【転スラ】ザラリオが三妖師になった経緯は？受肉後に得た究極能力とは？

転スラ（転生したらスライムだった件）において、七柱の筆頭・ファルドウェイとともに異界へ渡り、三妖師の筆頭に昇りつめたザラリオ。この記事では、転スラのザラリオが三妖師になった経緯や究極の能力について詳しく解説していきます。

ザラリオの話題に移る前に、まずは転スラの作品情報からお届けします。「転スラ」は、伏瀬による日本のライトノベル小説です。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2013年より連載されていた同じ作者のWeb小説を大幅改訂を施した上で、翌2014年5月よりマイクロマガジン社のGCノベルズにて単行本が刊行されました。

メディアミックス展開としては、小説「転スラ」を原作とした漫画作品をはじめ漫画外伝（スピンオフ漫画）、テレビアニメ、ゲームなどが制作されました。また、小説・漫画など転スラ関連書籍の発行部数は、2022年1月時点で累計3000万部を突破。同年5月には、漫画作品「転スラ」が、第46回講談社漫画賞の少年部門受賞に輝いています。

37歳の会社員・三上悟の平凡な人生は、ある日を境にガラリと変化を遂げます。突然通り魔に襲われ命を落としたのです。普通ならここでジ・エンドとなるわけですが、彼の場合には予想を超える結末が待っていました。異世界の洞窟でスライムに転生していたのです。やがて、悟はリムル＝テンペストという名前を得て、暴風竜ヴェルドラをはじめとする仲間と共に魔物の街の創造に着手していくのでした。

転スラのザラリオは、かつて「始原の七天使」と呼ばれていたことのある熾天使です。ところが、始原の七天使の筆頭・フェルドウェイに同行して異界へ移動した後、妖天へと種族変化を遂げます。今では妖魔族を統率する三妖帥の1人となり、始原の中ではフェルドウェイに次ぐナンバー2のポジションに就いています。

始原の七天使の長・フェルドウェイに従って冥界へやって来たザラリオですが、彼の中ではフェルドウェイはあくまで同僚であり意思に反して服従したりはしません。

さらに、ヴェルダナーヴァの復活を企てるミカエルに疑問を抱いており、この点でもフェルドウェイとは立場を異にしています。同じような境遇のコルヌに近い考え方なのかも知れません。

転スラにおいて、異世界を拠点に活動する3人の妖魔族を三妖師といいます。その3人とはザラリオ、オベーラそしてコルヌです。彼らはそれぞれ軍を率いており、そのトップ（元帥）を務めています。ザラリオはどのような経緯で三妖師になったのでしょうか？

世界の創造神・ヴェルダナーヴァは、光の大聖霊から熾天使（セラフィム）を生み出します。その天使族の中でも最上位の七柱の熾天使たちを始原の七天使といいます。ザラリオはその始原の七天使の1人ですから、元々は熾天使だったのです。

ところが、異界で封印された滅界竜イヴァラージェという怪物を監視している内に、魔素を浴び過ぎた転スラのザラリオは、妖天へと変異し三妖師になりました。三妖師の3人は、ヴェルダナーヴァの配下で働いていた元同僚なのです。

次に、転スラのザラリオが受肉後に獲得した究極能力や強さについて見ていきましょう。基軸世界への侵攻を前にしたある日、ザラリオはヴェルダナーヴァ生誕の地・天星宮で妖死族の肉体に受肉します。肉体はカガリが用意したものでした。受肉の効果によりザラリオの力は増していき、ついには天使系究極能力「審判之王（イスラフィール）」を獲得するに至ります。

審判之王の権能は明かされていませんが、存在値は実に2000万を超え竜種にも匹敵する強さとされています。ただし、天使系能力のためミカエルの天使長の支配を受けることとなり、強力な力を得たにもかかわらずミカエルに逆らうことは許されません。

ここからは、転スラのザラリオの主な活躍をネタバレで解説していきます。最初は、転スラ「遊戯終了編」での活躍場面からになります。

三妖師・筆頭のザラリオは、ファルドウェイの命令により勇者マサユキを討つためにテンペストの地下迷宮に入ります。するとザラリオの前に、トレイニーら3姉妹をはじめカリス、そして人型に成長した竜王たちが現れます。ザラリオは慌てることなく、3姉妹の長女・トレイニーが放った技を「空間歪曲防衛領域」で無効化し、強さの差を見せつけます。

ところが、覚醒進化により究極贈与「魔道之書（ネクロノミコン）」を獲得したアルベルトや、究極贈与「不朽不死（エターナル）」の強さを有するウェンティが登場すると形勢は一気に逆転します。ディーノから形勢不利の連絡が入ったこともあり、ザラリオは撤退を余儀なくされます。

続いて、転スラ「野望終焉編」におけるザラリオの活躍をネタバレします。ここでは悪魔族の上位魔将・ディアブロとの戦闘が描かれます。

ザラリオは天星宮に戻り、上司であるファルドウェイにこれまでの経緯を報告します。死んだと思われていた灼熱竜ことヴェルグリンドが生きていること、そして三妖師の1人であるコルヌがヴェルグリンドにより殺害されたことを伝えました。

その後、妖死族（デスマン）に受肉したザラリオは、本来の強さを遺憾なく発揮できるようになりますが、同時に天使系の究極能力「審判之王（イスラフィール）」を獲得してしまいます。これによりミカエルとの主従関係から抜け出せなくなったことは前述のとおりです。

究極能力を得たザラリオの存在値は2千万と跳ね上がります。さらに、妖死族に受肉したことで、妖異宮に居ながら本体能力は現実世界でも絶大な強さを発揮できるようになりました。ザラリオは、余勢をかって七天の一人であるレオン・クロムウェルの領地襲撃に加わります。当初は上空で戦闘を眺めているだけでしたが、その後ディアブロが現れると積極的に対峙し戦闘を巻き起こしました。

最後のネタバレは、転スラ「王都騒乱編」からになります。ディアブロと互角の戦闘を繰り広げるザラリオ。しかし、ミカエルには逆らえずあくまでファルドウェイの「天使長の支配」の呪縛から逃れられることができません。最後は、撤退の判断を下したファルドウェイの後を追うようにして、渋々と天星宮へ戻っていきました。

ここまで転スラのザラリオ特集をお届けしてきましたが、最後にザラリオに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する転スラ・ザラリオについての感想・評価は、黒髪キャラが好きという方のツイートからです。黒髪を持つザラリオも好きなのだそうです。ただし、ディアブロとの対戦では、ディアブロが圧勝すると好き嫌いを超えて客観的な分析をしていました。

続いて紹介するのは、転スラの始原の七天使の中でザラリオだけが思い出すのに時間がかかるというツイートからです。その理由としてドラクエの呪文に似た言葉があることを挙げています。決して印象が薄いということではないようです。

最後に紹介するのは、転スラのザラリオを積極的ではないものの好意的に評価しているツイートからです。始原の七天使の長を務めているファルドウェイには”ポンコツ臭”がしていると言います。ザラリオがトップになった方がまだマシなのだそうです。

ここまで転スラのザラリオに焦点をあて、始原の七天使だったザラリオが三妖師になった経緯や、受肉後に得た究極能力などについてネタバレ解説してきました。いかがでしたでしょうか？

ファルドウェイに従って異界へとやって来たザラリオは、封印された怪物イヴァラージェを監視しているうちに、大量の魔素を浴びてしまいます。その影響で妖天へと変わり三妖師の一角を占めるに至ります。また、妖死族に受肉したザラリオは、天使系の究極能力「審判之王（イスラフィール）」を獲得します。これによりザラリオの存在値は2千万に飛躍し、本体能力は現実世界でも絶大な力を発揮するようになりました。