【ワンピース】神官オームの強さと能力は？名前の由来や名言・声優も紹介

『ワンピース』の空島編には愛犬ホーリーに乗って戦う神官オームが登場しています。神官オームは神の軍団を率いる神エネルの部下である四神官の中で最強と言われる人物ですが、果たして神官オームはどの程度の強さを持っているのでしょうか？ここからは、『ワンピース』に登場する神官オームの名前の由来やアニメ声優の情報を交えつつ、その強さや能力を紹介していきます。

それではまず、神官オームが登場する『ワンピース』の作品情報からご覧ください。『ワンピース』とは、尾田栄一郎による海賊・冒険漫画です。週刊少年ジャンプにて1997年34号より連載されている作品で、海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公に据えたストーリーが展開されています。2022年4月時点で単行本は102巻まで刊行され、また1999年より放送されたテレビアニメも放送中です。

当記事で紹介する神官オームは『ワンピース』の空島編にて登場しています。空島編はルフィたちがジャヤ島で出会ったモンブラン・クリケットによる助けで、上空1万ｍにある空島に辿り着いた時からスタートしました。空島は未知の文化が広がっている島。しかし、そこは神・エネルが支配する土地でもありました。黄金捜しに乗り出したルフィたちはエネルが率いる神の軍団とシャンディアとのサバイバルに巻き込まれ…

• 名前：オーム
• 種族/出身地：空島 ビルカ
• 身長：189cm
• 血液型：XF型
• 悪魔の実の能力：不明
• 懸賞金：不明
• 覇気：見聞色
• 所属：元スカイピア四神官

『ワンピース』に登場するオームとは、スキンヘッドにサングラス、ヒゲ面が特徴的な神エネルの部下です。エネルの指示により、四神官の一人として罪人を裁く試練「鉄の試練」を担当していました。ゾロからは「ツノサングラス」と呼ばれており、この呼び名は身に付けているサングラスのレンズ端がツノのように突き出ていることが由来となっています。

神官オームはヒゲ面にスキンヘッド、サングラス、そしてタンクトップに右腕にはタトゥーというどっからどう見ても神官には見えない容姿をしています。そんな見た目とは裏腹に、欲望のために争いを起こして自らの命を散らせてしまう人の性に嘆くなど厭世主義的なところがあります。その結果、「みんな死んだらいい」という救いの結論を導き出してしまっていました。

オームは「みんな死んだらいい」という考えを持っているせいか仲間意識など全く持ち合わせておらず、他の神官同士とも反目していました。

そんなオームの名前の由来はネット上で二つの説があがっています。一つ目がエネルの能力が雷の性質を持つということで、電気抵抗の「オーム(Ω)」が由来になっているという説、2つ目が神聖視されているインド宗教(バラモン教を始めとする諸宗教)の呪文が由来になっているという説です。公式には名前の由来が明かされていないものの、この2つの名前の由来が有力視されています。

前述した通り、神官オームはエネルの部下です。エネルと同様に心鋼(マントル)という見聞色の覇気を習得しています。

神官オームは愛犬ホーリーを移動手段にしています。さらに、愛犬ホーリーを伴って戦闘をおこなっていました。実は神官オームには「スカイブリーダー」という異名があるのですが、この異名は空の畜産家を意味しています。つまり、動物の飼育に長けているわけです。実際に愛犬ホーリーは『ワンピース』の原作270話「小夜曲」にて、人間のように二足歩行の状態でダッシュしています。

エネルの部下である四神官の中でも最強と言われるオームですが、果たして彼はどの程度の強さを持っているのか？ここからは、神官オームの強さを測るべく彼の能力や強さ・技を紹介していきます。

『ワンピース』の空島では、ダイアルと呼ばれるさまざまな能力を持つ貝を生活面、戦闘面ともに活かしているのが特徴です。戦闘面ではダイアルの特性を活かした攻撃を繰り出すのですが、神官オームの場合は雲貝(ミルキーダイアル)をメインに使って攻撃を繰り出していました。神官オームはエネルに任された鉄の試練にて雲貝を使用しています。

その使用方法は試練のエリア内の至る所にダイアルを仕組んでおき、それを踏むことで有刺鉄線のような細い鉄雲が噴出するというものです。さらに、オーム本人も武器を携えて戦闘を繰り広げます。オームの剣は刀身が鉄雲でできているため、自由自在に変形させることが可能。

そのため攻守ともに圧倒的な強さを発揮し、遠距離の敵にも対応することができます。実際に神官オームの強さによって鉄の試練は「生存率0%」と言われています。また、神官オームの強さは愛犬ホーリーとのコンビネーションでも発揮でき、オームの指示に的確に動く愛犬ホーリーを自在に動かし、愛犬ホーリーによる拳闘を放つことができます。

神官オームの技「鉄の鞭(アイゼンウィップ)」は、剣の刀身を鞭のように伸ばして攻撃する技です。オームは見聞色の能力の使い手でもあるため、見聞色の能力を併用することにより遠距離にいる岩陰に隠れた敵でさえも攻撃することができます。

神官オームの技「鉄の堤防(アイゼンバック)」は、剣を雲のように変形させることで壁のように前方に展開する技です。相手の攻撃や侵攻を阻むことができます。

神官オームの技「鉄の扇(アイゼンファン)」は、剣を扇のように変形させることで薙ぎ倒すように相手を斬り裂く技です。鉄の試練と併せてかなりの強さを見せていますが、鉄の鞭よりは射程距離が短いという弱点がありました。

神官オームの技「白荊(シロイバラ）デスマッチ)」は、範囲内の敵味方をドーム状の囲いに閉じ込める技です。ドーム状の囲いは鉄の試練のエリア内に仕組んだミルキーダイアルを次々に発動させることによって作り出しています。いわば鳥籠状態で、否応なしに神官オームとの戦いを強いられます。名前にデスマッチという名が付いている通り、オームと敵のどちらかが倒されなければ出ることができません。

神官オームは欲望のために争いを起こして自ら命を散らせてしまう人間の性を嘆いていました。そんな彼の考え方は名言や名セリフから窺い知ることができます。では、神官オームはどのような名言や名セリフを残しているのでしょうか？ここでは、神官オームが放った名言や名セリフを2つ紹介していきます。

『ワンピース』に登場する神官オームの名言や名セリフの一つに「幸福になろうと…」に続く一言があります。チョッパーと初めて会ったタイミングで放ったセリフです。チョッパーはオームのセリフに対してツッコミを入れているのですが、オームの性格上、それでも哀しみから救われないという悲観的な考えが変わることはありませんでした。

『ワンピース』に登場する神官オームの名言や名セリフの一つに「とにかく静かにしろ…」に続く一言があります。ツッコミを入れるチョッパーを黙らせるために放ったセリフです。元々オームは無関係な人間のために涙を流す慈悲深い人物であり、オームなりに世界をより良くしようとしていたのではないでしょうか？

「みんな死んだらいい」という救いの結論を導き出すなどかなりの危険思想を持っている神官オームは、初めて相対したチョッパーに躊躇なく斬りかかっていました。では、そんな悲観的で持論を押し付けるように抜刀する、好戦的な性格をした神官オームの声を務めた声優は誰なのか？ここからは、アニメ『ワンピース』にて神官オームを演じた声優のプロフィールと主な作品情報、演じたキャラを見ていきましょう。

アニメ『ワンピース』にて愛犬ホーリーと共に戦うオーム役を演じた声優は、声優事務所「青二プロダクション」所属の声優・竹本英史(たけもとえいじ)さんです。声優・竹本英史さんは1993年5月7日から1994年2月27日まで放送された『ドラゴンリーグ』のテコドント役にてアニメデビューを果たしており、1993年からは声優としてアニメやゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルを中心に活動しています。

また、竹本英史さんは『ワンピース』の物語において必要不可欠な声優で、彼は『ワンピース』に登場するオーム以外にも数多くのキャラクターを演じています。少し抜粋すると、ロシオ、ドレイク、ドーベルマン、ラーゴ、X・ドレーク、ストロベリー、チャッペなど。では、ここから竹本英史さんの主な出演作品や演じたキャラを見ていきましょう。

• 1997年～：こちら葛飾区亀有公園前派出所(、榎本武揚、秋本治、ハトポッポ刑事 役)
• 1999年～：将太の寿司(小政 役)
• 1999年～：メダロット(ギンカイ 役)
• 2002年～：キン肉マンII世(キン肉アタル、カニベース、クロエ 役)
• 2004年～：ジパング(柳一信 役)
• 2005年～：ギャグマンガ日和(小野妹子 役)
• 2006年～：メジャー(千石真人 役)
• 2007年～：ゲゲゲの鬼太郎(大久保、邪魅、フランケン、死神100号、宋帝王 役)
• 2012年～：機動戦士ガンダムAGE(セリック・アビス 役)
• 2018年～：ゴールデンカムイ(月島軍曹 役)

それでは最後に『ワンピース』の神官オームの活躍や最後を見ていきましょう。鉄の試験のエリア内の至る所にダイアルを仕組んで戦いに挑む神官オームはどのような活躍をしてどんな最期を迎えたのでしょうか？

オームはエネルの部下である四神官の中でも最強と言われる人物でした。つまり、エネルに次ぐ強さを持っているわけです。実際にオームは『ワンピース』の空島編にて神官としてアッパーヤードのサバイバルに参加し、鉄の試練のエリア内にやってきたチョッパーを戦闘不能状態にまで追い込んでいます。その後、ゾロと対峙し、互角以上の勝負を繰り広げていました。

『ワンピース』の空島編にてチョッパーを倒した後にゾロと対決したオーム。圧倒的な強さでゾロを窮地に追い込みますが、ゾロのカウンター攻撃によって一気に形成逆転されてしまいます。

ゾロの斬撃はオームの攻撃を弾き、そのままオームに直撃しました。その結果オームは敗北し、エネルも敗れてしまったために捕らえられてしまいます。そして、1人分のスペースの島雲に乗せられて空を一人で彷徨い続けるという死刑「雲流しの刑」に処されてしまいました。

『ワンピース』に登場する神官オームの考え方に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は神官オームの考え方が好きだという理由でオームのキャラ性を高く評価しているようです。また、ゾロやリョーマなどの剣士タイプが好きとのことなので、『ワンピース』の剣士キャラの考え方と神官オームの考え方を比較し、共通点を探ってみるのも良いかもしれません。

『ワンピース』に登場する神官オームの名前の由来に関する感想や評価があがっています。こちらでは『ワンピース』の神官オームの名前とオウム真理教の名前が同じ由来だということに心動かされたと言われているのですが、そもそも名前の由来が同じだとされているのは神官オームの考え方が原因となっているのでしょうか？

当記事ではオームの名前の由来としてオーム真理教について触れていないため、興味のある方はオーム真理教と神官オームの共通点に注目してみると良いかもしれません。

『ワンピース』に登場する神官オームの愛犬ホーリーに関する感想や評価があがっています。どうやら、この方はオームの愛犬ホーリーの忠実さに注目しているようです。感想と共に投稿されている画像には、ルフィたちの「待て」という指示に従っているホーリーの姿が描かれているのですが、忠犬過ぎるゆえに戦闘では役に立たないという珍しい出来事が起こってしまっています。

『ワンピース』に登場する神官オームについて、強さと能力、名前の由来や名言・声優をまとめてきましたがいかがでしたか？これを機に四神官の中で最強と言われる神官オームの活躍に注目し、その強さや能力をチェックして頂けると幸いです。