【無職転生】パウロの死亡シーンは何巻の何話?最後はルーデウスを庇った?

『無職転生』のパウロの死亡シーンは何巻の何話?最後はルーデウスを庇った?34歳のニートの男性が剣と魔法のファンタジーな世界に異世界転生するという内容で、なろう系の先駆者的作品である『無職転生』ですが、パウロはそんな転生者であるルーデウスの異世界での父親です。妻であるゼニスを探していたはずのパウロですが、なんと死亡してしまったという事で、今回はその理由を調査します。

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目次

  1. 無職転生のパウロとは?
  2. 無職転生のパウロの死亡シーンは何巻何話?ルーデウスを庇った?
  3. 無職転生のパウロの強さや能力
  4. 無職転生のパウロが嫌いと言われる理由
  5. 無職転生のパウロの妻・ゼニスも死亡した?
  6. 無職転生のパウロのアニメ声優
  7. 無職転生のパウロに関する感想や評価
  8. 無職転生のパウロの死亡まとめ

無職転生のパウロとは?

パウロの死亡シーンが何巻の何話だったのかを解説していく前に、ここではパウロのプロフィールを紹介していきます。パウロの生い立ちや妻であるゼニスとの出会いも解説していきますので、事前に呼んでおく事で後述の死亡シーンが何巻の何話だというまとめがより一層分かりやすくなりおススメです。また、パウロが登場する『無職転生』の作品概要もまとめていきますので、ぜひご覧になってみて下さい!

無職転生の作品情報

無職転生の概要

『無職転生~異世界行ったら本気だす~』は理不尽な孫の手によるファンタジーライトノベルです。小説投稿サイト『小説家になろう』で2012年から連載が開始されました。2014年からは書籍化されており、2022年3月現在25巻まで発売されています。いわゆる『なろう系』作品の先駆者的作品で、異世界転生ものの金字塔と評される作品です。累計発行部数は1000万部を超えており、漫画やアニメにもメディアミックスされています。

無職転生のあらすじ

現代の日本でニートとして暮らしている34歳の男は、自堕落な生活を送って親の葬式にも出席しなかった事から兄弟によって家から追い出されます。行く当てのなかった男は途方にくれますが、大型のトラックに轢かれかけた高校生3人組を助けた事で死んでしまうのでした。しかし、次に男が目を覚ました時にいた場所は剣と魔法のファンタジー世界だったのです。男は第二の人生で今度こそ本気で生きていく事を決意するのでした。

パウロのプロフィール

パウロ・グレイラットは主人公であるルーデウスの父親の人族で、フィットア領ブエナ村の下級騎士の職についています。年齢は初登場時点でルーデウスの見込みでは20代前半という事でした。家族構成は妻であるゼニスと息子のルーデウス、メイドであるリーリャの4人でしたが、のちにゼニスがノルンを生み、リーリャと浮気をした事でアイシャが生まれた事で6人家族となっています。

立場が弱かったり評判の悪い人間にも偏見無く接し、類まれな剣術と決断力を持っている事からリーダーとしても優れていますが、女性にだらしがなく感情的にもなりやすい事から元々の仲間にもクズだと評されていました。明るい性格をしており、ルーデウスが幼少の頃から友達のように接していましたが、時には厳しく説教をするなど父親としての威厳を見せる時もあります。

パウロは貴族家系の出身?

パウロはアスラ王国の上級貴族であるノトス・グレイラット家の出身です。しかし、厳格な父親との考え方の違いから12歳で家を飛び出して冒険者として生活をしていました。自分が貴族であるという意識は無く、息子であるルーデウスにも貴族としての礼儀作法を教えてこなかった事から、ルーデウスがボレアス・グレイアット家に家庭教師として招かれた際にフィリップに対して貴族の挨拶が出来なかった要因になっています。

パウロとゼニスの出会い

パウロが妻であるゼニスと出会ったのはパウロが冒険者として生活していた時でした。ゼニスはミリス神聖国貴族のラトレイア伯爵家の次女として生まれ、『ミリス令嬢の鑑』と呼ばれて特別視されながら育てられましたが、人族の成人年齢である15歳の誕生日に両親と大喧嘩をした事で家を飛び出してしまいます。そして詐欺に遭いそうになっていたところをパウロに助けられた事がきっかけで半ば強引にパーティに加えられました。

ゼニスは治癒魔術と解読魔術を中級まで使う事が出来る為、パーティでは治癒担当としての役割を担っていました。パウロはゼニスの事を妹のようにかわいがっていましたが、ゼニスの方がパウロの事を好きになっていきます。ゼニスはパウロの事を振り向かせたい事から同じパーティのギースに料理を教えてもらってパウロにふるまうなどのアピールをして、パウロもゼニスの事を好きになっていきました。

結局は冒険の途中でゼニスが妊娠してしまった事で、パウロは安定した生活を求めて冒険者を引退し、パーティから脱退します。そしてパウロは、ゼニスとこれから生まれてくるルーデウスを守るために定職を求め、従兄弟であるフィリップに頭を下げてブエナ村で下級騎士としての役割をもらいました。ちなみにゼニスもルーデウスを生んでしばらくしてからは治癒術師としての経験を活かして村の診療所で働き始めます。

TVアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす」公式サイト

無職転生のパウロの死亡シーンは何巻何話?ルーデウスを庇った?

家族と幸せに暮らしていたはずのパウロでしたが、フィットア領転移事件を境に家族と離ればなれになってしまいます。そして妻のゼニスをはじめとした家族を探すために活動を始めますが、結局は死亡してしまったという事で、『無職転生』の何巻の何話で死亡してしまったのか、そしてその理由を調査していきます。果たして何巻の何話でパウロに何があったのでしょうか?

パウロの死亡シーンは何巻何話?

パウロの死亡シーンが何巻何話なのかという事についてですが、原作小説『無職転生』では12巻の9話になります。理由については、ルーデウスと共にゼニスを救う冒険のさなかで、ルーデウスを庇うために死亡してしまったという事です。サブメインキャラであり、人気の高かったパウロの死亡については多くのファンが驚き、まだ原作『無職転生』を読んでいない方はいったい何巻の何話に死亡シーンがあるのかと話題になったようです。

『無職転生』は漫画版が『月刊コミックフラッパー』で連載中で、2022年3月現在16巻までが発売されていますが、まだパウロの死亡シーンは描かれておらず、何巻何話で描かれるのかは謎となっています。ただ、漫画版の何巻何話でパウロが死亡するのかと考察すると、物語の進み具合から考えて23話から25話くらいになるのではないかと予想出来ます。

また、『無職転生』はミグルド族の魔術師であるロキシーを主人公とした『無職転生~ロキシーだって本気です~』という外伝作品も存在しており、9巻までが発売されていますが、こちらでもパウロが死亡したという描写はまだ無く、何巻何話で描かれるのかは分からない状態です。何巻何話で描かれるのか気になるところですが、こちらの作品はロキシーの過去を描いている為、おそらく死亡シーンは無いものかと考えられます。

また、『無職転生』はアニメ化も果たしており、2021年に2クールに分けた1期が全23話が放送されました。アニメ版の物語が原作の何巻何話までにあたるのかというと、6巻の最終話までになります。アニメ版は2期の制作も決定しており、2期が原作の何巻何話までを描くのかというところも気になりますが、おそらく1期が6巻までを放送した事を考えると、12巻まで放送され、パウロの死亡シーンも見る事が出来る可能性が高いです。

パウロが死亡した経緯をネタバレ

ネタバレ①転移事件でアスラ王国の南部に飛ばされる

パウロは転移事件に巻き込まれた事でノルンと共にアスラ王国の南部に飛ばされます。転移事件とは甲龍暦417年にアスラ王国フィットア領で起こった大規模な魔力災害で、巻き込まれた人々や物体は世界各地の様々な場所に飛ばされました。空中や海中深くに転移された人は死亡してしまうなどのパターンもありましたが、パウロは転移直後、アスラ王国南部の草原の上でノルンを抱いて立ちすくしていた状態でした。

密着している者同士は同じ場所に飛ばされるようで、パウロはノルンを抱いていた事から同じ場所に飛ばされます。他の家族の事が心配になったパウロは幼いノルンを連れて自分の家があるブエナ村を目指しますが、到着すると村は荒地になっており、家も半壊状態でした。しかし、今現在ノルンを守れるのは父親である自分だけだと考えたパウロは、悲しい感情を抑え込んでノルンを怖がらせまいとわざとひょうきんに明るくふるまいます。

ネタバレ②フィットア領捜索団を組織する

パウロはノルンを連れて、最寄りの村で転移事件の詳細を調べていました。そんな中、ボレアス・グレイラット家の執事であるアルフォンスがパウロのもとにやってきて、転移事件の被害者達の難民キャンプを作り、行方不明となっている転移者達の捜索をするように依頼してきます。家族を見つけたいパウロはこの依頼を受け、周りにいた人々とフィットア領捜索団を組織し、リーダーに就任しました。

転移事件の行方不明者達を探すために組織された捜索団でしたが、パウロは家族の捜索を重きにおいて活動を開始します。はじめはきっとすぐに見つかると考えていたパウロは、多くの行方不明者を助け、捜索団の人数も増えていきましたが、家族だけは1年以上経っても見つける事は出来ませんでした。そして、家族はすでに死亡しているのではないかという不安から、毎日酒に逃げるようになっていきます。

ネタバレ③ルーデウスとパウロの再会

転移事件から1年以上経ち、捜索団の活動を続けていたパウロはミリス神聖国の首都であるミリシオンにいました。ルーデウスもこの時にエリスとルイジェルドと共にミリシオンに到着します。そして、ルーデウスが街を歩いていると人を攫っている現場を目撃してしまったため、助ける為にとある建物へと侵入しました。実は、少年は攫われていたのではなく、捜索団に救い出されて保護されていただけですが、ルーデウスは気づきません。

やってきた捜索団と戦闘になるルーデウスでしたが、そこにパウロがやってきて、お互いの事が分かっていなかった事から戦いに発展します。獣のような動きでルーデウスを圧倒するパウロでしたが、しばらくすると戦っているのが自分の息子だという事に気が付きました。ルーデウスもパウロの顔を見てやっと父親だと気が付きますが、無精ひげを生やしてやつれてしまったパウロにはかつての元気な父の面影はありませんでした。

ネタバレ④ルーデウスとパウロの喧嘩

4年ぶりにルーデウスと再会を果たしたパウロは、ルーデウスを酒場まで連れて行って話をする事にします。ルーデウスは転移してから自分に起こった出来事をパウロに話しますが、パウロは話し終わったルーデウスに対して怒り始めてしまいます。パウロは各地のギルドにメッセージを残しており、賢いルーデウスならきっとすぐに状況を判断して自分と同じように捜索を始めてくれていると信じていたからです。

さらに、ルーデウスが明るい口調で冒険の話をしていた事で、パウロに甘い旅だと感じさせた事も怒りを買った原因でした。ルーデウスはエリスをフィットア領に帰す事を最大の目的として旅をしており、さらに転移事件で家族が行方不明になっている事を知らなかったため、この時に初めて転移事件が多くの人々を巻き込んだ大規模なものだった事を知ります。しかし、自分も必死に頑張ってきた事から、ルーデウスもパウロに反論しました。

そして、パウロもルーデウスもどちらも意見を曲げなかった事から、ついには殴り合いの喧嘩に発展してしまいます。パウロの顔を何度も殴り続けるルーデウスでしたが、そこにノルンが止めに入った事で殴り合いは収束します。しかし、ノルンはパウロを殴り続けた兄であるルーデウスに敵意を抱き、ばつが悪くなったルーデウスはそのまま酒場から出ていきました。

久々の親子の再会にも関わらず喧嘩になってしまった事でルーデウスは落ち込みますが、翌日にもう一度話をしようと考えます。しかし、ルーデウスは前世の時の似たような場面を思い出し、前世では謝る事が出来なかった事を考えてしまった事でさらに気が落ちてしまうのでした。そしてパウロも、ルーデウスとの関係が悪くなってしまった事から、また酒に逃げてしまいます。

ネタバレ⑤ルーデウスとパウロの和解

ルーデウスと喧嘩をした後に酒場で飲んでいたパウロでしたが、そこにギースがやってきて話をします。ギースはルーデウスが11歳という年齢の子供であるにも関わらず、過度な期待を寄せ過ぎていたパウロに対して父親としてのあり方を説きました。そして、パウロは父親として子供との再会を素直に喜べなかった事を反省し、もう一度ルーデウスと話し合う事を決めます。

パウロは水に映った自分の酷い顔を見た事で無精ひげを剃り、ルーデウスが食事をしている場所まで向かいました。ルーデウスは前世で喧嘩をした友達に謝る事が出来なかった事がトラウマとなっていましたが、パウロは自分にきちんと謝りに来た事で尊敬の念を抱きます。そして、ルーデウスは昨日の親子喧嘩は無かった事にして、改めて親子の再会をしようと提案するのでした。

パウロは自分の胸に飛び込んでくるルーデウスを強く抱きしめながら本当に会いたかった気持ちを伝えて涙を流します。そして、仲直りを果たした2人は、改めて会話に花を咲かせました。その後、パウロは捜索団としての活動を続け、ルーデウスはエリスをフィットア領に連れて帰る目的がある事で、それぞれの旅を続ける事にします。別れの時のパウロは、強くなった息子を笑顔で見送っていました。

ネタバレ⑥ロキシーと出会う

ルーデウスと別れたパウロはリーリャとアイシャとの再会を果たした事で、まだ見つけられていない家族はゼニスのみとなります。ロキシーは魔界大帝キシリカによってゼニスがベルガリット大陸にいるという情報を得たため、その事をパウロに伝えました。パウロがすぐにベルガリット大陸に行って調査を進めていくと、ゼニスは迷宮都市ラパンにある転移の迷宮にいるという事が分かります。

ネタバレ⑦ゼニス救出作戦

パウロはロキシーや昔の仲間であるギースとタルハンドと共に転移の迷宮に乗り込みます。しかし、転移の迷宮の途中でロキシーが転移魔方陣の力でどこかへ転移されてしまった事で、パウロ達はいったん地上に戻る事にしました。その後、ギースはルーデウスに救援の手紙を送ります。ルーデウスは手紙を受け取ると、パウロの昔の仲間の1人であるエリナリーゼと共にゼニス救出に加勢するためにパウロのもとに向かうのでした。

ネタバレ⑧ルーデウスを庇い死亡する

ルーデウスとエリナリーゼの2人と合流を果たしたパウロは、再び転移の迷宮へと向かいます。ルーデウスがいた事で攻略は何とか順調に進んでいき、まずは転移されてしまったロキシーを無事に助け出して進んでいきます。そして、転移の迷宮の一番奥に到着すると、そこには魔力結晶の中に閉じ込められたゼニスの姿がありました。しかし、結晶の前には迷宮の守護者である魔石多頭竜(マナタイトヒュドラ)が立ちふさがっています。

ゼニスを助け出す為に全員でマナタイトヒュドラに立ち向かい、戦いは困難を極めますが何とか勝利は目前といったところまで追い詰めます。しかし、マナタイトヒュドラは最後の悪あがきをするかのようにルーデウスに攻撃を仕掛けました。油断していたルーデウスは回避が間に合わず、死んでしまうかと思われたその瞬間、パウロがルーデウスを突き飛ばして身代わりに攻撃を受け、下半身を失ってしまい死亡する事となってしまいます。

ネタバレ⑨魔石多頭竜(マナタイトヒュドラ)とは?

魔石多頭竜(マナタイトヒュドラ)とは転移の迷宮の7階層にいた迷宮の守護者です。赤竜の2倍の巨体に9つの頭を持っています。第二次人魔大戦で絶滅したと言われていましたが、生き残った最後の1体であると考えられます。身体を覆う鮫肌状の鱗は魔術を無効化する吸魔石で出来ているため、一切の攻撃魔法が通用しません。さらに首は再生能力を持っている為、切り落としたとしても即座に新しい頸が生えてきます。

攻撃手段は口から炎を吐くというものですが、この炎は魔術師が10人集まってもレジスト出来ないほどの威力です。パウロ達は攻略手段として首を切り落とした後にその首の付け根を炎の魔術で焼いて再生できないようにし、これを繰り返してすべての首を切り落とした事で倒す事が出来ました。

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無職転生のパウロの強さや能力

パウロが『無職転生』の何巻何話で死亡した事が分かり、その理由についても分かりました。最後はルーデウスを庇って死亡したパウロですが、生前いったいどれほどの強さを持っていたのでしょうか?ここではパウロの強さについて解説していきます。

強さや能力①三大流派を上級まで修めている

パウロはブエナ村で下級騎士という役割を担っていますが、これは家族の為に安定した職に就く事が理由で、本来は優秀な剣士です。『無職転生』の舞台となっている六面世界では、主流となる3つの剣術の流派が存在しており、剣神流・水神流・北神流の三大流派に分かれています。本来自分の素質に合った流派を極めていきますが、パウロはこの三大流派を全て上級まで習得している天才剣士です。

北神流の二刀流での立ち回りと水神流の防御、さらに剣神流の攻撃を合わせた戦闘術は理想の剣術だと評されています。一番素質があるのは北神流であり、使用すると獣じみた動きになりますが、パウロ本人が北神流を嫌っている為、本気の戦い以外は使用する事はありません。ちなみにルーデウスも素質があるのは北神流ですが、こちらもパウロが北神流を嫌っている理由から教える事はありませんでした。

強さや能力②黒狼の牙のリーダー

パウロはゼニスと結婚する前、冒険者だった時にパーティ名・黒狼の牙のリーダーでした。この黒狼の牙は中央大陸で活躍していたパーティで、わずか数年でS級パーティへとのし上がった事からかなり有名なパーティだったようです。パウロはアタッカーとタンクを兼任しており、有能なメンバーの中でもリーダーを務めていた事から、戦闘だけでなく精神的にもいかに強かったかが想像できます。

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無職転生のパウロが嫌いと言われる理由

『無職転生』の何巻何話で死亡シーンが描かれたのかが分かったパウロですが、昔のほとんどのパーティメンバーから嫌われています。明るく気さくな印象を受けるパウロが、そこまで嫌われる理由とはいったい何なのでしょうか?ここからは、パウロが嫌いと言われる理由について検証していきます。

嫌いと言われる理由①ルーデウスへの𠮟り方

パウロが嫌われる理由としてまずルーデウスへの𠮟り方が1つ挙げられます。ルーデウスは幼少の頃、いじめられていたシルフィを助ける為に魔法でいじめっ子を撃退します。それがきっかけでルーデウスはシルフィと友達になりますが、その日にルーデウスが家に帰ると、真剣な顔をしたパウロが家の前で待っていました。ルーデウスが撃退したいじめっ子の母親が家に文句を言いに来た事でパウロが状況を理解した事が理由です。

パウロはこの時に人を傷つけたルーデウスの事を厳しく𠮟りつけますが、ルーデウスは自分の言い分を全く聞こうとせずに結果だけで判断して叱るパウロに対して反論します。パウロは怒りながらも少しずつルーデウスの話を聞いた事でやっと内容を理解しましたが、完全に論破された事でしばらくルーデウスと気まずい空気となってしまいます。父親として息子の事を思っての行動でしたが、良いとは言えない結果となってしまいました。

また、パウロとルーデウスがミリシオンで再会を果たした時にもパウロはルーデウスの事を叱ったシーンについては前述しましたが、これもパウロがまだ子供であるルーデウスに対して過度な期待を寄せ過ぎており、弱さや苦手な事を分かってあげていなかった事が原因です。この時もパウロは感情的になりすぎて息子の頑張りを理解せず、頭ごなしに𠮟りつけてしまっています。

息子に対して失敗を繰り返しているパウロですが、これはルーデウスが転生者であり、実際にはルーデウスの方が精神的な年齢は上である為、ルーデウスも仕方のない事だと理解しています。

嫌いと言われる理由②浮気をする

パウロは非常に好色で、冒険者だった時から数々の女性と関係を持ってきました。黒狼の牙の女剣士でアタッカーであったギレーヌも関係を持った女性の1人です。結婚してからのパウロはゼニス一筋で生きていく事に決めていましたが、メイドであるリーリャと浮気をしてしまいます。発覚したのはゼニスがノルンを妊娠した時で、同時期にリーリャが妊娠報告をし、パウロが自分がリーリャの子供の父親だと白状したからでした。

この時は家族会議となり、妊娠中であるリーリャが家を出て行って故郷に帰る事となりそうでしたが、ルーデウスが機転を利かせた事でリーリャはグレイラット家に残る事に決まります。ルーデウスはこの時にリーリャに家に残ってほしいという理由からパウロが無理やりリーリャを襲ったと嘘をつきましたが、実際はリーリャがパウロを誘い、パウロが欲に負けてしまったという流れになります。

家族会議の最中のパウロは終始焦っており、かつてないほど情けないシーンとなっています。ちなみにこの事があってから、以前までルーデウスの事を気味悪がっていたリーリャは考えを改めるようになり、子供が生まれたらルーデウスに仕えさせることに決めました。そしてリーリャは第二婦人となり、本格的にグレイラット家の家族となります。欲に負けて浮気をしてしまうところが、パウロが嫌われる最大の理由です。

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無職転生のパウロの妻・ゼニスも死亡した?

ネタバレ①ゼニスは転移事件で死亡していない?

多くの人々が死亡した転移事件ですが、ゼニスは前述のとおり転移の迷宮の魔力結晶の中に閉じ込められており、パウロ達の活躍でマナタイトヒュドラを倒した事で解放されたため生きています。しかし、ゼニスは魔力結晶に閉じ込められていた事が理由で廃人のようになっており、話す事が出来なくなってしまいました。父親であるパウロが死亡し、母親であるゼニスが廃人になってしまった事でルーデウスは深く傷つきます。

やっとの思いで救い出したゼニスの状態を見て絶望するルーデウスでしたが、死亡したわけではないと前向きにとらえるようになった事で、それからゼニスをもとに戻す為の方法を模索する事にしました。

ネタバレ②ゼニスのその後

廃人状態となってしまったゼニスでしたが、その後は教団の本部へと連れていかれます。そこには記憶の神子と呼ばれる存在がいて、ゼニスの記憶を読み取ってもらいますが、それによってゼニスには記憶が残っている事が判明します。さらに、ゼニスも神子であり、他人の施行を読み取る事が出来る事が分かります。ゼニスは神子の能力のおかげで他人の言葉は通じており、さらに記憶も残っているためルーデウスの事も覚えていたのです。

しかし、身体が動かずに言葉を発する事が出来ない事から他の人には廃人のように見えてしまっていました。そして『無職転生』の物語では、最後までゼニスが言葉を発する事は無く、69歳で死亡した事が語られています。死亡の理由については不明となっていますが、年齢からして老衰である可能性が高いと考えられます。

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無職転生のパウロのアニメ声優

森川智之のプロフィール

アニメ版『無職転生』で、パウロの声を担当した声優は森川智之です。神奈川県出身で1967年1月26日生まれの2022年3月現在55歳で、身長172センチ、血液型O型、事務所は自らが代表取締役を務める『アクセルワン』に所属しています。1994年から声優として活動しており、『声優アワード』で助演男優賞や海外映画・ドラマ賞などの数々の賞を受賞してきた実力派です。強い声帯を持ち、マイクが壊れるほどの叫び声が出せます。

森川智之の主な出演作品や演じたキャラ

森川智之の主な出演作品としてアニメ『クレヨンしんちゃん』が挙げられ、演じたのは主人公である野原しんのすけの父である野原ひろしです。森川智之は野原ひろしの2代目担当声優であり、初代である藤原啓治が2020年4月12日に癌のため亡くなってしまった事で役を引き継ぎました。森川智之は藤原啓治とデビューが近く、30年ほどの付き合いがあり、藤原啓治に『お前しかいないから頼むぞ』という手紙を貰っていたという事です。

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無職転生のパウロに関する感想や評価

『無職転生』を初めから読み進めていくと、かっこいいパウロが好きになる読者は少なくありませんが、リーリャと浮気をするシーンを見た事でがっかりする方も多いようです。特にツイッター上では女性のファンがショックを受けているツイートが多く見られ、男性の浮気である事から理由も理解出来ます。しかし、それでも憎めないところがあるパウロは、浮気をした後にゼニスに許され、さらには多くのファンからも許されています。

パウロが『無職転生』の何巻の何話で死亡シーンが描かれていたのかは前述しましたが、この事を知ってショックを受けるファンは多くいます。人間らしくて親しみやすく、さらにかっこいいイケメンキャラであったパウロは非常に人気が高かったため、突然の死には多くのファンが涙を流しました。息子であるルーデウスの為にパウロが命を落としたシーンは、父親としても男としてもかっこいい名シーンです。

パウロは女好きで、過去にはギレーヌとも関係を持ったことがあるプレイボーイですが、モテるパウロを羨ましがるファンも少なくありません。ゼニスもギレーヌもリーリャも『無職転生』が誇る美女なため、男性ファンからすると羨ましいという感想を持つのも自然です。

パウロとルーデウスの親子喧嘩のシーンは、多くのファンが涙した『無職転生』が誇る感動の名シーンです。お互いの言い分をお互いが分かってあげられない事が理由で喧嘩した2人でしたが、最後には抱き合って涙を流して謝り、この時にはファンの多くも泣いていました。『無職転生』はルーデウスにもパウロにも感情移入出来るように物語が展開されるので、作品の大きな魅力となっています。

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無職転生のパウロの死亡まとめ

『無職転生』のパウロが何巻の何話で死亡した事や、死亡した理由についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?浮気性ではあるものの、家族の事を誰よりも考えて行動する父親らしい一面もあり、どこか憎めない人間らしい魅力的なキャラだという事が分かりました。最後にはルーデウスの事を庇って死亡したパウロですが、それでも多くのファンに好かれ続けている『無職転生』が誇る人気キャラです。

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