【ながたんと青とーいちかの料理帖ー】あらすじをネタバレ!時代背景や登場人物は?

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の1巻から8巻までのあらすじをネタバレで紹介します。この作品は京都の老舗料亭が舞台で、年の差婚をした主人公・いち日(いちか)と周(あまね)の恋や厳しい経営が続く料亭の立て直しに力を尽くす物語です。ここでは、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」のあらすじネタバレを紹介すると共に、物語の時代背景や主な登場人物、見どころを紹介していきます。さらに、物語の感想もいくつか紹介していきます。 

【ながたんと青とーいちかの料理帖ー】あらすじをネタバレ!時代背景や登場人物は?のイメージ

目次

  1. ながたんと青ととは?時代背景も紹介
  2. ながたんと青との1巻~4巻あらすじネタバレ
  3. ながたんと青との5巻~8巻あらすじネタバレ
  4. ながたんと青との主な登場人物・キャラ
  5. ながたんと青とのその他登場人物・キャラ
  6. ながたんと青との見どころ
  7. ながたんと青とに関する感想や評価
  8. ながたんと青との漫画ネタバレまとめ

ながたんと青ととは?時代背景も紹介

ながたんと青とーいちかの料理帖ーの概要

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」は、2017年から講談社の月刊「Kiss」で連載中の漫画です。作者は磯谷友紀(いそやゆき)、コミックは2022年10月の時点で第9巻まで発売しています。舞台は終戦から6年(1951年)の京都・東山。歴史ある料亭の娘が年の差婚をしたことから物語は始まります。恋愛ドラマとしてだけでなく、傾きかけた料亭を立て直していく様子、さらには様々な京料理を楽しめる作品です。

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」は、2023年の春にテレビドラマ化され、「WOWOWオリジナルドラマ」(WOWOWプライム)で連続ドラマとして放送予定です。監督は松本壮史、脚本は川原いづみ、弓削勇です。料理監修は料理研究家で、「NHKきょうの料理」や多くの料理本の著作で知られる大原千鶴です。

ながたんと青とーいちかの料理帖ーの時代背景

アメリカの国旗

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」のタイトルにある「ながたん」とは、京都で使われている言葉で、包丁という意味です。「青と」とは、京野菜の伏見とうがらしのことです。物語は終戦から6年、1951年から始まります。この頃の時代背景について見ていくと、戦後、日本はマッカーサーが率いるGHQ(連合国軍最高司令部総司令部)による占領、管理を受けていました。

焼け残ったホテルなどの建物はアメリカ軍に接収されており、軍人などの宿舎に利用されていました。物語の主人公・桑乃木いち日(くわのきいちか)が働くホテルも接収されており、アメリカ人の好む料理を作らされていました。また、戦時中から続く物資の不足などで、いち日の料亭・桑乃木は非常に厳しい経営状態に追い込まれます。物語の時代背景については、上記の様な状況だったということです。

ながたんと青と-いちかの料理帖-|Kiss -読むと恋をする- 講談社の女性漫画誌

ながたんと青との1巻~4巻あらすじネタバレ

京都の街並み

ここからは、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」のコミック1巻から4巻までのあらすじを、ネタバレで紹介していきます。

1巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」1巻のあらすじネタバレ、太平洋戦争終戦から6年、1951年の京都。主人公の桑乃木いち日(くわのきいちか)は、34歳、結婚後2ヶ月で夫・高行(たかゆき)が戦死した未亡人です。いち日の実家は創業200年という老舗の料亭・桑乃木で、本当なら夫の高行(たかゆき)と共に料亭を受け継ぐはずでしたが、今はホテルで洋食の料理人をしています。

ある日、いち日の妹・ふた葉に伯母の丸川町子が縁組の話をもってきます。相手は大阪でホテルを経営する山口家の次男・栄(さかえ)。ところが、栄は突如他の縁組が決まり、ふた葉は桑乃木の料理人・慎太郎と駆け落ちしてしまいます。それでも、山口家との縁組で経営難を乗り切りたい桑乃木家と、京都で成功したい山口家、という両家の思惑によって19歳の大学生、三男・周(あまね)と34歳のいち日が結婚することになりました。

和風の結婚式で使うお酒のセット

15歳差で、しかも政略結婚という二人は互いに心を開くことができません。結婚式の夜、周は桑乃木の経営状態に感心があり、「桑乃木は自分が立て直す」と言い出します。山口家の思惑を知っているいち日は「あなたは信用できない」と答えます。日常生活が戻ったいち日はホテルの仕事に復帰します。ホテルでは、GHQのモーガン女史が食事をしているのですが、彼女が日本のものを食べないと知り、いち日は驚きます。

ある日、モーガン女史の要望で、GHQの役人をもてなすために桑乃木の厨房を貸すことになりました。モーガン女史は料理人を自ら連れてきて料理を作らせます。日本のものは食べないモーガン女史ですが、最後にいち日が用意したトウモロコシのデザートを気に入り、次の会合にも是非、利用したいと言われます。モーガン女史と打ち解けることができて喜んだのも束の間、桑乃木の料理長・戸川が料亭を辞めると言い出します。

2巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」2巻のあらすじネタバレ、「我慢の限界」と言って辞める決意を話す料理長の戸川を、いち日は必死に引き留めます。しかし、桑乃木のことを「沈んでいく船」と言う戸川にいち日は、こちらもあなたは必要ないときつく言い返します。他の料理人も戸川について出て行ってしまうことを恐れるいち日に、周は「良かったじゃないですか、一層できて」などと呑気に言います。

料理長が去った桑乃木で、GHQの夫人と日本の夫人たちとの交流食事会で料理を担当するいち日。周の協力も得て食事会の本番の日がやって来ました。敗戦国側とGHQ側の食事会は料理の良しあしではなく、気まずい雰囲気です。しかし、最後に手巻き寿司が出されると、最初は行儀が悪いと思い、戸惑っていた日本人の夫人たちですが、GHQの夫人たちが楽しそうにネタを選んで口に運ぶ様子に刺激を受けます。

巻き寿司の画像

皆が和気あいあいと具について話すなど、食事会は一気に楽しい雰囲気になり、お開きになりました。翌日の新聞を見て、いち日は驚きます。新聞には「桑乃木の新たな料理長は女性」という見出しと共にいち日の写真が掲載されていました。新聞を見た周は「よく撮れてますね」と言うだけで何事も無かったかのような表情です。そこに、怒った伯母・町子が桑乃木に乗り込んできます。

新聞は山口家の仕業と疑う町子は、山口家の勝手にされる前に、いち日夫婦に養子をもらうことを提案します。町子は、ぐずぐずしていたら周が外に子どもを作るかもしれず、または、山口家の息のかかった子を養子にするかもしれないと言います。町子は、その前に桑乃木が選んだ子を養子にするべきだと言います。いち日から養子のことを聞いた周は、話を進めてもいいと答えます。

3巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」3巻のあらすじネタバレ、周がホテルにいち日を迎えに行くと、途中で田嶋シェフと一緒に歩くいち日と出くわします。いち日は結婚前に好きな人がいると言っており、周は彼かもしれないと思います。桑乃木では橘家で開かれるお月見会の出張料理の予約が入ります。橘家は毎年桑乃木の料理長だった戸川の料理を楽しみにしており、いち日の料理を食べてくれず、不快感をあらわにします。

いち日の父の命日に、いち日の母がキャンセルとなった食材で「エビの鬼殻焼き」のお弁当を作りました。それを持っていち日と周は墓参りを兼ねて嵐山へ出かけます。その帰りに、ある店で髪飾りを見つけたいち日は手に取りますが、家計を気にして戻します。そこで、周が気を利かせて買ってあげるのですが、二人は喧嘩になってしまいます。その夜、台風のために帰れなくなり、宿泊した二人はほろ酔い加減で穏やかな時間を過ごします。

料亭をイメージした部屋

相変わらず経営の厳しい桑乃木は山口家からも見限られそうです。周は立て直しを図るために、新しい料理長のお披露目会を開こうと言います。周は常連客たちと先日いち日の記事を書いた京山新聞の記者宛てに招待状を送ります。不安そうないち日に「腹をくくれ」と言う周。そうして迎えたお披露目会でいち日は、それぞれの客の好みを考えた味付けで客たちを喜ばせます。お披露目会は成功し、桑乃木に予約が入るようになりました。

ある日、町子が桑乃木の親戚の男の子・みちやを連れてきました。養子にどうかという町子に、いち日は受け入れることを決意します。周もいち日に賛同します。養子の話を聴いた山口家の兄から電話がきて、事によっては援助を打ち切ることも考えていると言われた周は、とりあえず大阪の実家に向かいます。

4巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」4巻のあらすじネタバレ、大阪の実家へ行った周は1週間経っても帰ってきません。お正月が迫る桑乃木では、お節料理の予約が10件入っており、周が不在の中でいち日は懸命に料理を作ります。こうして予約分を作り上げたいち日は大阪へ向かいます。周の実家で、いち日は周の兄・縁(ゆかり)に「一年以内に桑乃木の収益を上げなければ山口のホテルを建てる」と迫られます。

その夜、いち日は周が縁の妻と二人で話しているのを見かけます。いち日は結婚前に、好きな人がいると周が言っていたことを思い出し、周の想い人が誰かを察します。周の兄・縁の妻は鈴音という名前で、周と幼なじみだということです。いち日が周の実家を一人で散策していたところ、鈴音がやってきて、マドレーヌを作る方法を教えて欲しいと言われます。

マドレーヌの画像

桑乃木に戻った周は、いろいろ迷惑を掛けたお詫びにと、自分が朝食を作ると宣言します。いち日自身は食パンを作ったり、ポーチドエッグを添えた野菜スープなどの洋食を作るなどして、楽しみます。桑乃木は昼のお弁当の売れ行きや、和服に身を包んだ周の給仕が好評です。夜の部の売り上げはいまいちですが、それでも経営は安定します。そこで、お土産用としてマドレーヌを店内や他の店、ホテルなどに置くことになりました。

マドレーヌを焼くために、以前勤めていたホテルのオーブンを借りるといういち日に、周は複雑です。いち日が田嶋シェフと会うことに焦る周。一方、いち日も鈴音のことが気になっています。ところが、そんないち日夫婦の様子を心配した田嶋はいち日に、周と話し合うことをアドバイスします。その夜、いち日と周は心を通い合わせ、共に過ごすのでした。

ながたんと青との5巻~8巻あらすじネタバレ

和菓子とお茶の画像

ここまで、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の1巻から4巻までのあらすじネタバレを紹介しました。15歳も年の離れた夫婦、いち日と周は夫婦というより仕事仲間という関係でした。しかし、次第に夫婦らしい愛情を感じるようになりました。ここからは、5巻から8巻までのあらすじをネタバレで紹介していきます。

5巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」5巻のあらすじネタバレ、翌朝、どこかぎこちないいち日と周。いち日は周の純粋さに心が揺れます。そこへ、町子がやってきて、みちやを名門中学に進学させると言い、さらに、桑乃木を山口に乗っ取られないために、いつでも周と離婚するつもりでいなさいなどと好き勝手なことを言います。町子の勝手な言葉に怒りをあらわにするいち日。このやり取りは周の耳にも入ります。

料理人・慎太郎と駆け落ちしたふた葉から三方五湖の景色の絵葉書が届きました。ふた葉が戻りたがっていると考えた周は、三方五湖周辺に新しく料理人が入った店がないか、探しに行くと言います。絵葉書を頼りに現地へ行った周は、ふた葉の行方を突き止めました。ふた葉夫婦は自分たちで店を出してはみたものの、上手くいかずに閉店し、借金を背負っていました。

豆腐料理のイメージ画像

桑乃木に帰ろうと言う周の提案を受け入れるふた葉ですが、慎太郎は店を潰したことで自信を失っています。一人で残ると言う慎太郎を説得し、周に連れられて桑乃木に帰ってきました。桑乃木で働くようになったふた葉は店の切り盛りが上手く、客からも好評です。おかげで周は経営に専念でき、更なる売り込みのために新聞社を訪れたところ、料理コンテストの存在を知ります。

そんな中、慎太郎が桑乃木から出て行きたいとふた葉に告げると、ふた葉も夫と共に出て行こうとします。そこに周がやってきて、二人を説得します。いち日は料理人として優れた腕を持つ慎太郎に、料理コンテストに参加しようと言います。慎太郎が作る「だし」が父と同じ味がすると言っていち日は涙を流します。

6巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」6巻のあらすじネタバレ、伯母の町子は、先代(いち日の父)の法事でふた葉と慎太郎を責めます。そこで、いち日と周は二人が桑乃木に帰ってきたことで客も増えたと言って、二人の必要性を説きます。そして、料理コンテストに出場する話になると、桑乃木の料理長だった戸川も出場することが分かりました。

料理コンテストの日、いち日はすっかり緊張し、そんないち日を周は抱きしめるのでした。開始時間となり、いち日は慎太郎と共に料理を始めます。制限時間の残り30分というところで、だし巻き卵でミスをしてしまったいち日は焦ってしまいます。そこを慎太郎が上手く誘導し、どうにか仕上げることができました。その間、戸川が嫌な言葉を投げかけてきましたが、慎太郎が上手く応対してくれ、コンテストは無事終了しました。

だし巻き卵のイメージ画像

コンテストの結果、桑乃木は優秀賞を受賞し、料理に手応えを感じていた慎太郎は自信を取り戻した様子です。喜びに沸く桑乃木ですが、いち日が熱を出して寝込んでしまいます。周が看病していると、眠っているいち日が前夫の名前を呟きます。みちやが東京の土地を相続するために、いち日と周が付き添います。手続きが済み、京都へ帰る汽車の中でいち日は周に、他にしたいことは?などと尋ねます。

いち日は、まだ若く聡明な周を桑乃木に置いておくことが申し訳ないと考えています。話はそこで終わりますが、その夜、周はいち日に「好意を持ち始めています」と告げます。翌朝、周の兄・縁から「鈴音が家を出た」という連絡が入ります。事情の分からない周が電話を切ると、その時鈴音が娘の小夜子を連れて桑乃木に現れました。

7巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」7巻のあらすじネタバレ、縁が鈴音を迎えに桑乃木に駆けつけました。鈴音と縁は娘のことで揉めているようです。自分の言い分だけを押し付けてくる縁に対して、鈴音は「あなたと結婚しなければよかった」などと言い放ち、その場を離れます。怒りが収まらない縁は周とも言い争いになります。どうにか周を連れ出したいち日は、甘い者が好きという縁にぶどう大福を振舞おうと考えます。

ふた葉の愛想の良さに期待して、ふた葉にぶどう大福を持たせると、縁は少し落ち着きます。しばらくの間、桑乃木で鈴音と小夜子を預かることになり、鈴音は何か店の手伝いがしたいと言います。ふた葉はまかない料理の手伝いを頼みます。すると鈴音は大阪風のかやくご飯を作ってみます。こうして出来上がったまかない料理を食べたいち日は、これは鈴音が作ったものだと確信します。

かやくご飯のイメージ画像

いち日は、おかわりをする周を見て、彼がまだ鈴音のことを想っていると感じてしまいます。そんな中、いち日の友人が結婚するので、その披露宴の料理を頼まれます。いち日は周と二人でメニューの相談をするために田嶋シェフのもとを訪れます。田嶋といち日の親し気な様子に、寂しさのようなものを感じる周です。

鈴音が桑乃木で暮らすようになって3ヶ月が過ぎ、縁から手紙が届きました。ようやく鈴音は大阪に帰る決心をします。周も桑乃木の経営状態を報告するため、いち日とみちやを連れて、大阪の実家に行くことにします。周は父に桑乃木の帳簿を見せて、経営が安定してきたことを報告します。そして、父から桑乃木に手を出さないと言ってもらうことができました。そこに、周の2番目の兄・栄(さかえ)がアメリカから帰国しました。

8巻あらすじネタバレ

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」8巻のあらすじネタバレ、二男・栄が帰国し、家族が揃った山口家はホテルで会食することになり、いち日も同席します。その席で、栄が周といち日に桑乃木の2号店を出す気はないかと尋ねます。いち日は、桑乃木の料理を食べたことのない栄からの提案に戸惑います。栄は京都を世界の観光地にしたいと考えており、桑乃木を世の中に広めたいと言います。

栄は関東の新聞社にも取材してもらい、有名人の来店や紹介など、様々な方法で桑乃木の宣伝をしようとしています。いち日は2号店という思いがけない話に戸惑うばかりです。とりあえず、いち日と周は京都へ帰ることにしました。いち日の誕生プレゼントに、周は手作りのケーキとブロ―チを贈ります。忙しかった大晦日を乗り切ったいち日と周は八坂神社に初詣に出かけます。いち日は亡き夫・高行と来たときの思い出に浸ります。

栄が桑乃木にやって来て、映画の撮影に桑乃木を使ってもらうことになったと言います。撮影当日、いち日は満州に住んだことのある女優・宵町ケイ子のためにロシア風の料理を提供します。ケイ子は満足し、さらに雑誌でもその様子が掲載されたために、桑乃木に多くの予約が入るようなりました。忙しく働くいち日のために周は焼きおにぎりを作ってあげます。

駆け落ちしために結婚式を挙げていなかったふた葉と慎太郎が結婚式を挙げることになりました。周はいち日との結婚式を思い出します。そして、その時の写真を見て、少しも嬉しそうな顔をしておらず、後悔します。周はさらに、いち日と前夫・高行との結婚式の写真を見て、さぞ残念な想いだっただろうと、当時のいち日や高行に想いを馳せるのでした。そして、新婚旅行から帰ったふた葉と慎太郎が、2号店をやろうと言い出しました。

ここまで、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の1巻から8巻までのあらすじをネタバレで紹介してきました。34歳の未亡人・いち日と19歳の大学生・周は最初、心を通い合わせることが難しい状況でしたが、一緒に仕事をする中で、次第に心を寄せていくようになりました。読者の感想では、二人が少しずつ惹かれ合っていく様子が繊細に描かれており、胸がドキドキするということでした。

ながたんと青との主な登場人物・キャラ

本と花の画像

ここまで、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の1巻から8巻までのあらすじをネタバレで紹介してきました。ここからは、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」に登場する主な登場人物・キャラをネタバレで紹介していきます。

登場人物①桑乃木いち日

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の主人公・桑乃木いち日(くわのきいちか)は老舗料亭・桑乃木の娘で、34歳、未亡人です。ふた葉という妹がいます。ホテルの料理人で前菜担当でした。大阪の山口家の息子との結婚話のあったふた葉が他の男と駆け落ちしたため、代わりに山口家の三男・周と結婚します。周は19歳で大学生ですが、夫婦で桑乃木の立て直しに力を尽くします。

登場人物②桑乃木ふた葉

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・桑乃木ふた葉は、いち日の妹で29歳、山口家の次男との縁談話がありましたが、桑乃木の料理人・慎太郎と駆け落ちします。その後、慎太郎と共に桑乃木に戻ってきます。

登場人物③山口周

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・山口周(あまね)は大阪でホテル経営をする山口家の三男です。19歳のときに政略結婚で桑乃木に婿養子に入りました。まだ大学生ですが、確かな経営手腕を見せ、桑乃木の立て直しを図ります。

登場人物④山口栄

男性のシルエット

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・山口栄(さかえ)は、山口家の次男です。ふた葉との縁組の直前、他の家との縁組がまとまり、婿養子になりました。後に桑乃木の2号店を作ることに意欲を見せます。

登場人物⑤山口縁

ホテルのイメージ画像

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・山口縁(ゆかり)は、山口家の長男です。周の幼なじみで想い人だった鈴音と結婚します。桑乃木を乗っ取り、ホテルにする野心を持っています。

登場人物⑥丸川町子

着物の女性のイメージ画像

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・丸川町子は、いち日の父方の伯母です。いち日と周の結婚や養子を連れてくるなど、桑乃木を想う気持ちは誰よりも強い人物です。

ながたんと青とのその他登場人物・キャラ

登場人物①桑乃木愛子

女性のシルエット

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・桑乃木愛子は、いち日、ふた葉姉妹の母です。娘たちや桑乃木をのことを心から思っている優しい母です。

登場人物②田嶋

ホテルのロビーのイメージ画像

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・田嶋は、いち日が働いていたホテルのシェフで、いち日が辞めてからも相談に乗ってくれます。戦後に仕事を探していたいち日を、ホテルの料理人として働けるようにしてくれた人です。

登場人物③慎太郎

和食の定食

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・慎太郎は、桑乃木の料理人でしたが、ふた葉と駆け落ちして福井の方に身を寄せていました。周の説得でふた葉と共に桑乃木に帰ってきました。

登場人物④川上

横向きの男性のシルエット

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・川上は、いち日が働いていたホテルのシェフです。女性を蔑視するような男性が多い中、川上はそういうことのない人柄で、いち日も多少、打ち解けている人物です。

登場人物⑤戸川

和食のイメージ画像

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・戸川は、桑乃木の元料理長です。桑乃木の先代(いち日の父)に代わって料亭を支えてきましたが、経営状態が悪くなっていく桑乃木を見限り、自ら辞めて出ていきました。

登場人物⑥桑乃木高行

砂浜を歩く男性のシルエット

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・桑乃木高行は、いち日の元夫です。いち日と結婚2ヶ月で戦争に召集され、戦死してしまいます。

登場人物⑦みちや

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・みちやは、町子がいち日と周夫婦の養子として連れて来た男の子で、小学1年生です。東京に住んでいましたが、戦争のために両親を失いました。

登場人物⑧鈴音

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・鈴音は、周の兄・縁の妻です。周とは幼なじみで、二人は互いに好意を持っていました。縁との間に小夜子という娘がいます。

登場人物⑨長田

男性のシルエット

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・長田(ながた)は、周の実家である山口家が経営するホテルの支配人を務めています。

登場人物⑩恭

和室のイメージ画像

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・恭(きょう)は、料亭・桑乃木の厨房で手伝いをしている女性です。

登場人物⑪モーガン女史

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・モーガン女史は、GHQの物資調達部の役人です。いち日とはホテルで出会いました。その後、桑乃木でGHQの食事会を開き、その際、いち日のデザートを気に入りました。

登場人物⑫市賀

芸者のイメージ画像

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の登場人物・市賀(いちか)は、祇園で芸妓をしている女性です。いち日のお披露目会に常連客と共に来店し、いち日の作った料理を気に入ります。

ながたんと青との見どころ

おせち料理

ここまで、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の1巻から8巻までのあらすじと、主な登場人物をネタバレで紹介してきました。ここで、漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の見どころについて見ていきます。

見どころ①周の斬新すぎる戦略

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」は、主人公・いち日と周の年の差婚が話題ですが、戦後の混乱期に、老舗料亭・桑乃木を立て直そうと奮闘する物語でもあります。周は大阪でホテルを経営する山口家の三男です。京都での足がかりとして桑乃木に狙いをつけた父と兄たちの意向で、桑乃木の娘・いち日と結婚させられます。しかし、周は父や兄たちの考えに承服できず、桑乃木の立て直しを試みます。

周は落ちてしまった客足を戻すための話題作りとして、いち日が女性料理人であることを大いに宣伝し、お披露目会を開催するなど、様々な戦略を考えて行動に移していきます。はじめは乗っ取りを目論む山口家の息子ということで、警戒していたいち日ですが経営が上向いていくにつれて、周を信頼するようになります。

見どころ②いち日と周の恋愛

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」は、年の差婚をしたいち日と周の恋愛が注目されています。いち日は戦時中に結婚しますが、その夫は2ヶ月で戦場へ行き、死亡してしまいます。一方、周は幼なじみで恋心を抱いていた鈴音が自分の兄に嫁ぐという悲恋を味わいました。鈴音に心を残していち日の夫となった周。このように、戦後間もない頃の若者たちは恋愛も思うようにいかない場合があったようです。

いち日と周の結婚は政略結婚のようなもので、どちらも心を開くことはなく、仕事仲間といった雰囲気でした。しかし、同じ場所で仕事をすることで、少しずつ互いの心情を思いやるようになり、いつしか惹かれ合うようになります。そんな二人の恋愛模様が時にはもどかしく、時には切なく描かれていきます。

見どころ③おいしそうな京都ならではの料理

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の見どころの一つに、京都ならではの繊細で美しい料理が描かれていることです。和食はもちろん、洋食にもアレンジされた様々な京料理が描かれ、それらのレシピも紹介されています。作者の磯谷友紀は京都の料亭を訪問し、レシピや料理の作り方などを教わり、実際に自身で作るそうです。自ら料理し、食べてみることで外見や味などをリアルに描写できるということです。

ながたんと青とに関する感想や評価

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」についての感想・評価です。コミック2巻では、料理長の戸川が辞めたり、いち日が女性料理人として世間の注目を浴びたり、さらに養子を迎える話などが描かれました。いち日と周の関係については、少し変化の兆しが見えてきます。そんな二人の関係について邪推してしまうという感想と、桑乃木再建を目指すところが面白いという感想です。

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の感想・評価です。いち日と周は15歳差のある年の差婚です。そんな二人が経営難の料亭を立て直そうと奮闘します。作中で登場する数々の料理が美味しそうだという感想です。また、突然のお見合いで結婚した夫婦ということで、結婚後から恋愛感情が芽生えていきます。その過程がとても良いという感想です。

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の感想・評価です。2023年の春に実写ドラマがWOWOWで放送予定ということで、楽しみだという感想です。また、漫画版も1巻無料お試しなどがあるということで、是非読んで欲しいという感想です。

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の感想・評価です。京都の料亭が舞台ということで、京都ならではの料理が登場します。料理を作るときの描写がとても好きだという感想です。この作品は、作者の磯谷友紀さんが実際に料亭で教わり、自分で作って食べているということで、繊細な描写や味わう言葉などがリアルで深いと言われています。

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の感想・評価です。コミック7巻では周の想い人だった鈴音が桑乃木に転がり込んできます。いち日は、鈴音が作った料理を食べる周の様子が気になり、一方、周は田嶋と親しく話すいち日が気になります。それでも二人は少しずつ心を通わせていきます。その姿に「きゅん」とするという感想と、いち日が大好きだという感想です。

ながたんと青との漫画ネタバレまとめ

いかがでしたか?漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」の1巻から8巻までのネタバレあらすじと、主な登場人物の紹介、作品の見どころと感想・評価を紹介してきました。京都の老舗料亭を切り盛りする主人公・いち日と周は年の差婚で、結婚してから次第に惹かれていきます。見どころとしては、桑乃木を立て直す斬新な戦略、様々な種類の京料理が繊細に描かれていること、いち日と周の恋愛を紹介しました。

漫画「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」についての感想・評価でも、いち日と周が少しずつ歩み寄っていく過程が良い、また、料理シーンの繊細な描写が良いという感想が寄せられていました。物語はまだまだ続いており、これからも、いち日と周の恋、桑乃木の今後などに注目しましょう。

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