イジらないで、長瀞さんは作者ナナシのデビュー作?経歴や作品の魅力を紹介

『イジらないで、長瀞さん』は作者・ナナシのデビュー作?経歴や作品の魅力を紹介!超ドSの女子である長瀞さんが学校のセンパイをイジリまくるというコメディ漫画『イジらないで、長瀞さん』は、一風変わった作風で話題となってアニメ化も果たしています。今回は『イジらないで、長瀞さん』の面白い魅力を紹介するとともに、作者であるナナシとはどんな人物なのかを解き明かしていきます!

イジらないで、長瀞さんは作者ナナシのデビュー作?経歴や作品の魅力を紹介のイメージ

目次

  1. イジらないで、長瀞さんとは?
  2. イジらないで、長瀞さんは作者ナナシのデビュー作?経歴は?
  3. イジらないで、長瀞さんの漫画の面白い魅力
  4. イジらないで、長瀞さんがアニメ化!2期制作も決定?
  5. イジらないで、長瀞さんに関する感想や評価
  6. イジらないで、長瀞さんの作者まとめ

イジらないで、長瀞さんとは?

『イジらないで、長瀞さん』の作者であるナナシについてまとめていく前に、ここでは『イジらないで、長瀞さん』の作品情報を紹介してきます。『イジらないで、長瀞さん』についてあまり知らないという方も詳しくなれる内容となっておりますので、ぜひご覧ください!

イジらないで、長瀞さんの概要

『イジらないで、長瀞さん』は、原作者・ナナシによる漫画作品で、2011年から2015年まで『pixiv』にて『長瀞さんシリーズ』として公開されてきましたが、2017年からは『マガジンポケット』にて連載中となっています。単行本は2022年3月現在12巻まで発売されており、電子書籍版も含めた累計発行部数は180万部を突破しているという人気作品です。

イジらないで、長瀞さんのあらすじ

高校2年生の八王子直人は、ある日図書室で自分が趣味として描いている漫画を1学年下の女子である長瀞に見つかり、その漫画をここまでかというほどイジられてしまいます。八王子はそれからというもの、長瀞に目をつけられてイジられまくる日々を送る事になるのでした。八王子が所属している美術部に入り浸るようになった長瀞はいつも気弱なセンパイをおちょくる事が日課となり、2人は毎日のように関わる事になっていきます。

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イジらないで、長瀞さんは作者ナナシのデビュー作?経歴は?

ここからはメインである『イジらないで、長瀞さん』の作者・ナナシの経歴をまとめていきます。『イジらないで、長瀞さん』で一躍有名となったナナシですが、果たしてデビュー作とはどんな作品なのでしょうか?漫画家は経歴が秘密のベールに包まれている事が多いですが、『イジらないで、長瀞さん』の原作者・ナナシの経歴を徹底的に解明していきます。

イジらないで、長瀞さんの作者はナナシ

『イジらないで、長瀞さん』の作者は、日本の漫画家であるナナシです。本名は性別、年齢などは公開しておらず、不明となっています。幼い頃から漫画好きでしたが、親に反対されていた為に家では隠れて漫画を読んでいたという事です。漫画家を目指すきっかけとなったのは高田裕三が原作者の『サザンアイズ』で、中学生だったナナシは魅力的な作風に感銘を受けて、漫画の作者になるという事に興味を持つようになりました。

同時に今でも大好きな漫画を挙げるとしたら『サザンアイズ』だと述べています。ナナシは漫画家を目指すようになった時期についてはあまり覚えていないという事ですが、高校時代には原稿用紙に漫画を描いていた為、もしかしたら高校時代には漫画家になる事を意識していたかもしれないという事でした。会社員経験もしていたという経歴を持っており、ゲーム会社にグラフィッカーとして15年ほど勤務しています。
 

会社員時代は働きながら漫画も描き続けるという生活を送っており、同人誌を制作して夏と冬のコミックマーケットに5年ほど作品を出展し続けていました。またこの時期には読み切り作品も描いており、3本か4本ほど雑誌に掲載された事もあります。会社での仕事も好きだったという事ですが、漫画の作者としての生活との両立が難しくなってきたため、漫画に専念するために会社を退職したという事でした。

イジらないで、長瀞さんは作者ナナシのデビュー作?

会社を退職した作者・ナナシはしばらく同人作家としての活動を続けますが、2017年からウェブコミック配信サイトである『マガジンポケット』で『イジらないで、長瀞さん』の連載を開始し、ナナシにとってのプロデビュー作となりました。

ナナシは本作でデビューするまではpixiv等の活動がメインだった?

ナナシはデビュー前は『Pixiv』で様々な漫画作品を投稿していたという経歴があり、インターネットでの活動がメインだったという事です。『イジらないで、長瀞さん』も、元々は『長瀞さんシリーズ』として『Pixiv』に投稿していた作品でした。

『イジらないで、長瀞さん』の内容である超ドSな女子高生がオタクである男子高校生のセンパイをイジるという作風が読者に受けた事で人気となっていき、2017年から『マガジンポケット』での連載が決まった事で、ナナシも本格的に漫画家としてのデビューを果たします。ちなみに、作者・ナナシは2022年3月現在でも『Pixiv』への作品投稿を続けている為、『イジらないで、長瀞さん』ファンの方にはおススメとなっています。

ナナシは「たまにアレな絵を描きます」と言っている?

ナナシは『Pixiv』でに自己紹介文にて『たまにアレな絵を描きます』と言っています。『アレな絵』とはセクシー路線の絵の事で、そういった絵も投稿していた経歴があるようです。しかし、『マガジンポケット』にて『イジらないで、長瀞さん』でデビューを果たし、プロの漫画家となっている現在ではアレな絵を描きづらくなっている為、そういった投稿も少なくなってくるのではないかと考えられます。

『イジらないで、長瀞さん』の作中でも、長瀞が八王子をイジる際に自分の肌を少しだけ見せるなどして赤面させている様子が描かれていますが、そういったシーンでもナナシのアレな絵の片りんを垣間見る事が出来ます。

イジらないで、長瀞さんは様々な作品とコラボをしている

人気漫画である『イジらないで、長瀞さん』は様々な作品とコラボを果たしています。2020年には『週刊少年マガジン』で連載しているアズが作者の『手品先輩』とコラボをしており、『マガジンポケット』と『週刊ヤングマガジン』にて掲載されました。内容はそれぞれの登場キャラが水着を着て海に行くという水着回で、『マガジンポケット』と『週刊少年マガジン』でそれぞれ異なるエンディングだったという事です。

また、2021年には最強ラブコメアニメコラボとして『イジらないで、長瀞さん』『はめふら』『先輩がうざい後輩の話』の3作品がコラボを果たしました。それぞれの作品のメインキャラである長瀞とカタリナ・クラエスと五十嵐双葉が登場する4コマ漫画としてツイッターに投稿されました。また、コラボを記念したウェブCMも製作されています。

イジらないで、長瀞さんの漫画の面白い魅力

面白い魅力①情報量の多さ

『イジらないで、長瀞さん』の魅力の1つとして、情報力の多さが挙げられます。一見、このような日常系漫画はあまり意識をせずとも気楽に読み進める事が出来ますが、『イジらないで、長瀞さん』では現実で起こりそうな事と起こらなさそうな絶妙なラインを描き、読者を楽しませてくれています。元気いっぱいのドS女子高生が気弱なセンパイをイジるという現実味と、常軌を逸しつつある長瀞の行動は非常に魅力です。

面白い魅力②様々なタイプの女性キャラが登場

『イジらないで、長瀞さん』を語るうえで欠かせないのが長瀞をはじめとした個性豊かな女性キャラ達で、作品の人気を支えています。特に八王子がひそかに命名した『長瀞フレンズ』は、全員今どきの女子高生を思わせる見た目をしているギャルですが、それぞれ個性が全く違う事が特徴です。長瀞フレンズの姉貴分で男性顔負けの豪快な性格をしているガモちゃんは、長瀞さえもイジるという超ドSぶりを発揮しています。

ヨッシーは元気の良い女の子ですが、いつも長瀞やガモちゃんの発言に乗じてセンパイをイジっており、合いの手のような形で発言する事が多い為、手下気質と言えるでしょう。桜はおっとりとしたふわふわギャルですが、実は腹黒い一面も持っており、自分の可愛さを利用してゲーム部の男子達の関係をかき乱していました。このように個性豊かな可愛いキャラ達が『イジらないで、長瀞さん』を盛り上げています。

面白い魅力③一人一人のキャラの描き分け

『イジらないで、長瀞さん』は、主人公である八王子やヒロインである長瀞の心理状況が非常に分かりやすく、読み進めやすい事が特徴です。しかし、作者・ナナシは登場キャラ達のセリフによって心理状況を描いているというよりも、キャラ達一人一人の表情や行動によって描き分けています。セリフを多用するのではなく、極限まで絵で読ませるというところが『イジらないで、長瀞さん』に読みやすさを与え、大きな魅力となっています。

面白い魅力④主人公の心情の描き方

キャラの感情を絵で表現しているという特徴を最大限に発揮しているのが主人公である八王子です。八王子は口下手で気弱なために口数が多いわけではありません。しかし、長瀞にイジられている時の困った表情や照れた表情によってセリフが無くても感情を読み取る事が出来ます。また、八王子は主人公という立場上、心の中の声は全て本心となっています。長瀞にイジられて困っていると考えながらも、嬉しい時もあるようです。

イジられていて嬉しさを感じるという八王子の心理は矛盾にも感じるところですが、セリフよりも絵で伝えてくる『イジらないで、長瀞さん』を代表するキャラだという事が分かります。『イジらないで、長瀞さん』のキャラの行動や表情によって読者に伝えるという特徴を考えると、八王子の考えや行動も納得しながら読み進める事が出来ます。

面白い魅力⑤部長が主人公にとって最大の敵

八王子をはじめ、発言している言葉と行動が一致していないキャラが多い『イジらないで、長瀞さん』ですが、八王子が所属している美術部の部長は完全に言葉と行動が一致しており、まともなキャラと言えます。部長は長瀞や長瀞フレンズが美術室を溜まり場にしている事を不快に思っており、美術部を廃部にしようとします。そこで、八王子と部長は美術部の存続をかけた出し物対決をするにまで発展しました。

結局は八王子の不戦敗という形で対決は幕を閉じ、美術部は守られました。八王子が乗り越えるべき敵として作中で描かれていた部長ですが、自分に正直に行動をする唯一のキャラなので、ぴったりな役回りだったと言えます。

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イジらないで、長瀞さんがアニメ化!2期制作も決定?

イジらないで、長瀞さんがアニメ化

テレビの画像

『イジらないで、長瀞さん』は2021年にアニメ化され、全12話が放送されました。アニメ版は基本的には原作漫画を忠実に再現した構成で物語が進みますが、尺の都合などで一部変更されている部分もあります。OPテーマは長瀞の声を担当した声優である上坂すみれで、一部の作詞も担当しました。また、EDテーマは長瀞・ガモちゃん・ヨッシー・桜のそれぞれの担当声優が歌っています。

イジらないで、長瀞さんの2期制作も決定

2という数字

アニメ『イジらないで、長瀞さん』の第2期の制作が決定した事が2021年10月23日に神奈川・関内ホールで行われたスペシャルイベントの夜公演にて発表されました。イベントにはアニメ版『イジらないで、長瀞さん』の1期で長瀞の声優を務めた上坂すみれの他、センパイ役の山下大輝、ガモちゃん役の小松未可子、ヨッシー役の鈴木愛奈、桜役の井澤詩織が出演し、アニメ版の第2期に対する意気込みを語っていました。

上坂すみれは『これからどんなふうにイジっていくのか楽しみ』と述べ、アニメ版第2期制作決定を喜んでいました。山下大輝は、アニメ版第2期が前回よりもレベルアップしたものになっているので楽しみにしていてほしいという事を述べていました。

イジらないで、長瀞さんに関する感想や評価

『イジらないで、長瀞さん』のじわじわくる面白さが良いというファンの感想があります。大爆笑を引き起こすというわけではありませんが、読み進んでいくうちに思わずクスっと笑ってしまうというところが『イジらないで、長瀞さん』の大きな魅力となっています。『イジらないで、長瀞さん』を読んだ後に、全く関係ないところで思い出し笑いをしてしまうという方も少なくないようです。

『イジらないで、長瀞さん』の超ドSヒロイン・長瀞を最初はヤバい女だと感じながら見ていたが、実は甘酸っぱい恋する乙女なのだと分かったというファンの感想がありました。たしかに、一見すると長瀞は八王子をこれでもかというほどにイジり倒しており、序盤では八王子が思わず涙を流してしまうというシーンもあります。しかし、長瀞は気に入ったセンパイと仲良くなりたいだけだという事が作品を読み進めると感じられます。

『イジらないで、長瀞さん』の長瀞にイジってほしいというファンの感想は多く、主人公である八王子が羨ましいという方も非常に多くいます。はじめは涙を流すほどに長瀞のイジりに傷つくこともあった八王子ですが、物語が進むにつれて耐性が出来てきて、以前ほど傷つかなくなっています。そのため、八王子と長瀞のやり取りはカップルがイチャイチャしているように見えてきた事で、このような感想が増える要因となりました。

長瀞の口癖は『キモい』で、センパイである八王子に連呼をする事が定番となっています。しかし、長瀞はある意味愛情表現で使っているところもあるので、『イジらないで、長瀞さん』を読んだ事で、現実でもしキモいと言われる事があってもポジティブに受け止められるようになったというファンの感想がありました。

イジらないで、長瀞さんの作者まとめ

『イジらないで、長瀞さん』と作者・ナナシの経歴やデビュー作をまとめてきました。ナナシの漫画家としての経歴は『pixiv』での活動を経てプロデビューし、デビュー作からアニメ化を果たすという快挙を成し遂げていた事が分かりました。今回の作者・ナナシの経歴まとめを読んだ後にもう一度、『イジらないで、長瀞さん』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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