【不滅のあなたへ】リーンが嫌い・うざいと言われる理由は？不人気な原因を調査

ここでは『不滅のあなたへ』に登場するリーンのプロフィールをご紹介です。リーンとはどんな人物なのかという基本情報が分かる内容となっておりますので、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめます。また、『不滅のあなたへ』の作品概要やあらすじも解説しますので、ぜひご覧になってみてください！

『不滅のあなたへ』とは大今良時によるファンタジー漫画作品です。『週刊少年マガジン』にて2016年から連載が開始され、2022年8月現在単行本は17巻までが刊行されています。フシと呼ばれる肉体や物体を写し取る能力を持つ存在を主人公として出会いや別れが描かれています。テレビアニメ化もされており、2021年4月から全20話が放送されました。2022年秋からは第2シリーズも放送予定です。

観察者は1つの球(キュウ)を地上に放り込みました。その球はどんな物体の姿になる事が出来、最初は石、次にコケ、そして自分の上で力尽きたレッシオオカミへと姿を変えていきました。あてもなく彷徨い続けたその存在は一人の少年の元に辿り着き、一緒に暮らし始めます。少年は豊かな大地を夢見て旅立ちますが、夢半ばで力尽きてしまいます。その存在は少年の姿を獲得し、あらゆる刺激を求めて歩き出すのでした。

リーンはタクナハで暮らす少女です。フルネームはリーン・クロップで裕福な家庭で生まれ育ったお嬢様ですが、当初は窮屈な暮らしに嫌気がさしていました。年齢は初登場時点で12歳前後で、金髪のロングヘアーが特徴的な美少女です。家族構成は父親と母親の他に侍女と雇われている男がおり、ミールという犬も飼っています。街中でミールとはぐれてしまった際にグーグーに見つけてもらい、その時に高価な指輪をお礼として渡しました。

グーグーが顔を潰してしまう事件があった時に腕に傷を負ってしまい、その薬を求めて酒爺のいる酒屋を訪ねた時にフシと出会い、グーグーとも再会します。その店が気に入ったリーンは次の日から酒屋で暮らし始め、関係を深めていきました。結局は両親の言いつけを守る事にして自分の家に帰っていきましたが、それからも日常的に酒屋に通うようになり、家族のような関係となっていきます。

リーンは嫌い・うざいと言われて『不滅のあなたへ』のファンからかなり悪い評価を得ています。『タクナハ編』でのヒロインとしての立ち位置を担い、美少女でもあるリーンですが、なぜ嫌い・うざいという評価となっているのでしょうか？どうやら『不滅のあなたへ』の作中でリーンが起こしたちょっとした出来事が大きく関係しているようです。

リーンが嫌い・うざいと言われる理由は彼女が初登場した時の第一印象も原因の1つです。グーグーは街で野菜を売る仕事をしていましたが、その時にリーンとはぐれた犬のミールを偶然見つけます。話した事は無いながらも以前からリーンに心惹かれていたグーグーはミールをリーンの元に連れていきます。リーンは喜び、お礼と称して指輪をグーグーに送りました。

ここまでは良い話に聞こえますが、指輪を渡す時のリーンのセリフが問題です。リーンはグーグーに指輪を渡す時に『この指輪を売れば野菜を売る仕事なんて一生しなくて済むわよ』と言います。少し鼻につくセリフで侍女も『失礼ですよ』とリーンに注意していましたが、注意したかったのは侍女だけでなく『不滅のあなたへ』を見ていたファンも同じでした。失礼なセリフが嫌い・うざいと言われる理由につながってしまったわけです。

リーンは腕に傷を負ってしまった事で酒爺の酒屋を訪れ、リーンに想いを寄せていたグーグーは一生懸命薬の説明をしてもてなそうとします。少しずつ元気に話すようになっていったリーンですが、実はテンションが上がった理由はフシの事が気に入ったからでした。この時のフシはまだ上手く会話する事が出来なかった為、完全に見た目だけで好意を寄せた事になりますが、これがファンからうざいと言われる理由の1つになってしまいます。

グーグーが顔を潰してしまう事件の際、リーンは腕に傷を負ってしまいます。リーンは当初から自分の傷を『とても大きな傷』と言って誰にも見せようとはせず、隠し続けていました。しかし、グーグーに対して初めてその傷を見せた時、あまりの小さな傷跡だった事からグーグーも呆れていました。もちろん女の子なのでリーンからしてみれば大きな傷なのかもしれませんが、顔を潰したグーグーを思うとうざいと思われても仕方ありません。

グーグーは大きな丸太から命がけでリーンを救い、その際に自分の顔を潰してしまいます。これによって小さな傷と引き換えに命が救われたリーンでしたが、その事実に気付くのはかなり先となっています。当初のリーンは父に恨みを持つ人物か誰かが自分の事を押したと考えており、恨んでいました。グーグーからしたら命がけで救ったリーンが自分の事を恨んでいるという事になり、かなりショックな勘違いです。

フシとノッカーとの戦いの際、グーグーはフシを助けるために酒爺に酒を自分のお腹に入れてもらいます。しかし、酒を貯蔵する臓器が破れていた事からグーグーは酔っぱらってしまい、その勢いでグーグーはリーンに自分の想いを告白します。リーンはそれからグーグーの事を意識するようになっていきます。

リーンはグーグーと出会ってから4年後、フシとグーグーを自分の誕生日会に招待します。その時に初めてリーンは自分の傷とグーグーの顔の事についての真相を知る事になり、自分の事を命がけで守ってくれたグーグーを本気で想うようになるのでした。

リーンの誕生日会の時にノッカーが襲ってきた事で大混乱となりますが、グーグーは瓦礫からリーンを助ける際に死亡してしまいます。グーグーは薄れゆく意識の中でリーンと気持ちを確かめ合い、最後にキスをするという涙無しでは語れないシーンです。

リーンは親によって結婚相手を決められていましたが、グーグーへの気持ちから結婚はしないと父親に伝えます。グーグーが死亡した事が分かってからも気持ちは冷める事無く、リーンは一途に想い続けました。

グーグーが死亡してしまってからおよそ40年後、リーンは死亡している事が明らかになりました。理由は死者にしか変化出来ないフシがリーンの姿になれたからです。死亡理由は不明ですが、グーグーを想い続けて一生独身でいた事が『不滅のあなたへ』の作中にて明らかになっています。

アニメ版『不滅のあなたへ』でリーンの声を担当した声優は石見舞菜香です。埼玉県出身で1998年4月30日生まれの2022年8月現在24歳で、身長158センチ、血液型O型、事務所は『ラクーンドッグ』に所属しています。養成所を経て2016年にアニメ『月がきれい』の宮本心咲役で声優デビューを果たしました。

『不滅のあなたへ』でリーン役を演じた石見舞菜香は『Re:ゼロから始める異世界生活』のカーミラの担当声優として知られています。カーミラは大罪の魔女の1人で、色欲の魔女と呼ばれています。桃色の髪と細い手足が特徴です。

『不滅のあなたへ』のリーンはグーグーと結婚して欲しかったというファンの評価があります。愛し合っていたにも関わらず引き裂かれてしまった2人に対して『不滅のあなたへ』の多くのファンは残念で悲しいという評価を下しています。

『不滅のあなたへ』のリーンがかわいいというファンの評価があります。『不滅のあなたへ』で初登場を果たしてから序盤は嫌いという評価を受ける事もあったリーンですが、やはりかわいい人気キャラであり、支持者も多い事が分かります。

アニメ『不滅のあなたへ』の11話にて、リーンはグーグーの顔の真実を知りますが、この時は音楽も相まって感動的なシーンとなっています。長い間の誤解が解けた気持ちの良いシーンでもあり、『不滅のあなたへ』のファンの中でも屈指の名シーンと呼ばれる事も少なくありません。

『不滅のあなたへ』のリーンが嫌いと言われる理由についてまとめてきましたが、作中での序盤での彼女の自分本位な行動が原因となっている事が分かりました。しかし、リーンがうざかったのは序盤だけで、後半は感動的なグーグーとの絡みを見せてくれています。