【となりのトトロ】ラストでお母さんになぜ会わない?とうもろこしを置いて帰った理由は?

「となりのトトロ」でラストのシーンについて、サツキとメイはお母さんになぜ会わないのかご存知でしょうか?「となりのトトロ」と言えば、スタジオジブリを代表する長編アニメーション映画で、世界中で愛されている作品の1つです。そんな「となりのトトロ」ですが、ラストのシーンで、お母さんになぜ会わないのか疑問に思う方も多いようです。そこで今回はサツキとメイがとうもろこしをプレゼントしに訪れたのに、お母さんになぜ会わないのか、都市伝説で噂されている仮説も含めてご紹介していきます。

【となりのトトロ】ラストでお母さんになぜ会わない?とうもろこしを置いて帰った理由は?のイメージ

目次

  1. となりのトトロとは?
  2. となりのトトロのラストでメイたちがお母さんになぜ会わない?
  3. となりのトトロのメイとサツキは死んだ?エンディングの赤ちゃんとは?
  4. となりのトトロには続編がある?
  5. となりのトトロのラストに関する感想や評価
  6. となりのトトロのラストでなぜ会わないのかまとめ

となりのトトロとは?

「となりのトトロ」はトトロという不思議な生物と、サツキとメイという少女たちの出会いを描いた物語で、スタジオジブリの代名詞とも言われている作品です。そんな「となりのトトロ」は日本のみならず世界中で愛されているアニメ映画ですが、今回は「となりのトトロ」のラストシーンに注目してご紹介していきます。

となりのトトロの概要

「となりのトトロ」の作品情報をご紹介していきます。「となりのトトロ」は宮崎駿監督によるオリジナル作品で、1988年に公開されました。公開当時は同じくスタジオジブリに所属している高畑勲監督による「火垂るの墓」も同時上映され、興行収入は11.7億円を記録しています。公開当初は動員数が伸びず、前作の「風の谷のナウシカ」を大きく下回る結果となりましたが、現在では国民に愛される作品となっています。

となりのトトロのあらすじ

「となりのトトロ」のあらすじをご紹介していきます。田舎へ引っ越してきた草壁家は、病気で療養が必要な母親の為、父のタツオと、娘のサツキとメイの3人で古い家で暮らす事になりました。「お化け屋敷」のような見た目のその家には、サツキとメイしか見えない不思議な生物が存在しており、メイはやがてトトロという大きな生き物と遭遇しました。こうしてサツキとメイがトトロと出会った一夏の物語が始まっていきました。

となりのトトロ - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

となりのトトロのラストでメイたちがお母さんになぜ会わない?

「となりのトトロ」はサツキとメイがトトロと出会った物語であることをご紹介してきましたが、次はそんな「となりのトトロ」のラストシーンについてご紹介していきます。「となりのトトロ」のラストでは、お母さんにとうもろこしを届ける為、迷子になったメイが、サツキとトトロに救われ、ネコバスに乗ってお母さんの病院へ届けにいくというエピソードが描かれていました。

一見するとお母さんの為にとうもろこしを届けたサツキとメイの微笑ましいエピソードとして解釈できる「となりのトトロ」のラストシーンですが、そのラストシーンに違和感を覚える方も多いようです。それはサツキとメイがお母さんに会わずにとうもろこしを置いて帰ってしまったという状況が、お母さんになぜ会わないのかと不思議に思う方もいるようです。次はそんな「なぜ会わないのか」について考察をご紹介していきます。

ラストでメイたちがお母さんたちを木の上で見ているシーン

メイはお母さんにとうもろこしを届ける為に病院を目指し、迷子になってしまいました。そんなメイを探していたサツキはトトロに助けを求め、トトロの計らいでネコバスに乗ってメイを見つける事ができました。そしてそのままネコバスはお母さんの病院までサツキとメイを乗せて行ってくれた為、二人はお母さんの病院へ無事到着しました。木の上から病室を見ているとそこには楽しそうに話すお母さんとお父さんの姿がありました。

思ったよりもお母さんの病状が安定している事に安心し、二人はとうもろこしを病室の窓際へ置きその場を立ち去ります。そして物音に気づいた父・タツオが窓へ近づき、とうもろこしを発見しました。とうもろこしには「お母さんへ」と書かれており、そのとうもろこしがサツキとメイがお母さんへ宛てたプレゼントなのではないかと悟りました。こうしてサツキとメイはお母さんに会う事なく、とうもろこしを置いて帰っていました。

ラストでメイたちがお母さんに会わずにとうもろこしを置いて帰った理由

「となりのトトロ」のラストシーンは前述したように、サツキとメイがお母さんの為にとうもろこしを届けるという感動のエピソードとなっていますが、そこで疑問視されているのがお母さんに「なぜ会わない」のかという事です。せっかくお母さんの病院までたどり着いたのだから、直接とうもろこしを手渡せばいいのではないかと感じる方も多いようです。そこで次は二人が「なぜ会わない」のか理由を考察していきます。

理由①とうもろこしをお母さんに届けることが目的だったから

サツキとメイがお母さんに「なぜ会わない」のか理由1つ目は、「とうもろこしをお母さんに届けることが目的だから」です。メイは、おばあちゃんの畑で取れた野菜を食べれば、お母さんの体も良くなると思いました。そこでお母さんの元へ畑のとうもろこしを届ける為、お母さんの病院を目指しました。結果的にとうもろこしはお母さんに届ける事ができた為、サツキとメイはお母さんに会わずに帰ったのではないかと言われていました。

理由②お母さんに心配をかけたくなかったから

サツキとメイがお母さんに「なぜ会わない」のか理由2つ目は、「お母さんに心配をかけたくなかったから」です。ラストシーンでは、サツキもメイも迷子になったり捜索したりで全身が汚れた状態でした。そんなボロボロになっている娘の姿を見たお母さんは、きっと心配してしまうだろうと考えたサツキとメイは、お母さんに会わずに帰ったのではないかと考察されていました。

理由③他の人に迷惑をかけたことを隠したかったから

メモの上にペンが置いてある写真

サツキとメイがお母さんに「なぜ会わない」のか理由3つ目は、「他の人に迷惑をかけたことを隠したかったから」です。この考察は、サツキとメイが子どもであるという事から、「悪い事をしたのを親に隠したい」という子ども特有の気持ちを汲み、メイの迷子騒動で村の人々に迷惑をかけてしまったことを憂いて、お母さんには会わずにそっと帰ったのではないかと考察されていました。

理由④お父さんとお母さんの会話を邪魔したくなかったから

サツキとメイがお母さんに「なぜ会わない」のか理由4つ目は、「お父さんとお母さんの会話を邪魔したくなかったから」です。ラストシーンでトトロの協力を得て、ネコバスによって病院へ到着したサツキとメイは、お母さんの病室の側にある木の上から、電報を受け取り一足早く病院に着いていたお父さんと、お母さんが楽しそうに会話しているのを目撃しています。

そのお父さんとお母さんの様子が朗らかで、「お母さんの病状の悪化」という危機迫る電報を受け取り、家族総出で心配していたような状況を脱したと確信したサツキとメイは、両親の楽しそうな会話を邪魔したくなくてそのまま帰ったのではないかと考察されていました。

理由⑤二人の成長を描くため

サツキとメイがお母さんに「なぜ会わない」のか理由5つ目は、「二人の成長を描くため」です。これは「となりのトトロ」のラストシーンで宮崎駿監督が「伝えたかった事」は何かと考察した際に、「サツキとメイの成長を描きたかった」のではないかと推測されていた為生まれた仮説のようです。サツキはお姉ちゃんと言えど、まだまだ甘えたい盛りで、そんな二人がお母さんに会わずに帰るという成長を描いていると言われています。

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となりのトトロのメイとサツキは死んだ?エンディングの赤ちゃんとは?

「となりのトトロ」のラストシーンが、不自然にお母さんと会わずにサツキとメイが帰っている事から、一部では都市伝説として「サツキとメイが死亡している」という噂が流れていました。この都市伝説は、子ども向け映画の「となりのトトロ」には似つかわしくない内容の噂ですが、ラストシーンの違和感などを踏まえて考察されていました。そこで次はそんな都市伝説と、エンディングに登場する赤ちゃんについてご紹介していきます。

メイとサツキは死んだという都市伝説

「となりのトトロ」のラストシーンに関係する都市伝説として、「サツキとメイは死亡している」というものがあります。この都市伝説は、トトロを「死神」として扱っており、その死神でもあるトトロが使役しているネコバスは、あの世とこの世を行き来する乗り物と捉えていました。そしてこの都市伝説では、メイは池に転落して死亡しており、サツキはそんなメイを探す為に、自ら魂を差し出してトトロを呼び出したと言われています。

このような「サツキとメイが死亡している」という想像もつかない設定の都市伝説が、「となりのトトロ」では有名で、この都市伝説を元に考察すると、ラストシーンでお母さんにサツキとメイが会わなかったのは、会わなかったのではなく、「会えなかった」と推測されていました。しかしこの都市伝説に関しては、宮崎駿監督自身が否定したという記述もあり、この有名な都市伝説の信憑性は低いと結論づけられていました。

エンディングの赤ちゃんは誰の子供?

「となりのトトロ」のエンディングには、様々なキャラクターのその後が描かれていました。その中で、メイが赤ちゃんと一緒にいるシーンが描かれており、「この赤ちゃんは誰の子ども?」と疑問が挙がっていました。このエンディングは、お母さんが退院してからの草壁家の生活が描かれていた為、この赤ちゃんが実はサツキとメイの弟妹ではないかと考察されているようですが、最も多い意見は「他人」という考察のようです。

ではなぜ「他人の赤ちゃん」とメイが描かれていたのでしょうか?これは、ある推測がされていました。それは「メイの成長を描きたかったから」というものでした。メイはサツキやお母さんに甘えてばかりいましたが、自分よりも小さな赤ちゃんの存在と対峙し、「自分の方が大きい、お姉さんだ」という自覚が芽生えたシーンではないかと推測されていました。このように、メイもトトロとの出会いで大きく成長した事が分かっています。

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となりのトトロには続編がある?

「となりのトトロ」は都市伝説が生まれてしまう程不思議なラストシーンとなっていました。そんなラストシーンで終わった「となりのトトロ」ですが、続編がある事をご存知でしょうか?次はそんな「となりのトトロ」の続編である「めいとこねこバス」について詳しくご紹介していきます。

「めいとこねこバス」とは?

「となりのトトロ」の続編である「めいとこねこバス」は、2002年に公開が開始されました。この「となりのトトロ」の続編である「めいとこねこバス」という作品は、通常の映像作品ではなく、東京都三鷹市の「ジブリ美術館」の館内でのみ限定放映されています。その為、「めいとこねこバス」を「ジブリ美術館」以外の場所で鑑賞する事はできないので、その続編の存在を知らない人がほとんどと言われています。

「めいとこねこバス」のあらすじ

「となりのトトロ」の続編「めいとこねこバス」のあらすじをご紹介していきます。お化けを天国まで導いていくという大切な役割があるネコバスは、トトロと共にお化け達を天国まで案内していました。そんなネコバスですが、メイが出会ったのはこねこバスで、メイはその後かつてお世話になったトトロとも再会を果たします。ネコバスの仲間にはネコばあちゃんという大きなネコバスもいて、メイとネコバス達の冒険が描かれていました。

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となりのトトロのラストに関する感想や評価

こちらは「となりのトトロ」のラストシーンで、サツキとメイが病院まで行ったのにも関わらず、お母さんに会わなかった為に都市伝説が生まれてしまったのではないかと推測している方の投稿です。「となりのトトロ」のラストシーンの違和感は多くの方が指摘しており、このような違和感から、「サツキとメイが死亡している」という悲しい都市伝説が生まれていると感じる方も多いようです。

こちらは「となりのトトロ」のラストシーンでサツキとメイがお母さんに会わずに帰ってしまうところが不自然だと指摘している方の投稿です。前述したように、サツキとメイがお母さんを元気付けようととうもろこしを届けに病院まで向かったのにも関わらず、お母さんに直接とうもろこしを渡さないで帰ってしまった事で違和感を覚える方も多く、不自然だという意見も多く寄せられていました。

こちらは「となりのトトロ」を大人になって見返し、ラストシーンでお母さんにサツキとメイが会わない事を疑問に感じた方の投稿です。この方は、サツキとメイがお母さんと会うのを「楽しみ」に取っておいたのではないかと思う事で納得されたようです。現にサツキとメイはお母さんとの暮らしを楽しみにしていた為、このように「会わない」理由としてお母さんの身を案じていたり、サツキとメイの成長と捉えている方もいるようです。

となりのトトロのラストでなぜ会わないのかまとめ

メモの上にペンが置いてある写真

「となりのトトロ」のラストシーンに関するまとめはいかがだったでしょうか?「となりのトトロ」のラストシーンを疑問視する意見も多く、「サツキとメイが病院まで行ってお母さんと会わずに帰った」という物語の流れが不自然だと感じる方も多いようです。そんな「会わない理由」には様々な考察があり、都市伝説のように衝撃的な意見もありました。そんな「となりのトトロ」を考察しながらご覧になってみてはいかがでしょうか?

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