【ワンピース】ミス・フライデーはアンラッキーズの一人！登場シーンや能力は？

ミス・フライデーのその後についてネタバレしていく前に、ミス・フライデーとはどんなキャラなのか、プロフィールを紹介していきます。チョッパーとは違って純粋な動物であるミス・フライデーとはいったいどんなキャラなのでしょうか？また、ミス・フライデーが所属するバロック・ワークスや『13日の金曜日(アンラッキーズ)』についてもここで解説していきます。

『ワンピース』は尾田栄一郎による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』にて1997年から連載が開始されました。物語は海賊王を目指す少年モンキー・D・ルフィが仲間達と共に『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』を目指すという海洋冒険ロマンで、ド派手なバトルも魅力となっています。単行本は2022年6月現在102巻までが刊行されており、2021年7月時点で累計発行部数4億9000万部を突破しているほどの大人気作品です。

幼少期に四皇の1人であるシャンクスと親友になり、大切な麦わら帽子を譲り受けた少年モンキー・D・ルフィは海賊王を目指して海へと旅立ちました。ゾロやサンジ、ウソップやナミをはじめとした信頼出来る仲間を得ていったルフィは、共に大冒険をしながら海軍や凶悪な海賊との過酷な戦いを繰り広げていきます。果たしてルフィはシャンクスと再会して約束を果たす事が出来るのでしょうか？

ミス・フライデーはバロックワークスの『13日の金曜日(アンラッキーズ)』に所属しているハゲタカです。初登場は『ワンピース』の原作12巻105話で、性別はメス、誕生日は1月21日となっています。見た目はアヒルのようなクチバシと頭に茶色の花柄のアビエイターハットを被っており、首の下はモコモコの白い毛で覆われている事が特徴です。また、背中には機関銃を装備していて、ミス・フライデーの武器となっています。

ミス・フライデーが所属するバロックワークスとは、当時王下七武海であったクロコダイルが創設した秘密犯罪会社です。暗殺や盗みなどの犯罪を生業としている会社で、社員は約2000人存在しています。徹底した秘密主義がとられており、パートナー同士であってもお互いの素性を知らず、コードネームで呼び合っています。バロックワークスの最終目標は理想国家の建国とされていますが、その実態はアラバスタ王国の乗っ取りでした。

社長であるクロコダイルは4年の間緻密に練り上げてきた計画によって最終作戦『ユートピア作戦』を実行に移し、アラバスタに内戦を仕掛けましたが、麦わらの一味の活躍によってバロックワークスの幹部達は次々と倒されていき、クロコダイルもルフィによって倒されました。その後はクロコダイルがインペルダウンに収監され、バロックワークスは壊滅となります。

『13日の金曜日(アンラッキーズ)』はミス・フライデーとMr.13によるバロックワークスのチームです。任務内容は、バロックワークス内での任務失敗者への仕置きと、伝達係を兼任しています。任務失敗者に対しては抹殺する事もある為、エージェントからは恐れられている存在でもあります。また、Mr.13は似顔絵を描く事を得意としており、敵の姿を描いて本部に伝えるという大切な役割も持っています。

敵の似顔絵を即座に本部へと伝えるためにMr.13は常にミス・フライデーの背中に乗って空を高速移動をしており、2人で1人ともいうべき存在でお互いが必要不可欠な大切なパートナーとなっています。

ミス・フライデーが『ワンピース』の作中で初登場を果たしたのは単行本12巻の105話『記録指針(ログポース)』です。麦わらの一味が巨大なクジラのラブーンに双子岬で出会った時に、Mr.9とミス・ウェンズデーが登場してラブーンを食料として捕獲しようとします。謎の行動を取り続けるMr.9とミス・ウェンズデーでしたが、ラブーンに危険が及ぶと考えたルフィが2人をぶっ飛ばしました。

しかしその後、Mr.9とミス・ウェンズデーはルフィに殴られた時にログポースを落としてしまった事で島に帰れなくなってしまったので、麦わらの一味のもとに帰ってきます。そこに、ラブーンの捕獲に失敗したという報告を受けた『13日の金曜日(アンラッキーズ)』が現れ、Mr.9とミス・ウェンズデーのもとに爆弾を落として抹殺しようとしていました。このシーンがミス・フライデーとMr.13の初登場となります。

『リトルガーデン編』にて、ミス・フライデーはMr.13と共にMr.3の任務完了を確認する為にリトルガーデンに赴きますが、その際に居合わせたサンジと対峙します。そこで戦闘になりますが、ミスフライデーとMr.13はサンジの蹴り技であっけなく倒されていました。ミス・フライデーはその際に首の骨を折るという重傷を負って気絶してしまいます。

クロコダイルがルフィによって倒された事によってバロックワークスは崩壊し、エージェント達のほとんどが海軍によって捕えられました。ミス・フライデーとMr.13も捕らえられますが、その後は当時海軍本部の大佐であったヒナによって尋問を受けます。その際にバロックワークスの情報について聞かれていたミス・フライデーとMr.13でしたが、カツ丼を使ってゆすられた事で簡単に白状していました。

バロックワークスの忠実なエージェントという印象であったミス・フライデーとMr.13でしたが、このなんとも白状なシーンのその後は消息不明となっており、『ワンピース』の作中でも詳細は描かれていません。

ミス・フライデーは悪魔の実の能力者というわけではありませんが背中についている機関銃によってバロックワークス内の任務失敗者を抹殺します。その事からバロックワークスのエージェントに恐れられている為、初登場時にはかなりの戦闘能力を持っている事が予想されていました。しかしミス・フライデーはリトルガーデンにてサンジに一撃であっけなく倒されていた事から、エージェントの中でもそこまで強くなかったと考えられます。

『13日の金曜日(アンラッキーズ)』でのパートナーであるミス・フライデーとMr.13は、お互いにいなくてはならないパートナーです。お互いに動物である事から会話する事はありませんが、意思疎通は出来ているようで任務失敗者の抹殺や伝達作業などをスムーズにてきぱきこなしていました。しかし、バロックワークスのエージェント達は男女で組むルールがありますが、ミス・フライデーとMr.13には恋愛感情などは無いようです。

ミス・フライデーの名前が、週刊誌の『フライデー』とかけているのではないかというファンの感想があります。写真週刊誌である『フライデー』は、有名人のスクープなどを掲載していますが、情報伝達の任務行っているミス・フライデーの任務に酷似しています。真相については公式の発表などはありませんが、かなり可能性の高い考察と言えます。

Mr.13とミス・フライデーのコンビ名の『13日の金曜日』を『アンラッキーズ』と読ませるセンスが好きというファンの感想があります。海外では13日の金曜日を不吉な日とする習慣がありますが、それを原作者である尾田栄一郎はアンラッキーズと読ませました。ピッタリなネーミングだった事から、バロックワークスのエージェントの中でも人気のコンビとなりました。

ミス・フライデーがザコキャラだというファンの感想があります。かなりの強さを誇るバロックワークスのエージェント達から恐れられる存在として登場したミス・フライデーでしたが、戦闘シーンにてサンジにボコボコにされていた為、『ワンピース』ファンの中ではザコキャラとして扱われる事は少なくありません。しかし、動物のエージェントという事で印象には残りやすいキャラとなっています。

『ワンピース』に登場するミス・フライデーについてまとめてきましたが、『アラバスタ編』にてバロックワークスの特別な立場のエージェントとして重要な立ち位置を担っていたという事が分かりました。敵キャラではありましたが、ミス・フライデーは動物の戦闘員であった事もあり『ワンピース』ファンの心に強く残っています。