【無職転生】オーベールはどんなキャラ？特徴的な髪型・服装や強さを徹底考察

理不尽な孫の手によるライトノベル「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」（略称：無職転生）。この記事では無職転生に登場するオーベールというキャラを特集していきますが、その前に無職転生の作品情報からお届けします。初めに作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

無職転生（無職転生〜異世界行ったら本気だす〜）は、原作・理不尽な孫の手によるライトノベルで、小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年9月から2015年4月にかけて連載されました。

2014年には書籍化され（イラスト：シロタカ）、KADOKAWAのMFブックスより単行本が刊行されています。小説家になろうサイトのランキングでは、2013年10月から2019年2月まで1位をキープしていたほか、単行本の累計発行部数は2022年1月現在で1000万部を超えています。

メディア展開としては、テレビアニメが制作されTOKYO MXほかにて第2クールまで放送されたほか、漫画化やドラマCD化などが行われています。また、「無職転生 〜ロキシーだって本気です〜」を初めとするスピンオフ作品がWEBコミック誌「ComicWalker」などで連載されています。

主人公は、20年近く引きこもりを続けている34歳・無職の青年。頼みの綱の親が死去すると、兄弟たちに家から追い出されてしまいます。路頭に迷った青年は高校生を助けようとしてトラックに轢かれ命を落とします。ところが、死んだはずの青年が目を覚ますとそこは異世界、何と彼は転生していたのです。ルーデウス・グレイラットという名前を与えられた青年は、前世の反省から家族を大切にし懸命に生きていくことを誓うのでした。

ここからは、この記事のメインテーマであるオーベールの話題に入っていきます。最初はプロフィールから紹介します。

オーベールは、三大流派の一つである北神流の剣士で、強さのランキングでは北神に次ぐ「北帝」になります。孔雀剣の称号を持つオーベールは、ドーガやランドルフ・マリーアンとともに北神三剣士と称されています。

北神流の中でも奇抜な戦術で知られる「奇抜派」最強の剣士・オーベールは、ロドリゲスを初めとする多くの弟子を育成しています。また、虹色の上着と膝まである下履き、頬に入れたクジャクの刺青、扇状に開いた髪型など奇抜な外見が目を引くキャラです。

また、オーベールは地形や魔道具などを駆使した奇襲を得意としています。繰り出した攻撃が不発に終われば即座に退散し、損害を最小限に抑えます。その逃げ足は速く、龍神オルステッドでさえ追いつくのが困難と言われています。

ここからは、無職転生のオーベールのかっこいい魅力を紹介していきます。プロフィール欄でも紹介した通り、オーベールの髪型は独特です。頭頂部はそのままに、周りの髪の毛を扇状に上に持ち上げて固めています。

まるで、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター」に登場するガイルのような髪型で、かっこいいと思う方も多いことでしょう。

北神流「奇抜派」に属するオーベール。繰り出す技こそ地味目ですが、髪型同様に服装もとても派手なキャラです。まず虹色の上着をさっそうと羽織り、膝まである下履きやファッションの一部にもなっている頬にあしらったクジャクの刺青、そして腰にぶら下げている4本の剣といった具合です。

これだけ派手で目立つ服装をしているのに、無職転生・作中では暗殺者として活躍しています。奇想天外な攻撃をするオーベールですが、服装もまた奇抜と言えるのではないでしょうか？

見た目に気を遣うオーベールですが、かっこいい男のたしなみなのか匂いにも手を抜きません。柑橘系の香水を身に付けているオーベール。彼が近づいてくるとミカンのような爽やかな香りが漂うと言います。暗殺者なのに、なぜ標的に気づかれ易くなることを敢えてするのでしょうか？常人の思いつかないことをするのがオーベールというキャラなのかも知れません。

ここからは、無職転生に登場するオーベールの強さや能力について解説していきます。無職転生では、主人公ルーデウスの宿敵として登場するオーベール。派手な見た目が注目されがちなオーベールですが、彼の真価は剣術において発揮されます。

オーベールは北神流の優れた剣士であり、その実力は「北帝」の称号が与えられていることからもわかります。北神流の階級は、トップの北神以下、北帝、北王、北聖、上級、中級、初級と続きます。北帝であるオーベールは「北神」に次ぐ実力者ということになります。

オーベールが属しているのは、無職転生の三大流派の1つである北神流です。北神流の教えは、それぞれの人間の個性に合った戦い方を模索するというもの。

北神流の中には様々な個性の剣士がおり、奇抜派をはじめ実戦派、魔王派などさまざまな流派が存在します。オーベールの奇抜派は、変則的な戦闘スタイルが持ち味となっています。オーベールは、派手な見た目から地味な技を繰り出すことから「孔雀剣」の異名を持っています。

技は地味ながら熟練した剣術の腕前は奥義に達していると言われるオーベール。彼の強さや能力は、ルーデウスや「狂犬」ことエリス、そして「剣王」の称号を持つギレーヌを同時に相手にして互角に戦ったことからもよくわかります。オーベールは多人数の敵との戦いを得意としているのです。

オーベールの強さは単に剣を使った戦いだけではなく、例えば香辛料をたっぷり詰め込んだ袋を催涙弾として使うなど意表を突いた戦術において発揮されます。常識にとらわれず個性を大切にする北神流ならではの凄腕剣士かもしれません。

ある時、オーベールは剣の聖地を訪れます。剣神流剣士の頂点に立つ剣神ガル・ファリオンが「狂犬」ことエリスに北神流の剣技を教えるため招いたのです。ところが、それを知らないエリスはオーベールに会うなり戦闘モードにスイッチが入ってしまいます。エリスの凶暴さは尋常ではなく、やらなければやられるとオーベールが殺気を感じたほどでした。

この時は辛うじてオーベールがエリスを制していますが、あまりの狂犬ぶりにさすがのオーベールも驚愕したようです。しかし、この後オーベールは気を取り直して、エリスに北神流の奥義を教え込みます。その甲斐あってエリスは北聖の称号を獲得するまでになります。オーベールはエリスに北神流を教えた師匠の1人だったのです。

ここからは、無職転生のオーベールの最後の決戦について解説します。オーベールが死亡したというのは本当なのでしょうか？オーベールはルーデウスとエリス、ギレーヌ3者との戦いに敗れ去るのですが、水神レイダ・リィアが指摘しているようにオーベールらしからぬ戦い方をしています。それが命取りとなり、最後に死亡してしまったようです。

本来のオーベールの戦闘スタイルは狡猾で卑怯なものでしたが、ルーデウスを闇討ちした時のやり方が手ぬるかったのです。また、レイダ・リィアがルーデウスたちの相手をしている間にアスラ王国第二王女・アリエルを殺せたはずなのに、オーベールはそれをしませんでした。そのこともオーベール死亡の原因の1つと言えるでしょう。

オーベールがいつもの卑怯な手口を使わなかったのは、敵の中にかつての教え子・エリスがいたからなのです。教え子の前では卑怯な手を使うのがためらわれたようです。オーベールは本当は良い奴だったのかも知れません。

無職転生のオーベールが最後に死亡したと伝えられますが本当なのでしょうか？アスラ王国第一王子グラーヴェル派の重鎮・ダリウスに雇われ、傭兵としてルーデウスや弟子のエリス、そしてギレーヌと戦うことになったオーベール。

弟子のエリスとは戦いにくかったようで、いつもの卑怯なまでの戦術は鳴りを潜めてしまいます。それでも木々足を切断するなどルーデウスやエリスに重傷を負わせますが、最後はエリスとギレーヌの「光の太刀」を全身に浴びて死亡してしまいました。

ここまで無職転生のオーベール特集をお届けしてきましたが、最後にオーベールに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する無職転生のオーベールに関する感想・評価は、畜生なことをしていてもオーベールが好きと言う方のツイートからです。特に水神レイダ・リィアとのやり取りがお気に入りだそうです。

続いて紹介する無職転生のオーベールに関する感想・評価は、無職転生には魅力的なキャラが多すぎるというツイートからです。オーベールには、急に真剣な顔になるところに魅力を感じているようです。

最後に紹介する無職転生のオーベールに関する感想・評価は、オーベールの弟子に関するツイートからです。弟子の前では卑怯な奇策は封印するオーベール。そのためオーベールの弟子は奇策を弄する忍者にはならない者が多いとのことです。

ここまで「無職転生のオーベールはどんなキャラ？」と題して、オーベールの特徴的な髪型や服装、そして強さについて徹底考察してきました。いかがでしたでしょうか？

無職転生の中では登場回数こそ少なかったものの、「アスラ王国編」ではルーデウスの難敵として存在感を見せつけたオーベール。派手な髪形や服装と忍者のように地味な戦術とのギャップが魅力の1つなのかも知れません。また、弟子のエリスの前では本来の卑怯な戦法を封印して戦い最後は死亡してしまうのですが、本当は愛すべきいい人だったのではないでしょうか？