【オリエント】島津秋弘と兄弟を徹底解剖!島津武士団の過去や目的は?

当記事では『オリエント』の淡路島編にて、鬼神咆戦竜八岐大蛇(ほうせんりゅうやまたのおろち)の戦いに参戦していた島津武士団の島津秋弘と島津兄弟についてまとめていきます。ネット上では物語の中心人物のひとりとして活躍する島津秋弘のことを心配する声が多くあがっていました。そこで、今回は心配の声があがる原因、島津秋弘と島津兄弟の関係性に触れつつ、島津武士団の過去や目的を紹介していきます。

【オリエント】島津秋弘と兄弟を徹底解剖!島津武士団の過去や目的は?のイメージ

目次

  1. 島津秋弘とは?
  2. 島津秋弘の兄弟一覧
  3. 島津秋弘の兄弟や島津武士団の過去や目的
  4. 島津秋弘の島津武士団の淡路島編をネタバレ
  5. 島津秋弘に関する感想や評価
  6. 島津秋弘まとめ

島津秋弘とは?

『オリエント』の淡路島編では、物語の中心を担う島津武士団の島津秋弘が登場しています。主人公・武蔵と比べるとやや寡黙的に描かれているため、一見無慈悲で残酷な性格を思わせる言動や態度を見せていますが、性根は兄弟思いの青年でした。しかし寡黙なせいか島津兄弟との関係は決していいとは言い難いもので、大きく誤解を生んでいます。そこで、ここからは島津秋弘と島津兄弟との関係を具体的に見ていきましょう。

オリエントの作品情報

オリエントの概要

それではまず、島津秋弘が登場する『オリエント』の作品情報からご覧ください。『オリエント』は週刊少年マガジンにて2018年28号から2021年6号まで連載されたのち、別冊少年マガジンに移籍し、2021年3月号より連載がスタートしています。またテレビ東京ほかにて2022年1月6日から3月24日にかけてアニメ1期が放送され、2022年7月12日からはアニメ2期の放送がスタートしました。

オリエントのあらすじ

ここでは『オリエント』のあらすじを簡単にまとめていきます。舞台は鬼と呼ばれる化け物が存在する日ノ本です。鬼は150年前の日ノ本に突如として現れ、強大な力で日ノ本を支配するようになります。その後人間に鉱物を奉納させ、それを食べることによって成長し今では日ノ本の国土の半分を埋め尽くすほどに肥大化しました。そこで主人公・武蔵は武士として鬼を退治することを宣言します。

島津秋弘のプロフィール

『オリエント』に登場する島津秋弘は、島津武士団の団長です。初登場回は『オリエント』の単行本6巻・第47話。淡路島編においては物語の中心を担う人物にあたり、紫龍城へと入ろうとする主人公・武蔵の前に立ちはだかっています。口数が少なく寡黙な人物ではあるものの、島津武士団の団長という上に立つ者としての役割や素質が高いため周囲を従えるだけの力はあると言えるでしょう。

島津秋弘の鬼鉄刀

島津秋弘の鬼鉄刀は「天狼鉄脚」です。これは「島津兄弟(島津秋弘を含む6人の島津小隊メンバーを指す)」共通の鬼鉄刀で、靴に仕込むため下駄が厚底になっています。刀を回転させながら足技で操るのが特徴です。

TVアニメ「オリエント」公式サイト

島津秋弘の兄弟一覧

島津秋弘は兄弟とともに島津武士団を率いていました。兄弟と言っても実際には島津武士団当主・島津多嘉久を父親とした腹違いの兄弟と、島津多嘉久の弟の息子で構成されています。そして島津兄弟には島津秋弘を除くと5人のメンバーがいました。メンバーの名前は、島津春久・島津夏樹・島津時雨・島津忠雪・島津冬家。では、ここからこの5人のメンバーを一覧形式で紹介していきます。

兄弟一覧①島津春久

1人目に紹介する島津秋弘の兄弟は、島津家の長男である島津春久(しまづはるひさ)です。父親は島津武士団当主・島津多嘉久。母親は島津秋弘の母親とは別の女性です。

島津夏樹の兄で、時雨・忠雪・冬家とは従兄妹の関係でした。見た目は小柄で三つ編みをしているのが特徴的です。過去に赤刀武士になって鬼神にトドメを刺すことを夢見ていたものの、刀の試しをおこなったところ、魂色が青色だったため赤色だった秋弘に劣等感を抱くようになっています。

兄弟一覧②島津夏樹

2人目に紹介する島津秋弘の兄弟は、島津家の三男である島津夏樹(しまづなつき)です。父親は島津武士団当主・島津多嘉久。母親は島津秋弘の母親とは別の女性です。

島津春久の弟で、時雨・忠雪・冬家とは従兄妹の関係でした。見た目は女性のようなかわいらしい顔付きが特徴的です。その外見の良さを自覚しているせいか、春久の元嫁・大友まりんに「ドブス」と暴言を吐き、突き飛ばされています。2人の兄とは対照的で自由奔放な性格をしており、まりんに突き飛ばされた際は「兄上~!あいつがぶった~!」と甘えていました。

兄弟一覧③島津時雨

3人目に紹介する島津秋弘の兄弟は、島津家庶流の島津時雨(しまづときさめ)です。父親は島津武士団当主・島津多嘉久の弟。母親は島津秋弘の母親とは別の女性です。島津忠雪の双子の兄で、秋弘・春久・夏樹とは従兄妹の関係でした。外見は長髪をポニーテールにしているのが特徴的です。気性の荒く短気な性格をしており、実際に感情的になった時は冬家に諭されていました。

兄弟一覧④島津忠雪

4人目に紹介する島津秋弘の兄弟は、冬家とは異母兄弟になる島津忠雪(しまづただきゆ)です。父親は島津武士団当主・島津多嘉久の弟。母親は島津秋弘の母親とは別の女性です。

島津忠雪の双子の弟で、秋弘・春久・夏樹とは従兄妹の関係でした。外見は短髪で時雨よりも印象を受けます。時雨と同様に煙草を咥えているシーンが多いのですが、女性の好みにおいては下品な女性を好みがちな時雨とは真逆で、清潔感のある清楚な女性が好みのようです。ただ、女性に対する理想が高いせいか、現実と理想のギャップを感じて落ち込んでいる描写があります。

兄弟一覧⑤島津冬家

5人目に紹介する島津秋弘の兄弟は、時雨や忠雪とは異母兄弟になる島津冬家(しまづふゆいえ)です。父親は島津武士団当主・島津多嘉久の弟。島津兄弟の中で母方の家が唯一違います。

秋弘・春久・夏樹とは従兄妹の関係でした。外見は高い身長とオールバックの髪型が特徴的です。島津兄弟の仲では中立的な考え方を持つキャラで、夏樹や時雨を和ましたり、春久と一緒に夏樹たちを迎えに行ったりするような世話好きな性格をしています。

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島津秋弘の兄弟や島津武士団の過去や目的

島津春久・島津夏樹・島津時雨・島津忠雪・島津冬家といった5人の島津兄弟を一覧形式で紹介してきましたが、それぞれ個性的かつ魅力的なキャラクターとなっていました。そんな彼らをまとめるのが島津秋弘ですが、果たして島津兄弟の過去や目的とは何でしょうか?ここからは島津武士団の過去や目的を紹介していきます。

考察①島津武士団の過去

『オリエント』に登場する島津武士団の島津兄弟は、かつて6人皆で武士になって誰が鬼のトドメを刺す役をするのかを考えたり、鬼を倒すための陣形を考えたりしていたことから非常に仲が良かったと考えられます。島津兄弟の6人は同じ乳母に育てられていたため、両親から関心を持たれていなかった孤独な島津秋弘によっては兄弟たちはとても大切な存在でした。

考察②島津兄弟の仲が悪くなったきっかけ

島津武士団の島津兄弟には異母兄弟・従兄妹同士で非常に仲が良かった過去がありましたが、「刀の試し」をおこなったのがきっかけで島津兄弟の関係がこじれていくようになります。まず、島津武士団では「当主の直系に赤色の魂を持つ赤刀武士が排出されるとそれが嫡子の証となり、それ以外の男子は嫡子の臣下になる」という決まりがありました。

そして刀の試しによって、島津秋弘は赤で、秋弘以外の兄弟たちは全員が青といった魂色が判明します。その後当主から家督を次ぐのは赤刀武士の秋弘であり、それ以外の者は秋弘に逆らってはならないという主従関係を要求されたことにより、島津武士団の勢力図が変わり、それに伴い家督を継いだ島津秋弘の性格にも変化が出てきてしまいました。

当初は島津春久が兄妹たちの刀気を受け取って鬼の角を折る役割を担い、二番手として島津秋弘が刀気を繋ぐ役割を担うものだと考えられていたものの、実際にはそうならなかったために兄妹たちの関係は険悪になっていきました。

考察③島津兄弟と島津秋弘の目的

島津武士団の島津兄弟と島津秋弘は、鬼神咆戦竜八岐大蛇(ほうせんりゅうやまたのおろち)の首を取ることを目的としています。その目的に関係しているのが、島津武士団当主の側女の息子(養子)7人の跡継ぎ問題です。

島津兄弟は当主の鬼神鬼神咆戦竜八岐大蛇の戦場へと島津兄弟を派遣し、その戦いで島津兄弟が死ぬという望みを知りながらも、鬼神咆戦竜八岐大蛇の首を取って手柄を立て、後継者の座を手に入れようとしていました。そもそも島津武士団当主は赤刀武士である島津秋弘に家督を継がせるつもりでいましたが、実際に秋弘が戦場に出て戦果を挙げ始めると秋弘に自分の権力や人望が集まってしまうことを恐れるようになり始めました。

そこで、鬼鉄刀を使用することができないために武士としての能力を持たないものの、秋弘とは違って権力や人望を奪う可能性の低い側女の息子を養子に迎え、家督を継がせる方が安心だと考えています。そして裏では不要となった島津兄弟を事故に見せかけて殺害するべく、淡路島で鬼神の角を折った者に家督を継がせるという謳い文句で鬼神鬼神咆戦竜八岐大蛇の戦場へと島津兄弟を派遣しました。

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島津秋弘の島津武士団の淡路島編をネタバレ

先に島津武士団当主の目的を知りながらも、島津兄弟と島津秋弘は鬼神咆戦竜八岐大蛇の首を取ることを目的にしているとお伝えしましたが、そもそもなぜ島津武士団は鬼退治に参加しているのでしょうか?また島津多喜久の思惑も気になります。そこで、ここからはその2つの疑問に迫ります。

ネタバレ①島津武士団が鬼退治に参加する理由

『オリエント』の淡路島編にて、島津武士団は家督の継承と島津の家で生き残るため、緑色鬼神・鬼神鬼神咆戦竜八岐大蛇の鬼退治に参加しています。作中では作戦の途中で島津武士団の兵が脱走したため、残された島津兄弟のみ鬼神鬼神咆戦竜八岐大蛇と戦うことになっているのですが、この出来事は前述の通り島津武士団当主・島津多嘉久による作戦が実行されたものでした。

ネタバレ②島津多嘉久の思惑

そもそも島津武士団当主・島津多嘉久の思惑とは何か?結論から言うと、島津多嘉久は上杉連合宗主の座を奪い取ることです。というのも、島津武士団は上杉連合において上杉連合二位の武士団でした。『オリエント』の淡路島編では上杉連合の負傷兵が多数出たことに加え、上杉武士団当主・上杉竜臣を失ってしまいます。

こうして大打撃を負った上杉武士団ですが、これこそが島津多嘉久の狙いでした。なぜなら、上杉が滅びれば連合宗主の座が上杉連合二位の島津武士団に移るからです。また島津多嘉久は淡路島で鬼神咆戦竜八岐大蛇の角を折った者に家督を継がせるという表面上の言葉で島津兄弟を鬼退治へと参戦させ、その戦いで島津兄弟全員が死ぬことを企んでいました。

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島津秋弘に関する感想や評価

『オリエント』に登場する島津兄弟の過去に関する声があがっています。どうやらこの方は連携が高かったからこそ、島津兄弟が仲間割れをしてしまうことに悲しさを覚えているようです。また島津兄弟の過去話も悲しい気持ちにさせる要素となっているのが窺えます。

『オリエント』に登場する島津秋弘に関する声があがっています。どうやらこの方は、言葉数が少なく乱暴な性格をしている島津秋弘のことを気にしているようです。

感想では「皆次々と心を許していく中、全体との打ち解け具体」と言われていることから、秋弘のことを心配しているのが窺えます。また過去話で描写された島津兄弟が「かわいかった」と好評なので過去話にて描写された幼少期の頃の島津兄弟をチェックしてみると良いでしょう。

『オリエント』に登場する島津秋弘と島津兄弟に関する声があがっています。どうやらこの方は、島津秋弘がギリギリの境遇で島津兄弟を支えてきたはずなのにも関わらず、それを理解しようとせずに秋弘に対して厳しい態度を取る様子に不満を覚えているようです。秋弘の性格や態度を理解した上で、秋弘と周囲の人間との関係性に注目してみると良いかもしれません。

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島津秋弘まとめ

今回は『オリエント』に登場する島津秋弘と兄弟紹介し、島津武士団の過去や目的をネタバレ解説してきました。島津武士団の島津兄弟は、かつてとても仲の良い関係を築いていましたが、「刀の試し」によって島津秋弘のみ魂色が赤色だったために勢力図が変わり、徐々に関係が険悪になっていきました。

やはり、島津兄弟の不仲の原因は上杉連合宗主の座を奪うことと島津兄弟を排除することを目的にしている島津武士団当主・島津多嘉久ではないでしょうか?ネット上では「いつか秋弘が素直になってくれる日が来るといいな…」と秋弘を心配する声が多くあがっています。『オリエント』をご覧になる際は、島津秋弘と島津兄弟の関係が改善することに期待しておきましょう。

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