弱虫ペダルの東堂尽八は卒業後大学に進学？かっこいい画像・名言集

「弱虫ペダル」は週刊少年チャンピオンで掲載されている、自転車競技を題材にした異色の人気漫画。自転車に情熱をかける青年たちの熱いバトルは必見である。「弱虫ペダル」を見て、ロードを始めた人もいるのだとか。近年の自転車ブームの火付け役にもなった。舞台、アニメ、ドラマ、ゲーム、コラボ商品などのグッズ展開もしている。有名なのは眼鏡市場と言われている。

原作者、渡辺先生が「女の子（彼女とか好きな人）がいるから頑張れる」という構図を描きたくない、というこだわりを持っている。「弱虫ペダル」はお色気シーンが全くないので、親子で安心して読めるコミックスである。著者自ら、ロードバイクの大会に出たり、旅をしている。画像は「箱学」のサイクルジャージで、著者が愛用しているのは「総北」の黄色いジャージである。

弱虫ペダルの東堂は「箱根学園」のエースクライマーとして登場する。自らを「天才」「美形」と称し、ナルシストのような発言が多いので、東堂に最初に抱くイメージはイタイ、残念なイケメンだろう。軽薄な（チャラ男）印象を持つキャラクターは、弱虫ペダルの中でも珍しい。また、あまり役割として目立たないので気づく人は少ないが、東堂は箱学の副主将でもある。

東堂は長い前髪を上げてカチューシャで留めている。（唯一無二のライバル、巻島によると）鼻筋にかかるように髪の一部を垂らすところが、こだわりポイントであるらしい。画像はヘルメットを着用したレース中の東堂。言葉遣いも「ならんよ」など、古めかしい話し方をする。超が付くほどポジティブ思考の持ち主であり、ライバルの巻島に否定の言葉を言われても全くめげない。

レースに応援に来ている女子や、ファンクラブでかっこいいと人気なのが、「指差しポーズ」である。決め台詞を全文書き出してみた。「登れる上にトークも切れる！さらにこの美形。天は俺に三物を与えた。箱根の山神、天才クライマー東堂とは俺のことだ。よろしく！」と、初対面の小野田坂道に言った。前置きに「いくよ、いつもの」とあるところから、何度も言っているのだろう。

東堂はおしゃべりは賑やかだが、音もなく加速する。その静けさから「森の忍者」と呼ばれている。しかし、カッコ悪い、ダサいと不満。自称「眠れる森の美形」（スリーピングビューティー）と名乗っている。決め台詞は「俺の登りは森さえ眠る。スリーピングクライムの東堂とは俺のことだ」で、いつものようにビッと指をさす。その姿も女子からかっこいいと言われている。上の画像からわかるようにイケメンと多くのファンから言われている。

東堂の愛車は白のRIDLEY（リドレー）。「弱虫ペダル」12巻をよく見て欲しい。ハンドル手前にロゴ（久のような）が入っているのが分かるだろうか？DAMOCLES　ISP　イタリアチャンピオンカラー。チームカチューシャのFilippoo Pozzato（フィリッポ・ポッツァート）選手がとった2009年イタリアチャンピオンの記念モデルが描かれている。東堂のカチューシャの由来ではないかと推測されている。

東堂と愛車の画像。アニメ「弱虫ペダル」では大人の都合でRIDKEYとなっている。ベルギーの自転車メーカーで1996年に設立した。ベルギーは荒れた路面が多く、悪条件で故障せず早く走れるように機能を追求している。高度な塗装技術も特徴である。複雑なマスキングテープをコンピュータ制御し、手作業で塗装されている。このためリドレーの生産台数は大手より少ない。

東堂の永遠のライバルは千葉総北高校の巻島雄介である。初対面の時は嫌っていたが、お互いに実力を認め合ってから「巻ちゃん」「尽八」と呼び合うようになる。携帯で連絡を取り合っているが、東堂がほとんど一方的にかけており（まるでストーカー）、鬼のような着信履歴が残っている。巻島が折り返し連絡することは少ないが、東堂は恐るべき速さのワンコールでとる。

インハイは地元、箱根開催だった。知り尽くしているコースだと巻島に不利になる。インハイなど特別なレース以外ではそれを避けるために、どの大会に出るのか、コンディションは万全か、を確認するためである。「髪を乾かせ」「冷房をかけすぎるな」「クライマーに筋肉はいらない、パスタはいいぞ」など、母親のように口うるさい。画像は東堂の着信を無視する巻島に「出ろよ」と言っている場面である。

箱根学園は自転車競技部の強豪校であるため選手層が厚い。王者の名に恥じないように、日々努力をしており、練習量も過酷である。インハイメンバーはトーナメント式で勝ち抜いた者が選ばれる。画像は福富時代、王者箱学のインハイメンバーである。3年生4人と2年生、1年生が1人ずつ、合計6人。1・2年生がメンバーに入るのは相当の実力者であると言われている。

画像は順番に（左上）福富、荒北、（左下）新開、東堂の仲の良い3年生たち。「弱虫ペダル」作中、箱学はキャラが濃いのが特徴で、かっこいいのにノリが良く、後輩が憧れるほど強い選手なのに、偉ぶったりしない。仲間の悩みに寄り添い、一緒に解決し、信頼という絆で結ばれている最強チームである。

東堂は巻島と競うのを楽しみにしていた。しかし、小野田が落車に巻き込まれ最下位となり、巻島はチームを引くこととなる。共に競えないとガッカリする東堂。画像は巻島が先頭の東堂に追いついた場面である。

何度も体をぶつけ合い、抜いたり抜かれたり、目まぐるしく先頭が入れ替わる。「体がバラバラになりそうなくらいの限界走行なのに、数ミリでいいから、こいつより先走れって心臓がポンプすんだ」は名言である。弱虫ペダル作中でも熱いバトルだった。山岳リザルトは僅差で東堂が勝利した。

東堂が真波に言ったアドバイスである。「俺には分かる、小野田君はこの3年間で競い合いお互いに成長し、高め合う存在になる」。東堂と巻島の関係のように。クライムとは自分との戦いであり、山頂を真っ先にくぐり勝利を得るのは常に一人である。戦友がすぐ近くにいて、いつでも戦える真波が羨ましいと言う東堂から、少し寂し気な印象を受けた。

「弱虫ペダル」で身だしなみを気にするキャラクターは少ない。おしゃれに手を抜かない東堂のスタイルは、シンプルか派手のどちらかである。さり気なくゴールドのネックレスをつけている。

TV取材を前に身だしなみを整える東堂。カチューシャ選びに余念なし！前髪を下ろしているところは珍しく、コミックス、劇場版「SPARE BIKE」の中学時代ぐらいである。

箱根学園一、メンバーの体調や心の不調に聡い常識人。みんなの体調を気にして、「油分と糖分が多すぎる、日々の食事から気をつかうのだ！」と、食べているものを注意するなど、お母さん的存在なのだ。弱虫ペダル作中、最もギャップが大きいキャラクターである。

福富が千葉に行くと知り、巻島に連絡した東堂。年相応の表情が可愛い。自分を道化として、わざとみんなにからかってもらっているのか？こういうところも「弱虫ペダル」作中には珍しいキャラクターである。

「ニンテンドー3DS　弱虫ペダル　明日への高回転」、寝癖がひどくて部屋に閉じこもっている東堂を、荒北が食堂に連れてくる。ひどい寝癖に大爆笑する。

「弱虫ペダル」東堂の再登場は45巻、山岳リザルトラインである。ここではまだ東堂が卒業後に何をしているのか分からない。ストーリーにかかわってくるのは49巻で、「オレも大学に上がった」「福富や新開、荒北たちとも敵同士だよ。」と言っている。

「速さとカッコよさに更に磨きがかかった」と自ら宣言する。卒業後、東堂が進学した大学は荒北と金城の通う洋南大学でもなく、福富と新開が進学した明星大学でもない。インハイ2日目の夜「これから走れるか」と巻島に電話で呼び出され、卒業後もライバルとして全力で戦った結果、3勝2敗、1引き分けで巻島が勝利した。

「弱虫ペダル」の原作者、渡辺先生によると、卒業後かつてのチームメイトとは連絡を取り合うことはあるが、ロードに関してはライバル同士なので差しさわりのない情報交換しかしていないそうだ。大学名はまだ明かされていない。最初に予定していた卒業後の東堂の設定は、大学に進学せず、実家の老舗旅館を継ぐというものだった。

原作者の手を離れて独り歩きしだした東堂尽八。今後、大学名が明かされたりレースに出ることも予想される。イギリスに留学し、巻島とレースで競う未来をも実現しそうだ。作者でさえ予想できない東堂の行動に注目し、弱虫ペダルを楽しもう！