【おもひでぽろぽろ】映画のその後はどうなった？二人は結婚？原作漫画の結末も紹介

その後・結末・結婚を考察する前に、まずは「おもひでぽろぽろ」の基本情報を紹介していきます。おもひでぽろぽろは1987年に連載されていた漫画が原作で、1991年にアニメ映画が公開されています。興行収入は31億円を記録しており、日本アカデミー賞の話題賞を受賞しています。監督の「高畑勲」は三重県出身で、「火垂るの墓」「パンダコパンダ」などの作品も手掛けています。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」の主人公は「岡島タエ子」です。岡島タエ子は東京の会社に勤めているOLで、都会生まれのため田舎に憧れを抱いていました。また岡島タエ子の姉・ナナ子は結婚して山形県の田舎に引っ越したため、タエ子は休みを利用して姉が住んでいる田舎に行く事を決めています。そしてタエ子は都会とは違う田舎ののどかな生活に少しずつ惹かれていきます。

ここからはアニメ映画「おもひでぽろぽろ」のその後・結末をネタバレしながら考察していきます。また岡島タエ子とトシオの結婚に関する情報をまとめていきます。アニメ映画「おもひでぽろぽろ」は面白いと言われているため、その後・結末が気になっている方が多いようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」の終盤では岡島タエ子がトシオの祖母から「トシオと結婚してほしい」と言われ、その言葉に驚いた岡島タエ子が家を飛び出しています。その時には行く当てのない岡島タエ子をトシオが車で迎えに来ており、岡島タエ子はトシオに惹かれている事に気付いています。ですが翌日は東京に戻る日だったため、岡島タエ子は東京行きの列車に乗ってしまいます。

岡島タエ子は東京行きの列車に乗りましたが、トシオの事が忘れられずモヤモヤしていました。そのため高瀬に引き返す事を決め、トシオも駅に引き返していた事で2人はすぐに再会しています。そして岡島タエ子が「小学生時代の自分と友人の残像」に見送られながらトシオと歩くシーンで「おもひでぽろぽろ」の物語は幕を降ろしています。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」のラストシーンは「岡島タエ子とトシオが未来に向かって歩く」というものでしたが、2人を見つめる残像の子供たちは冷たい表情をしていました。そのため怖くも感じる子供たちの表情を鑑賞者は不思議に思ったようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」には「過去に縛られた岡島タエ子が前に進む」というテーマがあります。そのためトシオと共に未来に進もうとする岡島タエ子の姿を見て子供たちは寂し気な表情になっていたという考察がなされているようです。また「おもひでぽろぽろ」はハッピーエンドの中に寂しさを入れた演出になっているようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」の最初の構想では「岡島タエ子が列車で東京に帰るシーン」で完結する予定だったようです。ですがプロデューサー・鈴木敏夫の「もう少しサービスがほしい」という言葉で「岡島タエ子とトシオが再会するシーン」が追加されたと言われています。そのため当初の構想では岡島タエ子とトシオの関係も終わっていた可能性があるようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」は「岡島タエ子とトシオが再会するシーン」で完結しているため、2人が結婚したのかは分からないまま終わっています。ですが岡島タエ子は迷いながらも田舎に残る事を決めたため、「農家の嫁になる」という決意をした可能性があります。そのためその後の世界では岡島タエ子とトシオは結婚したという予想がされているようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」は昭和40年代が舞台の作品のため、「女性は結婚」という風潮が強い時代でした。そんな中でも岡島タエ子は東京でバリバリ働いていたため、「田舎で結婚して農家の嫁になる」という決断はとても大きいものだった事が分かります。そのためトシオの祖母から「トシオと結婚してほしい」と言われた時には酷く動揺したのかもしれません。

スタジオジブリの顔である宮崎駿は「岡島タエ子が列車で東京に帰るシーン」が結末と考えていたようで、本来の「おもひでぽろぽろ」は切ない終わり方の作品だったようです。ですが「おもひでぽろぽろ」の監督は高畑勲のため、高畑勲は宮崎駿と違う考えを持っていたのかもしれません。また結婚が幸せとは限らないため、岡島タエ子が東京に帰って戦う事もハッピーエンドの1つだったのかもしれません。

スタジオジブリの作品は「鑑賞者に結末を委ねる」という終わり方をする事が多いです。そのため「おもひでぽろぽろ」も岡島タエ子とトシオの結婚は鑑賞者の考えに委ねるという終わり方になっており、鑑賞者は「2人が結婚していてほしい」と考えているようです。

その後・結末・結婚を考察した後は、「おもひでぽろぽろ」の原作漫画を紹介していきます。原作漫画の作者や内容をまとめていきます。おもひでぽろぽろはアニメ映画が有名ですが、原作漫画も面白いという意見が挙がっているようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」の原作は1987年に連載されていた漫画です。原作者の「岡本螢」は東京都出身の作家・劇作家・脚本家で、日本大学藝術学部演劇学科を卒業した後にデビューしています。作画を担当したのは漫画家の「刀根夕子」で、刀根夕子は高校を卒業してアニメーターになっていますが、1976年に少女コミックの賞を受賞した事で漫画家デビューしているようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」には「27歳の岡島タエ子が自分と向き合う」というテーマがありますが、原作漫画には「27歳の岡島タエ子」は登場していないようです。原作漫画は小学生時代の岡島タエ子が主人公で、ちびまる子ちゃんのような印象の作品になっています。そのためアニメ映画は原作漫画の続編のような内容なのかもしれません。

2021年1月には「おもひでぽろぽろ」の実写ドラマが放送されています。ドラマの主人公は64歳のタエ子で、タエ子が過去を振り返るストーリーになっているようです。またタエ子の夫は「杉本正伸」という人物のため、ドラマが正統続編の場合にはトシオとは結婚していない事になるようです。

その後・結婚・原作漫画について知った後は、「おもひでぽろぽろ」に関する感想を紹介していきます。本記事で紹介した「おもひでぽろぽろ」のその後・結末に関する感想をまとめていきます。

鑑賞者からは「おもひでぽろぽろは面白い」という感想が挙がっているようです。スタジオジブリの作品はファンタジーが特徴的ですが、「おもひでぽろぽろ」ではリアルな人生の描写がされているため、面白さの中に切なさがあるという感想が挙がっているようです。また監督の高畑勲は人間ドラマを作るのが上手いと言われているようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」では岡島タエ子が空を飛ぶシーンが描かれていますが、同じ姿の岡島タエ子が「平成狸合戦ぽんぽこ」に登場しているようです。鑑賞者からは作品の繋がりと演出が面白いという感想が挙がっているようです。

本記事で紹介したように、「おもひでぽろぽろ」のラストシーンでは岡島タエ子とトシオが再会していますが、2人の結婚に関する描写はされていないようです。そのため「2人の結婚が気になる」「トシオと結婚したら幸せになれる」という感想が挙がっているようです。またどんな形でも岡島タエ子は幸せになって欲しいという感想も挙がっているようです。

アニメ映画「おもひでぽろぽろ」の主題歌は「都はるみ」の「愛は花、君はその種子」です。この主題歌は「愛」「夢」「思い出」がテーマの楽曲になっているため、鑑賞者から主題歌が泣けるという感想が挙がっているようです。

本記事ではアニメ映画「おもひでぽろぽろ」のその後・結末・結婚を考察していきましたがいかがだったでしょうか？おもひでぽろぽろのラストシーンでは岡島タエ子とトシオが再会していますが、2人の結婚は鑑賞者に委ねる形になっているようです。そんな「おもひでぽろぽろ」を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。