【キミ戦】主人公イスカの強さと能力は？アリスとの関係や星剣について考察

2017年から小説版が連載された後に漫画、テレビアニメと展開された『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』。ここではキミ戦の主人公イスカについて、彼の強さや能力、アリスとの関係、武器「星剣」を中心に紹介していきます。それではまずキミ戦の作品情報からご覧ください。

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』とは、帝国とネビュリス皇庁、それぞれの最高戦力であるイスカとアリスリーゼが、世界平和を目指して奔走する姿を描いたファンタジー作品です。作者はライトノベル作家である細音啓で、小説版は2017年5月から富士見ファンタジア文庫にて刊行されています。そして2018年5月からはヤングアニマルにて漫画が連載され、2020年10月からはテレビアニメが放送されました。

ここでは『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』のあらすじを簡単に紹介します。主人公は高度な科学力を有する帝国に所属する使徒聖イスカです。物語序盤ではイスカの前に「魔女の国」と畏怖されるネビュリス皇庁の第2王女アリスリーゼが立ち塞がります。

そして二人が所属する帝国とネビュリス皇庁は長い間争い続けた歴史があり、さらにイスカとアリスリーゼはそれぞれの国の最高戦力でした。しかし敵国に所属する相手であるにも関わらず、二人は互いに惹かれ始めてしまいます。当然、敵国に所属し合う二人が共に歩むことは許されませんでした。その結果、イスカとアリスは互いを打倒しそれぞれが目指す世界平和を成し遂げることを選択します。

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場するイスカは、帝国に所属する本作の主人公です。本編開始時点で16歳、帝国の防衛機構Ⅲ師・第907に所属しています。作中では「星剣」という武器を使っていることから「黒鋼の後継」と呼ばれていました。史上最年少で帝国軍の最高戦力「使徒聖」に選ばれるほどの実力者ですが、帝国に投獄されていた星霊使いを脱出させたことで使徒聖人の称号を剥奪されています。

イスカは星霊使いを脱走させたことが原因で国家反逆罪に問われた結果、終身禁固刑を言い渡されています。その後、帝国の最高幹部・八大使徒から「ネビュリス直系の純血種を捕らえよ」と命じられたことで、リビュリス皇庁との戦争に参加することとなったのですが、それがきっかけとなってイスカが脱走させた星霊使いの名前がシスベル・ルゥ・ネビュリス9世であることが判明することとなります。

星霊使いの少女・シスベルの所属と立場は、ネビュリス皇庁の第3王女です。ちなみにイスカはシスベルが皇庁の王女だという理由で脱走させたわけではありません。彼が星霊反応が弱い者まで投獄する帝国のやり方に反対していたからです。

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場するイスカは、史上最年少で帝国軍の最高戦力「使徒聖」に選ばれるほど実力者であることが分かりました。そこで、ここからはイスカの強さを戦闘技術や近接格闘術、反応速度、防御力などに分けて解説していきます。

イスカの戦い方は黒と白の双剣「星剣」を使った近接戦闘スタイルです。そして対星霊使い特化の訓練を受けてきたため、星霊使いが用いる星霊術を黒の星剣で遮断することができます。

キミ戦の第1話ではN07部隊への復帰を経てからすぐに燐・ヴィスポーズがイスカの部隊に襲撃を仕掛けてきたのですが、その後始まったイスカと燐・ヴィスポーズにて、イスカは燐・ヴィスポーズが放った星霊術を遮断すると共に彼女が得意とする武術を封じて完勝しています。さらに燐・ヴィスポーズを助けに来た「氷禍の魔女」アリスと戦闘になりますが、互角以上の戦いを見せていました。

燐・ヴィスポーズとの接近戦にて彼女の武術に勝利していたイスカですが、実は対人訓練を受けていないため格闘術はそれほど得意ではないようです。使徒聖同士で戦えば中位にとどまるのが精一杯だと分析しており、さらに使徒聖第一席ヨハイムを相手にすれば三の太刀で負けると自己評価しています。

キミ戦のイスカが「相手が星霊使いなら負けることはない」と自信を持って言えるのは、剣術の力量もそうですがそれを支えている反応速度が速いということも関係しています。キミ戦の作中ではイスカが尋常じゃない反応速度で駆け抜けて間合いを詰める姿が描かれており、その速さはゾア家の純血種であるキッシングが「貴様は獣か」と言いながら驚愕するほどでした。

キミ戦のイスカの強さは高い防御力にもあると言えます。防御力と言っても防具や肉体などで防御した状態を示すのではなく、黒と白の星剣を使った場合の防御力です。

まず黒と白の星剣は、黒の星剣が敵から放たれたあらゆる星霊術を斬り裂く、白の星剣が斬った星霊術を一度だけ再現するといったそれぞれの性能があります。そしてその性能を活かすことによって、星霊術を破壊することはもちろん、吸収した星霊術の氷を利用して炎の攻撃から身を守ったり、星炎を星炎でかき消したりすることができます。

• 燐・ヴィスポーズ戦：イスカの勝利
• アリスリーゼ戦：引き分け
• 始祖ネビュリス戦：勝利後に眠りにつかせる(アリスと共闘)
• キッシング戦：イスカの勝利
• 魔人サリンジャー戦：退ける(アリスと共闘)

• 帝国の魔女兵器戦：イスカが破壊する(アリスと協力)
• ヴィソワーズ戦：イスカの勝利
• タリスマン戦：逃亡を許す
• アリス戦：勝敗つかず
• ミゼルヒヴィ戦：あえて決着をつけず
• 堕天使ケルヴィナ戦：イスカの勝利(燐・ヴィスポーズと協力)

1つ目に紹介するキミ戦のイスカのかっこいい魅力は「無用な殺戮は好まない性格」です。帝国の最高戦力として戦場に立たされたイスカですが、彼はあくまでも長年に渡って続いている戦争を終結させることを目標にしているため、無用な殺伐を好みません。キミ戦のアニメ1話で描かれた燐・ヴィスポーズとの戦闘においても決着が付き次第彼女の首に星剣を突き付けて、氷禍の魔女の居場所を尋ねるだけに留めています。

2つ目に紹介するキミ戦のイスカのかっこいい魅力は「信念を曲げない精神力の強さ」です。キミ戦のイスカは「長きに渡る戦争を終結させる」ということを信念としており、たとえ自分の実力に匹敵する「氷禍の魔女」が現れても変わることがありませんでした。特にアリスがイスカに「諦めなさい」と言ったのに対してイスカが「ここで諦めたら、誰がこの戦争を止めるんだ！？」と叫んだ姿に心を打たれた方はきっと多いことでしょう。

3つ目に紹介するキミ戦のイスカのかっこいい魅力は「アリスとの関係性」です。イスカはキミ戦第1話でアリスことアリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世と互角の勝負を繰り広げました。そしてイスカとアリスはその戦いを通して、互いの強さを認めています。

キミ戦第1話時点で二人は互いのことを気になっている様子でしたが、その後中立都市で顔を合わせたことがきっかけで演劇や絵画などの趣味が一致していることを知り、それによって恋愛対象として意識するようになっていました。そして恋愛する過程でイスカのかっこいい魅力を見ることができます。また敵同士でありながら好意を抱くという複雑な状況で、恋愛がどうなっていくのかも魅力の一つと言えるでしょう。

キミ戦のイスカの強さを支えている黒と白の一対の双剣「星剣」ですが、この剣は世界に1つしかないオリジナル武器です。さらにイスカ以外の剣士では黒と白、それぞれの機能が発揮せず、量産することもできません。

キミ戦の作中ではイスカとアリスが中立都市エインで会ったシーンがありましたが、その後皇庁の地下礼堂で始祖ネビュリスの縛めが解けてネビュリスが「星剣…返してもらうぞ」と発言しています。またその時に星剣が星霊の波長を出して戦っているようなセリフを吐いていることから、星剣は元々始祖ネビュリスのものだった可能性があります。

星剣のルーツは分かっていませんが、キミ戦の小説9巻にて描かれた天帝ユンメルンゲンと璃洒の会話で「星の民と呼ばれた者たちが鍛え上げた『器』」と言われていることから、イスカの持つ星剣が星の民という人たちが作ったと考えられます。キミ戦の物語では未だに星の民について分かっていないため、今後キミ戦では「星の民」もキーワードの一つとなるのかもしれません。

キミ戦の小説9巻では女性研究者ケルヴィナがイスカの星剣を見て「鶍(いすか)のくちばしとよく似ている」と発言しています。どうやらキミ戦のケルヴィナが言った鶍とは、上下のくちばしの大きさが不揃いな特徴がある鳥のようです。また星剣のエピソードがあると言われていますが、どのようなエピソードなのかは分かりませんでした。

キミ戦のイスカのプロフィールにて「黒鋼の後継者」とお伝えしていましたが、その名前からイスカには師匠がいるということが分かります。キミ戦の作中ではイスカが八大使徒と完全な敵対関係となり、その後辿り着いた帝都で師匠と再会していました。

その師匠の名前はクロスウェル・ネス・リビュゲートと言います。クロスウェルとは「黒鋼の剣双」の二つ名を持つかつての使徒聖筆頭にして帝国最強の剣士です。そんなクロムウェルはイスカのことを「自分に一番似ていた」「一番見込みがなかった」と評しています。

アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場するクロスウェル役を演じた声優は、神奈川県茅ヶ崎市出身の声優・鳥海浩輔(とりうみこうすけ)です。鳥海浩輔は1973年5月16日生まれの声優で、現在は芸能事務所「アーツビジョン」に所属しています。

声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替えのジャンルを担当。デビュー作はアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』です。主な出演作品には『キャプテン翼(岬太郎役)』、『NARUTO -ナルト-(犬塚キバ役)』、『ボボボーボ・ボーボボ(タカシ役)』、『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(甲賀弦之介役)』などがあります。

アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場するイスカ役を演じた声優は、東京都出身の声優・小林裕介(こばやしゆう)です。小林裕介は1985年3月25日生まれの声優で、現在は芸能事務所「ゆーりんプロ」に所属しています。声優として活動する際は主にアニメ、ナレーションのジャンルを担当。デビュー作はアニメ『とある科学の超電磁砲S』です。

• 2014年～：selector infected WIXOSS / selector spread WIXOSS(紅林香月 役)
• 2015年～：アルスラーン戦記(アルスラーン 役)
• 2016年～：Re:ゼロから始める異世界生活(ナツキ・スバル 役)
• 2016年～：この美術部には問題がある!(内巻すばる 役)
• 2017年～：Fate/Apocrypha(カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア 役)
• 2017年～：DIVE!!(吉田幸也 役)
• 2018年～：ガンダムビルドダイバーズ(ミカミ・リク 役)
• 2019年～：賢者の孫(シン＝ウォルフォード 役)
• 2019年～：ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(カウレス・フォルヴェッジ 役)
• 2020年～：ダーウィンズゲーム(須藤要 役)

こちらでは『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場する主人公イスカの強さに関する感想があがっています。感想では「やはりイスカの強さは桁外れ」と言われていますが、このニュアンスを考慮すれとイスカの強さに期待しているのが窺えます。また生身の人間でありながらも身体能力が高いという要素にも注目されているので、気になる方は強さと能力が高い理由についてもチェックしてみると良いかもしれません。

こちらでは『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場する主人公イスカとアリスに関する感想があがっています。感想では「イスカとアリスの関係にも進展が？」と疑問視されていることから、二人の関係が進展するのに期待しているのが窺えます。また魔女の正体にも注目されているので、イスカだけでなく登場人物に注目してみるのも良いかもしれません。

こちらでも『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場する主人公イスカとアリスに関する感想があがっています。どうやらイスカとアリスの関係が進展したことによって、二人が共闘するシーンに対する期待が高まっているようです。やはりイスカとアリスの関係は多くの方に注目されているのが分かります。

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)』に登場する主人公イスカの強さと能力やアリスとの関係、星剣について考察してきましたがいかがでしたか？帝国の最高戦力としてキミ戦に登場したイスカは、星霊使いに特化した強さを誇り、驚異的な反応速度と防御能力を持つ人物でした。

やはり感想でも言われていた通り、キミ戦の魅力はイスカとアリスの関係性と言えます。敵同士でありながら自国の最高戦力として戦い合うイスカとアリスの関係はどのように進展していくのか？これを機にキミ戦のアリスの強さや魅力をチェックしつつ二人の共闘シーンに注目してみると良いかもしれません。