クズの本懐のアニメ放送日や声優は？ネタバレ感想やあらすじまとめ

原作は漫画であり異色な設定と登場人物の黒い関係が話題になりアニメ化をしたクズの本懐。2016年にニコニコ生放送で「ノイタミナプロジェクト発表会」でクズの本懐はアニメ化が発表されました。およそ1年をかけてアニメ化になったクズの本懐とは一体どのようなストーリーなのでしょうか？アニメ版登場人物などの紹介やネタバレ、あらすじと感想をまとめていきます。

クズの本懐は横槍メンゴによる漫画です。2012年から月刊ビックガンガンで連載していました。そして2017年に最終回を迎え、連載は終了。そして新しくクズの本懐の番外編「décor」の連載が始まります。そして2018年でそちらも連載が終了します。そしてノイタミナ発表会でアニメ化が明かされ、キービジュアルとPV1弾が2016年の秋に発表されます。様々な過程を得て2017年の1月、ノイタミナの枠でアニメ化がされました。

製作を担当した監督は安藤正臣、様々な作品に携わっており演出や監督などしています。その他にも様々な有名スタッフが集まり作られました。

ここからは簡単にアニメ版クズの本懐のあらすじを紹介していきます。女主人公の安楽岡花火と主人公の粟屋麦は付き合っており、一見理想のカップルなのですが、二人とも別に本命の好きな人がいてそれをお互い了解しながら付き合っているのです。花火の方は幼い頃から慕っていた鐘井鳴海が好きであり、粟屋麦は前に家庭教師をしていた皆川茜のことを慕っています。アニメの最初から絡み合った関係を築いています。

しかし、鳴海と茜はそれぞれ新任教師として同じ高校で務めているうちに、二人は距離を縮めていきます。そのことを知った二人は花火と麦は互いに似たところがあることに気づきます。そして、お互いを好きにならないこととどちらかの恋が実ったら別れること、お互いの身体的な欲求にはどんな理由があっても受け入れることを条件に二人は付き合い始めるのです。それが欲望に忠実な二人が決めた新たな道です。

学校内で自他共に認める理想のカップルになっていく二人ですが、ある日、花火と麦の前に麦の幼馴染で麦のことを小さい頃に王子様と慕ってた女の子、モカがやってきます。花火にとってもモカとは顔見知りですが仲は良くありません。モカは何とか麦に一人の女性として見てもらおうとしますが、麦が茜のことを好きだということをしり動揺します。そして、花火は麦との関係を明かし忠告をし、その話を花火は麦に話します。

そして、花火の前には昔痴漢に襲われていた所を花火が助けた学生、絵鶴（えっちゃん）が姿を見せます。えっちゃんは男性が苦手であり、助けてもらった時に自身が同性愛者だと気づきます。花火はえっちゃんを自宅に誘いお泊り会をします。

そこでベッドが一緒になりえっちゃんは気持ちを抑えられなくなり花火にキスします。そこで花火はえっちゃんの気持ちを知り、好意の重さを考え麦との関係を戸惑います。

アニメではえっちゃんやモカの登場によりさらに怠惰な関係を続ける花火と麦。二人が距離を置いているときは花火はえっちゃんに依存し、麦はモカ（のり子）を利用して寂しさを埋めようとしていました。しかし、花火も麦もこのままじゃいけないと感じ始めており、一つの節目として花火はお兄ちゃん（鳴海）にそして麦は茜に告白することを決意します。ここから物語は終盤に向かいます。

二人は勇気、そして覚悟を決めそれぞれの想い人に告白しますが、花火と麦はそれが叶わぬ恋だと理解していたのです。節目として、そして新たなる道を進むための儀式と言えるでしょう。そうすることでお互いに成長していきます。最後は寂しさを埋める関係を終わらせ、二人は別々の道を歩み始める所でアニメは幕を閉じます。本命への恋は実りませんでしたが互いに成長したところはよかったと言えるでしょう。

ここからはアニメの登場人物の紹介とそれを演じている声優について紹介していきます。まずはクズの本懐の主人公の1人、安楽岡花火です。高校二年生で表向きは麦と付き合っていますが本当は鳴海のことを想っている。容姿端麗で頭脳明晰、高校では特進クラスに通い、優等生を演じていますが麦と二人になった時に本当の顔が見え、本音のまま振舞うのです。普段は、いい子を演じていますのでクラスの男子からは噂されています。

そんなエリートですが裏表のある花火の声優をしているのが安済知佳です。小学生の頃から声優について興味があり、中学生の時にアイベックス・アカデミーに入所します。声優に本気で向き合っており当時は福井から東京まで車で通っていたそうです。しかし15歳の頃に交通費の都合のため単身で上京します。そして勉強をして4年目でアニメ「あにゃまる探偵キルミンずぅ」のメイン、御子神ナギサ役でデビューを果たします。

アニメ「あにゃまる探偵キルミンずぅ」のデビューから徐々に作品に出てきます。そして2013年に放送されたアニメ「ダンボール戦機WARSでメインキャラクターの細野サクヤ、さらに2014年にアニメ「棺のチャイカ」でメインヒロインのチャイカ役を担当します。そこから様々なキャラクター、ヒロインを演じていきます。

アニメクズの本懐のもう一人の主人公である粟屋麦。花火とは同級生で花火と仮交際中ですが、その本心では昔に家庭教師をしてもらっていた茜に恋心を抱いています。容姿がとてもよく明るい髪色が特徴です。そのため、学校内ではモテているとクラスの男子に評されています。

そんな、典型的なイケメンですが、裏では恋心を抱えているキャラクターを演じたのが島崎信長です。小学生時代にアニメ「機動戦士ガンダムW」のヒイロ・ユイ役の緑川光の演技に憧れ、声優の道を夢見ます。高校2年生、初めて声優のオーディションを受けますが、最終選考で落選してしまいます。そこで一旦考え方を変え、別の道を歩もうとしますが、やはり声優の道を歩みたいと再度思い出し努力します。

そして2009年に有名ゲーム「戦場のヴァルキュリア」のヘルバート・ニールセン役に抜擢され声優デビューを果たします。そこからタレント活動、歌手としても仕事をこなします。2012年にテレビアニメ「あの夏で待ってる」で初のアニメ初主演を果たします。そこから声優としての頭角を現し始め、様々なアニメで活躍するようになります。

花火と鳴海は小さい頃からの付き合いであり幼馴染です。そんな鳴海は花火からお兄ちゃんと言われ慕われていました。しかし、長年幼馴染として見ていたせいか花火の恋の気持ちに気づかないでいました。そんな中同じ高校の新任教師として赴任した皆川茜に惚れてしまいます。このアニメの中では珍しい男らしい性格をしており、先生として頑張る姿も。しかし超絶鈍感と言われています…

鳴海の声優を務めたのが野島健児です。彼は中学生のころに山奥で自給自足の生活していたのです。元々は農業関係に進路を進めるつもりでしたが、興味のあった俳優の仕事をしてみたいと父に相談します。そして青二塾に所属しました。大人気ゲーム「スーパーロボット大戦α」では、一条輝役を担当しアニメでも様々な役を演じている実力派声優です。

アニメのなかで一番の悪女と言われているのが茜です。花火たちが通う音楽の教師で、中学時代の麦の家庭教師をしていました。清楚な見た目をし生徒からも人気な茜。しかし本心は自分ではなくたぬんが好意を寄せている相手を奪うことで幸せを感じるという冷たい性格をしています。しかも、麦から好意を寄せられていることにも気づいておりそれを面白がっている節があるのです。

そんな悪女を担当したのが様々なアニメで活躍している豊崎愛生です。色々なアニメの主役を演じており、多くのファンを持つ有名な声優です。長期アニメのレギュラーも務めたていたり、2009年に放送され大ヒットしたアニメ「けいおん！」の主人公平沢唯を担当し、知名度が爆発的に上がりました。明るく活発的なキャラクターを多く演じている豊崎愛生ですが、このアニメではどのように演じてくれるのでしょうか。

主に4人についてまとめてきましたが、このほかにもアニメを盛り上げるキャラクターは多く出てきます。しかし、このアニメで一番注目されているのが茜と言われています。花火のたまに見せる愛くるしい姿をアニメで見れると期待する人も多いでしょうが、茜の冷たく荒んだ性格がアニメになってどの様にまとめられているのか、その点が気になっている人が多数います。麦や他の男たちを誘惑し、乱していく茜の姿に期待が集まります。

長い間連載を続けていたクズの本懐ですが、原作が終了する間際にアニメの放送が始まりました。様々な予想がファンの間でされていましたが、PVが2016年の秋ごろから出たことによって冬にアニメ放送が始まるだろうと言われていました。そして放送日が発表され2017年の冬に放送されることが判明しました。長い年月を経てやっとアニメ化やドラマ化をしたクズの本懐、ファンには嬉しい出来事でしょう。

アニメ、クズの本懐を見た人はどのように感じたのでしょうか？中々にどろどろとした愛憎劇となっているクズの本懐です。そんなアニメを見た視聴者の感想をまとめていきます。アニメが始まった時は賛否両論ありました。主人公たちが叶わぬ恋だと知ったうえでも気持ちが抑えられず、意中の相手を振り向かせようと努力する姿、その主人公たちの健気な姿に共感したという人もいました。

そのアニメの感想とは逆に、何故仮交際中にも関わらず身体の関係を気づいていったのかがよく分からないという声も多々見受けられました。このアニメ（漫画）は元々純愛アニメではないのでそういったジャンルが苦手な人はそう思って当然ですが、そんな堕落した関係や考えを断ち切って登場人物たちがそれぞれ成長していき、進むべき道を見つけるというアニメだとも言われています。

感じ方は人それぞれですが、このような怠惰で欲に忠実な主人公たちも成長し、恋の在り方が分かってくるのでしょう。アニメのタイトル通りと見た人は思うでしょうが、その関係を断ち切った後に見えてくる純粋な気持ちに視聴者は惹かれた言われています。

花火や麦に集中しがちで、サブキャラたちが忘れられがちになりますがクズの本懐は、サブキャラ達も秘めた想いを、黒い感情を持っています。そのため主人公たちの関係の邪魔をしようとしますが、逆にその妨害が主人公を成長に導いているのです。たくさんの壁となる人が立ちはだかるクズの本懐。

ですが、その出来事も感動を巻き起こす要素なのです。サブキャラとはいえ、インキャラクターに負けない魅力を持っています。

アニメクズの本懐はタイトルにクズと入っているので、文字通り揶揄されることが多いです。タイトルを見てアニメ視聴を敬遠する人もいるでしょう。しかし、感想を書いている人たちは気持ちがいい、清々しい作品だったと言っているのです。

現実でもこのような関係の人たちも多いでしょう。そんな、よりリアリティに近い作品となっているので視聴者の心に浸透していくのでしょう。

そして、感想の次に多かったのがまとめツイートではなくえっちゃんファンのツイートでした。花火のことを一番に考えその想いを恥じることがなかったえっちゃんはアニメクズの本懐の中では男らしいと言えるでしょう。えっちゃんの花火に対する一途な想いやそれを恥じらう姿、クズの本懐は女性視聴者も多く見受けられましたが、そこに共感する人も少なくありませんでした。

アニメクズの本懐を見た視聴者の感想をまとめましたが、全体的に感動したなどの感想が多く見受けられました。特に最終回の展開がよかったと評判です。登場人物全員が新しい道に進み始める所に視聴者は感銘を受けたのでしょう。

そのような感想が多々ありますので一部抜粋しまとめました。アニメが始まった時は雲行きが怪しかったですが、いい方向に展開していきました。

クズの本懐について色々な角度から感想などをまとめてきましたが、声優も豪華ですしストーリーもビターテイストですので、大人の方も見やすいアニメだと言われています。原作のクズの本懐が2012年に始まりその頃からファンだったという人もいるでしょう。長い年月を経てアニメ化が決定し放送されました。ネガティブな感想やまとめもあるでしょうが、見てない人は一見の価値ありかと思われます。