【ハイキュー】 特別番外編のあらすじネタバレ！登場キャラやチームのメンバーは？

ハイキューは2012年から2020年まで週刊少年ジャンプにて古館春一先生が連載していたバレーボール漫画です。本格的なバレーボールの代表格として人気を集めた作品で、連載時にはジャンプの中でも上位に位置する人気を獲得していると同時に高い評価を集めた作品になっています。

メディアミックス展開も積極的に行われた作品で、連載開始当初から小説化やVOMIC化などが積極的に行われた他、アニメ化も期間を空けながらも4度行われています。同時にハイキュー作中で宮城県を中心に現実にある施設を利用している事もあり、聖地巡礼なども積極的に促進されるなどされている作品になっています。

春校バレーで「小さな巨人」を見てバレーボールを始めた日向翔陽。環境的になかなかバレーボールが出来ない中、後輩や友達の協力を得て中学最後の大会に出場、そこで「コート上の王様」と呼ばれる天才セッター・影山飛雄と対決する事になります。これに敗北した日向は高校でのリベンジを誓って古豪烏野高校に入学しますが、そこで影山飛雄と再会する事になるのでした。

ハイキュー特別番外編はハイキュー本編最後にも日本バレーボール協会に所属している事が明かされている黒尾鉄朗の視点で描かれます。競技普及事業部に所属している黒尾鉄朗は、バレーボールファンを増やすべく、「2022年オールスタースペシャルマッチ」の開催を企画します。かつて競った同世代の「妖怪（モンスター）世代」を招集するべく、成田空港から世界へと飛び立つ事になります。

最初に黒尾鉄朗が降り立ったのは南米のアルゼンチンでした。目的はアルゼンチンに帰化し「CAサン・ファン」でセッターを務める及川徹の招集です。ハイキュー本編にてアルゼンチン代表として活躍した及川徹に対して、「話題で持ち切り」と軽いジョークを飛ばしつつも「是非世界のスター及川選手のセットで一層高く飛ぶ日向選手が見たいなぁ」と影山飛雄へのライバル心を煽り、スペシャルマッチへの参加を確約させるのでした。

続いて黒尾鉄朗は、ヨーロッパのポーランドに飛びます。目的はポーランドのチーム「オジェウ・ワルシャワ」に所属している牛島若利です。大人から子供まで人気を高めていると伝えつつ、「日向と及川を同時に倒すチャンスは今回しかないだろう」と煽りスペシャルマッチへの参加を確約させます。

ちなみに黒尾鉄朗が誘い文句で言っているのでどこまで本当かは不明ですが牛島若利は日本では「バレーボールロボット」の愛称で親しまれているようです。その事に対しても牛島若利は好反応を見せており牛島若利のキャラクター性が飛び出した形になっていました。

次に黒尾鉄朗が飛んだのはイタリアのローマです。目的はチーム「アリ・ローマ」に所属する影山飛雄でした。影山が出る事になれば「MSBYブラックジャッカル」のアレクサンドル・ヨッフェも出場する事を明かし、打点の高さで影山の協力を取り付ける事になります。特に影山と宮は日本でも人気が高いようです。

ここまで、及川徹、牛島若利、影山飛雄と人気選手の参加を取り付けた黒尾鉄朗は移動中に宮城にいる澤村に連絡を取ります。澤村は警察官になっていて既にバレーボールをやっているわけではありませんが目的は澤村の出場ではありません。黒尾鉄朗の目的は元烏野の東峰と谷地の連絡先を知る事でした。

そして黒尾鉄朗は再び南米に戻り今度はブラジルを訪れます。途中プロゲーマーでユーチューバーとして活躍する「ゴツケン」こと研磨と合流すると、黒尾鉄朗がカメラマンを務めつつ、撮影を行います。そして2人の目的はブラジルのチーム「アーザス・サンパウロ」で活躍する日向でした。研磨は動画の企画として日向、日向のビーチバレー時代の相棒サンタナと共にビーチバレーに参戦する事になります。

無事にビーチバレーの試合を終えた研磨は、黒尾鉄朗の企画するスペシャルマッチの告知も行いつつ配信を締めます。ちなみのこの配信は「小さな巨人」で漫画家をしている宇内天満の自宅の廊下でその編集を担当している赤葦が見ていたりします。またこのブラジル編には荷物を大量に持った西谷夕も登場しています。

ハイキュー特別番外編のあらすじはここから実際にスペシャルマッチが行われる当日に移り変わります。早速それぞれのチームの様子が描かれる事になりますが、Aチームのロッカーは一触即発状態でした。原因は同じセッターでチームを組む事になった宮と及川の意地の張り合いです。Aチームには日向もおりなんとか仲裁しようとしますが止まりません。その時、意地の張り合いを止めたのがアスレティックトレーナーとして帯同していた岩泉です。

バチバチ状態のAチームロッカーに対してBチームは非常にリラックスした様子が描かれます。何故か米の炊き方や備長炭について話し合う牛島若利と影山と木兎の3人、これを微妙な表情で見つめる星海という構図が描かれる事になります。そこに遅れて合流したのがアレクサンドル・ヨッフェ、そしてスーツ姿でバッチリ決めた夜久でした。

そしてついに黒尾鉄朗が仕掛けたスペシャルマッチが開始します。ここで黒尾鉄朗が東峰と谷地の連絡先を知りたがった理由も明らかになります。黒尾鉄朗は今回のスペシャルマッチのオーロラビジョンのデザインをデザイン会社で働く谷地に、そしてスペシャルマッチ用の特別ユニフォームをアパレルデザイナーとして活躍する東峰に依頼していたのでした。

それぞれのチームのスターティングメンバーを一覧形式で発表、そして試合開始の笛が鳴り響く形でハイキュー特別番外編は幕を閉じています。

ここからはハイキュー特別番外編のスペシャルマッチに出場したキャラクターを一覧形式で紹介していきます。残念ながら全員の勧誘シーンがあったわけではないハイキュー特別番外編ですが、出場している選手にはまずハイキュー本編ラストにて東京オリンピック日本代表に選ばれていたキャラクターが名を連ねています。さらに日本で活躍する海外選手も加わっている形です。

加えて控えのメンバーまで含めると日本代表にまでは選ばれていなかったものの、Vリーグ上位ディビジョン1のチームに所属している事が明らかになっていたメンバーが一覧形式で登場しています。

Aチームのスターティングメンバーを一覧で紹介するとミドルブロッカーにハイキュー本編ラストにシュヴァイデンアドラーズのメンバーとして登場したニコラス・ロメロと元稲荷崎でEJPライジン所属の角名、元鴎台高校で立花レッドファルオコンズの白馬の3人、アウトサイドヒッターとして元井闥山学院高校の佐久早、セッターは及川、リベロに元井闥山学院高校の古森、そしてオポジットとして日向というスターティングメンバーになっています。

ベンチメンバーも一覧形式で紹介するとかなり豪華で、元稲荷崎でMSBYブラックジャッカルのセッターの宮侑、アウトサイドヒッターとして元白鳥沢でアズマファーマシーグリーンロケッツ所属の五色工と元稲荷崎で立花レッドファルコンズ所属の尾白アラン、ミドルブロッカーとしてハイキュー本編ラストでもシュヴァイデンアドラーズのメンバーとして登場した昼神福郎、リベロとして平和島登志郎というメンバーが入っています。

Bチームのスターティングメンバー一覧はオポジットの牛島若利、ミドルブロッカーに影山勧誘の際に話しに出ていたヨッフェと元角川学園高校で大日本電鉄ウォリアーズ所属の百沢、アウトサイドヒッターに星海と木兎、リベロにロシアのデーグルエカチェリンブルク所属の夜久、そしてセッターに影山という形になっています。

Bチームのベンチメンバーを一覧にするとセッターに元井闥山学院高校でデセオホーネッツ所属の飯綱、アウトサイドヒッターに元狢坂でアズマファーマシーグリーンロケッツ所属の桐生と元音駒でVC神奈川所属の山本猛虎、ミドルブロッカーに元梟谷でEJPライジン所属の鷲尾、リベロにハイキュー本編でもMSBYブラックジャッカル所属として登場した犬鳴シオンが入っています。

元々週刊少年ジャンプに掲載されたハイキュー特別番外編はハイキュー連載10周年を記念してのものです。この特別番外編の掲載を含めて10周年記念本として発売される事になったのがハイキュー!! 10thクロニクルです。

今回あらすじをネタバレした特別番外編の掲載はもちろん、ハイキューの歴史を振り返るスペシャル企画が満載の記念本になっており、内容を一覧形式で紹介すると10周年キービジュアル、単行本未収録イラストなどが展開される事になっています。通常の記念本の他、キャラクターアクリルフィギュア、スナップフォトカード、チームオフィシャルピンズが封入された同梱版の発売も発表されています。

気になるハイキュー!! 10thクロニクルの発売日ですが2022年9月2日になっています。サイズは通常の少年漫画のサイズよりも大きいB5サイズになっており値段は税込み2420円になると発表されています。

ハイキュー特別番外編もハイキュー!! 10thクロニクルも全てはハイキューの連載10周年を記念した企画ですが、これら以外にも10周年記念企画は行われています。一覧形式で紹介すると上記の2つ以外に、ハイキュー本編のラストが東京オリンピックに合わせていたように、ハイキューとVリーグのコラボスペシャルマッチ「ハイキュー!!×V.LEAGUE スペシャルマッチ “THE VOLLEYBALL”」が行われる事が発表されているのです。

今回のあらすじネタバレでは触れていませんが、特別番外編の試合会場にもなった大田区体育館にて実際にイベントが行われるなど現実にもリンクした内容になっているのです。

ここからは既にハイキュー特別番外編を呼んだ人の感想をネタバレありで紹介していきます。ハイキュー特別番外編は試合開始のホイッスルで終わるという形になっており、もっと読みたかったという声が非常に多くなっています。試合全てを描くのは無理だとしてもハイキュー本編ラストの試合のようにワンプレイだけでも描いてほしかったという声も多くなっています。

中には短期集中連載のような形で複数話に続いてほしかったという声もある程で、またハイキューが読みたくなったという声も見られる程になっています。

黒尾鉄朗視点で描いた事が良かったという声も多くなっています。元々ハイキュー最終回も群像劇のようにそれぞれの卒業後を描いていただけに元々このような短編を描くつもりだったのではないかと思われる程の配役になっており、黒尾鉄朗が元々言葉巧みさが光っていたキャラクターだっただけにそれぞれをその気にさせるのが良かったという声も多くなっています。

今回チーム分けを一覧形式で紹介したように、基本的にスポットが当たっているのはプロバレーボール選手になったキャラクターですが、あらすじネタバレで触れた谷地や東峰、西谷夕以外にも今回のあらすじでは触れる事が出来ないようなシーンで様々な場面で細かく現役ではないキャラクターも多数登場しているのが良いという声も多くなっています。

ハイキュー特別番外編はスペシャルマッチのチーム分けにも色々な構図があったのが良かったという声も多くなっています。分かりやすい所でいえば日向と影山が同じチームではなかったり、及川徹と牛島若利が別チームだったりとハイキュー本編で描いてきた関係性を示したチーム分けになっているのが良かったという声も多くなっています。

特に今回のスペシャルマッチは国際大会でも公式戦でもないいわばエキシビジョンマッチである為、普段のチームなどからは切り離されたチーム分けが出来るからこそ、描かれてはいないものの、仕掛け人である黒尾鉄朗はチーム分けでかなり頭を悩ませていそうという声も多くなっています。それでもしっかりチーム分けを一覧形式で出してくれた事で再びハイキューを読みたくなったという声が増える結果になっています。

ハイキュー特別番外編はハイキューの連載10周年を記念して行われた新作読み切りになっています。その内容はハイキュー本編よりさらに数年後をベースに教会員となった黒尾鉄朗が仕掛けるエキシビジョンマッチの勧誘という形でそれぞれの現在や心境を描く形になっています。

ハイキューは非常にキャラクターが多く、スポットが当たっているのは主に海外に在籍し、ハイキュー全体でもメインといえるキャラクターだけですが、細かなやりとりも含めると相当数のキャラクターが登場した非常に豪華な読み切りになっています。ハイキュー連載10周年記念本であるハイキュー!! 10thクロニクルにも収録されることが明らかになっているので読み逃した人はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか？