、何故か自分にしか反応しない元カレ・本行との添い寝を通して「誰かに求められている感じ」に安心するというような大人が共感できる感情が丁寧に描かれています。そんなカカフカカのあらすじネタバレが気になる方はぜひチェックしてみてください。

1巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の1巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。就活に失敗しコンビニで働く24歳の寺田亜希は、大学時代から同棲していた彼氏に浮気されたことで新しく住む家を探すことになります。そんなとき友人ののりちゃんが住んでいたシェアハウスはどうかと勧められ、行ってみるとそこには中学時代の元カレである本行智也がいました。本行は亜希にとって初めて付き合った相手であり、初体験の相手でもありました。

中学時代クラスの中心的存在だった亜希は物静かでミステリアスな雰囲気の本行に興味を持ち、「付き合ってもいいよ」と言って交際をスタートさせました。しかし寡黙な本行との付き合いは思ったよりつまらないものでした。ある日からかおうと思って言った「キスしてもいいよ」の一言が思わぬ方向に転び初体験をします。その時初めて人から見下された気持ちになった亜希は次の日から本行を無視し続け、そのまま自然消滅したのでした。

そんな思い出は亜希の中で黒歴史になっており、シェアハウスで本行と再会した時に動揺します。さらに偶然2人が接近した時に亜希のおしりに本行のものが当たるという事件が起きます。その後相談があると言われて部屋に連れ込まれそうになった亜希は軽い女に見られたと思って怒りますが、本行の相談は実は2年前から「たたなくなった」というものでした。

「たたない」ことを悩んでいた本行は、一筋の光明が生まれたとばかりに亜希にトレーニングに付き合ってもらえないか頼み込みます。最初は混乱していた亜希でしたが、なぜか自分にだけ反応するという「求められてる感」のまんざらでもなさに、変なことはしないことを条件についOKしてしまいます。その後シェアハウス住民の長谷太一や栗谷あかりを巻き込み、本行と亜希の「添い寝」トレーニングが始まっていきます。

2巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の2巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。本行との添い寝は順調でしたが、添い寝の間少し妙な気持ちになっている自分が嫌になった亜希は添い寝を断ります。そんな時、シェアハウスの家主である長谷が突然亜希に結婚を提案してきます。好きな人ができたことがなく母親から結婚をうるさく催促されている長谷は、亜希の家事スキルや押し付けがましさのなさが結婚相手に「丁度いい」と感じたのでした。

自分自身を好きだからではなく「丁度いいから」という理由で突然プロポーズされた亜希は当然嬉しい気持ちにはならず、一度話は保留になります。本行の仕事が小説家であることを知った亜希が本行の本を読んでみると、そこには中学時代の自分を彷彿とさせるヒロインが描かれていました。

もしかしてヒロインのモデルは自分なのではないかとよぎった亜希は、本行が「たたない」ことで小説も書けなくなったという事実を知ったこともあり、思わず添い寝の再開を提案します。3回に回数を限定した添い寝をしていくうちに亜希は本行が自分をどう思っているのかどんどん気になるようになっていきます。また長谷に連れられて母親と食事をするという出来事もあり、長谷の母親が極度の過干渉であることを知ります。

長谷の母親と食事をしてその勢いに結婚までの外堀を埋められていっているような気がした亜希でしたが、本行の顔がよぎりやはり結婚の話は断ろうと決心します。しかしシェアハウスに帰った亜希は本行の元カノからきた結婚報告のハガキを見ることになります。さらにその流れで、本行は今まで彼女はいても好きな人はできたことがないことを知って亜希はショックを受けるのでした。

3巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の3巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。本行に好きな人ができたことがないことを知った亜希は、本行が中学時代から自分を思ってくれていたと内心期待していた自分に気がついてショックを受けたのでした。その出来事でさらに卑屈になった亜希でしたが、そんな時シェアハウス住民のあかりから「自己卑下しなくてもそもそも興味のない人は亜希の価値なんか気にしない」ということを言われます。

それを聞いて本行に見下されているのではないかと恐れる必要はないと思い至った亜希は、もっと触ってほしいという気持ちに素直になり本行との添い寝をスムーズに受け入れられるようになります。それまで触るだけだった添い寝が「する」ことになり、本行が避妊を忘れるというアクシデントがありつつも完遂します。そして亜希は自分が本行を好きであるということを自覚します。

しかしシェアハウスの住民であり本行の小説の熱狂的な大ファンであるあかりが、恋愛的にも本行のことを好きであると自覚して即プロポーズするという事件が起きます。さらに同時に亜希の生理が遅れていることが判明します。妊娠検査薬を買ってきた亜希でしたが、本行にどう思われるか怖くて検査できず悩んでいる間に長谷に妊娠疑惑を知られてしまいます。しかし長谷は妊娠していても自分の子として産めばいいと発言します。

さらに長谷が高熱で倒れる事件があり、幼い頃具合が悪くて母親に嫌な顔をされた思い出がある長谷は、自分を献身的に介護してくれる亜希のあたたかさに思わず涙を流します。そして衝動的に、子供ができていてもできていなくても結婚してほしいと本気のプロポーズをしたのでした。しかしその一連の流れは本行に聞かれていたことが明らかになります。

4巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の4巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。妊娠を知られてしまったと動揺する亜希でしたが、本行は亜希が長谷の子供を妊娠したと勘違いしていたのでした。誤解を解いた亜希に本行が何かを言いかけると、直後に亜希に生理がきて騒動は解決したのでした。一週間後生理が終わった亜希と本行は再び関係を持ち、約束の3回の添い寝を終えて2人の添い寝トレーニングは終了します。

3回と言い出したのは亜希でしたが、本行に「ありがとう」と言われその用済み感に落ち込みます。さらにあかりが本行をデートに誘ったり、長谷がプロポーズは本気だと宣言したりと亜希の心境は混乱を極めます。あかりと本行が進展するのではないかと焦った亜希は添い寝を再び提案しますが、食事に行った長谷にまだ添い寝をしていることがバレ、動揺した長谷に抱きしめられてまんざらでもなくなってしまいます。

家に帰った亜希はどうしてもその日は本行と添い寝をする気になれず、断ろうとします。最初は食い下がっていた本行でしたが亜希から長谷の香水の匂いがすることに気づいて引き下がります。次の日長谷は用事があると言って亜希を部屋に呼び、突然キスをしてきたたのでした。

5巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の5巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。長谷からの突然のキスに驚いた亜希は部屋を飛び出します。その後リビングで本行と長谷が出くわし、亜希から長谷の香水の匂いがしたことを問いただされて長谷はマーキングだと答えます。本行に自分の思いを打ち明けるかどうか悩む亜希はあかりに先にいうのが筋だと考え、添い寝をしていることは伏せて好きになったことをあかりに告げたのでした。

その後添い寝をすることになった亜希の首に本行が噛みつき跡を残します。夜中に目が覚めた亜希が水を取りにリビングに出ると、本行の部屋から出てきたところをあかりに見つかります。添い寝のことを白状した亜希とあかりは一時気まずくなりますが、後に仲直りします。その出来事で添い寝をしている自分とあかりには何の差もないと気がついた亜希は、関係を変えるべくついに本行に好きだという気持ちを告白します。

しかし告白された本行の反応は薄いものでした。予想はしていたもののその反応の薄さにショックを受けた亜希はエレベーターで長谷と会い、その時に首の後ろについた噛み跡を見られてしまいます。最初は平然を装っていた長谷でしたがどうしてもいつもの顔を保つことができなくなります。そして亜希もそんな長谷の動揺する姿に自分に対する気持ちを感じ取り、思わず長谷の髪に手を伸ばしてしまいます。

6巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の6巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。思わず長谷の髪に手を伸ばしたことで、亜希は長谷に抱きしめられてしまいます。このとき亜希は自分に縋ってくる人の姿に弱いことを自覚したのでした。その後長谷が本行にもう添い寝をしないでくれと告げますが、本行は首を縦には振りませんでした。その日、本行に添い寝に誘われた亜希は勇気を出して中学時代に自分のことをどう思っていたかを訪ねます。

本行の答えは、いつも挨拶してきてくれて嬉しかったというものでした。さらに付き合ってもいいよと言われたりキスしてもいいよと言われた時もただラッキーと思ったと答えられ、本行のミステリアスなイメージが崩れ去って亜希は唖然とします。また初体験の時は衝動と興奮で自分を抑えられず、次の日から亜希に無視されて謝ろうとしたがあの日の色々を否定する気がして謝れなかったと告白されます。

亜希は初体験の日に自分が見下された気がして本行を避け続けていたのですが、思ってもいなかった本行の心情に驚きます。次の日、本行の内心を聞けて浮かれている亜希を見た長谷は再び本行に添い寝をするなと警告するのですが、本行はそれに対し亜希と添い寝はしたいし長谷の近くにも居たいと堂々と言い張ったのでした。それから数日が経ち、亜希はあの日から本行と全然会えていないことに落ち込んでいました。

亜希は勇気を出して本行をデートに誘い、一緒に水族館に行って楽しみます。そして亜希は付き合うことを提案したのですが、本行の反応は付き合うことには了解したものの微妙なものでした。

7巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の7巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。ついに本行と付き合い始めた亜希でしたが、付き合うことを提案したときの本行の微妙な反応とそれ以降のそっけない態度にもやもやした気持ちを抱えていました。不安になった亜希は焦って添い寝を提案するが、それすらも流されてしまいます。本行が何を考えているかわからず落ち込んでいる亜希に、長谷が外で食事をすることを提案してきます。

食事をしながら本行がこれまでの彼女に対しても淡白だったということを知った亜希は、すり合わせていくことが大事だと思い直します。しかし帰り道に改めて好きだと告白され、さらに酔った勢いでキスをされ、余裕のないその姿にまんざらでもない亜希はそれを受け入れてしまいます。亜希は以前と違って長谷が気になっていることを自覚します。

必死になって自分を求めてくれる長谷に心が満たされた亜希は、本行の本心がわからずに苦しんでいる現状から抜け出すチャンスなのではと考えます。翌日キッチンで遭遇した本行に急にそっけなくなった理由を直接訪ねた亜希でしたが流されてしまい、その場で別れを切り出します。本行は了承するも不服そうで、それが気になりはするもののこれ以上振り回されたくない亜希は深追いすることはありませんでした。

亜希と本行が別れたことを知った長谷は早速付き合おうと提案し、亜希もそれに乗ることにします。自分への愛情表現を惜しむことなくしてくれる長谷との付き合いは安心できるものでした。しかしそのころ、長谷と本行の間ではある約束があったことが明らかになります。それは本行と亜紀が付き合う前、亜希と添い寝をしたいなら小説を書き上げてからにする、それまで接触禁止、亜希には約束のことを口外しないというものでした。

真面目にその約束を守ろうとした本行は小説を書き上げるため部屋に篭もりきりになり、亜希にもそっけなくなりました。しかしそれこそが長谷の狙いであり、本行が付き合った途端冷たくなったように感じて不安になった亜希の心に付け込もうとしていたのでした。その目論見は成功し、長谷と亜希が付き合ったことを知った本行は約束が違うと抗議したのでした。しかし付き合わないとは言っていないと言いくるめられてしまいます。

次の日、本行は亜希に長谷と付き合うのは嫌だと主張します。しかし亜希は約束のことを言おうとする本行を制し、本行のことを好きなのはやめた、もう振り回されたくないと告げます。それを聞いた本行は引き下がっていきました。安心するために長谷のことをもっとしっかり好きになりたいと感じた亜希は長谷に2人で旅行に行くことを提案しますが、なぜか長谷はシェアハウスを解散しようと言い出します。

8巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の8巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。シェアハウス解散の話は一旦保留になり、亜希と長谷は2人で温泉にいくことになります。亜希はそういう関係になることを覚悟で提案したのですが、いざ旅館について一緒に風呂に入っても寝る時になっても長谷はそのそぶりを見せません。結局2人は体の関係を持つことなく旅行は終了し、亜希は拍子抜けします。

長谷は元々はそのつもりだったのですが、いざそういう雰囲気になると自分が全く反応しないことに気が付きます。どうしてもその気になれないことに焦りながらも、亜希とただ一緒にいることに心は満たされていました。そして本行は旅行から帰ってきた亜希と長谷に明らかに不機嫌な態度で接し、もうすぐ小説が書き上がることを宣言したのでした。

体の関係にならないことに不安を覚えた亜希は長谷に直接なぜしないのかを尋ねますが、義務感で焦ってする必要はないと言われて納得します。その後シェアハウスのみんなに長谷が解散することを伝えると、本行は断固拒否しあかりもそれに乗っかったのでした。その時あかりに長谷との関係を「ごっこ遊び」と言われた亜希は納得し、形から入るのも悪くないから「そういうこと」をしようと提案します。

しかしそれさえも「そこまで必要ではないかな」と流されてしまい、ここで亜希はようやく違和感に気が付きます。自分が長谷にとって性的な対象ではないかもしれないことにショックを受けている亜希のもとに本行が現れ、シェアハウスを解散して亜希と離れるのが嫌だと言ってきます。動揺した亜希はついに自分ことが好きなのかという核心的な質問を投げかけます。

9巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の9巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。亜希のことが好きかどうかという質問に対する本行の答えは、「わからない」というものでした。亜希は付き合うことを提案した時に嫌そうな顔をしたことを指摘すると、それは今までの経験上付き合うと嫌われてきたからだと答えられます。また本行は亜希が自分のことを好きなのもあまりしっくりきていないと打ち明けたのでした。

本行は自分の亜希への気持ちは執着で、それは初体験の強烈な記憶を引きずっている性欲の延長だと思っているのでした。そして話の流れで長谷としていた約束を暴露します。それを聞いた亜希は長谷に直接聞こう決心します。食事の席で亜希が約束のことを尋ねると長谷はそれを認め、嫌わないでほしいと懇願します。その縋ってくる目を嬉しいと思ってしまった亜希はもう騙さないという約束と引き換えに許すことにします。

また亜希は、長谷がそういう行為のことを「排泄と同じ」だと捉えていることを知り、最初からそういうのがなしの関係もありかと思い直します。そのころ本行が小説を書き終わり、長谷の様子が少しずつおかしくなっていきます。亜希のことを聖母のように崇めたて他の女を見下すようになり、ある日泥酔して帰ってきます。様子のおかしい長谷からは嗅いだことのない香水の匂いがしました。

次の日から長谷は何か後ろめたい気持ちを打ち消すかのように前にも増して亜希に優しくなります。そして亜希はあかりから、長谷が会社の女の子を持ち帰ったという噂が出回っていることを聞きます。亜希は自分とはしないのに他の女性とはすることに納得がいきませんでした。その直後に本行と風呂場に閉じ込められる事件が起き、まだ自分が本行のことを好きなことを痛感します。

10巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の10巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。風呂場に閉じ込められる事件で本行への思いを実感してしまった亜希は、長谷に浮気のことを問いただす決心をつけます。話し合いの中で長谷は浮気を認め、そんなのはただの排泄行為だからと言います。亜希は排泄行為も大事だと指摘し、長谷が自分に対して理想像を膨らませすぎていることと自分はそんな綺麗な女じゃないことを主張します。

机の上に置かれた暗闇の中に浮かび上がるお酒

亜希は自分がどれだけ打算的で自分のために長谷を利用しているかを説明します。本行が一番好きだと説明したその上で、自分とそういう行為ができるのならメリットが大きいからこのまま付き合いを続けたいと告げます。長谷が考えるためにしばらく家に帰らずにいると会社で本行に会い、何があったのかを居酒屋で白状させられます。話を聞いた本行は、長谷がそういう行為をよくないものだと感じていることを指摘します。

だから長谷はその行為を好きな人である亜希にではなく、嫌いな相手にしかできないのでした。本行が家に帰ると玄関にはぎっくり腰になって動けない亜希がいました。亜希は本行に二日間の介助をお願いし、亜希ともっと親しくなりたいと思っていた本行は快諾します。介助生活の何気ない会話の中で亜希は、本行が2年前に「たたなくなった」理由が当時の自分と彼氏の姿を見たことだと気が付きます。

カカフカカの漫画11巻~12巻最終回結末までネタバレ

カカフカカの漫画の11巻から12巻までのあらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。自分に自信のない亜希と「たたなくなった」本行、女性に対して不信感のある長谷の恋の行方が気になる方はぜひこの最終回結末をチェックしてみてください。

11巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の11巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。亜希は本行の「たたなくなった」理由に気が付きましたが、本行自身は全く気づいていない様子でした。2日間の介助生活が終わり、長谷がシェアハウスに帰ってきます。あかりに彼氏ができたことが判明する事件があり、亜希は自分が欲しいものを考えるようになります。

介助生活の中で本行と少し親しくなった亜希は、自分が本行のことを何も知らなかったこと、そしてもっと向き合いたいと思っていることに気が付きます。亜希と長谷の話し合いが行われる日が来て、2人は同時に考えてきた結論を言い合うことになります。亜希はやっぱり付き合うのは無理だということ、長谷は今は行為をするのは無理だけどもう少し待ってほしいと告げます。

長谷はこの間の話し合いで正直思っていたのと違う亜希にがっかりしたものの、それでも一緒にいたいと思ったと説明します。するかしないかという二択を迫られたけど、もう少し待ってほしいという結論でした。それを聞いて亜希は言い出しにくさを感じたものの、本行に向き合いたいからやはりどんな結論でも付き合い続けるのは無理だと告げました。「別れるのは嫌だ」「無理だ」という2人の話し合いは平行線をたどります。

帰り道、もう一度挑戦させてくれとすがるように頼む長谷の姿を見て、求められることに弱い亜希は一瞬グラぐきますが自分を制してはっきり断ります。結局2人は別れることになりました。後日亜希が別れたことを告げると本行は安心したと言います。そんな本行に亜希が自分のことが好きなのではないかと問いかけますが、本行は多分ちょっと違うと思うと否定したのでした。

12巻あらすじネタバレ

カカフカカの漫画の12巻あらすじや最終回までの結末ネタバレを紹介します。亜希に対する気持ちは「好き」のようないいイメージではなく、汚いものだと本行は説明します。亜希はもっとわかりやすく説明してと頼みますが本行は拒否し、ならもう一生口を聞かないと脅すことで無理やり口を割らせます。本行が言うには、初めてキスをしたときに亜希が見せた、いつもと違う驚いた表情に興奮したことが始まりでした。

無視をされるようになった後、本行は友達と楽しそうに笑う亜希を見て初めて笑ってそばにいてほしいと思うようになったのでした。しかし同時にその笑顔を自分の手で崩したいという矛盾した思いもあり、そんな行き場のない衝動をぶつけたのが小説でした。そんな中学の時の亜希へのぐちゃぐちゃした衝動をずっと引きずり続けている自分を、本行はずっと気持ち悪いと感じ続けてきたのでした。

壁の前でハートの飾りを持つ手

そんな気持ち悪い衝動が「好き」という感情なわけがないと言い募る本行でしたが、亜希はそれは「好き」だと説得します。またこの気持ちは中学の時の亜希に対する思いで今の亜希に対してなのかはわからないというのにもどっちも私だからと言い切ります。好きに思えばいいという亜希に、本行が試しに「好き」だと言ってみると何かに納得したような様子を見せたのでした。

家に帰ってきた亜希と本行に、長谷がみんなを集めてシェアハウス解散の話を持ち出します。引越し費用に頭を悩ませる亜希に本行が一緒に住むことを提案してきます。しかしその後偶然元カレと会うことがあり少し考えた末、亜希は対等な関係から始めたいからと断ったのでした。その後熱を出した長谷が投げやりになっているのを感じた亜希は、自分を好きになれたのだから人を好きになることを諦めないでほしいと伝えます。

夕陽を背景に手をハートの形に合わせる男女の手

新居で引越し作業を進めている亜希は、作業を手伝いに来てくれる本行と再び体の関係を持ちました。本行とは付き合っているわけではありませんでしたが、前に付き合っている時よりもそれは幸せな関係でした。亜希は本行が今の自分ではなく本当は中学の頃の自分を好きだったのだろうと思いながらも、今のこの2人の楽しい気持ちを大事にしたいと思ったのでした。それでは次にカカフカカの登場人物やキャラを紹介します。

カカフカカの登場人物・キャラ

カカフカカの登場人物やキャラを紹介します。カカフカカの登場人物やキャラを確認したい方はぜひチェックしてみてください。

登場人物①寺田亜希

カカフカカの登場人物やキャラを紹介します。1人目に紹介するのは主人公の寺田亜希です。亜希はコンビニで働く24歳のフリーターです。同棲していた彼氏に浮気されたことで新しい家を探すことになり、友人ののりちゃんにシェアハウスを紹介してもらいます。料理や掃除など家事が得意です。本行とは中学時代の初彼で初体験の相手です。中学時代はクラスの中心的な存在でしたが、現在では自信がない卑屈な性格になっています。

登場人物②本行智也

カカフカカの登場人物やキャラを紹介します。2人目に紹介するのは本行智也です。本行は人気が出始めている小説家です。寡黙でポーカーフェイス、掴み所のない性格をしています。亜希とは中学時代の初彼女で初体験の相手です。2年前から原因不明ですがEDになり、「たたなくなった」と同時に小説も書けなくなって悩んでいます。シェアハウスで再会した亜希には反応することが分かって添い寝をお願いします。

登場人物③のりちゃん

カカフカカの登場人物やキャラを紹介します。3人目に紹介するのはのりちゃんです。のりちゃんは亜希の友人で、妊娠したことで出なければならなくなったシェアハウスを亜希に紹介します。人との距離感の取り方が上手く、一見ふわふわして見えますが自分のことが一番好きだと公言するようなさっぱりした性格です。

登場人物④長谷太一

カカフカカの登場人物やキャラを紹介します。4人目に紹介するのは長谷太一です。長谷は小説家である本行も元担当の編集者で、シェアハウスの家主でもあります。お金持ちで人当たりの良い性格ですが他人に関心がありませんでした。亜希と本行の関係も最初は面白がっているだけでしたが、だんだん亜希に惹かれるようになります。

登場人物⑤栗谷あかり

カカフカカの登場人物やキャラを紹介します。5人目に紹介するのは栗田あかりです。あかりはシェアハウスの住民で、亜希が紹介されたデザイン事務所の職員です。本行の小説を読んで衝撃を受け、以来熱狂的なファンとして本行のそばにいます。美人で告白されることが多くそれを断ることはありませんが、独自の感性と歯に衣着せぬ物言いをすることからすぐに振られることが続いています。

カカフカカの面白い魅力

カカフカカの登場人物・キャラを紹介したところで、次にカカフカカの面白い魅力を紹介します。これからカカフカカを読んでみようか気になっている方は是非チェックしてみてください。

面白い魅力①元カレと添い寝するストーリー

青と白のクッションが置かれたベッドとベッドサイドランプ

カカフカカの面白い魅力の1つ目は、元カレと添い寝するというストーリーです。大人になって中学時代の黒歴史となっている元カレ・本行と再会した亜希は、「たたなくなった」本行が自分にだけ反応することで添い寝を頼まれます。本行がなぜ自分にだけ反応するのかという疑問を抱えながら、添い寝を重ねていくことで少しずつ本行のことが気になるようになっていくストーリーが大人の甘酸っぱさがありドキドキすると評判です。

面白い魅力②寺田亜希の自己評価

服のラックに付けられた値引きのタグを引っ張る手

カカフカカの面白い魅力の2つ目は、主人公である亜希の自己評価です。中学時代は理由もなく無敵だった亜希は、大人になるにつれて自分が大した存在ではないことに気がついていきます。就職活動の失敗だったり彼氏の浮気だったりで自己評価が最低に落ちてしまった亜希の卑屈な感情は、大小はあれど大人になるにつれて誰もが味わうものであり共感できると評判です。

面白い魅力③シェアハウスの四角関係

白と黒を基調としたキッチン

カカフカカの面白い魅力の3つ目は、シェアハウスの四角関係です。亜希は元カレの本行の頼みで添い寝をすることになり、本行のことを好きな熱狂的なファンのあかりがいて、さらに家主の長谷は亜希に結婚しようと提案してきます。複雑に織りなすシェアハウスの恋愛模様は物語が進むにつれ絡み合っていき、その行方に目が離せないと評判です。

カカフカカが実写ドラマ化!キャストは?

カカフカカの実写ドラマで演じたキャストを紹介します。カカフカカは2019年に実写ドラマ化されています。ここではカカフカカでシェアハウスの登場人物を演じたキャストを4人紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

寺田亜希役/森川葵

カカフカカの実写ドラマで寺田亜希役を演じたのは、俳優の森川葵さんです。森川葵さんは1995年に愛知県で生まれました。森川葵さんは2010年から2015年まで雑誌SEVENTEENの専属モデルとして活動しており、2012年に映画「Love ToRAIN-ラヴトレイン-」のサキ役で俳優デビューをしました。森川葵さんの主な出演作は映画「恋と嘘」の仁坂葵役やテレビドラマ「文学処女」の月白鹿子役などです。

本行智也役/中尾暢樹

カカフカカの実写ドラマで本行智也役を演じたのは、俳優の中尾暢樹さんです。中尾暢樹さんは1996年に埼玉県で生まれました。2013年のD-BOYSオーディション10thでファイナリストになり、2016年に俳優集団D-BOYSのメンバーになります。中尾暢樹さんの主な出演作品はテレビドラマ「動物戦隊ジュウオウジャー」の風切大和や映画「一礼して、キス」の三神曜太役などです。

長谷太一役/結木滉星

カカフカカの実写ドラマで長谷太一役を演じたのは、俳優の結木滉星さんです。結木滉星さんは1994年に大分県で生まれました。結木滉星さんは俳優以外にもファッションモデルとしても活躍しており、2019年に雑誌smartの専属モデルとなりました。結木滉星さんの主な出演作品はテレビドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の朝加圭一郎役などです。

栗谷あかり役/中村里砂

カカフカカの実写ドラマで栗谷あかり役を演じたのは、俳優の中村里砂さんです。中村里砂さんは1989年に東京都で生まれました。ファッションモデルとして活躍している他にもアパレルのプロデュース活動やタレント業も行っています。中村里砂さんの主な出演作品は映画「少女椿」のみどり役、「Diner ダイナー」のウェイトレス役などです。それでは次にカカフカカに関する感想や評価を紹介します。

カカフカカに関する感想や評価

カカフカカに関する感想や評価を紹介します。カカフカカに登場する4人の男女はそれぞれ拗らせており、このツイートのようにそんな男女の恋愛模様が良いという感想が他にもみられました。

カカフカカに関する感想や評価を紹介します。これはカカフカカで描かれる内面の表現を称賛する感想のツイートです。主人公である亜希は内省的な人物で自分の感情や思考を繰り返し分析していきますが、それがさっぱりと描かれていることを指摘しています。

カカフカカに関する感想や評価を紹介します。これはカカフカカの生々しさに言及する感想のツイートです。カカフカカについては作者の友人である東村アキコ先生が「あなたの生臭いところ、いいかんじに出てるよ」とコメントしていますが、このツイートも指摘しているようにその生々しさが良いという感想が見られました。

カカフカカのネタバレまとめ

カカフカカのあらすじや最終回までの結末ネタバレ、登場人物やキャラを紹介しました。またカカフカカの面白い魅力や、実写ドラマで演じたキャストを紹介しました。このまとめでカカフカカに興味を持った方は、コミックスを読んでみてはいかがでしょうか?

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