2022年06月20日公開
2022年06月20日更新
【猫の恩返し】カラスのトトの正体は?原作との違いやムタさんとの関係を解説
『猫の恩返し』に登場するカラスのトトの正体について徹底解説します。トトのプロフィールや、猫の国へ入国できない理由についても説明!また、『猫の恩返し』の映画と原作で違う点や、ムタさんとは本当に仲が悪いのかについても、まとめています。トトの活躍シーンや、主人公のハルとの関係なども必見です。落ち着いた優しいトトの声を演じたアニメ声優の名前や、『猫の恩返し』のトトに関する感想なども載せています。
猫の恩返しのカラスの名前はトト!正体や原作との違いは?
#猫の恩返し
— のらり (@norarikrr) August 20, 2021
トトさんの秘蔵の桑の実が気になってしょうがないよ pic.twitter.com/AgEGTAkiMx
『猫の恩返し』はスタジオジブリ製作の作品の一つで、女子高校生が猫の世界へ招かれる物語です。ファンタジーで楽しい内容のため、子供から大人まで楽しめます。『猫の恩返し』は多くの猫が登場しますが、カラスのキャラクターも存在感があり注目されました。ここからは、そのカラスの正体や名前、活躍シーンなども紹介します。『猫の恩返し』には欠かせないキャラのため、チェックしてみてください。
猫の恩返しの作品情報
猫の恩返しの概要
猫の恩返し好きな人RT♡ pic.twitter.com/esmI0ndM5N
— ジブリ♥fan (@ghibli_fan11) June 12, 2022
『猫の恩返し』は、2002年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画です。同じくスタジオジブリ製作で、1995年に公開された「耳をすませば」の、スピンオフ作品という位置づけになっています。『猫の恩返し』は、「耳をすませば」に登場した主人公の雫が、劇中で描いた物語という設定です。
また、『猫の恩返し』は、柊あおいさんが描いた『バロン 猫の男爵』を原作としており、監督は森田宏幸さんです。2002年の日本国内の興行収入は64.8億円で、邦画では1位となっています。
猫の恩返しのあらすじ
あたし間違ってなんかいなかった。 猫を助けた事も迷って苦しんだことも 皆大切な自分の時間だったんだ。 【猫の恩返し】 pic.twitter.com/977J9aYQ6O
— ★心に響くジブリ名言など★ (@wcnvk8uig7faq6u) June 16, 2022
女子高校生の吉岡ハルは、トラックに轢かれそうになった猫を助けます。その猫の正体は、猫の国のルーン王子でした。王子を助けてくれたお礼をしたいと、ハルは猫の国へ招待されました。日常がつまらなく感じていたハルは、「猫の世界で楽しく生きたい」と思います。しかし、猫の国でハルは、ルーン王子と結婚させられそうになります。猫の男爵バロンとカラスのトトに助けられて、ハルは猫の国からの脱出を試みました。
トトの正体は石像(ガーゴイル)
トトは、バロンの仲間で、猫の事務所のメンバーです。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 20, 2021
普段は石像ですが、人が願いや想いを込めて造ったものには、いつしか心が宿るというように、心をもつガーゴイルです。
デリカシーのないムタとは仲が悪く、ケンカをしてしまいます。
声を担当したのは、斎藤洋介さん。#猫の恩返し pic.twitter.com/bCC7bkPjdc
『猫の恩返し』に登場するカラスの正体は、猫の事務所前の広場に立つ柱の上の石像です。名前は「トト」で、120年前から柱の上で街の様子を眺めています。主人公のハルがデパートへ買い物に来たことや、小さいころに怪我をしたカラスを助けたことも知っていました。
トトは陽が落ちると知性を持つことができ、大空を自由に飛び回ります。また、バロンはトトのことを「心を持ったガーゴイル」とハルに紹介しています。『猫の恩返し』には多くの猫が登場しますが、その中でカラスのキャラクターは珍しいため目立つ存在です。
トトの原作と映画の違い
『猫の恩返し』の音楽は、『耳をすませば』に続いて野見祐二さんが担当しています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 20, 2021
バロンとトトがハルを追いかけるシーンでは、『耳をすませば』と同じ音楽が流れています。
さらに、物語終盤の屋上のシーンでも使用されています。#猫の恩返し pic.twitter.com/BLtsJQw1VY
『猫の恩返し』の映画でトトはカラスとして登場しますが、原作ではカササギとなっています。カササギはカラスよりも一回りほど小ぶりなサイズで、胸とお腹の部分が白いです。カラスとよく似ていますが、体の大きさや模様が違います。
また、「トト」という名前においては、原作も映画も同じです。原作より映画のイメージが強いため、トトはカラスのキャラクターとして、多くの人に認識されています。トトは多くのカラスの仲間を集めることもできて、ハルのピンチを救うシーンもありました。
トトは猫の国に入ることができない?
トトさん❤めちゃくちゃイケ鳥!!!
— クルミ (@kurumimaron258) June 21, 2020
猫の恩返しで一番好きなキャラ!! pic.twitter.com/zZEdBeqWBH
トトの正体は石像とはいえ、鳥の姿をしているため「猫の国」へ入ることはできません。いつもバロンを乗せて、猫の国の入り口まで送り届ける役割をしています。トトは先を読む賢さも持ち合わせており、猫の国からハルやバロン、ムタさんが戻って来たときのことも考えていました。仲間のカラスを集めておき、架け橋のように連なって、ハルたちを人間の世界へ送り届けています。
猫の恩返しのトトとムタさんやハルの関係
トトとムタさんの関係
ムタとトトさんの言い合いが好きすぎる
— 🌛 (@onigiri_haku) June 1, 2022
言い合いを止めようとするハルちゃんに彼らは気にしなくていいってバロンが言うあたり日常茶飯事なんだろうな
🐈おらおら〜暗くなって見えね〜ぞ〜
🦅黙れ酢豚め pic.twitter.com/fz5R7wTDqJ
『猫の恩返し』に登場するトトとムタさんは、ケンカばかりしており「鳥目野郎」「豚ネコめ!」と罵りあっています。ハルが仲裁に入ろうとすると、バロンは「いつものことだから気にしなくて良い」と気にも留めません。このことからも、トトとムタさんのケンカは、日常茶飯事だといえます。
ただ、実際は仲が悪いわけではなく、「ケンカするほど仲が良い」という様子です。問題が起きると、力を合わせて解決しようとするシーンもあり、お互い信頼しあっている関係になります。普段は鳥目のことをバカにしているムタさんが、実際はトトが見えにくいことを気遣っている一面もありました。トトの前では、素直になれないムタさんのようです。
トトとハルの関係
猫勢ももちろんかっこいいけど、トトさんも忘れてもらっちゃ困るぜ!
— 真辮(まあむ) (@929maamu) August 24, 2018
「ハルは軽いから平気さ」とかさらっと女の子がキュンとすること言ってくるよね。罪作りなカラスだ(原作はカササギ)
鳥目なのもギャップ萌え#猫の恩返し pic.twitter.com/tomITel4n1
可愛い名前のトトですが、ハルには非常に紳士的な態度で接しています。ムタさんはハルに「ダイエットをしておけ!」と冗談交じりに言いました。一方、トトは背中に乗せたハルに対して、「軽いから平気さ」と優しい言葉をかけます。
また、トトの活躍シーンは、猫の国から脱出したハルたちを、カラスの仲間と助けたところです。ハルが空から落ちたとき、トトが受け止めてくれます。トトがいなければ、ハルは人間の世界へ戻れなかったでしょう。このことからも、トトはハルにとって救世主であるといえます。
猫の恩返しのトトの声優
斎藤洋介のプロフィール
『猫の恩返し』のキャラクターを演じる声優を発表した際、多くの有名人が名前を連ねたことで話題になりました。ここでは、トトの役を演じたアニメ声優について紹介します。
【猫の恩返し】に出てくるガーゴイルのトトがめっちゃ好きなんだけど、声優が斎藤洋介さんだと知って衝撃受けてるとこ。イケボ。 pic.twitter.com/hysxj14cVQ
— さー (@38_jen) August 24, 2018
- 名前:斎藤洋介(さいとう ようすけ)
- 生年月日:1951年7月11日
- 没年月日:2020年9月19日
- 出生地:愛知県名古屋市
- 血液型:A型
- 職業:俳優
- 所属:アクトレインクラブ
『猫の恩返し』のトトを演じたアニメ声優は、斎藤洋介さんです。斎藤洋介さんは大学時代に落語研究会で三宅裕司さんと出会い、卒業後に「劇団SET」を立ち上げました。1979年に劇団を退団して、同年に「男たちの旅路」第4部の「車輪の一歩」で、俳優としてテレビドラマの初出演を果たしています。
それ以降は、善人から悪人まで幅広いキャラクターをこなせる名脇役として、有名になります。また、バラエティ人気番組の「SMAP×SMAP」にも準レギュラーで出演しており、幅広いジャンルで活躍していました。しかし、2020年に咽頭がんが見つかり闘病生活を続けていましたが、同年9月に69歳で死去しました。
斎藤洋介の主な出演作品や演じたキャラ
亡くなられた斎藤洋介さん、スタジオジブリの「猫の恩返し」でカラスのトトの声を担当されてました。あの声は本当に素敵だったなあ・・・。 pic.twitter.com/L6vOzLtNXX
— マルヤマテツヤ (@tetsumaru47) September 19, 2020
- 1979年:男たちの旅路(川島敏夫役)
- 1981年:男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(ふみの夫役)
- 1983年:おしん(川村清一役)
- 1994年:家なき子(警察役)
- 2002年:猫の恩返し(トト役)
- 2005年:ドラゴン桜(近藤時久役)
- 2012年:るろうに剣心(浦村署長役)
- 2020年:特捜9 season3(河野三郎役)
上記以外にも数多くの作品に出演し、CMやバラエティでも活躍していました。『猫の恩返し』のトト役は、後になって斎藤洋介さんが声優として演じていたことに気付いて、感動する人も多くいました。
猫の恩返しのトトに関する感想や評価
ちょい役だけどヒロインをしっかり支えられるトトさんのような有能なカラスになりたいものよのぅ・・・(•ө•)#猫の恩返し pic.twitter.com/vVgPapkptf
— Jun G.🙇🏻♂️ (@J_G_3_) August 20, 2021
『猫の恩返し』のトトの登場シーンはさほど多くないものの、存在感があると多くの人から人気を得ています。知的でリーダーシップ能力があり、トトのひと声で仲間のカラスたちが集まるほどです。ラストシーンでは、トトと仲間で架け橋を作り、ハルを人間の世界へ戻します。そのときのトトが非常にカッコ良かったという感想もありました。
この2人(?)の口喧嘩好き。ここのシーンはバロンたちの会話よりもモブで入ってるこの方々の喧嘩を聞いてます。
— みかっぺ (@08mika_perc) July 4, 2014
というか、あからさまにトトさんのムタさんに対する悪口が酷すぎるw
「餅」とか「豚」とかね。 pic.twitter.com/KiV0x3PMAR
『猫の恩返し』のトトとムタさんの、ケンカ腰のかけ合いが面白いという感想も多いです。トトはムタさんに「餅」や「豚ネコ」などズバッと悪口を言います。しかし、ハルに対しては優しい言葉をかけてあげるなど、そのギャップも良いようです。また、普段はケンカばかりしていても、いざとなると、力を合わせて立ち向かう姿が好きという声もありました。
あまりに可愛い猫の二足歩行観て喜んでた☺️
— トキ子 (@t_6x6_k) August 20, 2021
猫の恩返しのキャラクターデザイン可愛いくて好きなんだよね🐾
深く考えないで楽しめる可愛い映画に癒しを与えてもらった☺️
みんな可愛いけど、猫映画なのにカラスのトトさん凄く好み!(笑)
スタッフの方々は猫の動き凄く研究されたんでしょうな…
『猫の恩返し』に登場するキャラクターはほぼ猫です。だからこそ、トトのようなカラスのキャラクターが目立ち、視聴者の印象に残ったのでしょう。トトは顔は怖いですが、知的で根は優しいところも好感を持たれています。また、落ち着いた優しい声も好きだという感想も多いです。
猫の恩返しのトトまとめ
#猫の恩返し
— Chocolat Cake (@ChocolatCake3) August 20, 2021
猫の恩返しめちゃくちゃ面白かった!特にハルとバロン、ムタ、そしてトトとその仲間たちが集まって道にして、ハルを助けるシーンが印象に残っている✨ pic.twitter.com/Jucso2MFFK
『猫の恩返し』に登場するカラスの正体は石像で、名前は「トト」です。陽が落ちると知性を持ち、自由に飛び回ります。また、リーダーシップのある知的な性格で、バロンとムタさんと共に主人公のハルを助けます。
特にクライマックスシーンのトトの活躍は、『猫の恩返し』の見せ場の一つになっています。普段はムタさんとケンカばかりしており、そのかけ合いで視聴者を楽しませてくれました。『猫の恩返し』を観るときは、トトにも注目して楽しんでください。