遭遇のネタバレあらすじと漫画の感想は？広告のお姉ちゃんの顔が青い理由は？

ピッコマの広告にて、青い顔をしたお姉ちゃんの似顔絵が怖いと話題を呼んだ「遭遇」は、韓国人の漫画家によるホラーサスペンス作品で、人間的な恐怖を描いたストーリーは、現実にも起こり得るようなリアリティを感じさせ、読者の恐怖を煽ります。以下では、予想を裏切る展開にゾッとする「遭遇」の漫画のあらすじネタバレ、広告で話題を呼んだ青い顔のお姉ちゃんの考察、作品の魅力や感想などを、ネタバレ紹介します。

漫画「遭遇」は、ウェブコミックサイト「ピッコマ」で独占配信されている、韓国人漫画家・Choi Heesunさんの作品です。「遭遇」は、1話完結型のオムニバス形式で展開され、読者の予想を裏切る展開や、現実世界でもありそうなリアルさが話題を呼びました。

漫画「遭遇」の作者・Choi Heesunさんは、人間的な恐怖をリアルに描いた作風に定評があり、今回あらすじを紹介する「遭遇」でも、フィクションでありながら現実味のあるエピソードの数々は、読者を震え上がらせています。

以下では、ピッコマの広告の青い顔のお姉ちゃんのエピソードを含めた、「遭遇」の漫画1話～10話のあらすじをネタバレ紹介します。

古びたアパートに夫婦で暮らす20代男性は、車の鍵をかけ忘れたことを受けて駐車場へ向かうと、フロントの左ライトが不自然に壊れているのを発見します。その原因を探るべく、ドライブレコーダーの録画内容を確認すると、奥さんが車から降りた15分後に、通りすがりの中年のおじさんが、黒いマスクとフードを被った男に襲われる光景が映し出されます。

男は金属バットでおじさんを殴りつけ、フロントの傷はその時に出来たものと察します。危険を察した男性は、すぐさま車にロックをかけ、再びドラレコの映像を確認すると、車のロックがかかっていない事を知ったフードの男が車に乗り込んでいました。そして、車の所有者である男性がドラレコを確認し終えると、後部座席にいたフード男と目が合ってしまいます。

とある中年夫婦の奥さんは、かつて美人で女社長という高嶺の花のような存在でしたが、会社の倒産を機に変わってしまい、夫は年下の派遣社員との不倫にのめり込んでいました。結婚記念日に、奥さんへ離婚届を突きつける決意を下した夫は、浮気相手にラインを送ります。しかし、相手の女性は奥さんに殺害されたのか、箱の中からその女性の頭部が見つかります。

おもちと名付けた犬を飼っているOLが家に帰ると、犬小屋においたえさが無くなったことから、おもちが食べたと思います。しかし、おもちは、実家のお母さんが散歩に連れていき、そのまま実家へ連れて帰ったため、おもちは犬小屋にいませんでした。一体が誰がおもちのえさを食べたのか、女性はただならぬ危機感を覚えます。

親子参観の日を迎えた幼稚園、教室には園児が描いた絵が飾られるも、けんと君は青い顔をしたお姉ちゃんの絵を描きました。けんと君には11歳になるお姉ちゃんがいたものの、具合が悪くて学校に行っていませんでした。そのため、絵を見た先生はお姉ちゃんが病気で青白い顔を書いたと推測するも、けんと君はお姉ちゃんは全身が青いこと、ずっと寝ていて臭いと、不可解な事を言い出します。

先生たちは、けんと君のお姉ちゃんが虐待を受けて死亡したのではと察し、けんと君がいう青いとは児童虐待によるあざではと推測し、彼にあざの写真を見せて真相を確かめようとします。その時、けんと君のお母さんが迎えに来たことで、けんと君が言っていたお姉ちゃんが青く見える理由は、分からなかったものの、お母さんに抱きつくけんと君の背中には、不自然なあざがいくつも見られました。

とある駐車場で、不倫相手の女性を待つ男性は、約束の時間に遅れている女性に苛立ちながら、スマホで時間を確認すると、Siriが勝手に立ち上がりました。男性は、暇つぶしにSiriに様々な質問を投げかける中、就職先が決まらないことに悲観し、ふと自分がいつ死ぬのだろうと独り言をつぶやきます。その時、男性の声に反応したSiriは、「12時ちょうど」と答え、今の時間はあと1分で12時に迫ろうとしていました。

Siriの想定外の答えに驚いた直後、車の窓めがけて交際相手の女性がぶつかり、全身から血を吹き出しながら倒れ込みます。そして、女性の背後には、帽子とマスクで顔を隠し、血まみれの包丁を握った男性の姿が現れ、カーナビの時刻を知らせる声が車内に響き渡ります。

定職に就かず、朝まで飲んだくれの生活を送る夫は、妻の外出中、家に忘れていったスマホから、妻の不倫の証拠を掴みます。妻は職場の同僚・健司と不倫関係にあり、数日後にホテルデートを約束し、約束の日時を夫に知られてしまいます。

スマホをのぞき見したことで妻の不倫を知った夫は、デートの約束当日、2人が宿泊予定のホテルに向かい、先に部屋で待っていた妻の不倫相手に暴行を働きます。そして、妻が来る時を待つことにした夫でしたが、部屋に来たのは妻ではなく警官であり、夫は暴行と殺人の罪で逮捕されました。実は、妻の不倫相手は健司とは別の相手であり、健司は夫を陥れるために利用されていたことが発覚します。

巨大隕石の落下による地球滅亡が現実味を増し、人々は恐怖のあまり混乱し、世界は瞬く間に荒廃していきました。その後、世界各国の協力により、隕石の撃墜に成功し、地球滅亡は免れられたものの、一度崩壊した世界は元通りにはならず、滅亡よりも悲惨な光景が広がっていました。

9話～11話は「ANOTHER」というエピソードで、男女4人の動向を、時系列をバラバラにしてつづった内容です。9話では、廃倉庫にて、誘拐した女性の前で男がある人物に電話をかける、とある男性が電話をしながら運転していました。しかし前から来たバイクに気が付くのに遅れ、車を街路樹にぶつけて重傷を負います。そして廃倉庫で、誘拐犯がナイフを女性にちらつかせるシーンが描かれました。

廃倉庫にいた男女は、実はグルであり、女性の方から男性に対し誘拐犯のふりを依頼していた模様です。そして、物語は再びさかのぼり、茶髪の女性が大金と引き換えに誘拐するふりをしてほしいと、ある男に依頼を持ちかけます。その頃、大破した車の男性は意識を取り戻し、時間を確認すると現金の入ったケースを持って、どこかへ去っていきます。

以下では、自分の身にも起こりうるような、リアルな展開が読者の恐怖を引き立てる「遭遇」の漫画11巻～20巻のあらすじをネタバレ紹介します。

約束の時間が過ぎ、計画は失敗だと思われた頃、廃倉庫へたどり着いた茶髪の男性は、廃倉庫の扉を開き、ケースを誘拐犯の男性に差し出します。その直後、茶髪の男性は黒髪の女性に背後から背中を刺されます。重傷を負いながらも、辛うじて廃倉庫へ入った男性でしたが、そこで思わぬ光景を目の当たりにします。

場面は変わり、マンションの地下駐車場に来た美沙は、無惨に破壊されたバイクを目の当たりにし、バイクを壊した犯人である直紀は、バイクを弁償すると言います。その後、バイクの修理に関する連絡を取り合う中で美沙・直紀は次第に惹かれあい、ある日、直紀から絶対にやり遂げなくてはならない仕事を聞かされ、美沙も手伝うことにしました。

物語は廃倉庫へ移り、茶髪の男性こと直紀が廃倉庫で見た光景は、首を吊られた恋人・直美の代わり果てた姿でした。尚美の死は借金を苦にした自殺とされるも、実は河野という男に殺されたことが判明し、直紀にはその事実を証明することはできませんでした。また、車のドライブレコーダーから、あの日、ぶつかってきたバイクが美沙だったと特定します。

そして、尚美を死に追いやったヤミ金の河野と妨害した美沙に復讐するべく、まず、美沙から信用を勝ち取り、河野への復讐を計画します。そして、美沙の手で河野の殺害に成功するも、人を殺したという罪悪感から、美沙は全身の震えが止まらず、直紀のナイフが彼女に襲いかかりました。

職場の人たちと焼肉屋に来た優美でしたが、ベジタリアンでお肉が食べられず、場の雰囲気に気まずさを覚えてお手洗いに立ちます。お店にはアイドルのポスターが貼られ、そのアイドルが、優美のかつての友人で、顔を整形した百合子だったことに気が付き、優美は彼女との間に起きた、恐ろしい過去を思い出します。

高校時代、百合子の実家では豚畜舎を営んでおり、百合子は同級生の綾子をいじめ、優美はタバコを吸いながらその様子を見ていました。その時、百合子の父親が豚畜舎に来たことで百合子のいじめが発覚するも、綾子は暴行を受けた際に、首元に金属のようなものが刺さってしまい、息絶えていました。綾子の死亡を確認した父親は、2人に対して今日のことはなかったことにするように指示し、綾子の遺体を始末します。

事件の翌日、百合子の実家の豚畜舎を通りがかった優美は、彼女の父親が明らかに豚の餌ではない何かの肉を与える様子を目撃し、その肉の正体が解体された綾子ではと感じます。この出来事を受け、優美は豚肉が食べられなくなってしまうも、アイドルとなった百合子は、そんなの気にする様子もみせず、焼き肉の食レポに挑み、優美は恐怖を覚えます。

そして、百合子のいじめを止める事をしなかった過去の自分への罪の意識と、豚の餌にされて事件を隠ぺいされてしまった綾子への罪悪感から、優美は自分なりに罪を償うことを決意し、百合子に充てた手紙を残して、自ら命を絶ちました。

新築同然にリフォームされた中古物件に、母親と小さい男の子が見学に訪れます。この物件は、リフォーム後も1年間空き家であり、一軒家でありながら安値で売られている点に不審を覚えた母親は、不動産屋の男性に訪ねます。すると、この物件は、過去に金品目当ての強盗殺人事件が起き、一家全員が殺害された、いわゆる事故物件であり、この事件の犯人はいまだ捕まっていませんでした。

この事件はネット記事に取り上げられていたものの、不動産屋として重大な情報を知らせなかったことに女性は憤りを感じつつ、事件現場となった「一階の階段右の部屋」のリフォームを依頼します。この部屋は、一度リフォームされたものの、ひとまず大家さんに確認の電話を入れることにし、不動産屋の男性はある違和感に気が付きます。

この売り物件で起きた事件の記事では、同じ部屋で一家全員が殺害されたのみが記されており、事件現場となった部屋の詳細までは書かれていませんでした。そして、ある部屋だけをもう一度リフォームしてほしいと依頼する女性のセリフは、事件現場となった部屋を知っているような内容であり、不動産屋の男性は、見学に来た子連れの女性の正体を知ってしまいます。

自衛隊の訓練に参加する合田浩二は、高校時代の友人だった松本と再会し、さらにもう1人の同級生・シュンも、自衛隊になったことを知ります。しかし、浩二とシュンは苦い表情を浮かべ、その理由は中学時代へさかのぼります。当時、不良生徒だったシュンは、上野タケルと共にクラスメイトの飯島直人をいじめており、浩二は、友人の直人をいじめから助けることが出来ませんでした。

3人の会話は、直人をいじめていたタケルの話題になり、とある理由からタケルは会社に入ることができず、今は小さな居酒屋で生計を立てていることが判明し、浩二はその事実に何か心当たりがあるような素振りを見せます。

その日、ジャージを忘れたタケルは、直人のものを奪おうとするも、命令を無視する直人に苛立ち、暴行を振るいます。そこへ、浩二が自分のジャージを貸すことで直人を庇うも、体育の時間では浩二が先生に怒られ、体罰が下されようとします。その時、直人が事実を打ち明けたことで、タケルが体罰を受けることとなり、金属バットでお尻を殴られてしまいます。

怒りを覚えたシュンは、直人に対し、授業が終わったら残るようにと指示します。そして、時は現代に戻り、訓練を終えた浩二たちは、タケルが経営する居酒屋へ入ります。

廃ビルでは、直人を相手にシュンとタケルが言い争っており、直人は2人に反抗します。しかし、タケルの暴行を恐れて後ずさりし、がれきにつまずくと後ろへ転倒してしまいます。声をかけても直人には返事もなく、頭から血が流れていました。

タケルの居酒屋では、松本・シュンが酔いつぶれている頃、タケルは浩二に対して、廃ビルで直人との間に起きた出来事をきっかけに、自分たちの振舞いを反省するようになったことや、直人と仲の良かった浩二にも、謝らなくてはと思っていたことを口にします。物語は、廃ビルに移り、浩二が来たことを察し、シュンとタケルはその場を立ち去ります。

直人は辛うじて意識があったものの、救急車を呼ぼうとした矢先、ある考えが浩二の脳裏に浮かびます。そして、近くにあった金属の棒がけて直人の頭部を突き刺しました。その時の出来事を思い出した浩二は、今日の飲み代をおごってくれたタケルの言葉「友達なんだから悪いとか思わなくていいから」を思い出し、直人を殺害したあの日の出来事も、直人は友人だから悪く思わなくてもいいと考えるようになりました。

一ヵ月前に夫を亡くした女性は、ケチな義母と息子と三人暮らしで、家事のあらゆることに口出しする義母に鬱陶しさを感じていました。そこで、女性は毒性を持つ山菜の根を抽出したお茶を義母に飲ませることを計画します。うるさい義母とのご飯も今日が最後だとウキウキする一方、義母の方も今日は珍しく優しい素振りを見せていました。

以下では、夜に読んでしまうと眠れなくなりそうとの感想も見られた、「遭遇」の漫画21話～30話のあらすじをネタバレ紹介します。

先日、登山を装って毒性のある山菜を採りにきた女性は、お目当ての山菜の根がきれいにとれたことを喜ぶも、その姿は傍から見れば不気味であり、夫に先立たれて気がおかしくなったのかと勘違いされます。夫の保険金の受け取リ人が義母名義にされ、不満が限界に達した女性でしたが、そんな義母とも今日限りと思い、山菜の根を抽出した水を、目がよくなる漢方と偽って義母に差し出します。

その時、女性の息子が帰ってきて、毒性が混じった水を飲もうとしたり、山菜のおひたしを食べようとします。しかし、母親と祖母に必死に止められたことで息子はどちらも口にしなかったものの、その直後、女性と義母はその場で嘔吐します。実は、義母の方も、嫁の殺害を計画しており、まさか同じ日に同じ手口で決行しようとは想定外であり、ようやく気が合ったと2人は笑い合います。

二日酔いから目が覚めた男性は、また禁煙を破ってしまったと肩を落としながら冷蔵庫を開けると、隣人の頭部が保存されていました。昨夜、居酒屋で飲み過ぎた男性は、帰りにコンビニでタバコを買い、タバコを原因とする隣人とのトラブルを起こしたところまでは覚えていたものの、それから先の事は記憶が飛んでいました。

なぜ、自分がこんなことをしたのか分からないまま、男性は部屋中に散りばめられた隣人の遺体を集めるも、なぜか、指1本だけが見つかりませんでした。その時、警察が訪ねてきて、隣人が昨夜から帰ってきていないことや、この部屋から大きな声がしたとの情報を受け、部屋を調べることになりました。

男性は、遺体が見つかるのではとヒヤヒヤしながら警察の捜索を見学するも、警察の気を紛らわせるべく、冷蔵庫に入れていたタバコの箱を取り出します。そして、タバコをくわえて火を付けようとした瞬間、男性の口元はタバコではなく人間の指をくわえており、男性は警察に逮捕されました。

パソコンのネット掲示板を眺めていた男性は、ミキちゃんと名乗るスレ主のスレッドを見つけ、夫からのDVを苦に、自ら命を絶とうと思い詰めていること、このスレッドを通じて夫に裁きを与えて欲しいとの書き込みから、ミキちゃんの正体は自分の妻だと見抜きます。コメント蘭には、ミキちゃんへの同情から、夫の殺害を煽るような内容もあり、ミキちゃんはその方法で夫を殺害することを匂わせる返事をしています。

妻に睡眠薬を飲まされ、寝ている間に殺されると予感した男性は、妻・ミキちゃんに対して怒りを顕わにし、再び暴力に走ろうとするも、何故か、意識がだんだんと遠のいていきました。実は、先ほどまで男性が飲んでいたグラスに睡眠薬が混入され、ミキちゃんの手で惨殺されました。その後、ネット掲示版からは、ミキちゃんのスレッドが削除されました。

面接当日を迎えた男性は、起床後にタバコに手を伸ばそうとした時、数匹のゴキブリが壁をはっている光景を目の当たりにします。一方、面接の方は上手くいかず、喫煙室に入る面接官からゴキブリに似ていると陰口を叩かれ、気落ちしながら電車の窓に目をやると、自分の顔が一瞬、ゴキブリに見えてしまいます。そして、ボロアパートの部屋に戻れば、ゴキブリが顔をのぞかせていました。

男性の中で何かがはじけ、無我夢中でゴキブリを潰すも、突然の停電に見舞われました。そこで、手元のランプを付けた瞬間、大量のゴキブリが男性を囲んでいました。

重い荷物を5階へ運んだ男性が呼び鈴を鳴らすも、内部から返事がなく、つい先ほど電話をかけた際にはいたはずなのに、応答がないことに不審に思います。玄関前でもう1度電話をかけると、部屋からスマホが鳴る音が聞こえ、女性が出てきます。胸元が大きく開いた服に目が付いた配達員は、ある事を思いつき、荷物を中へ運ぼうとするも、女性にやましい考えを見抜かれたのか、きっぱり断られます。

翌日も、その女性宛ての荷物があり、昨日のことで気まずさを覚えながら配送に向かうと、女性の部屋の前に規制線が貼られていました。昨日もその女性に荷物を配送した男性は、刑事から女性・冨村の写真を見せられるも、昨日見た女性とは別人でした。しかし、女性から自分のことを忘れないと言われたことを思い出し、身の危険を感じた男性は、昨日あった女性と写真の女性が同一人物だと嘘をつきます。

あるファミレスでは、何かにつけてクレームを言いたがる迷惑な女性客がおり、その日もお店が混んでいる状況でありながら、対応が遅いと言い放ちます。さすがに、同席した女性からも言い過ぎだと注意されるも、クレーマーの女性の勢いは止まらず、他のお客さんの迷惑になっていました。しかし、ある人物からの電話には、人が変わったようにペコペコし、その様子をアルバイトの青年に見られてしまいます。

とあるバーにて、自分には生殖機能がないことが判明し、どうすることもできない苛立ちを周囲にぶちまける既婚者の植草秀樹は、酔いに任せて奥さんを殺したいと叫びます。すると、サングラスの男が近づき、自分が殺しましょうと声をかけます。翌日、植草の会社へ奥さんが殺されたとの連絡が入り、自宅の浴槽で亡くなったことを知ります。

植草は、昨日、奥さんと口論になり、奥さんを自宅に残してバーに飲みに行き、そのまま会社に行ったはずでしたが、バーでサングラスの男に声をかけられたことを思い出します。その男は、1人につき目玉1つを報酬に殺しを請け負うと持ちかけられ、勢いのまま男と取引を交わします。そして、報酬は、植草が眠っている時にもらいに来るといい、妻の殺害を知り、植草は目玉をくりぬかれることに恐怖を覚えます。

奥さんの死後、サングラスの男が襲いにくることを恐れる男は、必死に睡魔と戦うも、同僚との飲みに行った帰りのタクシーで寝てしまい、気が付くとホテルにいました。しかし、身体は動かすことが出来ず、そこへ例の男がやってきます。約束通り、目玉を1つもらう約束でしたが、なぜか、両目をくりぬかれてしまいます。

その理由は、男に頼まれた殺人は2人、1人は奥さんで、もう1人は奥さんのお腹に宿った胎児と判明します。夫が種無しなので、奥さんの妊娠はあり得ないと思いつつ、奥さんの葬式で不自然なくらい号泣していた同僚の姿を思い出し、男は奥さんと同僚の不倫に気が付きます。

お腹がゆるくなり、急いで自宅のあるマンションに戻りたいものの、そんな時に限ってエレベーターはなかなか開かきませんでした。そして、上の階から降りてきたエレベーターが開き、中から黒づくめの男性にぶつかります。早くトイレに行きたい男性は、謝罪もそこそこにエレベーターに乗り込むも、部屋の鍵を車の中に忘れてしまい、急いで取りに向かいます。

便意と必死に戦いながらエレベーターに乗り込むと、床には血のついたジャックナイフが落ちており、先ほど黒づくめとぶつかった男性にも血が付いていました。あることを察した男性は、すぐさま2階で降りようとするも、エレベーターは1階で到着し、目の前には殺人を犯したと見られる男性が待ち構え、男性の便意も我慢の限界を迎えてしまいます。

運動中の事故により、全身不随になってしまった順平は、会話もままならない状態でしたが、母親の懸命な介護を受けながら、リハビリに励んでいました。思うように声を出せない順平は、そんな自分や周囲へ苛立ちを覚えるも、かすかに出せる声からは、周囲への気遣いと取れる言葉を発しており、早く回復出来る日を待っていました。

「遭遇」の第4話のエピソードは、ピッコマの広告にて起用され、青白い顔をしたお姉ちゃんが怖すぎると、大きな話題を呼びました。以下では、トラウマになる人が続出した、遭遇の広告のお姉ちゃんの顔が青い理由や、その背景に隠れた事実を考察しました。

「遭遇」の初期のエピソードに登場した、顔が青いお姉ちゃんは、幼稚園児のけんと君のお姉ちゃんであり、けんと君と先生のやり取りから、お姉ちゃんの顔が青い理由は、彼女が両親から虐待を受けた末、死亡したためと考えられます。しかし、けんと君はまだ幼く、お姉ちゃんが死んだという事実を理解することは難しく、そのため死んだお姉ちゃんはずっと寝ていると発言し、青い顔を描いたと推測できます。

児童虐待は、お姉ちゃんだけでなく、弟のけんと君も受けていることが示唆されており、ラストシーンで背中に青いアザが描かれています。お姉ちゃんの青い顔の似顔絵には、近い将来、けんと君もお姉ちゃんと同じ運命を辿ることが示唆され、見方を変えれば、虐待を受ける子供からの無言のSOSとも捉えられるでしょう。

「遭遇」は、あまりの怖さから2話以降のエピソードが読めないとの感想も見られ、ホラー作品の中でも上位にランクインする怖さを秘めています。一方、リアルな展開や物語に隠された背景など、奥深い作風が面白いとの感想も見られ、「遭遇」の人気に拍車をかけています。以下では、「遭遇」の漫画の魅力やおすすめの人を紹介します。

「遭遇」で登場するエピソードは、日常に潜む恐怖を描いており、自分の身にも起こり得るようなリアルな展開となっています。また、「遭遇」の漫画は、2回読むことで本当の恐怖を味わうことが出来るでしょう。

「遭遇」の漫画は、ホラーサスペンスであるものの、人間が持つ恐ろしさや心の闇を描いており、幽霊要素のない、リアルなホラーを体験したい方におすすめです。また、「遭遇」は、1話または2~3話完結の短編集であり、漫画を読む時間がない方や、ホラー系が苦手な方でも読みやすい内容でしょう。

「遭遇」と言えば、広告にも起用された青い顔のお姉ちゃんの絵がもっとも知られていますが、「遭遇」の漫画では、様々な恐怖体験がつづられており、よりリアルなホラー展開や恐怖を味わいたい方に、「遭遇」はおすすめの作品です。以下では、自分の身の周りでも起こり得るような、日常生活に潜む恐怖がたまらない、「遭遇」に関する感想や評価を紹介します。

韓国人作家によるオムニバス形式のホラー漫画「遭遇」は、日本でも人気を呼んでおり、ピッコマの広告をきっかけに作品を読み始めたものの、人間的なホラーが怖いけれど、面白いとの感想が寄せられています。いわゆる幽霊要素こそないものの、淡々と描かれる日常に潜む恐怖は、全身鳥肌が立ちそうな怖さを与えています。

ピッコマの広告では、青い顔のお姉ちゃんの似顔絵シーンが起用され、トラウマになりそうな不気味な雰囲気が見る者の興味を引き、「遭遇」の漫画を手に取るきっかけにもなっています。読者の中には、何気なく読み始め、内容が怖すぎたとの感想や、恐怖が倍増する深夜帯に読むのが一番面白いとの感想等を寄せています。

「遭遇」は、他のホラー漫画に比べるとやや地味であるものの、じわじわと迫ってくる目に見えない恐怖が魅力であり、読者の予想を上回る展開が恐怖を引き立てています。「遭遇」の読者の中には、1話目時点ですでに怖さを感じ、恐怖のあまりページをめくれないとの感想も寄せられています。

「遭遇」というタイトルから、幽霊など心理現象との遭遇を描いた作品だと予想していた読者も少なからずおり、実際に「遭遇」の漫画を読み、想像と全く違う作風や、恐怖シーンの数々に泣いたとの感想も見られます。「遭遇」は、1話目から強烈なエピソードが展開され、ホラー系になれている人でも、思わず怖いと感じたとの感想も寄せられました。

「遭遇」の漫画のあらすじネタバレ、広告で話題を呼んだ青い顔のお姉ちゃんの考察、「遭遇」の魅力や感想・評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。1話目から恐怖体験が繰り広げられる「遭遇」は、リアル過ぎる展開が怖いとの感想が見られる一方で、最後まで目が離せない面白さも秘めており、ホラー系が苦手な方にもおすすめな作品です。