【不滅のあなたへ】グーグーとリーンは最後は恋人になり結ばれる？二人の結末をネタバレ

『不滅のあなたへ』のタクナハ編に登場した少年グーグーと、グーグーが恋心を寄せている少女のリーン。こちらの記事ではそんなグーグーとリーンの恋人・結婚関係や最後の結末をご紹介。その前にグーグーとリーンが登場する『不滅のあなたへ』の作品情報についてもご紹介しているので、『不滅のあなたへ』をおさらいしたい人はこちらの項目にも目を通してみてください。

• 作者：大今良時
• 出版社：講談社
• 掲載誌：週刊少年マガジン
• レーベル：講談社コミックス
• 発刊期間：2016年11月9日～連載中（2022年9月現在）
• 巻数：17巻（2022年9月現在）
• アニメ放送期間：2021年4月12日～2021年8月30
• アニメ話数：全20話
• アニメ主題歌：宇多田ヒカル「PINK BLOOD」（OP）、浜渦正志「Mediator」（ED）

ある時、様々な生き物の姿をコピーできる存在"球"が地上に落とされました。その球は石やオオカミに姿を変え、いつしか人間の少年の姿も手に入れます。その少年は"フシ"と名付けられ、多くの人間たちと交流しある村でグーグーとリーンという名の少年少女に出会いました。フシはそこで仮面の少年グーグーと良家の息女リーンの温かくも悲しい出会いと結末を見守ることになります。

グーグーは『不滅のあなたへ』のタクナハ編に登場する仮面の少年で、フシと彼の連れのピオランと共に生活することになります。グーグーには兄がいたものの生き別れとなり、酒爺と呼ばれる老人が営む酒屋で住み込みの生活をしています。仕事先の市場で度々見かける少女リーンに恋心を抱いています。性格は見栄っ張りなところもありますが、行く当てのないフシの兄貴分として世話を焼く優しい一面も持っています。

リーンもグーグーと同じく、『不滅のあなたへ』のタクナハ編でフシたちの友人になる女の子。裕福な家庭の生まれで、ある日荷台から落ちてきた丸太によって怪我を負ってしまいます。怪我はかすり傷だったものの、箱入り娘だったリーンは跡になるかもしれないと大層気に病んでしまいます。その後、傷を治すために酒爺の店に訪れた際にグーグーと出会い、次第に友人として仲良くなり最後にはグーグーと恋人の間柄となっていきます。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの最後の結末1つ目。フシと出会い、リーンとも再会し親友となった3人。そんなある日、グーグーとフシはリーンの誕生日会に招待されます。リーンの誕生日会を楽しみにしていたグーグーですが、誕生日会でフシを追ってきた化け物・ノッカーが出現。グーグーとフシはノッカーに立ち向かっていきます。

戦いの最中、グーグーに危機が迫っていることを察知したリーンはグーグーを助けるためその渦中に飛び込んでいきます。リーンの助けでなんとかノッカーからの攻撃は免れたグーグーでしたが、ノッカーが暴れたことで建物の瓦礫がグーグーとリーンに向かって落ちてきます。リーンが瓦礫の下敷きにならないよう、グーグーはリーンに覆い被さる格好になり自分の背中で瓦礫を受け止めたのでした。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの最後の結末2つ目。瓦礫の下敷きになった二人はお互いを見つめ合います。グーグーは先程自分がリーンに贈った彼女の胸に飾られている花が、戦いに巻き込まれたことでしおれてしまったことに気づき謝ります。グーグーは背中にのしかかる瓦礫が自分の命を削っていっていることに気がつきながらも「明日また買ってあげるよ」と約束をします。

そんなグーグーにリーンは「一緒に摘みに行きましょう。」と泣きそうな顔をしながら返事を返します。「絶対に行こう」と言うグーグーにリーンは嬉しそうな表情を見せ、初めてグーグーの仮面を開け彼の素顔を見ます。そして自分の死期が間もなくだと悟ったグーグーは、「リーン、君が好きだ」とリーンに自分の気持ちを打ち明け、リーンはその告白にキスで答えたのでした。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの最後の結末3つ目。気持ちを打ち明け晴れて恋人となったグーグーとリーン。しかしその直後、別の場所で戦っていたフシは突然グーグーの姿へと変身します。フシが変身出来るのは死亡した親しい者の姿。フシのその変身は、グーグーが死亡したことを意味していたのでした。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの最後の結末4つ目。ノッカーとの戦いで死亡してしまったグーグー。翌日、リーンは急いでグーグーの家へと駆けてきます。しかしそこに居たのはリーンの恋人のグーグーではなく、グーグーの姿に変身したフシでした。リーンを悲しませまいとしてグーグーになりきろうとしたフシ。

しかし、グーグーに変身した自分を見て本物のグーグーだと思い込んだリーンに抱きつかれると、フシは「なんで俺は俺なんだろう」とここにリーンが求めている本物のグーグーがいないことを悲しみ、自分の不甲斐なさを感じるのでした。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの最後の結末5つ目。グーグーに変身したことで、リーンにグーグーの死を誤魔化せたかのように思っていたフシですが、リーンは恋人グーグーの死を悟っていました。リーンがグーグーに変身したフシに指輪を返すといった際に、フシが「リーンが持ってて、その方が俺のこと思い出してくれるでしょ」と言います。

すると、リーンはその言葉の違和感を指摘することなく「嬉しい、ありがとう」と素直にお礼を言うのでした。その後、フシが旅立った後にリーンが父親に「私、結婚やめる。好きな人ができたの」と告白した際に「もうここにはいないの」と言って大切そうに指輪を撫でるのでした。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係1つ目。グーグーとリーンの初めての出会いは、グーグーが迷子になったリーンの愛犬を保護するところから始まります。当時グーグーは街で食材売りをしており、度々見かけるリーンに淡い恋心を抱いていました。

そんなある日、偶然リーンの愛犬を保護します。緊張しながらもグーグーがリーンに話しかけると、リーンは愛犬を連れてきてくれたお礼と言って、父親から貰った緑色の宝石がはまった高価な指輪をグーグーに渡し帰って行きます。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係2つ目。グーグーとリーンが再び出会ったのは、グーグーがリーンを落ちてきた丸太から救った時でした。グーグーが丘を歩いていると、グーグーが立っていた場所すれすれに荷車から丸太が落下してきます。グーグーは無事だったものの、丸太はそのまま丘を降下していきます。

丘の下に人がいることに気づいたグーグーが危険を知らせるため声をかけますが、何かに夢中になっているその人物はグーグーの声に気づきません。グーグーがかけよりその人物を突き飛ばしたことでその人は軽い怪我で済みましたが、グーグーはその人物の代わりに丸太の下敷きとなってしまい、顔面がぐちゃぐちゃになってしまいます。

そうして原型を留めない醜い顔面になってしまったグーグーは、その後仮面を被って生活することになるのでした。助けた瞬間、グーグーはその人物がいつも市場で見かけている女の子だと気づき、意識を失いかけている最中に聞こえてきた人々の声で彼女の名前が「リーン」であることを知ります。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係3つ目。グーグーが仮面を被るようになった後、フシはグーグーたちの村へ訪れます。グーグーと共に酒爺の店で住み込みで働かせてもらうことになったフシ。するとそこへリーンが酒爺の店へやってきました。グーグーはリーンとの再会を喜びますが、リーンはフシがお気に入りの様子。フシにばっかり興味を示すリーンにグーグーはやきもちを焼いてしまいます。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係4つ目。出会った頃はフシにばかり目がいっていたリーン。しかし4年も経つと、その気持ちはグーグーの方に向けられていきました。グーグーがザリガニが好きだと知ったリーンは、グーグーのためにザリガニのかぶり物を自分で作る程にはグーグーへ好意を向けていました。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係5つ目。リーンが16歳の誕生日を迎えようとしていた頃。リーンはグーグーに「私をくどくなら今よ」と言い出します。リーンは裕福な家の生まれのため許嫁がおり、16歳の誕生日を迎えたらその相手と結婚をさせられることになっていたのでした。しかしリーンの気持ちはグーグーに向いていたため、結婚を阻止して欲しいという気持ちがあったのです。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係6つ目。リーンがグーグーの正体が市場で愛犬を見つけてくれた少年だと気づいたのは、父親の指輪がグーグーの手にあることを知ったからでした。ある日、酒爺の店に立ち寄ったグーグーの兄が例の指輪をグーグーに返してくれと頼んだことでグーグーの正体が発覚します。その事実に気づいたリーンは「そっか、君だったんだね」と嬉しそうな笑顔を浮かべていました。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係7つ目。リーンの16歳の誕生日が近づいた頃、リーンはグーグーを自分の誕生日パーティーに誘いに来ます。昔愛犬を見つけてくれた少年がグーグーだったことを知ったリーンは上機嫌にグーグーの元へやってきます。眠りこけているグーグーにイタズラをして起こしたリーンはそのままグーグーに「私をくどくなら今よ」と言いだしました。

状況が分かっていないグーグーは慌てふためき、リーンは以前リーンのことを一番愛しているといってくれたということを告げます。しかしそれを覚えていなかったグーグーは「そんなこと言った？」と返してしまい、リーンは機嫌を損ねてしまいます。そして来月行われる誕生日パーティーに来るように伝え、怒ったままその場を立ち去るのでした。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係8つ目。リーンの誕生日パーティーに招待されたグーグーとフシは、リーンへのプレゼントを選んで彼女の家にやってきます。しかし、グーグーが渡したのは丸太の事件でリーンが怪我を負った時に手にしていた花"夢桔梗"でした。今はもう傷が消えたものの、怖い思い出を蘇らせてしまうその花を見て、リーンは複雑そうな顔をします。

『不滅のあなたへ』のグーグーとリーンの恋人・結婚の関係9つ目。リーンの16歳の誕生日パーティー。それは楽しい思い出となるはずでしたが、フシを狙ったノッカーが襲撃したことで一変してしまいます。フシやグーグーによってノッカーは退散させられましたが、その戦いによってグーグーは死亡してしまう結末を迎えることになります。

グーグーは上から落ちてきた瓦礫がリーンを押しつぶさないよう、自分の背中で瓦礫を受け止め、最後はリーンに自分の気持ちを告げ死亡してしまいます。リーンに返事代わりのキスをされた直後に瓦礫の重さに耐えきれず死亡。悲しい最後で幕を閉じました。

『不滅のあなたへ』のグーグーの死亡後の復活とリーンのその後についての1つ目。グーグーはタクナハ編でリーンを助けるために死亡の結末を辿りましたが、その後レンリル編と現代編で復活しています。レンリル編では反フシ派との戦いによって怪我を負い再び死亡しています。

『不滅のあなたへ』のグーグーの死亡後の復活とリーンのその後についての2つ目。リーンはフシと別れた後もグーグーを待っていたことが判明しています。タクナハ編の最後ではグーグーに変身したフシとの会話や、グーグーにあげた指輪の件からグーグーの死を悟っていたように見えたリーンですが、原作漫画の148話でリーンがグーグーの帰りを待っていたという事実が分かっています。

誕生日の一件以来グーグーの姿が見えないことで、グーグーが死亡したことを心の中では理解してはいたものの、グーグーがもうこの世にいないという現実を認めたくない思いや「もしかしたら」という一筋の希望をもっていたのかもしれません。

『不滅のあなたへ』のグーグーの死亡後の復活とリーンのその後についての3つ目。『不滅のあなたへ』の物語の中で、リーンがその後死亡していたことが判明しています。フシは今まで出会い死亡した者の姿に変身することができますが、サールナイン島編で再開したトナリに頼まれ、今まで出会ってきた人物たちの姿に変身した際にリーンの姿になることができました。

リーンたちの村を出た後は、村やリーンの情報はフシの耳にほとんど入ってきていないため、正確な死因は判明していません。しかし、当時のリーンが16歳であったことや、その頃から40年が経過していることから、リーンの死因は老衰なのではないかと考えられます。

アニメ『不滅のあなたへ』で、最愛の人を守り死亡する結末を迎えた少年グーグーの少年期の声を演じたのは白石涼子さんです。『不滅のあなたへ』のグーグー役以外では『ハヤテのごとく！』の綾崎ハヤテ、『プリズマ☆イリヤ』のアンジェリカ・エインズワース、『BORUTO』の秋道チョウチョウなどの役を演じています。

アニメ『不滅のあなたへ』でグーグーの恋人リーンを演じたのは石見舞菜香さん。他のアニメ作品では『鬼滅の刃』のチュン太郎、『Re:ゼロから始める異世界生活』のカーミラ、『ウマ娘プリティーダービー』のライスシャワーの役などでも活躍しています。

『不滅のあなたへ』では様々な仲間たちとの出会いと別れが描かれていますが、グーグーとリーンが登場したタクナハ編が特に好きだというファンも多いようです。優しい少年グーグーと素直になれないリーンのやりとりに癒やされた人も多かったのではないでしょうか？

こちらの方は『不滅のあなたへ』のOPで仮面を外したグーグーとリーンのツーショットシーンを見つけたとコメントされています。グーグーは初登場時に既に仮面を被っていたため本編中に素顔を見る事はできませんでしたが、OPの映像では本来のかっこいい素顔を見る事ができます。

こちらの方の感想ではグーグーとリーンの物語が名作映画『タイタニック』に似ているという意見をあげられています。どちらも愛する女性のために自分の命をかける男性の生き様が描かれており、「感動する」「涙腺崩壊」といった声があがっています。

以上、『不滅のあなたへ』に登場するグーグーとリーンの恋愛関係や最後の結末についてご紹介してきました。グーグーは始めから最後までリーンのために自分を犠牲にして彼女を守り通しました。その感動の物語から『不滅のあなたへ』のファンの中には一番好きなだという声もあがることも多いエピソードとなっています。