【ホーリーランド】漫画のあらすじ・最終回の結末をネタバレ!ユウとマサキの最後は?

漫画「ホーリーランド」は、不良(ヤンキー)狩りのボクサーの異名を持つ主人公のストリートファイトや、仲間との友情・奮闘を描いた格闘漫画で、衝撃的なラストは大きな話題を呼びました。本文では、感動の最終回ラストを迎えた漫画「ホーリーランド」のあらすじネタバレや、ユウとマサキの最後が注目される最終回ラストのネタバレ、登場人物、劇中用語、作品に関する感想などをネタバレ紹介します。

【ホーリーランド】漫画のあらすじ・最終回の結末をネタバレ!ユウとマサキの最後は?のイメージ

目次

  1. ホーリーランドとは?
  2. ホーリーランドの漫画あらすじネタバレ
  3. ホーリーランドの漫画最終回の結末ラストネタバレ!ユウとマサキの最後は?
  4. ホーリーランドの用語をネタバレ解説
  5. ホーリーランドの登場人物一覧
  6. ホーリーランドの名言や名セリフ集
  7. ホーリーランドに関する感想や評価
  8. ホーリーランドのネタバレまとめ

ホーリーランドとは?

ホーリーランドの概要

「ホーリーランド」のあらすじネタバレ紹介・イメージ画像

漫画「ホーリーランド」は、ひ弱ないじめられっ子の主人公が、自分の居場所を求めて街を繰り出し、絡んでいる不良(ヤンキー)とのストリートファイトを描いた格闘漫画です。以下では、感動の最終回・結末ラストに注目が集まった「ホーリーランド」の漫画あらすじネタバレや、「ホーリーランド」の最終回ラスト、登場人物や劇中用語、作品に関する感想等をネタバレ紹介します。

森恒二先生の漫画「ホーリーランド」は、2000年~2008年にかけて白泉社刊行の「ヤングアニマル」で連載されていたヤンキー漫画で、下北沢の街を舞台に、不良たちのストリートファイトを描いた作品です。

ホーリーランドの作者

漫画「ホーリーランド」の作者・森恒二先生は、格闘技愛好家としても知られ、大学時代にはグローブ空手同好会に所属していた経歴を持ちます。また、「ホーリーランド」の単行本カバーの最後には、森先生のコメントが掲載され、先生の考えや思いを記した内容の深さも注目されています。

ホーリーランドの神代ユウの名前の由来

漫画「ホーリーランド」の主人公・神代ユウの名前の由来は、劇中のユウのように、自分を変えたい、自由や強さ、自分の居場所を求める読者に向けた森先生のメッセージが込められています。

ホーリーランドの漫画あらすじネタバレ

「ホーリーランド」のあらすじネタバレ紹介・イメージ画像

以下では、街の不良界にて、不良(ヤンキー)狩りのあだ名を付けられた主人公の奮闘や、登場人物たちの友情・成長を描いた「ホーリーランド」の漫画あらすじをネタバレ紹介します。

1巻あらすじネタバレ

不良たちがたむろする夜の下北沢の街では、「不良(ヤンキー)狩りのボクサー」と呼ばれる正体不明の少年が台頭し、その日もヤンキーの八木が謎のボクサーに倒されました。事件を受け、下北沢のヤンキー達の関心は不良狩りのボクサーに集まり、その正体は晃陽高校に通う男子生徒・神代ユウと判明します。

いじめられっ子で不登校だったユウは、学校では目立たない存在であったものの、夜になると下北沢の街に繰り出していました。ヤンキーがたむろする夜の街に恐怖を覚えるユウでしたが、自分の居場所を求めて街をさまよい、絡んできたヤンキー達を次々と撃退するうちに、不良狩りのあだ名が付けられました。

そんなある日、ついに不良狩りの正体が巷に広がり、ユウは喧嘩自慢の不良の腕試しの標的にされます。喧嘩に関しては素人のユウは次第に追い詰められていくも、同じ学校のヤンキー・金田シンイチに助けられ、事なきを得ました。また、夜の街には、同じクラスの伊沢マイもおり、ユウと彼らとの交流が始まりました。

その頃、世田商のヤンキー達は、ユウに返り討ちにされた仕返しに、柔道を喧嘩に使う岩戸との勝負を引き出します。覚悟を決めたユウは、岩戸とのストリートファイトに臨み、激戦の末、勝利を獲得します。しかし、岩戸の敗北に不服を持つヤンキー達の報復を受けそうになるも、路上のカリスマ・井沢マサキが割って入ったことや、警察の通報があったことを受け、その場はお開きとなりました。

2巻あらすじネタバレ

ユウが不良狩りのボクサーと呼ばれるようになった経緯は2年前にさかのぼり、いじめや気弱な性格から不登校に陥り、自暴自棄になる中、偶然手に取ったボクシングの本を片手に強くなる特訓を始め、いじめっ子に反撃できるほどの強さを身に付けました。その頃、岩戸の敗北を受け、世田商から目を付けられてしまったユウは、吉祥寺の公園をうろついており、マサキから警告を受けます。

ユウは、自分の居場所である街に居続けるにはどうしたらよいのかマサキに尋ねると、マサキに恨みを持つヤンキーが襲撃を仕掛けます。マサキは、実戦を交えながら喧嘩のスキルをユウに施し、街で生き残るためには勝ち進むことだと教えます。

3巻あらすじネタバレ

代沢高校のヤンキーに決闘を申し込まれたユウが指定された場所に向かうと、空手の使い手・緑川ショウゴが待ち構えていました。シンイチやマサキなどの見物客が訪れる中、ユウとショウゴの互角の戦いが繰り広げられ、ユウの勝利に終わります。しかし、勝敗に納得のいかないショウゴ陣営のヤンキーにやられてしまい、騒ぎを聞きつけた警察に補導される始末となりました。

警察の前では、自分たちは無力であることを痛感しながらも、ユウは威嚇だけで相手を撃退するまでに腕を上げます。そして、怪我を負ったショウゴを庇い、彼を追いかけてきた先輩たちを撃退したことを機に、ユウはショウゴと友人関係になり、彼から蹴り技を教わります。

4巻あらすじネタバレ

八木に立ち向かう神代ユウ・イメージ画像

ユウ・シンイチ・ショウゴの3人で過ごす時間が多くなった頃、バイトから変える途中のシンイチは、代沢高のヤンキーに襲われ、重傷を負います。襲撃犯が八木と加藤であることを突き止めたユウは、復讐に燃えるあまり暴走し始め、加藤の名を騙りユウを呼び出した土屋と八木を倒していきます。一方、加藤もユウとの戦いに挑むべく、決闘を突きつけます。

5巻あらすじネタバレ

ユウと加藤のタイマン勝負・イメージ画像

大勢の見物客が見守る中、ユウと加藤のタイマン勝負が決行され、加藤は卑劣な手段を用いながら追い込みをかけます。一方、ショウゴから特訓を受けていたユウも負けておらず、加藤を重傷に追い込むことで、決着を付けます。しかし、復讐に燃えるユウの闘志は収まらず、警察沙汰を心配する周囲をよそにユウは暴走し、今回ばかりはマサキでもその場を収めることが出来ませんでした。

ユウの暴走は、退院したシンイチも知ることとなり、妹のマイと共にユウの暴走を止めて欲しいとマサキに懇願します。マサキはユウの説得にあたるも逆恨みに合ってしまい、吉祥寺のガード下を舞台にタイマン勝負が勃発します。マサキは、ユウに全力を出させてから、徹底的にやり込める計画でしたが、ユウの渾身のハイキックが、マサキを追い込みます。

6巻あらすじネタバレ

不良狩りがマサキに粛清されたとの噂が流れ始めた頃、ユウはマサキの自宅に匿われていました。傷の治療を受ける中、ユウはカリスマと称されたマサキの心の闇を垣間見てしまい、自分の無力さを痛感します。マサキへの敗北を機に、再びヤンキーに絡まれるユウでしたが、それでも街に繰り出すことをやめず、自分の居場所を探し求めていました。

その後、シンイチの励ましの言葉に感化され、自分の居場所と仲間を守れる強さを求めるようになった矢先、ユウはスランプに陥ってしまいます。いつもなら余裕で倒せる相手との戦いにも苦戦し、心身共に追い詰められていく中、岩戸に助け出され、フォームの乱れを指摘されます。

一方、ユウに連敗続きの世田商は、剣道のタカを味方に引き入れ、不良狩りを粛清したマサキを討つ計画に出ます。その頃、岩戸からアドバイスを受けたユウは、マサキと再会を果たし、自ら仲間になることを申し出、喧嘩の教えを乞います。

7巻あらすじネタバレ

世田商によるマサキへの奇襲・イメージ画像

マサキによる不良狩りの粛清の噂は世田商の耳にも入り、狙いをマサキに定めた一行は、一匹狼のタカを味方に引き入れます。そして、マサキに世田商との抗争を避けられないように工作し、マサキを誘い込んだところで奇襲を仕掛けます。マサキは襲いかかるヤンキー達を返り討ちにし、単身で世田商のタカとの戦いに挑みます。

メリケンを武器に戦うマサキでしたが、前の戦いで負ったダメージの影響で思い通りのプレイができず、タカの木刀に倒れてしまいます。マサキの敗北が目に見えた矢先、怒りを顕わにしたユウが現れます。

8巻あらすじネタバレ

シンイチ・ショウゴ・土屋が見守る中、ユウとタカの一騎打ちが開始され、ユウはタカの木刀から距離を置くように後退しながら、機会を伺います。お互いに隙を見せない攻防戦が繰り広げられる中、一瞬のチャンスを見いだしたユウの蹴り技が決まり、ユウが勝利します。世田商のヘッド・吉井は敗北を認めようとせず、悪あがきに出るも、最終的には自分の負けを認め、マサキとの全面戦争が終結しました。

対世田商の戦い後、周囲のユウに対する態度が変わり始め、ヤンキー達からは羨望の眼差しを向けられ、クラスメイトも手のひらを返したように褒めたたえるも、ユウは戸惑いを隠せずにいました。そんな中、ユウの成長ぶりに嫉妬するショウゴは、ユウとの戦いを望むようになります。ユウは友人関係が壊れることを予感しながらも、ショウゴとのタイマン勝負に挑みます。

戦いはお互いに全力を出すことが条件でしたが、ユウは無意識に寸止めをしてしまいます。この行為を自分への情けや侮辱と捉えたショウゴは怒りのあまり暴走します。その後、ショウゴの思いを聞いたユウは、心を入れ替えてショウゴとのタイマンを再開し、ショウゴの頭めがけて蹴り技を繰り出します。

9巻あらすじネタバレ

ユウへの復讐を目論む白泉会・イメージ画像

我に返ったユウは、目の前で失神するショウゴの姿に心を痛め、自分の手で友人関係を壊してしまったことを痛感します。拳を使うことに悩む中、土屋から喧嘩は強さを試し合う遊びだと教わったことで、ユウは自分なりの答えを見いだして、ショウゴとの関係修復を望みます。その頃、ショウゴが所属する白泉会空手道場では、道場の看板に泥を塗ったとしてユウとの戦いを計画していました。

そして、ショウゴの名前につられて道場に足を踏み入れたユウは、体験入門ならぬ粛清を受けます。リーダー格の長田に敗北したユウは、自分よりもショウゴの空手を侮辱されたことに怒りを覚えます。その後、自分なりに研究を重ねたユウは、長田へのリベンジを誓います。

10巻あらすじネタバレ

人気のない路地裏で繰り広げられたリベンジ戦はユウの勝利に終わり、彼の強さは格闘技界でも噂されるようになりました。一方、ユウへのリベンジを目指すショウゴは、自分の強さを求めるあまり、違法ドラッグを扱う集団の用心棒として研鑚を積んでいました。そんな中、ユウは、高校のボクシング部・山崎一馬に声をかけられ、喧嘩ではない、競技としてのボクシング戦に挑みます。

11巻あらすじネタバレ

ショウゴとの一件で心を痛めるユウ・イメージ画像

山崎との勝負がついても、ユウの手は止まることなく、シンイチの制止でようやく我に返りました。この一戦は、ユウに表舞台で生きていけないことを悟らせ、山崎もストリートファイトの恐ろしさや、ユウの野性的な一面を見せつけられ、心に深い傷を受けました。山崎を倒した噂もたちまち広がり、プロ志望のキックボクサー・小原ヨシトがユウに興味を持ち始めます。

一方のヨシトは、街に繰り出した際、ショウゴとタイマンを張ったことがあり、不良狩り以外の強者の存在に惹かれ、夜の街に繰り出すようになりました。その頃のユウは、自分のしていることが悪いと自覚しながらも、力試しに挑んでくる不良たちを次々と撃退する、虚しい日々を送っていました。そして、対ヨシト戦に挑んだユウは、ストリートファイターと競技者との差を思い知らされ、敗北します。

ギャラリーの期待を裏切る結果を受け、ユウは、ストリートファイトから自分の居場所がなくなったと思い込み、これを機に暴力から身を引くことが出来たと考えます。一方、本心では街に置き忘れた何かを探し求めている最中であり、それらをシンイチに見透かされてしまいます。

12巻あらすじネタバレ

対ヨシト戦にむけて特訓を始めたユウ・イメージ画像

シンイチの言葉を受け、自分と向き合ったユウは、ヨシトとのリベンジ戦を目指して特訓を開始、まずはキックボクシングのディフェンスを磨くべく、山崎に教えを乞います。ユウにトラウマを覚える山崎は、一度は断ったものの、ユウの熱意に負けて承諾します。その頃、ヨシトは、街のカリスマ・マサキに勝負を持ちかけるも、街の主役は不良狩りという理由から断られ、ユウとの再戦を勧められます。

ヨシトへのリベンジ戦が目前に迫ったある日、ユウは八木とつるむショウゴを見かけます。ドラッグに手を染めた影響か、ショウゴの姿はすっかり変わってしまいましたが、ユウは彼の更生を願うと共に、対ヨシト戦を見て欲しいと告げます。そして、ヨシトから街の代表として指名を受けたユウは、街の不良たちの期待を一身に受けながらリベンジ戦を開始します。

13巻あらすじネタバレ

戦いはヨシトの優勢と思われた矢先、特訓の成果を見せ始めたユウの反撃が開始され、お互いに大ダメージを負いながら、終盤に突入します。渾身の一撃を振りかざしあうもあと一歩及ばず、2人はその場に倒れ込み、最後に立ち上がったユウが勝利を決めました。自らの負けを認めたヨシトは、かつてストリートファイターとして名を馳せた街からの卒業を宣言、ユウたちへ、次は表舞台で会うことを約束し、街を去っていきました。

ユウ・ヨシトの再戦は、これまでの戦いの価値観を大きく変え、勝つことだけに重きを置いてきた不良たちに影響を与えると同時に、伝説の試合だったと讃えられました。ヨシトの言葉を受け、マサキも自分も街からの卒業や表舞台への復帰が近いと感じ始め、自分の過去を振り返ります。2年前のマサキは、ボクシング部の天才ともてはやされ、1年生ながら先輩部員を倒すほどの実力を持っていました。

また、ルックスの良さもマサキの人気と期待に拍車をかけるも、先輩たちの嫉妬や妬みを買う結果となり、その時に受けた壮絶な仕打ちは、マサキのトラウマとなりました。その後、試合で結果が残せなくなったマサキは、自分のプライドと強さを取り戻すため先輩たちへの復讐を決意しました。

14巻あらすじネタバレ

自分を陥れた先輩へ闇討ちを仕掛けるマサキは、かつての自分のように先輩たちへあの時の屈辱を与えていき、次第に暴力の闇に飲まれてしまいます。しかし、マサキの闇討ちが学校に知られるも、学校側の保身のためにボクシングを除名され、表舞台での活躍を奪われたマサキは、敗北へのコンプレックスから目を背けるように喧嘩に明け暮れるも、内心では暴力を不満の吐け口にしている自分に嫌悪していました。

一時は死を考えるも、心の隙間を埋めるように喧嘩を繰り返し、いつしか夜の街のカリスマ的存在となっていく中、1人の少女との出会いが、マサキの生き方を変えました。物語は戻り、平和となった夜の街へ、違法ドラッグ・トゥルーが持ち込まれました。強い中毒性を持つトゥルーは、たちまち10代のヤンキーにも広がり、常習者の中にはマイの友人・メグも含まれていました。

夜の街でトゥルーを持ち込んだ人物は、ドラッグキングと呼ばれる男子大学生であり、組織の幹部には、ショウゴ・八木もいました。とある人物からトゥルーに関する情報を聞かされたマサキは、彼らの居場所を突き止め、街を出ていくように警告します。マサキとドラッキングの間に緊張感が走る中、加藤が乗り込みます。

15巻あらすじネタバレ

ドラッキングによる麻薬の蔓延・イメージ画像

加藤の目的はドラッキングの乗っ取りであり、さっそく彼らの用心棒・鉄との戦いに挑みます。しかし、けた違いの強さに、加藤と後から加わった世田商のヤンキーは制圧され、その様子を見学していたショウゴは、鉄の強さに息を飲みます。一方、メグが薬物に手を出したことを知ったマイは、マサキに助けを求めるも、薬物中毒は本人の問題であり、どうすることもできないと匙を投げつけられます。

ドラッキングに反発する若者への粛清が繰り広げられる中、ユウたちはメグを呼び出し、トゥルーをやめるように説得を試みます。しかし、すでに複数の薬物に手を染めてしまったメグは、自分の意志ではやめられない状態に陥ってしまい、マイたちに助けを求めます。その後、メグは両親に引き渡され、ドラッグが大切な人達を壊してしまうことを目の当たりにしたユウは、ドラッグへの怒りを高めます。

麻薬中毒に陥ったメグ・イメージ画像

そして、ドラッグに汚染された街を救う最後の希望として、ユウの元へ若者たちが集結します。また、ドラッキング側も、街のトップであるマサキ・ユウに目をつけており、マサキの妹・マイに目を付けます。一方、マサキは、知りあいのヤクザの力を借りようとするも、マサキの組入りを条件に手を貸すと言われます。

その頃、マイがドラッキングの手に捕まるも、寸前のところでユウが駆けつけます。マイの窮地を引き金に、ユウの怒りは頂点に達し、八木への闇討ちを開始します。また、マサキも妹の危険を知らされ、ドラッキングの征伐に向かいます。

16巻あらすじネタバレ

ユウがドラッキングの一掃に精を出す中、マサキも若者たちを率いてゲリラ戦を繰り出し、街は全面抗争に突入します。一方、ドラッキング側も用心棒の鉄・竜を筆頭に戦いに乗り出し、竜とユウのタイマン勝負が勃発します。勝負はユウの勝利に思われた矢先、竜の卑劣な攻撃を受け、ユウは失神してしまい、ドラッキングを逃がしてしまいます。

一方、ドラッキング側では、対ユウ戦でトラウマを植え付けられた竜は、戦うことが出来なくなってしまい、この事実を聞かされたショウゴは、ユウを心配すると共に何かから逃げるように薬に手を出します。一方、マサキ・ユウの粛清に燃える八木は、次は下北沢の街を制圧するべく、組織とは別行動を取り始め、その手始めとしてマイの誘拐を試みます。

17巻あらすじネタバレ

ユウが八木の罠にはまった頃、状況を見かねたシンイチは、ショウゴに助けを求めるべく、単身でドラッキングの拠点に乗り込みます。ボロボロになりながらも立ち向かうシンイチに感化されたショウゴは、ようやく自分の道を取り戻し、ユウの窮地を救うことに成功します。また、マイの無事を聞かされたユウは、ショウゴとの友情が壊れていなかったことを悟り、一緒に反撃に出ます。

ショウゴは、空手の禁じ手を交えながら竜と交戦し、徹底的に打ち込みます。そこへ、警察が駆けつけたことで、ショウゴは傷害の現行犯で逮捕されるも、ユウへの友情と感謝を残していきました。一方、マサキチームは、ドラッキングの罠にはまり劣勢を強いられるも、タカと岩戸が味方に加わり、形勢逆転を果たします。

竜と鉄を倒し、ドラッキングとの抗争にも終わりが見え始めた頃、ユウの復讐は八木に向けられていました。下北沢の街から追い出すべく、詰め寄るユウを前に、八木はなすすべがありませんでした。

ホーリーランドの漫画最終回の結末ラストネタバレ!ユウとマサキの最後は?

「ホーリーランド」の最終回ラストをネタバレ紹介・イメージ画像

自分が変わることができた街や大切な人たちを守るべく立ち上がったユウの奮闘や、街を卒業した登場人物たちのラストまで怒涛の展開が繰り広げられた、漫画「ホーリーランド」の最終回ラストや、ユウのマサキの最後をネタバレ紹介します。

最終回ネタバレ①ユウが刺された3年後

ドラッキングとの直接対決が近づく中、自分の進むべき道を見いだしたユウは、高校の自主退学を決意しました。そして、運命の一戦は、街の期待を一身に背負ったユウが勝利し、ドラッキングは自身の敗北を認め、街から出ていくことを宣言します。街を守ったユウへ称賛が飛び交う中、マサキは街を卒業する前に、最高の相手と認めたユウとのタイマン勝負を申込みます。

同時にユウも、この勝負を機に街から卒業し、ヨシトに紹介してもらったジムに向かうことを決めており、マサキの期待に応えるべく、戦いに乗り出します。そして、2人の戦いはユウが勝利し、潔く負けを認めたマサキは、街からの卒業を宣言し、表舞台での再戦を約束します。しかし、マサキとの決闘後、ユウは街での武功に焦る、気弱そうな少年に刺されて、ユウはかつての自分を少年に重ねながら倒れます。

ユウが刺されてから3年後、かつて不良狩りのボクサーと恐れられていた神代ユウは、下北沢の街を救った英雄として語り継がれていました。そんな中、ネット掲示板を通じて神代ユウの伝説を知った少年は、ユウも自分と同じく引きこもりだったことを知り驚き、下北沢の街に興味を持ち始めます。

最終回ネタバレ②ユウの現在

キックボクサーとして活躍する井沢マサキ・イメージ画像

その頃、キックボクシング界では、かつて路上のカリスマと呼ばれた井沢マサキとヨシトのタイトルマッチが繰り広げられ、かつての遊び仲間たちが、マサキの雄姿を見守ります。一方、出所を来週に控えたショウゴは、ユウとの約束を果たすべく筋トレに励みます。マイは時計を気にしながら、誰かを待っている頃、神代ユウに憧れる少年は、下北沢の街に来ていました。

不注意から不良グループに絡まれてしまった少年は、暴力を受けた末に、お金を渡そうとします。そこへ、見知らぬ男性が少年の助けに入り、その人物こそ伝説の神代ユウでした。

最終回ネタバレ③またいつか

神代ユウは、不良たちへ最低限の街の掟を守るように注意を促すも、不良たちはユウからもお金をせびろうとします。しかし、ユウは寸止めを使ってその力を見せつけ、不良たちはどこかへ逃げていきました。その後、少年を起こしたユウは、君は変われる、また街で会おうとささやいて、その場を後にしました。

少年は、自分を助けてくれた男性が神代ユウではないかと思うも、追いかけようとしたときには、神代ユウの姿はありませんでした。

ホーリーランドの用語をネタバレ解説

「ホーリーランド」の用語解説・イメージ画像

以下では、漫画「ホーリーランド」を読み進めるうえで覚えておきたい、ホーリーランドの用語をネタバレ解説します。

用語①ホーリーランド

自分が自分らしくいられる場所や精神的な居場所を指し、神代ユウの場合は、下北沢の街や、シンイチ・ショウゴなど友達や大切な人と過ごす場所が、ホリーランドとなっています。また、ホリーランドは、ユウとマサキが激戦を繰り広げた2人だけの空間も該当します。

用語②ヤンキー狩り

自分に絡んできたヤンキーを撃退するうちについたユウのあだ名です。当初は、ユウの防衛を意味するも、ユウが復讐に目覚めた後は、自分からヤンキーに喧嘩を仕掛けています。

用語③トゥルー

トゥルーのイメージ画像

ドラッグキングによって街にばらまかれた脱法ドラッグです。禁止指定薬物に該当しないものの、中毒性が非常に高く、街の若者たちを苦しめました。最終回ラスト目前にて、神代ユウに敗北したドラッキングは、街からの撤退を余儀なくされました。

用語④路上のカリスマ

元ボクシングの有望選手だった井沢マサキのあだ名で、己の自信を取り戻す目的で暴力を繰り返し、その強さや戦績が街の不良たちに広く知られていました。

用語⑤白泉会

空手道場・白泉会のイメージ画像

ショウゴと井沢マサキが通っていた空手道場で、道場のメンツを保つべく、ユウをおびき寄せて激戦が繰り広げられました。

ホーリーランドの登場人物一覧

「ホーリーランド」の登場人物紹介・イメージ画像

「ホーリーランド」は、主人公・神代ユウだけでなく、彼を取り巻く登場人物たちの心情もていねいに描かれており、ユウとの出会いを通じて成長していく姿やユウとの友情も、見どころの1つです。以下では、魅力あふれるキャラクターの登場も目を引く、漫画「ホーリーランド」の登場人物一覧をネタバレ紹介します。

神代ユウ

漫画「ホーリーランド」の主人公で、晃陽高校の生徒です。ひ弱ないじめられっ子でしたが、夜の街では「不良狩りのボクサー」として名を馳せていました。当初は、自分の居場所を求めて夜の街を彷徨い、街で生き残るために戦い続けるも、友人や大切な人との交流を通じて街を守るべく立ち上がります。戦闘スタイルは、ボクシングのストレートのみでしたが、ヤンキー達との特訓を経て、様々な技を習得しました。

金田シンイチ

ホーリーランドの登場時人物で、コウの数少ない友人、一番の理解者です。暴力を振るわない主義から喧嘩が弱いものの、誰よりもユウを友人として大切に想い、マイが拉致された際には、負けると分かっていながら不良たちへ戦いを仕掛け、ショウゴの説得にあたりました。

伊沢マイ

ホーリーランドの登場人物で、ユウに想いを寄せるクラスメイト、井沢マサキの妹です。ユウに対して、当初は彼の暴力性を心配するものの、やがてユウへの恋心を自覚し、告白をしています。3年後のラストでは、街で誰かを待つ描写が描かれました。

中村

ホーリーランドの登場人物で、ショウゴが所属する空手道場・白泉会の門人です。ユウを罠にはめるべく、道場に誘い込む役目を担うも、後に和解し、ユウの良き先輩として交流を深めます。

山崎一馬

ホーリーランドの登場人物で、晃陽高校・ボクシング部のエースです。ストリートファイトで名を馳せるユウの噂を耳にし、彼と一戦を交えます。喧嘩に対しては否定的な考えを持つも、ヨシトとの再戦に挑むユウへアドバイスを送るなど、ユウが初めて先輩と呼べる存在となりました。

伊沢マサキ

ホーリーランドの登場人物で、「路上のカリスマ」と呼ばれる、下北沢の不良界の実力者です。不良狩りとして名を馳せるユウに興味を持ち、彼と関わるようになります。かつては、高校・ボクシング部の有力選手でしたが、先輩の嫉妬や自身の弱さへのコンプレックスから街で暴力を繰り返すようになりました。最終回ラストではプロのキックボクサーとなり、表舞台で活躍しています。

緑川ショウゴ

ホーリーランドの登場人物で、代沢高校・空手部所属の男子生徒で、元白泉会の門弟です。不良狩りの噂をききつけユウと拳を交えるも、後にユウの友人となりました。ライバルとしてのユウの成長ぶりに嫉妬やすれ違いなどから、一時はユウと絶縁状態となるも、シンイチの説得を受けて和解し、ユウのために再び戦うことを決意します。最終回ラストでは、出所を来週に控え、ユウとの約束を果たすことを決意します。

ホーリーランドの名言や名セリフ集

「ホーリーランド」の名言や名セリフ集の紹介・イメージ画像

以下では、漫画「ホーリーランド」から、自分の居場所を求めて戦い続ける神代ユウと、男気あふれる伊沢マサキの名言・名セリフを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「だから抵抗するんだ…」

漫画「ホーリーランド」の名言や名セリフの1つ目は、空手の使い手・緑川ショウゴの戦いで見せた神代ユウの意志の強さを表した名言です。本心では戦いたくないものの、自分の居場所を守るため、前に進むためには最後まで戦わなくてはいけない、自分を変えるためにはここで逃げてはいけない、かつていじめられっ子だったユウの成長ぶりが見える名シーンです。

だから抵抗するんだ。気を失って倒れても、最後まで抵抗する。

名言②「傷一つなく生きている奴…」

漫画「ホーリーランド」の名言や名セリフの2つ目は、路上のカリスマこと井沢マサキの名言です。加藤戦を受け、自暴自棄に陥っていたユウを止めるべく、マサキは自らの拳で彼の説得を試みます。ユウの状態にかつての自分を重ねたマサキは、彼の精神を鍛え直すべく、容赦ない戦いを繰り広げました。

オマエの世界では オマエ「だけ」が悲しく オマエ「だけ」が被害者だ… いいか 傷一つなく生きている奴なんていやしない 誰一人な!!

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ホーリーランドに関する感想や評価

「ホーリーランド」に関する感想や評価の紹介・イメージ画像

「ホーリーランド」の最終回は、ユウが刺されてから3年後を舞台とし、かつて街に繰り出していた登場人物たちのその後や、大人になったユウの登場など、感動のラストで締めくくられました。以下では、漫画「ホーリーランド」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:真似できそうな格闘表現が良い

「ホーリーランド」の格闘シーンは、格闘愛好家である森先生の経験にアレンジを加えたものであり、一部の読者からは、登場人物たちの技を真似できそう等の感想も見られます。一方、格闘技経験者からは、現実的にはあり得ないとの指摘もみられましたが、現実世界でもできそうなリアリティある格闘シーンも、漫画「ホーリーランド」の魅力でしょう。

感想2:他作品にはない魅力がある

ストリートファイトを題材にした作品の多くは、登場人物がヤンキーなど殺伐した世界観が目立つ一方、ひ弱かつ不良ではない少年を主人公にした「ホーリーランド」は、他作品にはない独特の魅力があると評されています。最終回ラストを目前に、見知らぬ少年に刺されるも、かつての自分と似た少年の背中を押すユウや、最終回ラストで見せた大人としてのユウの姿は、他では真似できない名シーンとなったでしょう。

感想3:登場人物たちの心理描写にも注目

「ホーリーランド」と言えば、登場人物たちも魅力にあげられ、キャラ達の葛藤や苦悩をていねいに描いた作風も人気に拍車をかけています。神代ユウをはじめ、様々な事情から心に闇を抱える登場人物たちが、自身の葛藤を乗り越えるまでの奮闘や、最終回ラストでの己の道を突き進む姿までの過程も、「ホーリーランド」の見どころでしょう。

感想4:ラストページが1巻の冒頭にリンクする仕掛けに感動

「ホーリーランド」の最終回ラストは、読者によって評価が分かれやすい結末となりましたが、最終回を称賛する感想の中には、最終巻・最後の1コマが、1巻の最初のページと対応する作画表現に感動したとの声も見られます。また、「ホーリーランド」の最終回では、神代ユウが怪我から回復したことが示唆され、自分を変えることができた街を守るべく、新たな人生を歩み始めたユウのかっこいい姿も注目されています。

ホーリーランドのネタバレまとめ

ホーリーランドのネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「ホーリーランド」のあらすじネタバレ、最終回ラストのネタバレ、登場人物一覧、作品に関する感想などをネタバレ紹介しました。ひ弱な主人公がストリートファイトを通じて成長していく姿を描いた「ホーリーランド」は、神代ユウと登場人物たちとの戦い・友情から感動の最終回ラストまで、多くの魅力に富んだ作風が男女共に高い人気を誇っています。

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