【キミ戦】シスベルはかわいい引きこもり王女！星霊の能力や魔女脱獄事件とは？

キミ戦の愛称で親しまれている「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」は、2期アニメ制作が決定している人気作品です。今回は、そんなキミ戦の登場キャラクターの中でも、かわいい引きこもり王女として人気があるシスベルの魅力や能力を紹介していきます。

キミ戦の愛称で親しまれている「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」は、細音啓さんによるライトノベル作品です。作者の細音啓さんはアニメ化が決定している「神は遊戯に飢えている。」の作者であり、ほかに「S.I.R.E.N.-次世代新生物統合研究特区-」「不完全神性機関イリス」といった作品があります。キミ戦は2017年に1巻が発売され、2022年2月現在で14巻(本編12巻・短編集2巻)が刊行されています。

キミ戦は2020年10月より1クールアニメとして放送され、2021年10月に2期アニメの制作が発表されました。また、2018年5月から2021年3月まで「ヤングアニマル」でコミカライズ版キミ戦が連載され、全7巻で刊行されています。

高度な科学力を有する帝国に所属するイスカは史上最年少で帝国の最高戦力である使徒聖に選ばれました。また、帝国と敵対しているネビュリス皇庁の第2王女のアリスリーゼは「氷禍の魔女」と呼ばれ、皇庁最強と言われています。そんな2人は戦場でぶつかりお互いを宿敵と認め合いますが、その後偶然の再会を重ねるうちに、お互いに世界平和を望んでいることを知ります。

キミ戦のシスベルはネビュリス皇庁の第3王女で、アリスリーゼの妹です。シスベルの本名は「シスベル・ルゥ・ネビュリス9世」で、もともとは快活で好奇心旺盛な恋愛小説を愛読するような性格の少女でした。しかし、ある出来事がきっかけで引きこもりになってしまいます。それについてはこの記事で詳しく説明していきます。

キミ戦のシスベルの星霊の能力や強さを紹介します。まずは、キミ戦における星霊とはなにかについて解説します。キミ戦の星霊とは、星の深奥に眠っていた未解析エネルギーで、人間に憑依する性質を持ちます。星霊に憑依された人間には「星紋」という痣が体に現れるとともに、魔法のような超常的な力を使えるようになる性質があります。シスベルが所属する皇庁は、星霊を宿した者たちによって建国されました。

皇庁の第三王女であるシスベルも強力な星霊を宿しています。しかし強力とはいえ、戦闘向きではない能力です。それは「灯」の能力で、過去に起きた周囲の出来事を映像と音で完全に再現できるというものです。直接戦闘の力を求められている皇庁においては、評価が高い能力とは言えません。しかし、直接戦闘ではなく情報戦においてはかなり強力な能力です。

また、過去の事象を映像と音で再現できてしまうため、暗躍しているものだけではなく多くの人にとって過去のことを掘り起こされてしまう能力です。そのため、シスベル本人は「煙たがられている力」と言っています。とくに、女王の座を狙うものにとってシスベルの「灯」の能力は邪魔なものです。

星霊により過去に起きた周囲の出来事を映像と音で完全に再現できる「灯」の能力をもつイスベルですが、「灯」の能力を持つが故の悩みがたくさんありました。もともと快活な少女だったイスベルは、「灯」の能力で過去の映像や音声を再現するのはただの楽しみでした。しかし、その過去の映像や音声のせいで周囲の人物が暗躍していることを知ってしまいます。

また、第三王女であるシスベルは次期女王候補の1人ですが、母親であるミラベア女王が姉のアリスリーゼを第一候補に考えていることを知ってしまいました。それに、母親であるミラベア王女が狙われていること、それには身内もかかわっているかもしれないことなど、知りたくなかったような情報を知ったことでシスベルは人間不信に陥るほどの悩みを抱えることになります。

シスベルの星霊による「灯」の能力には母親のミラベア女王すら知らない秘密があります。シスベル以外はその能力の有効範囲が300メートルで、過去は20年しかさかのぼれないと理解しています。しかしその能力はシスベルが7歳のころのもので、成長したシスベルはさらに強力な能力を持っています。現在のシスベルが「灯」の能力でさかのぼれるのはなんと200年前、そして有効範囲は3000メートルです。

その強力な能力によりシスベルはより心に大きなダメージを負ってしまいます。そして、そんなシスベルが唯一信頼できる部下はシュヴァルツですがかなりの高齢。母親を守るために戦おうにも、直接戦闘能力がない星霊の能力のため行動できません。そんなときに頭に浮かんだ存在がキミ戦の主人公であるイスカでした。

ここからはキミ戦のシスベルが天帝に潜入した理由や魔女脱獄事件との関係について紹介します。まずは、主人公のイスカとシスベルの出会いですが、それはイスカが史上最年少で使徒聖となったにもかかわらず捕らえられた魔女を解放した「魔女脱獄事件」です。このときにイスカが解放した魔女というのが幼いシスベルでした。

イスカが帝国にとって敵である魔女のシスベルを解放した理由は、弱くて幼い魔女が収監されていたからというものでした。さらに、帝国で重要な立場にあるイスカですが、魔女であればすべて捕らえようとする帝国のやり方に批判的です。イスカは魔女脱獄手配の国家反逆罪により逮捕されてしまい使徒聖の立場もはく奪されてしまいました。

また、イスカが魔女脱獄事件で解放したシスベルが、皇庁の第三王女だったということはこの時気づいていませんでした。ちなみに、帝国は星霊を宿した女性を「魔女」という蔑称で呼びますが、皇庁との和平を望んでいるイスカは魔女という言葉は使わずに「星霊使い」と呼んでいます。それは星霊使いは自分と同じ人間であると考えているからです。

シスベルはライトノベル版キミ戦の9巻で、魔女として帝国につかまった理由を明かしています。それは、自らが帝都に潜入して魔女だとばれたことです。シスベルが帝都へ潜入した理由は、帝国に対してテロ行為を働こうとしたというわけではありませんでした。帝国と皇庁が争うようになった理由は、帝国内に世界最初の星脈噴出泉が発見され、その影響で魔女が生まれたためでした。

シスベルは100年前にはじめて現れた星脈噴出泉になんらかの意味があると考え、それを知りたいという純粋な知識欲だけで帝都に潜入しました。

イスカのおかげで帝都から脱出できたシスベルですが、その後また帝都に赴くことになります。それは、天帝ユンメルンゲンに呼び出されたためです。天帝ユンルメンゲンはシスベルの姉であるアリスリーゼのメイド燐を捕らえて、「帝都で話そっか。お前にも関係がある話だから」と言い残して去りました。燐を見殺しにできないという理由もあり、シスベルはイスカたちとともに帝都を目指しました。

ここからはキミ戦のシスベルのかわいい魅力について紹介します。シスベルは三姉妹の末っ子で、長女のイリーティアは腹黒いところがあり、何を考えているかわからない雰囲気があります。次女のアリスリーゼはクールで強い女性というイメージで、それと比較すると三女のシスベルは守ってあげたくなるような可憐な少女です。

また、「灯」の能力で苦悩するシスベルの姿や、けなげに平和を望んで行動する姿などが可憐でか弱いという印象を強くしているようです。そんなシスベルはキミ戦の作中でもとくに人気があるキャラクターの1人とされています。

キミ戦のシスベルは可憐でか弱いだけではなく、行動的な一面があります。そもそも、最初に帝国に捕らえられた理由は好奇心で自ら帝都に赴いたことが原因でした。また、女王からの命を受けて独立国家アルサミラの状況を調査に行ったとき、自分を救ってくれたイスカと偶然の再会を果たします。このときシスベルは、イスカが宿泊しているホテルの部屋を調べて勝手に入っていきました。

さらに、イスカに「ネビュリス皇庁に来て、自分の部下になってほしい」と積極的に誘いました。このときイスカは帝国の人間だからという理由で断ります。このように、ここぞという場面で積極的に行動するところがシスベルのかわいい魅力のひとつです。

キミ戦のシスベルのかわいい魅力として、母親思いの点が挙げられます。シスベルの母親は皇庁の女王のミラベアで、いつも忙しそうにしています。そんな母親を娘のなかでもっとも気にかけているのがシスベルで、「灯」の能力で母親を助けようとします。とくに、母親の命を狙う相手を調べるために「灯」の能力を活用しようとしました。

キミ戦のシスベルの魅力として、イスカを姉のアリスリーゼと取り合うことが挙げられます。アリスリーゼはイスカと最初は敵として戦いますが、お互いが平和を望んでいることを知ります。そして偶然の出会いを重ねて、アリスリーゼはイスカのことを男性として好きになっていきました。シスベルもまた、イスカに助けられたことやイスカが所属する第九〇七隊に護衛されるうちに好意を抱いていきます。

その結果、アリスリーゼとシスベルはイスカをめぐって恋のライバルという関係になりました。普段は可憐でおとなしい雰囲気のシスベルですが、イスカ相手であれば積極的になることが多いです。そんなシスベルがかわいいという評価だけではなく、シスベルに嫉妬するアリスリーゼもかわいいといった感想があります。

キミ戦のシスベルが引きこもりになってしまった理由は、「灯」の能力が大きな影響を与えています。「灯」の能力により過去の映像や音声を見ることができるシスベル、それ故に人間の暗い部分を数多く目にしてしまったため、部下のシュヴァルツ以外誰も信じられなくなりました。極度な人間不信になったことをきっかけにして、シスベルは引きこもり生活をするようになります。

また、シスベルは引きこもり生活をしているときにアリスリーゼと遭遇しますが、そっけない態度をとって拒絶してしまいます。その理由は、人間不信なだけではなくイスカへの思いが影響しているのではないかと言われています。

引きこもりになったキミ戦のシスベルですが、引きこもりになって何もしていないわけではありませんでした。シスベルが引きこもりながらしていた最大の目的は、母親を狙う黒幕が自分を狙うように罠を貼っていたためです。シスベルの能力はこの記事で説明した通り、3000メートル先まで影響します。しかし、そのことを知っているのはシスベル本人だけ。

油断した黒幕がシスベルの能力が及ぶ範囲内で暗殺計画を立てるところを待ち、それで母親を守ろうとしています。

キミ戦でシスベル役を演じる声優は和氣あず未さんです。和氣あず未さんは13歳のころ、好きなアニメの声優がアテレコする映像を見て声優に興味を抱いたそうです。そんな和氣あず未さんは2014年に俳協に所属し、はじめて受けたオーディションで「アイドルマスターシンデレラガールズ」の片桐早苗役に合格し、声優としてデビューを果たしました。

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キミ戦のシスベルは「かわいい」という感想がたくさんありました。それも、笑顔のシーンだけではなく、ジト目がかわいいといった様々なシーンでかわいいと言われています。

キミ戦はアリスリーゼをはじめ、強い女性がたくさん登場します。その中で、イスカを頼るシスベルのような女性が好きという感想がありました。

2期が決定しているキミ戦で、シスベルの活躍を期待している方の感想がありました。また、ライトノベル版の最新刊でもシスベルが活躍していてファンの方が喜んでいます。

キミ戦のシスベルについて紹介しました。「灯」の能力のせいで苦しむシスベルですが、その力を母親のために使おうとするけなげな面を見せてくれます。2期が発表されているキミ戦、シスベルの活躍に注目しましょう。