ヴァイオレット・エヴァーガーデンのネタバレあらすじ！アニメ版や劇場版などまとめ

この記事ではヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメや映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形」、「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のあらすじをネタバレ紹介していきます。そして、その前にまずはヴァイオレット・エヴァーガーデンの概要と原作との違いについても紹介していきますので、ぜひご覧ください！

まずは、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの概要について紹介していきます。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作は、暁佳奈による小説です。 KAエスマ文庫から刊行されており、第5回京都アニメーション大賞の大賞受賞作でもあります。また、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメは2018年1月から4月まで放送され、その後劇場版映画も公開されました。どれも人気が高く、感動すると話題になっています。

次に、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメと原作の違いについて紹介していきます。ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメでは概ね原作と同じ流れ・ストーリーになっていますが、アニメ化されていない原作のエピソードもあります。また、原作とアニメの一番の違いはギルベルト少佐の動向です。アニメではギルベルト少佐の生存を最後まで誰も知りませんでしたが、原作ではホッジンズも彼の生存を知っていました。

また、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメには原作には登場しないオリジナルキャラも何人か登場します。このように、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメと原作にはいくつかの違いが見られるため、どちらかだけしか見たことがない方はぜひ両方を楽しんでみると良いかもしれません。

まずは、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメのあらすじについて簡単にネタバレ紹介していきます。主人公のヴァイオレットは元孤児の少女兵として戦場で戦っていた過去がありました。最後の戦いにより両腕を失ってしまい義手になりますが、それよりも彼女はギルベルト少佐の元で再び戦うことを望んでいました。しかし、ギルベルト少佐は未帰還兵となっており、彼女の近くにはいません。

そんなヴァイオレットの後見人となったのは、ギルベルトの親友でもあったホッジンズです。ホッジンズはヴァイオレットを自身の経営する郵便社に連れて行きます。そこで、ヴァイオレットが関心を示したのは自動手記人形（ドール）という手紙の代筆業の仕事でした。ヴァイオレットはこのドールという仕事をすれば、ギルベルト少佐に言われた「愛してる」の意味がわかるのではないかと考えたのでした。

その後、ヴァイオレットは様々な手紙の代筆を通して少しずつ「愛してる」の意味がわかるようになっていきます。すると、これまでに自分が戦争で人を殺してきたことが苦しくなっていきます。人を沢山殺してきた自分がドールとして働いていいのかと悩みますが、それでも前を向き「手紙」の代筆に真摯に向き合っていくのでした。

次に、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのOVA版のあらすじについてネタバレ紹介していきます。DVD4巻には、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの新作OVAが収録されており、話題になりました。OVAは時系列的にアニメ4話と5話の間のエピソードになっています。新米だったヴァイオレットがオペラ歌手からの依頼を受け、奮闘するストーリーとなっています。

ここからは、2019年9月6日に公開された映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形」のあらすじについてネタバレ紹介していきます。感動すると話題の外伝の劇場版ですが、どのような物語なのでしょうか？ぜひご覧ください！

C.H郵便社で自動手記人形として働いているヴァイオレット・エヴァーガーデン。そんな彼女にある日手紙の代筆ではなく、教育係という仕事の依頼が舞い込みます。お金持ちの子女のみが通う女学校。そこに通っているヨーク家の娘・イザベラ・ヨークが今回の依頼人です。学校から自由に出ることもできず、まるで牢獄のような環境にイザベラは辟易していました。ヴァイオレットにもなかなか心を開きません。

しかしヴァイオレットはそれを気にすることもなく、淡々と教育係としての仕事をこなしていきます。そんなヴァイオレットの美しい立ち居振る舞いから、周囲の女学生からは「姫騎士」と呼ばれるようになりました。そんなヴァイオレットを持て劣等感を抱いたイザベラは、ダンスのレッスン中に「貴方みたいにできない」と弱音を吐きだします。

そんなイザベラにヴァイオレットは自分の過去を明かします。壮絶な過去を聞き、ヨーク家の娘としてではなく一人の人間として向き合ってくれるヴァイオレットにイザベラは次第に心を開いていきます。そして、イザベラはヴァイオレットと友人としての付き合いをするようになり、二人は親友のように仲良くなります。そんなある日、「会いたい人はいないのか」とイザベラがヴァイオレットに質問しました。

ヴァイオレットの脳裏にはギルベルト少佐が浮かびましたが、彼に会うことはできません。そんなヴァイオレットの悲しげな表情を見て、イザベラも自分の過去を離します。イザベラはヨーク家の正妻の子ではなかったたため、自分の素性も知らず「エイミー・バートレット」という名前で貧民街で暮らしていました。そんなある日エイミーは親を失った幼い女の子に出会い、その女の子の面倒を見ることにしました。

その女の子には「テイラー」という名前を付け、二人は本当の姉妹のように暮らしていました。しかし、幸せな日々も束の間。ある日、ヨーク家の者がやってきたのです。イザベラが大人しくヨーク家に戻れば、テイラーを悪いようにはしないという言葉を聞き、イザベラはテイラーと別れる決意をしたのでした。そんなイザベラに、ヴァイオレットはテイラー宛に手紙を書かないかと勧めます。

その後ヴァイオレットは仕事の期限を終えたため、女学校を去っていきました。そして、配達員のベネディクトがイザベラの手紙をテイラーがいる孤児院へ届けに向かいます。しかしテイラーはまだ字が読めなかったため、ベネディクトが代わりに手紙を代わりに読んであげることにします。短いその手紙には下記のように書かれていました。

「エイミー」という名前は、テイラーを幸せにするために捨てた名前。今はもうたった一人を除いて呼ばれることのない名前。その手紙の内容を聞いたテイラーは、大声をあげて泣いたのでした。

それから数年が経ち、C.H郵便社に一人の少女が現れました。少年みたいに元気な彼女の名前は「テイラー・バートレット」。孤児院を抜け出してきた彼女は、郵便配達員になりたいと言います。そこで、クラウディアの配慮で孤児院に戻るまで郵便配達員の見習いをすることになります。しかし、テイラーはまだ字の読み書きができませんでした。そこで、ヴァイオレットが仕事の傍らテイラーに字を教え始めました。

そして次第に字が読めるようになっていったテイラーに、ヴァイオレットは「イザベラに手紙を書こう」と勧めます。こうして、テイラーはヴァイオレットと一緒に姉への手紙を書きあげたのでした。しかし、女学校を卒業した後のイザベラの所在はわからなくなっていました。そこでベネディクトが所在を探し出し、テイラーを連れてその場所へと向かうことになります。

その場所には、ある領主の妻となっていたイザベラがいました。イザベラはベネディクトから手紙を受け取り、あの時のテイラーと同じように大声をあげて泣いたのでした。そんなイザベラの姿を影から見ていたテイラーもまた涙を流します。かつて未来を売ったイザベラでしたが、二人には決して失われない名前と絆がありました。そして、テイラーはその場で直接会うことをやめ、配達員になってからもう一度会いに来ると決めました。

ここからは、2020年9月18日に公開された映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のあらすじをネタバレ紹介していきます。「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は物語の完結編になります。ヴァイオレットはギルベルト少佐と再会することができたのでしょうか？ぜひご覧ください！

デイジー・マグノリアは、祖母であるアンの葬式に参列するためにある田舎町へ向かいました。そして、デイジーはアンの遺品から沢山の手紙の束を見つけました。その手紙はアンが幼い頃に亡くなった曾祖母クラーラからの手紙でした。自動手記人形に依頼し、死後50年間に渡ってアンの誕生日に届けられていた手紙は、歴史と思いが詰まっていました。

デイジーは手紙を読むうちに、代筆をした自動手記人形「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のことが気になり始めました。そこで、デイジーはヴァイオレットの勤めていたC・H郵便社に向かいます。そこでは、ヴァイオレットは18歳の時に自動手記人形を辞めたということだけ明らかになりました。さらに気になったデイジーはヴァイオレットの足跡を辿る旅を始めることにしました。

3ヶ月待ちの人気を誇る自動手記人形になったヴァイオレット。彼女はギルベルトの母の月命日になると、墓参りを欠かしませんでした。そこへギルベルトの兄であるディードフリードが現れ「もうアイツのことは忘れろ」と言われますが、ヴァイオレットには絶対に忘れることはできないのでした。その頃、とある島では右目と右手が不自由なある男が少年から手紙の代筆を頼まれ、手紙を書いていました。

一方、ヴァイオレットはユリスという少年から手紙の代筆の依頼を受けていました。3ヶ月先まで予約の埋まっていたヴァイオレットでしたが、ユリスには時間がなくこの依頼を受けることにします。ユリスが入院している病院に向かったヴァイオレットは、彼から自分が死んだら家族とリュカに手紙を届けてほしいと言われます。ヴァイオレットは、彼と必ず手紙を届けるという約束を交わしました。

そんなある日、荷物の仕分けをしていたホッジンズやベネディクトは、倉庫である1通の差出人不明の手紙を見つけます。その筆跡はギルベルトのものとそっくりで、ホッジンズは迷いましたがそれをヴァイオレットに伝えました。ヴァイオレットはギルベルトがもしかしたら生きているかもしれないと期待と不安でいっぱいになります。

その後、ヴァイオレットとホッジンズは真相を確かめるために手紙の差出先である孤島へ向かうことにします。ホッジンズは島の住人に聞き込みをし、右目と右手が不自由な男「ジルベール」こそがギルベルト本人であると確信しました。そこで、ホッジンズはまず自分ひとりでジルベールの家に向かうことにします。しかし、再会したギルベルトは「過去は全て捨てた」と吐き捨て、ヴァイオレットと会うことを拒否しました。

ホッジンズはそのことをヴァイオレットに伝えますが、それでも諦めきれなかったヴァイオレットは自らギルベルトの元へ向かいます。しかし、再会したギルベルトに冷たく突き放されてしまいます。ずっと待ち焦がれれていたギルベルト少佐にやっと会えたヴァイオレットでしたが、その嬉しさよりも「自分はもう必要とされていない」という事実への悲しさがこみ上げます。その夜は、灯台の郵便局に泊まることになりました。

一方、ギルベルトは自分の過去を振り返っていました。ギルベルトは幼いヴァイオレットを戦争の道具として使っていたことを深く後悔していました。自分が彼女の人生にいない方が幸せなんだと思っていました。戦争の後ギルベルトはなんとか一命をとりとめましたが、全ての過去を捨てることにし各地を転々としていました。そうして女子供と老人しかいないこの島に辿り付き、静かに暮らしていました。

ヴァイオレットたちが泊まっている灯台の郵便局に、C・H郵便局から電報が入りました。それは、ユリス危篤の報せでした。一刻も早く帰ろうとするヴァイオレットでしたが、生憎島は嵐になっており島から出ることはできませんでした。そこで、ヴァイオレットの代わりにアイリスとベネディクトが病院へ向かいます。しかし、家族宛ての手紙は書き終わっていたものの、リュカへの手紙がまだだったのです。

そうこうしている間にも、ユリスの容態は悪化していきます。そこで、アイリスたちはリュカの家に電話をかけることにしました。そしてユリスは電話越しにリュカへの感謝の思いを告げました。リュカもユリスへの気持ちを告げ、ユリスは静かに一生を終えました。その後、家族たちもユリスからの手紙を受け取り感謝の意を告げるのでした。

翌日、ヴァイオレットはギルベルト少佐宛てに最後の手紙を書くことにしました。そして手紙だけ置いてヴァイオレットは、帰りの船に乗り込みます。最後の手紙には、下記のように書かれていました。この手紙を読んだギルベルトはヴァイオレットの成長と精一杯の感謝、愛を感じ、考えるより先に体が動いていました。必死の思いで、ヴァイオレットの乗る船を追いかけます。

そして、ギルベルトの呼ぶ声を聞いたヴァイオレットは迷わず海へ飛び込みます。こうして、ようやく本当の再会を果たしたヴァイオレットとギルベルトは涙を流しながら熱く抱擁を交わします。そして、ギルベルトは「あいしてる」と再び愛の言葉を最愛の人に贈るのでした。

その後ヴァイオレットは全ての仕事をこなしてから、C・H郵便局を退職しました。そして、ギルベルトが「ジルベール」として暮らしていた島に移り住み、島に唯一ある灯台の郵便局で手紙の代筆業を始めます。こうして、ヴァイオレットとギルベルトは幸せに暮らしたのでした。

それから長い年月が過ぎ、ある島では一人の自動手記人形の功績を称えた記念切手が発行されていました。その色はヴァイオレットの花の色をしていました。この記念切手を見て、デイジーのヴァイオレットの足跡を辿る旅は終わりを告げます。そして、デイジーは故郷の両親に「愛しているよ」と綴った手紙を投函するのでした。

劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは最初「2020年1月」に公開する予定でした。しかし、2019年7月18日に京都アニメーション放火殺人事件が発生します。このことから、京都アニメーションは甚大な被害を受けてしまい、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの公開日も「2020年4月」に延期されることとなりました。

その後2020年4月の公開日が迫る中で、今度は新型コロナウイルスが猛威を振るい始めます。緊急事態宣言も発令され、外出自粛が要請される世の中になっていきました。このことから、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンも「2020年9月」へと公開延期されることになりました。こうして、2度の公開延期を経て「2020年9月18日」についに映画が公開されました。

それでは、最後にヴァイオレット・エヴァーガーデンの外伝の映画や劇場版・アニメに関する感想や評価について紹介していきます。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの外伝の映画に関しては、何度見ても泣けるという感想が多くありました。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの外伝の映画のエイミーからの手紙のシーンが泣けるという感想もありました。

また、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの外伝の映画に登場したテイラーが、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの集合写真にしっかりと写っているところが最高だという感想もありました。集合写真に写っていることで、外伝の映画に登場したテイラーがその後郵便局員になったことが想像できると話題になりました。

また、映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」では、ギルベルトとヴァイオレットの再会シーンだけでなく、ユリスのシーンも泣けるという感想が多くありました。ユリスが電話と手紙を使い、素直に伝えられなかった思いをしっかりと伝えることができてよかったという声もありました。

この記事ではヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメや映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形」、映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のあらすじをネタバレ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？もしこの記事を読んで、ヴァイオレット・エヴァーガーデンについて気になった方がいましたら、ぜひこの機会にアニメや外伝の映画、劇場版をご覧になってみてください！