【そんな家族なら捨てちゃえば?】ネタバレあらすじと感想!漫画の登場人物は?

歪な家庭の修復を描いた漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」は、DVを受ける夫・篠谷令太郎の奇妙な家庭生活や、夫を特殊なルールで縛る妻・和美との関係修復、周囲の人々との交流を描いたヒューマンドラマです。本文では、独特の作風を称賛する感想や評価が多く寄せられた漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画あらすじネタバレ、登場人物一覧、作品に関する感想や評価を、ネタバレ紹介します。

【そんな家族なら捨てちゃえば?】ネタバレあらすじと感想!漫画の登場人物は?のイメージ

目次

  1. そんな家族なら捨てちゃえば?とは?
  2. そんな家族なら捨てちゃえば?の1話~10話あらすじネタバレ
  3. そんな家族なら捨てちゃえば?の10話~20話あらすじネタバレ
  4. そんな家族なら捨てちゃえば?の20話以降のあらすじネタバレ
  5. そんな家族なら捨てちゃえば?の登場人物一覧
  6. そんな家族なら捨てちゃえば?に関する感想や評価
  7. そんな家族なら捨てちゃえば?のネタバレまとめ

そんな家族なら捨てちゃえば?とは?

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の作品紹介・イメージ画像

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」は、主人公・篠谷令太郎と家族の関係修復や、彼らを翻弄する人々との危うい関係を描いた話題のヒューマンドラマです。以下では、漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」のあらすじネタバレや登場人物、作品に関する感想や評価を、ネタバレ紹介します。

そんな家族なら捨てちゃえば?の概要

村山渉先生の漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」は、2021年2月から漫画配信サイト「コミックトレイル」にて連載されているヒューマンドラマで、単行本は計4巻が刊行されています。

そんな家族なら捨てちゃえば?の作者

「そんな家族なら捨てちゃえば?」の作者・村山渉先生のイメージ画像

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の作者・村山渉先生は、東京都出身の漫画家で、2002年に「月刊コミックブレイド」にて「デザート・コーラル」でデビュー、近年はデジタルコミック誌を中心に、執筆活動を行っています。

そんな家族なら捨てちゃえば?の1話~10話あらすじネタバレ

「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

以下では、主人公が妻からDVを受けている理由について様々な憶測が飛び交った、「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画1話~10話のあらすじをネタバレ紹介します。

1話あらすじネタバレ

夫と妻・娘の三人暮らしの篠谷家では、夫・令太郎に対する奇妙なルールが敷かれていました。まず、自宅の廊下はセロハンテープで区割りされ、令太郎は決められた範囲内でしか移動することができず、もし、線を超えるようなことがあれば、妻・和美の反発を喰らってしまいます。また、令太郎は、和美と娘・一花と一緒に食事をとることや挨拶も禁止、ドアは音を立てずに閉めるなど厳しいルールに縛られていました。

なぜ、和美がそのような状態になってしまったのか、その原因が分からないまま、和美の機嫌を損ねないように日々を送る令太郎でしたが、ストレスが限界に達してしまい、駅のホームで動悸に襲われます。その時、見知らぬ女性に助けられた令太郎は、気を紛らわそうと趣味のクイズを考え、その女性に出題します。

女性はすんなりとクイズに答え、何かを察した令太郎は、家の事情についてそれとなく話し、妻との関係を打ち明けます。すると、女性は、妻の行為は令太郎に対するDVだと指摘し、自分を傷つけるような家族は捨てるべきだと言い放ちます。

2話あらすじネタバレ

その日も、決められた区域から足が出たとの理由から、コップを投げつけられた令太郎は家を飛び出し、雨の中、駅をふらつきながら橋の上へ佇んでいると、先日助けてくれた女性と再会します。女性は、倉敷沙耶子といい、令太郎のSNSのクイズを見て彼の元へ駆けつけました。その後、沙耶子の部屋で雨宿りをすることになった令太郎は、彼女のSNSの投稿写真に驚きを隠せませんでした。

3話あらすじネタバレ

和美から電話を受ける令太郎・イメージ画像

沙耶子の家で雨宿りをしている間、和美から電話が入り、先ほど暴力を振るったことへの謝罪と、一花の不登校で悩んでいたことを聞かされます。和美のせいで娘と話もできずにいた令太郎は、一花の問題に気付いてやれなかったことが、和美の機嫌を損ねていたのではと解釈します。一花は、母親の父親への異常な行動に悩んでおり、自宅では学校に行くそぶりを見せながら、実は図書館で時間を潰していました。

その日は、久しぶりに教室に入った一花は、自分の机に見知らぬ男の子が座っており、戸惑いを見せていると、その男の子が一花の元へ駆け寄ります。彼は光といい、母親の恋人のストーカーが原因でこの町に引っ越してきた転校生でした。

4話あらすじネタバレ

令太郎と和美の話し合い・イメージ画像

意を決して和美と向き合う決意を固めた令太郎は、一花が寝静まった夜中に、ファミレスで和美と話し合うことにしました。2人の話を聞いた一花は、何か嫌な予感を察して光と共に2人の様子を探ることにしました。一花ではばれてしまうので、光が2人の傍によって話を聞くことにし、一花を妊娠した際、中絶すべきだったなど、衝撃的な言葉が途切れ途切れに聞こえ、光は思わず令太郎に詰め寄ってしまいます。

5話あらすじネタバレ

怒りのあまり令太郎に殴りかかろうとする光へ、追いかけてきた沙耶子が制止に入り、事情を良く聞かずに判断する光を叱り、令太郎に夫婦関係が上手くいかなくなった原因を聞きます。和美が暴力を振るうようになった原因は、一花の妊娠時にさかのぼり、悪阻がひどすぎて食事も取れず、やつれていく妻を見かねた令太郎は、子供を堕ろしたらどうだと言ってしまいます。

この一言が和美のDVの原因ではとみた令太郎でしたが、当の和美は違うと言い切り、一体、何が原因だったのか、令太郎は思い出せずにいました。

6話あらすじネタバレ

図書館で時間を潰す一花・イメージ画像

昨日のファミレス前での出来事を振り返る令太郎は、不登校の一花のことを気にかけ、出勤前に娘の後を付いていきます。通学路とは異なる道のりを歩く一花は図書館へ向かい、娘の様子を見守る令太郎へ、沙耶子が声をかけます。令太郎に代わって沙耶子が一花の様子を見守り、昼過ぎになると、給食の残りを持ってきた光が一花の元を訪れます。

7話あらすじネタバレ

男の子が公園に捨てた猫・イメージ画像

美術館を訪れた和美は、その帰り道、段ボールに入れた猫を公園に捨てようとする男の子を見かけます。そこへ沙耶子も偶然訪れ、男の子に事情を聞くと、引っ越し先では猫を飼えないようであり、猫を捨てて来るか、猫と一緒に残るかの判断を迫られ、やむを得ず猫を捨てることにしました。泣きじゃくりながら猫を置いて行った男の子の姿に、和美はかつての自分を重ねて見ていました。

令太郎のある言葉に深く傷ついた和美・イメージ画像

実は、和美が令太郎に対して怒っていた理由は、一花を堕ろせと言われたことではなく、子供を諦めるべきか、それとも悪阻に耐えて子供を産むかの選択を迫られたことにありました。悪阻に苦しんでいる時、本当は「堕胎しろ」と言われたかった和美でしたが、令太郎は悪阻のひどさを理解しておらず、妊娠の継続を妻の判断にゆだねていました。

また、和美にとって自分に選択肢が迫られることは、果たして自分の選んだ方は正しかっただろうかと、後悔に苛まれることになり、そのように自分を苦しめようとする令太郎に対する一方的な怒りが、和美のDVへ発展しました。和美の心境を聞いた沙耶子は、彼女が令太郎の奥さんだと察すると、そんな夫なら捨ててしまえばと、笑顔で言い放ちます。

8話あらすじネタバレ

沙耶子の家に遊びに来てはと誘いを受ける令太郎・イメージ画像

令太郎に気があると見られる沙耶子は、娘を連れて家に遊びに来ることを提案するも、既婚者である令太郎は、沙耶子の誘いを断り、ファミレスを後にしました。その直後、今度は沙耶子の息子・光と出会い、先日、令太郎を殴った件を謝罪すると共に、一花を連れて遊びに来てほしいと誘います。

娘の不登校を気にかけていた令太郎は、光という友達ができてどこかホッとしていたものの、沙耶子と距離を置こうと思っていた令太郎は、頭を悩ませます。

9話あらすじネタバレ

その日は、一花の三者面談がある日でしたが、一花は光の家に遊びに来ており、光から担任の荻野先生の話は真面目に聞くなと不可解な事を言われます。一方、篠谷家では和美・荻野先生の二者面談となってしまい、はじめに一花と光の関係について和美に報告し、万が一のことがあってからは遅いからと、2人の関係に目を配るように指示します。

面談が進むうちに、篠谷家の家庭事情や、和美がいわゆる毒親ではと見抜いた荻野先生は、担任として自分が面倒事に巻き込まれることを防ぐべく、「男は酷い生き物だと、言い聞かせてください」と一花に言い聞かせるように、和美にお願いします。

10話あらすじネタバレ

一花のことで心配になる和美・イメージ画像

荻野先生との対談から、一花の妊娠の可能性が頭をよぎった和美は、妊娠による悪阻のひどさが原因で好きだった仕事を辞めざるを得なかったこと、令太郎の心もとない一言を思い出します。一方、光の家に遊びに来ていた一花は初潮を迎え、和美は娘が妊娠させられる不安のあまり、光に対して一緒に遊ばないでほしいとお願いし、一花も母親の意見に逆らえずにいました。

荻野先生の言葉や一花の生理が始まったことを受け、一花の将来を心配する和美は、娘が男に近づかないように男の悪い面を言い聞かせ、夫の令太郎に対しても、一花のお願いでも男子を家に入れないようにと釘を刺します。そんな母親に対し、一花は諦めを見せていたものの、ある日、帰宅時間になっても、一花が帰って来ない事態が起きます。

そんな家族なら捨てちゃえば?の10話~20話あらすじネタバレ

「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

以下では、人と他人の価値観の違いや、自分の考えを相手に伝えることの難しさについて気付かされる、「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画10話~20話のあらすじをネタバレ紹介します。

11話あらすじネタバレ

一花の行方を探す和美・イメージ画像

一花の帰りが遅い事を心配した和美は、令太郎に連絡を入れると学校へ向かい、荻野先生と一緒に校内を探すことにしました。もしかしたら光の家にいるのではと、倉敷家に連絡を入れた和美は、一花を心配するあまり、一花がそこにいること前提で光に対し、電話越しに怒鳴り散らします。一方、一花がいそうな場所を探す令太郎の元へ沙耶子が駆けつけ、一花は行方不明ではなく、自宅にいるのではと察します。

実は、一花はすでに帰宅しており、靴を部屋に持ち込み、令太郎の部屋に忍び込んでいました。これまで母親の言う事を聞いてきた一花でしたが、内心では母親の勘違いに振り回され続ける人生にうんざりしていました。そして、今回の騒動も令太郎の部屋の確認を怠り、一花が行方不明になったと勝手に勘違いした和美に非があり、令太郎をはじめ周囲の人々を巻き込む結果となりました。

12話あらすじネタバレ

篠谷家に貼られたセロハンテープ・イメージ画像

一花が見つかったことを受け、萩野先生は二者面談の際にみた篠谷家のセロハンテープの仕切りについて、和美にしつこく聞きます。その頃、令太郎の部屋では、一花と令太郎が話しており、DVとも捉えられるようなことをされても、命がけで子供を産んでくれた和美を尊敬していると打ち明け、和美には、一花が騒動を起こそうと思った動機を代弁しました。

和美に最後まで話を聞いてもらえず、光のことも和美が一方的に勘違いしたにも関わらず、一花のことを嘘つきと決めつけたことに我慢ならなかったことを話します。これまで和美の言う通りにしてきた一花でしたが、一花の我慢が爆発されたことで、篠谷家の環境もすこしずつ変化を見せ、令太郎もセロハンテープを越えて家の中を歩くことが許されました。

13話あらすじネタバレ

一花が令太郎の部屋で寝ることとなり、令太郎はテープの内側で眠ることにしたものの、和美の誘いを受けてその夜から和美の寝室で眠ることになりました。しかし、線の外側を越えてはいけないとの考えが刷り込まれてきたせいか、翌朝、目が覚めると何故か、廊下で眠っていました。その頃、一花は、光との一件をきっかけに部屋にこもるようになり、和美と会わないようにしていました。

一花の不登校を受け、少し様子を見てはと提案する令太郎に対し、和美は無理やりにでも学校に行かせるべきと感情的になってしまいます。そんな自分に対し罪悪感を抱いている和美の元へ、荻野先生から一花について相談がしたいと連絡を受け、和美は学校に向かいます。

14話あらすじネタバレ

和美にアドバイスを送る荻野先生・イメージ画像

一花の不登校について和美から相談を持ち込まれた荻野先生は、篠谷家のセロハンテープや、自分基準で物事を判断するような言動から和美の本性をそれとなく察し、家族仲が良くなれば、一花も自然に明るくなると、アドバイスを送ります。一方、一花は沙耶子の元を訪ねており、もっとお互いに話を聞いていれば、仲良くなるのにと両親の仲について、真剣に考えていました。

15話あらすじネタバレ

和美と一緒の部屋で眠る令太郎でしたが、和美から辛く当たられた日々を思い出して眠りにつけず、長らくセロハンテープの内側で生活してきた影響からか、テープの外側にはみ出すと、息苦しくなる症状に悩まされます。夜中に起き出し、テープの内側と外側を行き交いすることで何とか気持ちを落ち着かせようとするも、令太郎の我慢も限界に近づきつつありました。

今まではテープの外側にはみ出るとすぐグラスを投げつけられていたのに、突然、テープの外側に出られたことに戸惑いを感じ、ある日、和美がテープを貼ったからお互いに気が楽だったことなど、胸の内を和美に打ち明けました。一方、令太郎の部屋で寝る一花は、中学の入学式で撮った写真を見つけるも、和美・一花と少し離れて立つ令太郎の間には、破かれた跡が残っていました。

16話あらすじネタバレ

SNSにクイズを投稿して気を紛らわせる令太郎・イメージ画像

和美へ自分の胸の内を打ち明けたのは良いものの、自分の言ったことが、また和美を傷つけていないかと考え始めた令太郎は、気を紛らわせようとクイズをつくりはじめ、それらをSNSに投稿します。クイズを見た沙耶子は、答えは何となく分かったけれど、答えに辿り着くまでの過程が分からずにいました。令太郎は、世の中にはそのような例は山ほどある、その気持ち悪さに耐えられるかと、厳しい言葉を投げかけてしまいます。

一方、一花は和美と距離を置いたことで少し気が楽になり、光が連れてきた他の同級生とも少しづつ話せるようになりました。光は、他の子とは少し違うデザインの制服を着ており、前の前の学校の制服であることを明かします。

17話あらすじネタバレ

令太郎から一花へのアドバイス・イメージ画像

夜の橋で沙耶子の訪れを待つ間、令太郎はお昼に投稿したクイズに返信を送ってくれた人とやり取りをしていました。その人物は、娘の一花でしたが、お互いがSNSで通じていることに気が付いていませんでした。自分が言いたいことを言い出せず、友達と仲良くなれないことに悩む一花に対し、令太郎は、言葉を発する前に相手の気持ちを考えることができることは素敵なことだと、アドバイスを送ります。

また、和美が寝室に招き入れてくれたことについて、これまでは自分が納得できる答えを求めてきたものの、今となっては曖昧な部分があってもいいと考えられるようになりました。一方、沙耶子は、令太郎に会えることに心を躍らせるも、ストーカー被害を心配する光に引き止められ、その晩は令太郎と会うことが出来ませんでした。

18話あらすじネタバレ

沙耶子と会う約束がキャンセルとなり、自宅へ帰った令太郎を和美が迎え入れ、一花のためにも形だけでも夫婦になろうと提案します。和美は荻野先生の提案だと話すも、夫婦の会話を密かに聞いていた一花は、母親が父親に対して優しくなったのは、萩野先生との面談の前日だったことを思い出し、母親が優しさを見せ始めたのは、荻野先生の指示ではないと推測します。

その頃、一花と令太郎・和美は、学校に来ているスクールカウンセラー・真木先生と話をすることになり、一花がカウンセリングを受けている間、令太郎と和美は別室で待機します。一花を大事に思う和美は、娘を自分に重ねて見ており、一花が教室で1人でいることや、不登校になることを可哀想だと考えていました。

しかし、娘と正面から向き合ってきた令太郎は、一花は和美が思っているほど内向的ではなく、きちんと自分の考えを持った、和美とは別の人と正直に言ってしまいます。令太郎の心もとない一言に傷ついた和美は泣きはじめ、令太郎も和美が泣き始めた理由を分からず、荻野先生からもなぜ奥さんを大切に出来ないのかと、言われてしまいます。

19話あらすじネタバレ

荻野先生から一方的に責められる令太郎でしたが、向こうは自分達の家庭事情を良く知らないし、勝手に悪いイメージを押し付けていると考え、気にしないようにしました。父親のそのような考えを聞いた一花は、以前、光が言っていた荻野先生への忠告の意味を思い出し、彼のいる図書館へ向かいます。実は、光は、荻野から周囲に馴染めない厄介な転校生というレッテルを貼られ、それらに苦しんでいました。

光の苦しみを理解した一花は、周囲からどんな印象を持たれようと自分は光の友達でい続けると宣言し、光や友人たちと楽しい時間を過ごします。その様子を見た令太郎・和美は、一花の楽しそうな様子に安堵を浮かべ、和美も一花への考えを改めます。

20話あらすじネタバレ

父親の事を誤解されてショックを受ける一花・イメージ画像

令太郎に学校の門まで送り届けてもらった一花は、担任の荻野先生が自分の価値観で物事を判断していることが引っかかり、カウンセラーとの面談の日に父親に対して言った、「妻を泣かせる最低な父親」という誤解を解きたいと考えます。しかし、一花が何と言おうと荻野先生には通じず、相変わらず令太郎を最低な父親だと思い込んでいます。

そんな家族なら捨てちゃえば?の20話以降のあらすじネタバレ

「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

以下では、先が予測できないストーリー展開や、登場人物たちの狂気が面白いとの感想や評価が寄せられた、「そんな家族なら捨てちゃえば?」の20話以降のあらすじをネタバレ紹介します。

21話あらすじネタバレ

家族写真に違和感を覚える一花・イメージ画像

以前、写真の破れた部分をセロハンテープで補強して保管していた家族写真をもとに、荻野先生へ父親は本当は家族想いであることを伝えたかった一花でしたが、ふと、写真の保管について違和感を覚えます。写真は、令太郎の部屋の衣装ケースから見つけたものであったものの、物を大事に保管する性格で考えると、令太郎ではなく、和美が保管していたと思い始めます。

令太郎のクイズが書かれたカード・イメージ画像

また、写真を見つけた衣装ケースには、一花が幼い時に令太郎と作成したクイズもあり、クイズが解けない苛立ちから和美が破ったと思われる跡がありました。再び、一花に持ち出され、クイズを解く和美でしたが、なかなか答えが出せず、しまいには自分を馬鹿にしていると勝手に解釈し、クイズを解くことを止めてしまいます。

一方、一花から破れた家族写真を見せつけられた荻野先生は、一花からのSOSだと勘違いし、篠谷家に連絡を入れます。おもわぬ誤解から家庭環境を心配された和美は、恥ずかしさのあまり一花の部屋の前で怒鳴り散らすも当の本人はどこかへ出かけていました。その後、和美は荻野先生へ連絡を入れ、荻野先生は嬉しそうに応答します。

22話あらすじネタバレ

和美との関係をカウンセラーに相談する荻野先生・イメージ画像

自分の目の前で取り乱す和美にある快感を覚えてしまった荻野先生は、和美に感じる気持ちを相談するべく、和美をある生徒に置き換えて、学校のカウンセラーに相談します。一方、一花も発見したクイズの答えが「だいすき」だったことを受けて再び不登校になってしまい、心配する光は令太郎の帰りを待ち、一花が父親のことで悩んでいることを言おうとするも、そこへ沙耶子が駆け寄ります。

23話あらすじネタバレ

令太郎に好意を寄せる沙耶子・イメージ画像

令太郎が既婚者であることを知りながら、気があるそぶりを見せる沙耶子に対して、令太郎は和美とは夫婦の問題だから、自分たちで解決したいと言います。しかし、令太郎に夢中の沙耶子は、令太郎のことを妻からDVを受けている可哀想な人と思い込んでいました。一方、光のクラスでは「眠り姫」の演劇をやることとなり、王子様役に指名された光は、お姫様役に一花を選び、委員長を連れて一花の家に向かいます。

委員長から劇でお姫様役の指名が来たことに大喜びの和美でしたが、一向に部屋から出ようとしない一花に対して、苛立ちを募らせます。たまりかねて光が一花に声をかけ、やって一花は部屋から出てきます。

24話あらすじネタバレ

演劇シナリオを書き始めた一花・イメージ画像

光からお姫様役を指名されたものの、一花はヒロイン役を断わり、代わりに劇のシナリオを書くことになり、令太郎からパソコンを借ります。一方、和美の方は、娘をお姫様役にすることを諦めきれず、ドレス作りにいそしんでいました。ある日、令太郎が1人で歩いていると沙耶子が声をかけてきて、令太郎や一花が可哀想な状況にいると思い込み、一花のためにも和美に意見した方がいいと助言します。

しかし、令太郎が和美に言い返したところで2人の関係は悪化する一途を辿っており、その事をよく知っている令太郎は、沙耶子の意見をお節介だと感じていました。同時に、沙耶子は物事をハッキリ言える性格であり、それが家庭崩壊の原因になったのではと指摘します。

そんな家族なら捨てちゃえば?の登場人物一覧

そんな家族なら捨てちゃえば?の登場人物一覧・イメージ画像

以下では、性格に難のあるキャラたちの狂気も面白い魅力となっている、「そんな家族なら捨てちゃえば?」の登場人物一覧を紹介します。

登場人物一覧①篠谷令太郎

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の主人公で、家庭では妻の特殊なルールに沿って生活しています。クイズ作りが趣味で、SNSに自作のクイズを投稿することを楽しんでいます。

登場人物一覧②篠谷和美

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の登場人物で令太郎の妻で、夫の家での行動範囲をセロハンテープで区切ったり、不用意な発言をさせないなど、DVと捉えかねない行動を繰り返し、夫がルールを破ったり、娘が言うことを聞かないと癇癪を起します。内心では、令太郎を愛しているものの、悪阻がひどい時に投げかけられた令太郎のある一言に深く傷つき、彼に対してDVを行うようになりました。

登場人物一覧③篠谷一花

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の登場人物で、令太郎・和美の1人娘です。両親の不仲に悩んでおり、登校拒否することで、母親へ犯行しています。また、令太郎がSNSに投稿しているクイズを楽しみにしているものの、投稿ユーザーが父親であることに気づいていません。

登場人物一覧④倉敷沙耶子

倉敷沙耶子のイメージ画像

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の登場人物で、動悸が起きた令太郎を助けた女性です。令太郎が既婚者であることを知りながら気がある素振りを見せており、令太郎に和美との離婚をほのめかしています。私生活では、息子と2人暮らしで、ストーカーから逃れるために引っ越しを繰り返している、SNSに過激な水着写真を投稿するなど、謎多き女性です。

登場人物一覧⑤倉敷光

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の登場人物で、一花のクラスの転校生です。両親のことで悩んでいる一花を気にかけており、彼女のよき理解者です。また、複雑な家庭環境から強くなって自立したいと考えています。

登場人物一覧⑥荻野先生

荻野先生のイメージ画像

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の登場人物で、一花・光の担任教師です。自分が面倒事に巻き込まれることを避けるため、一花・光の関係を警戒しており、和美に娘に関する心配を煽っています。また、自分の価値基準で人を判断する傾向にあり、一花や光から良く思われていません。

そんな家族なら捨てちゃえば?に関する感想や評価

そんな家族なら捨てちゃえば?に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、令太郎・和美の歪な夫婦関係が出来上がった原因や、2人の関係修復に注目が集まる、漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」に関する感想や評価を紹介します。

感想や評価1:人によって見え方や異なる描き方が面白い

篠谷家の歪な家庭環境をメインに繰り広げられる「そんな家族なら捨てちゃえば?」は、和美の異常性だけでなく、自分の価値基準で物事を判断する登場人物たちの考えや行動も、見どころの1つです。劇中で起きるトラブルの多くは、自分と他人の価値観の相違も原因となっており、同じものを見ていても、自分と他人では違うように見えてしまうなど、様々な気づきを発見できる点が面白いと評されています。

感想や評価2:序盤から怖ろしさを感じる作品

妻からひどいDVを受ける夫の日常から始まる「そんな家族なら捨てちゃえば?」と言えば、序盤から強烈な印象を放つ和美の異常性が目を引くでしょう。作品に関する感想や評価の多くに、和美の性格が怖いなどの声が寄せられ、もし、自分が一花の立場だったらと考えてしまう読者も現れました。しかし、和美の視点で読み進めると、彼女の辛い過去が原因とも推測され、和美の知られざる過去にも注目が集まっています。

感想や評価3:登場人物に感情移入してしまう

夫にDVを振るう和美をはじめ、登場人物のほとんどが性格に問題があるものの、どの人物にも感情移入ができる点が面白いとの感想や評価も寄せられています。また、大人たちの危うい関係も、読者のハラハラ・ドキドキを更に高め、波乱の展開に期待を寄せる感想や評価も見られます。

感想や評価4:令太郎・一花父娘に希望を感じる

「そんな家族なら捨てちゃえば?」と言えば、令太郎・一花父娘の関係の進展も欠かせない要素であり、和美の支配から脱却し、1人の人間として自立していく一花の姿や令太郎との交流が注目されています。また、2人の関係からは、明るい未来への希望も感じられるとも言われ、和美のせいで苦労が絶えなかった2人は幸せになって欲しいとの感想も寄せられています。

感想や評価5:令太郎夫妻の不仲の原因が知りたい

和美による夫へのDVは、悪阻が苦しんでいる時に聞いた令太郎の心もとない一言がきっかけと思われましたが、原因は別のところにあるのではと推測されています。劇中では、和美が特殊なルールを敷く前の様子も断片的に描かれており、令太郎・和美夫妻が不仲になってしまった原因は何なのか、漫画の続きや予想不能な結末と共に気になるとの感想や評価が寄せられています。

そんな家族なら捨てちゃえば?のネタバレまとめ

そんな家族なら捨てちゃえば?のネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「そんな家族なら捨てちゃえば?」の漫画あらすじネタバレ、登場人物一覧、作品に関する感想や評価を、ネタバレ紹介しました。和美の夫への特殊なルールをはじめ、自分の価値基準で物事を判断する人々からは、狂気すら感じられる一方、自分の考えを相手に理解してもらうことの難しさや、同じものを見ても自分と他人では見え方が違うなど、自分・他人の価値観の違いについて考えらさせられるでしょう。

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