【アイアムアヒーロー】 クルス（来栖）の正体や謎を考察！最後は死亡する？

「アイアムアヒーロー」には来栖（クルス）というキャラクターが登場します。そこで今回はそんな「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）について詳しくご紹介していきます。

「アイアムアヒーロー」は花沢健吾先生によるゾンビ漫画で、2009年から2017年にかけて「ビッグコミックスピリッツ」で連載されました。その後3作のスピンオフ作品も発表され、2016年には大泉洋さん主演で実写映画化も果たしています。

「アイアムアヒーロー」のあらすじをご紹介していきます。ある日突然「ZQN」と呼ばれる未知のウイルスが流行し、鈴木英雄は恋人を失いました。35歳で売れない漫画家という冴えない英雄をいつも側で支えてくれた恋人・徹子は以前の面影もない怪物となり、英雄はそんなパニック状態の日本を何とか生き抜こうと奮闘していく事になりました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）についてご紹介していきます。来栖（クルス）の正体は不明で本名も明かされていません。来栖（クルス）は、ブリーフ姿に長髪の青年で、ZQNのパンデミックより以前にZQN化した母親を殺害する動画をSNSに投稿していました。そんな来栖（クルス）は持ち前の思想とカリスマ性で生存者達の「教祖」的な存在となっていき、彼の信者は「クルス信者」と呼ばれるようになりました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）について紹介してきましたが、次はそんな「アイアムアヒーロー」の来栖（クルス）について正体や謎、そして最後についてもネタバレ考察していきます。まず1つ目のネタバレ考察は「来栖（クルス）の正体」です。来栖（クルス）の正体は、「ZQNのウイルスに感染しても自我を保っている人間」で、それは「心に闇を抱えた人間」がなる事ができると判明していました。

ネタバレ考察2つ目は「来栖（クルス）という種類がいる理由」です。来栖（クルス）とはZQNウイルスの「反感染状態」である事をご紹介しました。ではなぜ来栖（クルス）という種類が生まれたのでしょうか？そもそもZQNウイルスは、宇宙人が地球を侵略する為にばら撒いたと言われています。宇宙人の目的は人間のZQN化でしたが、「欠陥品」として「クルス」と呼ばれる種類が生まれたのではないかと考察されていました。

ネタバレ考察3つ目は「来栖（クルス）の最後は死亡？」です。来栖（クルス）は「アイアムアヒーロー」の作中では最強のカリスマ的存在でした。そんな来栖（クルス）の最後はどのようなものだったのでしょうか？ネタバレですが、来栖（クルス）の最後をご紹介していきます。

クルス達はそれぞれが合体を始め、最終的には核となる人物が意識を操っていました。そしてコロリ達の脱出を阻止しようとしますが、「生存者を助けよう」というクルスの中の1人の意見に反応し、結果的には生存者を逃す為、ZQNと戦い、最後は活動停止を迎えていました。

ネタバレ考察4つ目は「来栖（クルス）がコロリを助けた理由」です。クルスはコロリ隊に所属していた女性を取り込みました。その後、クルスの集合体はコロリ隊の女性の意思で行動するようになっていきます。これはZQN達が宇宙人が作り出したハイブリットで、女性を女王蜂として生殖種とする為に大切にしていた事が原因と考察されています。これにより、クルスは女性の意思でコロリを含め「生存者」を救うようになっていきました。

ネタバレ考察5つ目は「英雄も来栖（クルス）？」です。英雄は「アイアムアヒーロー」の主人公で、最終回では孤独に生き抜く姿が描かれました。しかし一方で英雄はZQNと幾度となく接触し、感染していないのが不自然な程でした。そんな英雄は「クルス状態だったのではないか」と考察する声が上がっていました。クルス化の条件である「心の闇」は英雄も抱えていますが、英雄はクルスのように脅威的な身体能力を持っていません。

では英雄はクルスではないのでしょうか？一部の考察では、英雄はクルスではなく「ZQNウイルスに感染しない抗体を持つ人間」であると考えられていました。これは「アイアムアヒーロー」のモデルとなった作品「アイ・アム・レジェンド」が、人類がゾンビ化した世界で、唯一の抗体を持つ博士が奮闘するストーリーである事から、英雄も「抗体を持つ人間」という立ち位置だったのではないかと言われているようです。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派のキャラクターを一覧でご紹介していきます。来栖（クルス）一派の1人目は江崎崇です。崇は埼玉県久喜市に住む青年で、引きこもりをしていました。ZQNのパンデミックの際に、崇の母親が感染し、崇は自身の部屋に防護壁を作って立てこもっていました。そんな中で、来栖（クルス）一派を募る情報を得て、自身の母親の首を切り落として来栖（クルス）の仲間となりました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の2人目は毅です。毅は来栖（クルス）の右腕的な存在で、崇の救出の際にも同行していました。感覚で行動する来栖（クルス）とは違い、冷静沈着な毅は武道にも長けており、来栖（クルス）一派の重要な戦闘力でした。そんな毅は後に強靭な体を持つZQNとして登場しており、コロリやおばちゃんと銭湯になっていました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の3人目はダニエリです。ダニエリも崇救出の際に同行した戦闘員で、日本語が話せる外国人です。元々は来栖（クルス）の輸送を担当していた人物である事が分かっています。そんなダニエリは、逃げる際にZQNに噛まれてしまい、来栖（クルス）によって殺されてしまいました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の4人目は来栖（クルス）一派の女です。この女性も崇の救出に同行した戦闘員ですが、正体は不明とされていました。しかしネタバレですがこの来栖（クルス）一派の女と言うのが、英雄が行動を共にしていた小田つぐみの妹でした。小田の妹は心は男性という性同一性障害を持っていたようで、そんな妹の話を小田がしていた事から女の正体が判明したようです。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の5人目は苫米地（とまべち）です。苫米地は髭を生やした中年の男性で、来栖（クルス）のアジトで登場しました。アマチュア無線に精通しており、来栖（クルス）一派の武器を製造する担当も担っていました。苫米地はZQNの特徴なども発見しており、最終的にはヘリを操縦してサンライズ60を脱出するという偉業を成し遂げました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の6人目はおばちゃんです。おばちゃんの正体は不明で、来栖（クルス）のアジトで家事を担当していた人物です。一見すると普通のおばちゃんですが、その精神は非常に強く、ZQNにも臆する事なく立ち向かっていきます。そんなおばちゃんのネタバレですが、最終的に来栖（クルス）とは決別し、コロリと共にサンライズ60を脱出し、後に脱出先で子どもを出産していました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の7人目は春樹です。来栖（クルス）のアジトにいた男子中学生で、複雑な家庭環境を持っていました。性格は非常に攻撃的ではありますが、同年代の城に対しては気にかけているような描写もありました。春樹のネタバレですが、他コミュニティーの桐谷と戦闘になり、桐谷を出し抜きましたが、気を抜いた隙に感染してしまい、最後は呼びかけにも応じずZQNと戦っていました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の8人目は山田城（やまだきずき）です。城は春樹の同級生の女子中学生で、避難したと連絡があった家族を探していました。他コミュニティーの男性にハニートラップを仕掛け、最終的に辛辣な言葉を吐き捨てるといった冷酷さもある城ですが、サンライズ60からの脱出を春樹と共にする事に固執し、結果的に妨害に遭って脱出は叶いませんでした。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の9人目は羽生兄妹です。羽生兄妹はアジトから離れた場所で見張りをしていました。来栖（クルス）一派ではあるものの、来栖（クルス）の事を信頼はしておらず、崇を誘って脱出しようと計画していました。しかし来栖（クルス）の気まぐれで2人とも殺害されてしまいました。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）一派の10人目はスコップの男です。スコップの男は正体不明で、2本のスコップを装備し、ブリーフ姿にネクタイといった奇抜な服装をしています。スコップの男は来栖（クルス）同様に「半感染」状態になっており、コミュニティーを回ってはリーダー格の人物を殺害するという奇行を繰り返していました。

こちらは「アイアムアヒーロー」を読了して、来栖（クルス）の正体が明かされた際に、そのあまりに残酷な姿に哀れになってしまったという方の投稿です。来栖（クルス）に関しては、「アイアムアヒーロー」では悪役という立ち位置ではあるものの、同情の声も多く寄せられていました。

こちらは「アイアムアヒーロー」の最終巻を読んで、来栖（クルス）の謎が明かされ、ZQNウイルスに関しても真相が明かされた事で納得の結末だったという方の投稿です。「アイアムアヒーロー」に関しては結末に賛否があるものの、伏線が残された状態も「味がある」と評価する方も多いようです。

こちらは「アイアムアヒーロー」で「クルス化」する人間は「心に闇を抱えた人間」であると言われており、この人間の選別が、「宇宙人がZQN化を望んでいない排除された人間」と考察している方の投稿です。宇宙人は人類のハイブリット化を求めており、そんな宇宙人にとってクルスは予期せず生まれたものとされているようです。

「アイアムアヒーロー」に登場する来栖（クルス）に関するまとめはいかがだったでしょうか？来栖（クルス）は「アイアムアヒーロー」の作中で非常に重要なキャラクターでもあり、物語終盤には来栖（クルス）の他にも「クルス化」する人物が現れていきました。そんな重要な人物でもある来栖（クルス）が登場する「アイアムアヒーロー」を、まだご覧になった事がない方は、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？