【ドラゴンボール】ベジータの我儘の極意を考察！覚醒した経緯や強さ・特徴は？

我儘の極意について考察していく前に、ベジータのプロフィールを紹介していきます。世界中で大人気のキャラであるベジータですがここでもう一度、彼についておさらいです。また、『ドラゴンボール』の作品情報も解説していきますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『ドラゴンボール』は鳥山明による漫画作品で『週刊少年ジャンプ』にて連載されていました。漫画作品が人気になってきた事でアニメやフィギュア、ゲームなど様々なジャンルにメディアミックスされていき、知らない人はいないほどの日本が誇る作品となっています。2022年3月現在、原作は終了していますが劇場版アニメが制作され続けており、『Vジャンプ』では続編となる漫画『ドラゴンボール超』が作画・とよたろうで連載中です。

人里離れた場所で暮らしていた少年・孫悟空はドラゴンボールを探して旅をしていた少女・ブルマに出会った事で一緒にドラゴンボール探しの旅に出る事になり、多くの仲間との出会いや強敵との戦いで成長していきました。多くの戦いを乗り越えた悟空は最大の敵である魔人ブウとの戦いに勝利し、しばらく平和な暮らしを満喫していましたが、そんな悟空の前にスーパーサイヤ人ゴッドを探す破壊神ビルスが現れるのでした。

ベジータは惑星ベジータ出身のサイヤ人の王子で、フルネームは『ベジータ四世』となっています。エイジ732年生まれ、身長164センチ、体重56キロで、趣味はトレーニングです。悟空と同じく大食いで、好き嫌いはありません。サイヤ人のエリート戦士であるという意識が強く、プライドも高い為に下級戦士である悟空が自分よりも強くなっていく様を見ていてイライラしている様子が多く描かれてきました。

しかし、魔人ブウとの戦いで悟空をナンバーワンだと認めてからはこの意識は薄れてきています。『フリーザ編』以降からは地球のブルマの家に住み着き、さらにブルマと結婚をした事で息子であるトランクスも生まれています。原作者の鳥山明曰く、サイヤ人は家族愛が薄い種族であるにもかかわらずベジータはブルマやトランクスの事を大切に思うようになったため、悟空よりも変わった優しいサイヤ人だと述べていました。

ベジータの我儘の極意は、ドラゴンボールによって宇宙一の強さとなったグラノラとの戦いで初登場を果たしました。我儘の極意とはベジータが破壊神の力を身に付けた姿で、ビルスと同じく破壊の技を使う事が出来ます。我儘の極意という名前は正式な名前というわけではなく、悟空の身勝手の極意に対抗してベジータが命名したものです。身勝手の極意が神々しい見た目である事に対し、我儘の極意は禍々しい見た目となっています。

純粋に戦いを楽しむ高揚感と戦闘本能が高まった事で覚醒した姿で、悟空を倒したグラノラを圧倒的な力で追い込むほど戦闘力が上昇します。しかし、我儘の極意によってグラノラを限界まで追い詰めたベジータでしたが、それによってグラノラが覚醒を果たすきっかけにもなり、反撃を受ける事になっていました。

我儘の極意は闘争心を燃やせば燃やすほど強さが上がるため、ダメージを受けた事で闘争心を燃え上がらせて戦闘力を上げる事が出来ます。さらにこの戦闘力の上昇には上限が無く、ベジータの闘争本能に突き動かされる力となっています。ただし、ダメージは消えるわけではなく蓄積されていくので、戦闘力が敵よりも上がる前に倒れてしまう可能性があるというデメリットもあります。

ベジータの我儘の極意はビルスに修行を付けてもらった事で覚醒した姿です。しかし、変身の仕方を教わったというわけではなく、ベジータが独自に覚醒した形態となっています。スーパーサイヤ人ゴッドは神の気と同じ性質を持つようになりますが、ベジータの我儘の極意はビルスと同じく破壊神の気の性質に変化し、いくつかの破壊の技も使う事が出来ます。その為、触れるものを破壊するエネルギー弾を作る事も可能です。

また、我儘の極意に覚醒したベジータは左耳に耳飾りを付けていますが、これはビルスと同じもので破壊の技を使う破壊神の証でもあります。覚醒条件としてはある程度の強さに達しており、破壊の技を使う事が出来る事と、破壊だけに集中出来る戦闘状況である事が条件となっているようです。

悟空は身勝手の極意とスーパーサイヤ人を併用したり、スーパーサイヤ人と界王拳を併用した『スーパー界王拳』を使ったりしていますが、我儘の極意はスーパーサイヤ人と併用できるのでしょうか？2022年3月現在の『ドラゴンボール超』の段階では、我儘の極意は登場を果たしたばかりでスーパーサイヤ人と併用しているシーンはありません。しかし、身勝手の極意が併用出来るとしたら、我儘の極意も併用できる可能性は十分あります。

『ドラゴンボール』ファンが我儘の極意に覚醒したベジータを見て真っ先に思った事は、スーパーサイヤ人3と顔が似ているというところのようです。スーパーサイヤ人3は額の筋肉が隆起して眉毛が消失する事が特徴ですが、こちらは我儘の極意と共通しています。また、我儘の極意のベジータは後ろ髪が少し伸びている為、髪が伸びるというところも共通点です。

身勝手の極意とは『ドラゴンボール超』の『宇宙サバイバル編』で登場した悟空の新たな変身形態で、戦闘中の状況に応じて身体が勝手に動き、極めればどんな攻撃も回避可能となります。ウイスなどの天使が使う事が出来るようで、ウイスは『意識と肉体を切り離して無意識に任せる力』と述べていました。攻撃に関してもスーパーサイヤ人ブルーを遥かに上回る強さを発揮します。

身勝手の極意が初登場を果たしたのは『ドラゴンボール超』の『宇宙サバイバル編』で、悟空がジレンと戦っている時でした。しかし、悟空が初めて変身した身勝手の極意は未完成であった事に加え、自らの意志ではなくジレンの攻撃によって極限まで追い込まれた事によって偶然発動したものでした。

ベジータは『ドラゴンボール』の『魔人ブウ編』で、魔導士バビディの魔術を受けて配下になった事で、額に『M』の文字が刻まれた形態へとなりました。こちらは『ドラゴンボール』ファンからは『魔人ベジータ』や『破壊王子』などと呼ばれており、戦いだけに集中出来る形態となっています。

性質的には我儘の極意と共通しているように思えますが、魔人ベジータはバビディの支配下にある存在である為、自由に戦いを楽しむ事が出来る我儘の極意とはやはり異なるものです。

人間から破壊神になったのはベジータが最初ではなく、第11宇宙の戦士であるトッポの方が先です。トッポは初登場時から次期破壊神候補と言われていましたが、正義の味方集団である『プライドトルーパーズ』に属していた為、一旦正義の心を捨てる事で一時的に破壊神として覚醒していました。

『ドラゴンボール』の主人公である悟空が身勝手の極意に覚醒した事に対して、ベジータは我儘の極意に覚醒しましたが、このようにライバルがどんどん強さを増していく事が『ドラゴンボール』の面白さだという感想を持つファンがいました。悟空を倒したグラノラをベジータが圧倒したため、これからの悟空の成長に多くのファンが期待しています。

『ドラゴンボール超』の『生残者グラノラ編』で覚醒を果たした我儘の極意ですが、変身中のベジータが悪人顔である事が良いという感想を持つファンがいます。悪人独特の強さを感じさせる顔をしている為、ツイッター上で人気となっています。

身勝手の極意の悟空と我儘の極意のベジータはどちらの方が強いのかという論争が『ドラゴンボール』ファンの間で繰り広げられています。『ドラゴンボール超』の作中ではまだ2人の戦いは描かれていない為、多くのファンが今後の展開に期待しています。

『ドラゴンボール』のメインキャラであるベジータの我儘の極意についてまとめてきましたが、ビルスに破壊の技を教わった事で覚醒した圧倒的な力を持つ破壊神としての姿だという事が分かりました。今回の我儘の極意についての記事を読んだ後にもう一度、『ドラゴンボール超』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか？