【無職転生】トリスは元貴族の美しい盗賊！ダリウスとの関係・過去やその後は？

『無職転生』に登場するトリスことトリスティーナは、盗賊団の一員として初登場していました。しかし実は彼女、元貴族でありある日を境にして壮絶な人生を送ることとなっています。そこで、ここからはトリスの過去やその後についてまとめていきます。それではまず、トリスが登場する『無職転生』の作品情報とトリスのプロフィールから見ていきましょう。

『無職転生』とは、2012年9月から2015年4月まで小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されていたライトノベル作品です。2014年1月からMFブックスより書籍化されており、その後同年5月に漫画化、2021年1月にテレビアニメ化されました。舞台となっているのは中世ヨーロッパ風の異世界です。無気力な34歳無職の日本人が異世界へと転生したのを機に本気を出すという設定で物語が展開しています。

ここでは『無職転生』のあらすじを簡単にまとめていきます。主人公は20年近く家に引きこもっている無職の日本人男性です。34歳になってまで親のすねかじりとして生きてきた彼はある日、親の死去に伴い兄弟に見限られたことで家を追い出されてしまいます。その結果、途方に暮れることとなった彼は、トラックに轢かれそうになっていた高校生3人を自分の身を挺して救い出しました。

その代わり、彼は死ぬこととなったのですが、なぜか赤ん坊になっていました。さらに、その世界では日本にはなかった剣と魔法が存在していたのです。こうして、彼はルーデウス・グライラットとして、次の人生では後悔しないように本気を出すことを決意します。

『無職転生』に登場するトリス(トリスティーナ)はアスラ王国における玉座奪還の切り札となる重要人物です。なろう小説では第180話「トリスティーナ」にて盗賊団メンバーの一人として初登場していました。口調や立ち振る舞いは盗賊団の姉御のように粗暴かつ豪快です。声が大きいところはどことなくエリスを想起させます。

盗賊団の姉御のように粗暴かつ豪快な口調や立ち振る舞いを見せていたトリス(トリスティーナ)ですが、実は盗賊に身をやつす前は貴族でした。では、なぜトリス(トリスティーナ)は盗賊に身をやつすことになったのか？それにはダリウスという上級大臣が関係しています。そこで、ここからは『無職転生』で描かれたトリス(トリスティーナ)とダリウスとの関係や過去を見ていきましょう。

『無職転生』のトリスはアスラ王国出身です。そして、トリスは王国内の中級貴族である「パープルホース家」の次女として誕生しています。

その後、彼女は何不自由なく暮らしていましたが、ある日を境にその生活が一変してしまいます。トリスが8歳の誕生日を迎えた頃、突然何者かに誘拐されてしまったのです。トリスの誘拐事件によって大騒動となったパープルホース家は、彼女を捜索するも遂に見つけることができませんでした。一方、トリスは誘拐後も生きていました。アスラ王国の上級大臣であるダリウスの元で監禁されていたのです。

では、なぜトリスはアスラ王国の上級大臣・ダリウスの元で監禁されていたのか？それには、トリスの実家であるパープルホース家が関係しています。

実はトリスが誘拐されたというのは建前で、実際はパープルホース家が、トリスをダリウスに売り払っていたというのが誘拐事件の真相でした。トリスを買ったダリウスには幼女趣味があったため、その趣味を満たそうと当時9歳だったトリスに目を付けて誘拐事件したという経緯があります。また、上級大臣のダリウスからの覚えを良くするため、パープルホース家は替えのきくは次女のトリスを選んだと考えられます。

ダリウスに誘拐されたトリスはその後、ダリウスに囲われ続ける切ない日々を生きていました。しかし、ひょんなことから盗賊の道を歩むこととなります。

そのきっかけを作ったのが、主人公・ルーデウスが身をもって体験したフィットア領事件です。ダリウスはフィットア領事件を機に身辺整理をし始めます。その結果、トリスを不要と判断したダリウスは部下に処分するように命じました。ところが、その部下はお金欲しさにトリスを盗賊団に売り払ってしまいます。訳のわからないままダリウスのところを追い出されてしまったトリスは、盗賊団の拠点で新生活を送ることとなりました。

盗賊団の一員として右往左往する毎日を送っていたトリスはある日、容姿が可愛いこともあってか盗賊団の親分の愛人として扱われることとなりました。こうして、トリスはダリウスに解放された後も苦痛の日々を送ることとなります。さらに、親分の気まぐれにより盗賊としての修行を始めることとなりました。この頃から名前がトリスティーナからトリスに変わっています。

その後、修行によってメキメキと腕を上げていったトリスは、遂に当時の親分が代替わりするタイミングで盗賊団から解放されることとなりました。しかし、自由の身になったのは良いもののダリウス邸での監禁生活や盗賊団としての修行の日々しか送ってこなかったトリスに行き場所はありませんでした。

ダリウス邸での監禁生活や盗賊団での修行の日々を送るなど悲惨な過去を持つトリス。では、その過去からどのような経緯で本編に登場することとなったのでしょうか？ここからは、『無職転生』で描かれたトリスのその後をネタバレしていきます。

盗賊団から解放されることとなったトリスは、その後赤竜山脈の坑道にある盗賊団のアジトにてアリエルと再会を果たしています。アリエルはトリスがパープルホース家の者だと覚えており、一方でトリスもまたアリエルを思い出して跪いていました。

その後、アリエルがトリスになぜ盗賊団にいるのかと問うと、トリスはダリウスによる誘拐事件や盗賊団での日々について包み隠さずに話すのでした。それを聞いたアリエスはトリスの辛い過去を知って泣いてしまいます。そして、アリエルはトリスを悲惨な目に合わせたダリウスに対して相応の罰を与えることを約束しました。

アリエルはトリスとの約束を果たすため、ダリウスに捕まっていたことを証言して欲しいと頼んでいました。トリスはそれを承諾し、アリエルを王都に届けたのちダリウスを討つ手助けをすることを決意します。その後、トリスは王城にて開催されるパーティに参加するべく王都アルスに入ります。パーティ当日、トリスはアリエルと共にパーティに参加し、元貴族らしくドレスを着て完璧な所作を見せていました。

パーティ挨拶の中、アリエルはトリスを紹介。そして、トリスはドリウスもいるパーティの中でパープルホース家に裏切られたことやダリウスに犬のように飼われた挙句処分されそうになったことなど、ダリウスとの過去を次々と暴露していきます。しかし、ダリウスはその過去の証拠を隠蔽するための筋書きを予め用意していました。

パープルホース家の当主にトリスティーナの遺体が見つかったことやトリスティーナの胸元には三日月状の痣があることなど偽の証言をするように迫ります。ところが、その頃には既にパープルホース家はアリエル側に寝返っていたため、トリスティーナがダリウスに誘拐されたと、ありのままの事実を証言してしまいました。こうしてダリウスの地位は急降下し、さらにダリウス自身もギレーヌによって殺害されてしまいます。

見事ダリウスを討つことに成功したトリスは、その後グラーヴェルとの政争に完全勝利を果たしたことによってアスラ王国の国王となったアリエルの侍女となっています。王国と盗賊団との交渉役として働いているようです。当然、アスラ王国が盗賊団と繋がりを持っていることなど表立って言えない事情があるため、トリスは目立たずに、国を運営していく上で必要な黒い部分を担っていると考えられます。

『無職転生』のトリスはアリエルとの出会いによって人生の大きな転機を迎えることとなったわけですが、実は二人の出会いには『無職転生』の主人公であるルーデウスの存在が関係しています。では、トリスとルーデウスはどのように出会い、どのような関係を築いているのでしょうか？ここからは『無職転生』で描かれたトリスとルーデウスの出会いから、ルーデウスのトリスに対する第一印象までを紹介していきます。

まず初めに、トリスとルーデウスは赤竜山脈の坑道にある盗賊団のアジトで出会っていました。ルーデウスは転移魔法陣を使ってアスラ王国へと入国しようと計画していましたが、ダリウスによってその転移魔法陣を破壊されてしまったため、転移魔法陣の代わりに盗賊団の力を借りてアスラ王国に密入国することを計画します。

そこで、ルーデウスは計画を提案したアリエルからその承認を得て、盗賊団に接触します。そして、ルーデウスが盗賊団に通された部屋に現れたのがトリスでした。

トリスを始めて見たルーデウスの第一印象は「エリスより胸が大きい」でした。ルーデウスがトリスの胸が大きいという第一印象を抱いたのは、彼が盗賊団からとある小屋に連れていかれた時でした。小屋に通されたルーデウスはそのまま待機していましたが、ドアを叩く音がしたため、ドアを開けると魔獣の皮で作成した雨具に身を包みフードを被ったトリスが姿を現します。

ルーデウスはそのタイミングで体付きが豊満だと気付きます。その後トリスは雨具を脱ぎ払って胸を露わにしますが、その時にルーデウスが露わになった胸に対して大きいという印象を抱くこととなりました。実際に小説版『無職転生』の17巻の冒頭と途中の挿絵にてトリスのイラストがあるため、興味のある方はルーデウスの言う胸の大きさをご覧になってみてください。エルスよりも胸が大きいという意味が良く分かるかもしれません。

それでは最後に、『無職転生』の主人公・ルーデウスにエリスより胸が大きいという第一印象を与えた巨乳美女トリスについて寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。『無職転生』のトリスに関する感想や評価では主にトリスの登場回や正体、半生について触れられていました。

『無職転生』に登場するトリス(トリスティーナ)の登場回に関する感想や評価があがっています。こちらでは小説版『無職転生』の17巻にて登場したトリスについて触れられているようです。この感想で挙がっている帰還パーティーや政争と武力衝突には新たに仲間となったトリスが関係しているので要注目。

『無職転生』に登場するトリス(トリスティーナ)の正体に関する感想があがっています。こちらではルーデウスに「エリスより胸が大きい」と言わしめた巨乳美女トリスが何者か気になっているようです。トリスの人物像を構成する要素として「元貴族」「気が強い」の二つが挙げられているのですが、これには『無職転生』で描かれたトリスの過去が関係しています。興味のある方はぜひトリスの過去シーンに注目してみてください。

『無職転生』に登場するトリス(トリスティーナ)の過去に関する感想があがっています。こちらでは『無職転生』の2周目を読完した時点でトリスの過去・半生が読みたいと言われています。どうやらトリスの過去について興味があるようなので、興味のある方は『無職転生』の17巻をご覧になってみてください。

『無職転生』に登場するトリス(トリスティーナ)のダリウスとの過去やその後についてまとめてきましたがいかがでしたか？『無職転生』の主人公・ルーデウスに「エリスより胸が大きい」と思わしめた巨乳美女トリスは、気が強く盗賊団の姉御のような印象を抱かせるキャラでした。

やはり、それには壮絶な過去が関係しているのでしょう。そんなトリスはアリエルがアスラ王国における玉座を奪還するのに必要な切り札となる人物です。今回はトリスの過去やその後、ルーデウスとの関係について紹介しましたが、興味を持たれた方はトリスが登場する『無職転生』の17巻を手に取って、それらの要素を具体的にチェックしてみてはいかがでしょうか？