【ゼロから始める魔法の書】あらすじをネタバレ!原作・アニメ情報や登場人物を解説

『ゼロから始める魔法の書』のあらすじをまとめています。物語のテーマに分けて、1つずつ詳しくネタバレ解説!また、原作とアニメの情報や、登場人物のプロフィールも載せているため必見です。『ゼロから始める魔法の書』の名言や名セリフも、ネタバレで説明しているため、ぜひチェックしてみてください。また、メインキャラクターを演じたアニメ声優や、本作の感想や評価も紹介しています。

【ゼロから始める魔法の書】あらすじをネタバレ!原作・アニメ情報や登場人物を解説のイメージ

目次

  1. ゼロから始める魔法の書とは?
  2. ゼロから始める魔法の書のあらすじネタバレ
  3. ゼロから始める魔法の書のキャラ・登場人物一覧
  4. ゼロから始める魔法の書の用語をネタバレ
  5. 魔法使い黎明期の声優一覧
  6. ゼロから始める魔法の書の名言や名セリフ
  7. ゼロから始める魔法の書に関する感想や評価
  8. ゼロから始める魔法の書のネタバレまとめ

ゼロから始める魔法の書とは?

ゼロから始める魔法の書の原作について

『ゼロから始める魔法の書』の原作は、虎走かけるさんによるライトノベル作品です。公式略用は「ゼロの書」となっています。2013年には「第20回電撃小説大賞」にて、大賞を受賞しました。

本作が完結した後に、「小説家になろう」のWEBサイト上で、「魔女と野獣の極めて普通な村づくり」が後日談として連載されています。また、『ゼロから始める魔法の書』の第2部として、2018年に新シリーズ「魔法使い黎明期」が開始されました。

ゼロから始める魔法の書のアニメの概要

『ゼロから始める魔法の書』のアニメ版は、2017年4~6月にかけて全12話が、AT-X他でテレビ放送されました。監督は平川哲生さん、キャラクターデザインは、木宮亮介さん、又賀大介さんです。世間知らずな魔女と獣堕ちの傭兵が、「ゼロの書」を探し求めて旅をするファンタジー物語です。

TVアニメ『ゼロから始める魔法の書』公式サイト

ゼロから始める魔法の書のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①ゼロとの出会い

原作に基づいたあらすじネタバレの1つ目のテーマは、「ゼロとの出会い」です。『ゼロから始める魔法の書』の主人公の傭兵は、獣堕ちと呼ばれる半人半獣の姿をしています。傭兵はウェニアス王国へ向かう道中の森の中で、はぐれの魔女に襲われました。傭兵は魔女のことを毛嫌いしており、必死に逃れようとしますが、足を滑らせて崖の下へ落ちてしまいます。崖の下にたまたま居合わせた旅人の手を引き、傭兵は必至で逃げ続けました。

襲撃者がひっきりなしに攻撃してくるため、使用しているのは「魔術」ではなく「魔法」であると、旅人が見抜きます。そして、旅人は大きな土の箱の中へ、襲撃者を閉じ込めたのです。旅人は自分が魔女であることを告白すると、傭兵はその場を離れてさらに遠くへ逃げました。夜になり傭兵が夕食の準備を始めようとしたとき、逃げて離れたはずの旅人が、目の前でスープを飲んでいるのです。傭兵は驚きを隠せず声を上げました。

旅人は「ゼロ」と名乗り、自分が書いた本が盗まれたため、探していると明かしました。ゼロが書いた本は「ゼロの書」といいます。ゼロは「ゼロの書」探しを手伝ってくれれば、傭兵を獣堕ちから人間に戻してやると言いました。傭兵は半獣の身体から解放されるチャンスだと考え、ゼロの依頼を引き受けます。一夜明けて、ゼロが閉じ込めたはぐれ魔女が、土の箱の中から抜け出してきました。

そのはぐれ魔女の名前は「アルバス」といいます。アルバスは、「ゼロの魔術師団」という組織で魔法を習った魔女です。そして、「ゼロの魔術師団」は、ゼロの書で魔法を広めていることも判明しました。ゼロと傭兵に拘束されたアルバスは、魔術師団のアジトへ案内します。すると、そこにはゼロの実兄の十三番がいたのです。また、「ゼロの書」はすでにどこかへ消えていました。

あらすじネタバレ②海の都「アクディオス」へ

原作に基づいたあらすじネタバレの2つ目のテーマは、「海の都(アクディオス)へ」です。十三番は「魔女の理想の世界」にすることを目標としており、ゼロとアルバスにも協力を求めます。しかし、2人に拒否されました。そんなとき、ウェニアス王国の魔女たちが大きな反乱を起こし、ゼロは反乱を収束させるために、強力な魔法を使います。そのため、しばらくは簡単な魔法しか使えず、傭兵と一緒に国を出る決心をします。

ゼロと傭兵の目指す場所は、海の都「アクディオス」です。アクディオスには、人々を奇跡の力で癒すことができる聖女がいます。道中では、少年テオやフェーリア、サナレなどの登場人物と出会いました。一行は港町イデアベルナに到着し、領主の屋敷へと案内されます。テオは屋敷で仕事を得ますが、聖女の力の享受を容認する焼き印を押されてしまったのです。

一方、ゼロと傭兵がフェーリアの命を狙っていると噂が立ち、町から逃走します。町の出入り口で待機していた神父は、ゼロと戦闘している最中に、2人共々つり橋から落下しました。重傷を負った神父を休ませるために森の中へ入ると、盗賊団のアジトに辿り着きます。そこで、盗賊団の長であり、獣堕ちのカルに出会ました。ゼロと傭兵は協力を得て、再びデアベルナに舞い戻ることができました。

そこで目にしたのは、テオがフェーリアにナイフを突き立てているシーンでした。傭兵が止めに入ろうとしましたが間に合わず、テオがフェーリアを刺してしまいます。ところが、焼き印の効果でテオのほうに刺し傷ができしまったのです。ゼロの治療魔法も間に合わず、テオは死んでしまいました。傭兵はテオのナイフを形見として受け取り、ゼロと共に新しい目的地へと出発します。

あらすじネタバレ③海運国家「テルゼム」へ

原作に基づいたあらすじネタバレの3つ目のテーマは、「海運国家テルゼムへ」です。ゼロと傭兵は新しい目的地テルゼムへの航海中、竜に襲われて海へ投げ出されました。傭兵は気を失っている間に、王女アムニルと騎士ゴーダによって投獄されます。彼女たちは、傭兵の今いる場所は、竜が支配する「黒竜島」のノーディス王国であると伝えました。その後、傭兵はゼロと合流し、星噺の魔術師アルゲントゥムの元へ会いに行きます。

星噺の魔術師アルゲントゥム曰く、世界中に魔法が広まるとどうなるのか、黒竜島を実験地として利用されたと明かしました。ゼロと傭兵が話を聞き終わりその場を去ったあと、神父は「隠匿」によって殺されます。アムニルはゼロと傭兵に、竜を退治してくれるように依頼しました。2人は依頼を受けて、ノーディスの騎士団と共に討伐作戦に参加します。その結果、竜を見事に討伐しました。

しかし、討伐作戦に乗じたサナレが、アムニルの身体を乗っ取ってしまいます。そして、アルゲントゥムが所持していたゼロの書の写本を奪って、そのまま消え去りました。ゼロと傭兵は、目的地の海運国家テルゼムへ再出発をします。ゼロが無害な魔女か裁定するために、神父の神父「隠匿」も、同行することになりました。

あらすじネタバレ④リーリの仲間入り

原作に基づいたあらすじネタバレの4つ目のテーマは、「リーリの仲間入り」です。ゼロ一行は、ついにテルゼムへ到着しました。まずは宿を探しますが、ゼロの髪が銀色という理由で、どこからも宿泊を拒否されます。寝床がなく途方に暮れていたゼロたちに、クレド・リザ夫婦が声をかけてきました。クレド・リザ夫婦は、ネズミの獣堕ちリーリの両親だったのです。

ちょうどその頃、ゼロと名乗る銀髪の魔女が現れて、村人を片っ端から尋問にかけているという噂を耳にします。ゼロたちは、その銀髪の魔女が現れた最初の村へ、行くことになりました。村へ到着すると、辺りには大量の死体が転がっており、「背徳」による尋問の結果であると知ります。ゼロたちは教会騎士団に従い、ルートラ大聖堂へ訪れました。

そこで一行は背徳の襲撃を受け、傭兵は大怪我をして、ゼロと神父は連れ去られます。また、クレド・リザ夫婦も騎士によって、連れ去られてしまいました。物陰から怯えながら様子を見ていたリーリは、誰かを守れるような能力を身に付けたいと覚悟を決めて、傭兵の元へ向かいます。そして、リーリと傭兵は背徳を探し始めました。捕らえられていた神父を救出したときに、ゼロと名乗る魔女の噂は、背徳が流したデマだと知ります。

噂によって、ゼロの書の写本の著者がやってくることを、狙っていたそうです。傭兵と神父は背徳と戦い勝利します。事件は背徳の暴走であったと処理されました。教会が保管するゼロの書の写本を燃やすという条件で、ゼロは騎士の目の前で魔法を使って、傭兵の怪我を治すところを見せます。一行が旅立とうとしたとき、リーリが同行したいと言い、仲間として加わることになりました。

あらすじネタバレ⑤ウェニアス王国へ

原作に基づいたあらすじネタバレの5つ目のテーマは、「ウェニアス王国へ」です。一行はゼロの故郷である穴蔵を目指しますが、そこに足を踏み入れた途端、転移魔法の作動によってウェニアス王国へ飛ばされます。十三番が何らかの理由で自分たちを呼んだと考え、ゼロたちは王都へ向かいました。道中でアルバスに仕えている、狼の獣堕ちホルデムと出会います。王都で再会したアルバスに誘われて、一行は舞踏会へ参加しました。

そのときに、アルバスが獣堕ちを鎖で繋いだまま、城の地下牢に入れている現状を知ります。ゼロはアルバスに見損なったと言い残して、仲間たちと共に城を去りました。王都を離れたゼロ一行は、廃村で十三番と七番(ナナ)に出会います。そして、現在十三番とアルバスは、思想の違いで対立していることを聞きました。そんな中、アルバスが教会関係者を相手にして、宣戦布告していると連絡を受けます。

アルバスの無謀な行為を止めるために、ゼロたちは王都へ戻りました。そのような状況下、突然彼らの前に、泥沼の魔女が現れます。十三番はアルバスを逃がすために攻撃しますが、反撃により心臓を貫かれました。泥闇の魔女が消え去った後、十三番は自身の魔力をアルバスに授けて死亡します。

悲しみに暮れているゼロの前に、再び泥闇の魔女が現れました。そして、十三番の心臓を贄として、大陸中の獣堕ちに、悪魔を憑依させる魔法を発動したと告げます。ただ、ゼロの「却下」の魔法の効力で、ウェニアス王国の獣堕ちは難を逃れている様子です。しかし、それ以外の地域では、悪魔と化した獣堕ちが地獄に変えてしまいました。

あらすじネタバレ⑥禁書館の司書

原作に基づいたあらすじネタバレの6つ目のテーマは、「禁書館の司書」です。悪魔の仕業によって、大陸の半部が一夜にして滅びました。それから数日経ち、ウェニアス王国が魔法の影響を受けないことが知れ渡り、多くの人々が避難してきます。また、生き延びた人々が、まだノックス大聖堂に取り残されている情報が入ってきました。彼らを救うために遠征部隊が結成され、ゼロと傭兵も参加します。

遠征隊が救出に向かう道中で、一行は魔女のミナと遭遇しました。ミナはゼロたちを、禁書館の砦が聳え立つ村へ案内しました。ところが、隊員の半数以上が魔女を信頼せずに、勝手に先へ進んでいきます。その結果、勝手に進んだ隊員たちは悪魔と出会い、全滅する羽目になりました。禁書簡に到着すると、巨大な虫の獣堕ちが待ち構えており、遠征隊の隊長ジェマを連れ去ってしまいます。

ミナは妹のマディアを人質に取られていたため、獣堕ちの言いなりになっていたのです。ゼロたちは、ジェマとマディアを救出することを決め、無事に成功しました。一行は引き続き北を目指し、ノックス大聖堂へ向かいます。そして、多くの人々が信仰している教会は、元々は魔女が作り上げたものだという事実を知りました。

あらすじネタバレ⑦ゼロと傭兵の結末とその後

原作に基づいたあらすじネタバレの7つ目のテーマは、「ゼロと傭兵の結末とその後」です。ゼロは傭兵のことを、一人の男性として好きだと告白します。傭兵も共に苦難を乗り越えていくうちに、ゼロのことが好きになっていました。ある日、ゼロは契約が終了したことを傭兵に告げます。そして、人間に戻すための魔法を込めたナイフで、傭兵の胸を突き刺したのです。ゼロは決着をつけるため、一人で泥沼の魔女へ会いに行きます。

目を覚ました傭兵は、ゼロが勝手に人間へ戻したことに、怒りと悲しみを感じていました。そして、ゼロの元へ辿り着くと、彼女は泥闇の魔女に体を乗っ取られていたのです。また、傭兵自身も泥闇の魔女の魔法で、重傷を負ってしまいます。そこへゼロが紡いだ未来を見たいと思った「名も無き悪魔の王」が現れて、泥闇の魔女を殺しました。ゼロは自分の命を差し出す代わりに、名も無き悪魔の王に傭兵の命を救ってもらいました。

傭兵は悪魔の王に再び獣堕ちに戻してもらい、ぐったりとしたゼロを担いで、ラッセル大聖堂へと帰還します。疲労で意識を失っていた傭兵が目覚めると、そばにはゼロがいました。ゼロは「魔女の命」は奪われたものの、人間として生きていたのです。一行がウェニアス王国へ戻ると、英雄の凱旋として迎えられました。その後、ゼロと傭兵は、故郷の村を復興するための事業に参加します。

また、神父とリーリは、復興の村の教会に移り住みました。アルバスはウェニアス王国に作られる、魔法学校の初代学長に選抜されます。ある日、魔法学校の教科書として、ゼロの書の写本の作成を認めてほしいという依頼状が、ゼロの元に届きました。ゼロは、危険な魔法を取り除いた新しい本を書こうと決心します。傭兵がその教科書のタイトルを尋ねると、「ゼロから始める魔法の書」だと、ゼロは自慢げに答えたのでした。

ゼロから始める魔法の書のキャラ・登場人物一覧

登場人物①ゼロ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するゼロは、主人公の一人です。銀色のロングヘアに青紫の瞳をした、絶世の美女といわれています。魔女にとって名前は命に関わるほど大切であるため、本名は明かしていません。ゼロの書の著者でもあり、魔術に代わる魔法の技術について書き起こしました。また、ゼロは傭兵に恋心を抱いています。

登場人物②傭兵

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場する傭兵は、白虎の獣堕ちです。身長は2m以上もあり逞しい体つきで、白地に黒い縞模様が入った虎の姿をしています。人間に戻してもらうことを条件に、ゼロの護衛をしながら共に魔法の書を探す旅に出ます。将来の夢は、結婚をしてのんびり暮らし、村で小さな酒場を経営することです。

登場人物③アルバス

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するアルバスは、ゼロの魔術師団に所属する子供の魔女です。十三番の協力を得ながら、ウェニアス王国を魔法国家に変えた人物でもあります。ゼロから授けられた「許可」の魔法を使って、魔法を使うための免許を作っていました。十三番が自身の命と引き換えに救ってくれたことから、改心して地道に国家運営に励むようになります。

登場人物④十三番

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場する十三番は、ゼロと共に穴ぐらで魔術を学んだ魔術師です。また、ゼロの実兄でもあります。人間離れした美貌を持っていましたが、悪魔との契約の対価として美しさを差し出し、悲愴な面持ちになってしまいました。ウェニアスでの事件が収束した後は、王国を離れて元の穴ぐらに戻っています。

登場人物⑤七番

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場する七番は、十三番の弟子にあたるウェニアス王国の王子です。傭兵と初めて出会った際は、女装をしていました。サナレの言葉に騙されて全世界に宣戦布告をした上に、十三番と対立したアルバスに見切りをつけて、ウェニアス王国へ帰還します。

登場人物⑥ホルデム

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するホルデムは、ゼロと傭兵がウェニアスの宿屋で出会った狼の獣堕ちです。ゼロたちと行動を共にし、傭兵のことを兄貴と呼んで慕っています。戦いが終息した後もアルバスの護衛として務め、ゼロたちがウェニアス王国を去るのを見送りました。

登場人物⑦ソーレナ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するソーレナは、人を助ける詠月の系統の偉大な魔女です。アルバスも大変尊敬していました。疫病が流行った際に、魔術で治めることに貢献しました。ところが、疫病を流行らせた犯人だという汚名を着せられて、処刑されます。この事件をきっかけに、ウェニアス王国で魔女の反乱が起きました。

登場人物⑧フェーリア

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するフェーリアは、聖都アクディオスの聖女として注目された女性です。薄緋色の髪を三つ編みにしており、リアと呼ばれています。人々の病を「神の奇跡」を行って治すことで、正確には聖女ではありませんが、周りに祀り上げられている存在です。

登場人物⑨カル

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するカルは、鷹の姿をした獣堕ちで、腕よりも大きな翼を持っています。また、ロータス砦を根城にする盗賊団の首領です。鳥のように空を自由に飛ぶことができ、夜になると目が利きません。鳥の獣堕ちは少ないため、希少な存在です。

登場人物⑩テオ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するテオは、聖女を狙う盗賊団に所属する少年です。リアを誘拐する作戦の一環で怪我をしたところを、ゼロと傭兵に助けられます。それ以降、ゼロと傭兵のそばで、行動を共にしました。最終的には復讐心からリアを襲ったことで、テオ自身が命を落としてしまいます。

登場人物⑪サナレ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するサナレは、リアの侍女です。かつては、ゼロの書の写本を作成していました。そのため、ゼロの書においては内容を熟知しており、リアに犠牲印の魔法の使い方を教え、アクディオスでの事件の黒幕となります。

登場人物⑫神父

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場する神父は、女神の浄火(デア・イグニス)と呼ばれる教会の裁定官の一人です。隠匿の罪業が呼び名となっています。戦いが終わると女神の浄火という役職自体が喪失するため、解放されました。その後は、正式な神父として任命されて、再建された傭兵のいる村へ移住します。

登場人物⑬アムニル

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するアムニルは、黒竜島にあるノーディス王国の王女です。ゼロの書の著者であるゼロに憧れて心酔します。竜を退治しようとした際、魔法を暴走させたことにより、ゼロから魔法を封印されました。

登場人物⑭ラウル

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するラウルは、アムニルに仕えている馬の獣堕ちです。上半身は人間で、下半身は馬の姿をしています。自身が生まれた際に母親は死亡し、父親に殺されそうになったところを、アムニルに助けられました。それからは、アムニルに尽くすようになります。

登場人物⑮ゴーダ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するゴーダは、ノーディス王国の魔法兵団長です。かつては、黒竜島に存在したアルタリア王国の王子でした。また、アムニルがサナレに体を乗っ取られていなくなったため、破竜王の異名でアムニルの代わりに黒竜島の王となります。

登場人物⑯アルゲントゥム

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するアルゲントゥムは、星瞰の系統に属する魔術師です。アムニルの魔法の師匠で、高名な魔術師として知られています。肉体の維持する魔力が少ないため、寿命を迎えなければなりません。最後は自身が予言していた通り、断罪のために訪れた神父に命を奪われてしまいます。

登場人物⑰リーリ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するリーリは、ネズミの獣堕ちである少女です。盲目の神父を非常に慕っており、恋心があることを次第に自覚していきます。また、故意に相手を傷つけた場合は、病気を発症させる能力も備わっています。しかし、自身で発症させないように、コントロールすることも可能です。

登場人物⑱泥闇の魔女

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場する泥闇の魔女は、ゼロと十三番の師匠であり肉親でもあります。また、サナレが所属する「不完全な数字(セストゥム)」の組織を作り上げました。目的のためなら、我が子や見方を裏切ることもできる冷酷さがあります。

登場人物⑲ジェマ

『ゼロから始める魔法の書』の原作とアニメに登場するジェマは、遠征部隊の隊長をしており女騎士です。教会に対して絶対的な信仰心を持っており、男っぽい性格をしています。ジェマの父親は傭兵によって殺されましたが、自身はまだその真実を知りません。

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ゼロから始める魔法の書の用語をネタバレ

用語①魔術

呪文や生贄などを用いて悪魔を召喚し契約することで、さまざまな現象を引き起こすための学問のことです。上級の悪魔になるほど、魔術にかける時間と労力が増えていき、生贄も相応のものを用意しなければなりません。

用語②魔法

ゼロが新たに生み出した技術で、「悪魔の契約法則」の略称ともいえます。悪魔を召喚したり、生贄を用意する手間を省いて、手軽に使えるものが魔法です。魔術の習得には数十年かかることもありますが、魔法は能力があれば5年で習得可能になります。

用語③魔女

本作の中では、魔術を使う者全般を指しています。したがって、魔術を使う者は、男性でも魔女と呼んでいました。学問においては、魔術を使う女性を魔女、魔術を使う男性を魔術師と呼び分けています。しかし、ほぼ知れ渡っていないため、魔女で統一して表現しているそうです。

用語④獣堕ち

突如として、人間の両親から生まれてくる半人半獣の生き物です。元となる獣の種類は、虎や鷹、ネズミ、オオカミなど多種多様になります。どの獣堕ちでも高度な身体能力や、それぞれの獣が持つ特有の力を所有しています。しかし、獣堕ちは堕落の象徴とされており、世の中で生きていくことが困難な立場です。

用語⑤ゼロの書


ゼロが書いた本です。魔術を応用した新しい技術である魔法についての理論と、その方法が詳しく掲載されています。4章で構成されており、内容は「狩猟の章」「捕縛の章」「収穫の章」「守護の章」です。ただし、危険な魔法も載せているため、わざと呪文の誤記や誤植を放置して、安全対策を施しています。

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魔法使い黎明期の声優一覧

ゼロ役/花守ゆみり

  • 愛称:ゆみりん
  • 出生地:神奈川県
  • 生年月日:1997年9月29日
  • 所属事務所:m&i
  • 特技:卓球、ゲーム、読書

『ゼロから始める魔法の書』のゼロ役を演じたアニメ声優は、花守ゆみりさんです。2016年に劇場アニメとして公開された「ガラスの花と壊す世界」で、初主演を務めています。自身の声を通して、大切のものを伝えられる声優を目指しているそうです。

傭兵役/小山剛志

  • 愛称:黒小山、ひげ独身
  • 出生地:愛知県
  • 生年月日:1967年10月4日
  • 所属事務所:アクロス エンタテインメント
  • 特技:習字3段、そろばん2級、英検準1級

『ゼロから始める魔法の書』の傭兵役を演じたアニメ声優は、小山剛志(こやま つよし)さんです。早稲田大学を卒業後、舞台俳優として活動しました。その後、「∀ガンダム」のフィル・アッカマン役で、アニメデビューを果たします。俳優や歌手など幅広いジャンルで活動している声優です。

アルバス役/大地葉

  • 愛称:たいちょー
  • 出身地:埼玉県
  • 生年月日:8月6日
  • 所属事務所:ヴィムス
  • 趣味・特技:インド映画鑑賞、ピアノの弾き語り

『ゼロから始める魔法の書』のアルバス役を演じたアニメ声優は、大地葉さんです。小学生の頃からアニメ好きでしたが、自身は声優になりたいと思っていなかったそうです。元々は歌が好きで、いくつかのオーディションを受けましたが、結果が出ませんでした。高校卒業時期になかなか進路が決まらず、アニメが好きだし声優を目指そうと思い立ったのが、この道に進んだきっかけです。

ホルデム役/加藤将之

  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1972年9月23日
  • 所属事務所:賢プロダクション
  • 趣味・特技:陸上競技と自転車競技の観戦、マラソン

『ゼロから始める魔法の書』のホルデム役を演じたアニメ声優は、加藤将之さんです。アニメや外画などで活躍しており、低めの青年声が特徴になります。主な出演作品は「宇宙兄弟」の真壁ケンジ役や「うちのメイドがウザすぎる!」の高梨康弘役などです。

十三番役/子安武人

  • 出生地:神奈川県
  • 生年月日:1967年5月5日
  • 所属事務所:ティーズファクトリー(代表取締役)
  • 趣味:小説を書く、ゲーム

『ゼロから始める魔法の書』の十三番役を演じたアニメ声優は、子安武人(こやす たけひと)さんです。1988年に「どんどんドメルとロン」で声優デビューを果たしました。1989年には「天空戦記シュラト」の夜叉王ガイ役で、初のレギュラーキャラクターを演じています。また、ガンダムシリーズ作品には、多数の出演経験があるベテラン声優です。

ゼロから始める魔法の書の名言や名セリフ

名言①「戻りたいのか?…」

傭兵にはささやかな夢がありました。村の中に小さな酒場を開き、普通に結婚をして静かに暮らすことです。しかし、獣堕ちという立場で、ささやかな夢さえも叶わないことを、悟っていました。そんな中、突如として現れたのは、傭兵が大嫌いな魔女でした。

そのときに、魔女ゼロが傭兵に言った名セリフになります。人間になりたい傭兵と、一緒に「ゼロの書」を探してほしいゼロの、利害関係が一致した瞬間です。このときは、まさか世界を揺るがすほどの事件に巻き込まれるとは、想像もしていなかった2人でした。

戻りたいのか?人間に。ならば傭兵、我輩の護衛になってくれ

名言②「君は、我輩一人では…」

ゼロは傭兵と出会う前まで、穴ぐらの中でひたすら魔術の研究をしていました。毎日同じ価値観の人たちと、同じような会話や研究を繰り返し退屈だと感じます。「ゼロの書」を探す旅に出て、さまざまな価値観を持つ人と出会い、さまざまな考え方があることも知りました。

それは、傭兵がそばにいてくれたからこそ経験できたのだと、ゼロは感謝します。その思いを素直に傭兵に伝えたときの名言です。ゼロの純粋な心を垣間見れた名シーンでもあります。

「君は吾輩一人では知り得なかったことをもたらしてくれるな。吾輩は君に会えてよかったと思う。」

ゼロから始める魔法の書に関する感想や評価

物語が進むにつれて、さまざまなことが解明されて面白くなってくるという感想があります。ネタバレですが、十三番がゼロの兄だったことに驚く視聴者も多かったようです。ゼロが泣くラストシーンが良かったという評価もありました。

バトルや魔法のシーンなどもあるけれど、全体的に静かに流れていく感じで、盛り上がるシーンは少なかったという感想が上がっています。そのため、爽快なシーンや息をのむようなシーンを求めている人は、物足りないかもしれません。好みに合う人と合わない人が、ハッキリ別れそうな作品だという声もありました。

『ゼロから始める魔法の書』のアニメは、原作に比べると話が飛び飛びになっているけれど、12話でこのクオリティなら満足だという評価もありました。アニメを先に視聴して面白かった人は、原作も読んでみると良いでしょう。

ゼロから始める魔法の書のネタバレまとめ

『ゼロから始める魔法の書』は、魔女と魔術が存在する世界を舞台に繰り広げられる物語です。多くの魅力的なキャラクターが登場し、物語が進むにつれて謎が解明されていきます。まだ視聴していない人や視聴してもよく理解できなかった人も、本記事で紹介しているあらすじを確認して、本作を楽しんでみてください。

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