ボーンコレクションが打ち切りになった理由は?漫画のあらすじや最終回を紹介

人気漫画「ボーンコレクション」が打ち切りになったのはなぜなのでしょうか?詳しく解説します!雲母坂盾の漫画作品ボーンコレクション。ポンコツ陰陽師と謎の美少女が妖怪たちと繰り広げるバトル・コメディー作品です。ところが、週刊少年ジャンプに連載を開始した翌年、突然打ち切りの憂き目に遭ってしまいます。これから、ボンコレが打ち切りとなった理由を中心に、作品の原点となった読み切り作品の内容や評判となった最終回のあらすじをネタバレで解説していきます。

ボーンコレクションが打ち切りになった理由は?漫画のあらすじや最終回を紹介のイメージ

目次

  1. ボーンコレクションはどんなジャンプ漫画?あらすじを紹介
  2. ボーンコレクションの打ち切り理由はなぜ?最終回も紹介
  3. ボーンコレクションの登場人物一覧
  4. ボーンコレクションに関する感想や評価
  5. ボーンコレクションの打ち切りまとめ

ボーンコレクションはどんなジャンプ漫画?あらすじを紹介

ボーンコレクション(ボンコレ)の漫画の概要

ボーンコレクション(略称:ボンコレ)とは雲母坂盾による漫画作品です。妖怪がごく普通に存在する世界を舞台に、ポンコツ陰陽師と謎の美少女が繰り広げるバトル・コメディー作品となっています。

ボーンコレクションは、2019年週刊少年ジャンプ39号に読み切り作品として掲載された同名漫画を原作として、同誌2020年21・22合併号から38号まで連載されました。基本的には読み切り作品の世界観や登場人物を受け継いでいます。単行本はジャンプ・コミックスより2巻(全15話)が刊行されました

ボーンコレクションのあらすじ

人々を襲う妖怪と特殊な力で人々を守る陰陽師が普通にいる世界で物語は始まります。由緒正しい陰陽師の家系に生まれた迅内カザミは、実は陰陽術の使えない落ちこぼれ陰陽師。妖怪の力を利用する禁じ手「妖怪術」を駆使することで何とか高い戦闘力を得ていました。そんなカザミの前に、人間になるため妖界からやって来たSSS級の妖怪「がしゃどくろ」こと白羅が現れたことから大騒動へと発展します。

『ボーンコレクション』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ボーンコレクションの打ち切り理由はなぜ?最終回も紹介

ボーンコレクションの打ち切り理由

2019年週刊少年ジャンプに読み切り作品として登場し、満を持して翌2020年から連載を開始したボーンコレクション(ボンコレ)。ところが、わずか5カ月ほどで打ち切りとなってしまいました。なぜボーンコレクションは打ち切りとなったのでしょうか?ここからはなぜ打ち切りとなったのか、その理由を解説していきます。

打ち切り理由①キャラが弱い

なぜボーンコレクションが打ち切りとなったのか、その理由としてまず考えられることは、読者の気持ちを十分に惹きつけられなかったことです。妖怪が登場するバトル・コメディ漫画と位置づけられるボンコレですが、それにしては主人公カザミのキャラが弱かったのではないでしょうか?

むしろ白羅などの脇役の方が個性が強くて、主人公のキャラを喰ってしまっていたのかも知れません。カザミの印象が薄くなっていたことは否めない事実でしょう。

打ち切り理由②ギャグに振り切れなかった

ボーンコレクションは、コメディ漫画ということでギャグを期待していた読者が多かったと考えられます。ところが、実際にはギャグシーンでもシリアスな雰囲気を残しており、ギャグに徹することができなかったと言われています。コメディとシリアスともに中途半端でボンコレの良さが半減してしまったところが、「なぜ打ち切りとなったのか?」に対する答えのひとつかも知れません。

読者の評価の高かったのは、皮肉なことに最終回のストーリーでした。打ち切りが決まったからなのか、いい意味で吹っ切れたようなギャグ満載の最終回の展開は、スピード感もあり好評のようでした。

打ち切り理由③ジャンルが被る漫画が多い

怪異物のバトル・コメディ漫画として登場したボーンコレクション。しかし、同じころ週刊少年ジャンプで連載が始まった「森林王者モリキング」やすでに大人気だった呪術廻戦などとジャンルが被ってしまったのも事実です。

ライバルたちがひしめき合うジャンルで勝ち抜くためには、圧倒的な個性が必要だったことでしょう。前述のように主人公のキャラの弱さが足を引っ張ったことも考えられます。

ボーンコレクション打ち切り後には、2018年の金未来杯の受賞作「仄見える少年」の連載が始まります。この作品に少年ジャンプにおける怪異モノ枠を奪われてしまったのかも知れません。

打ち切り理由④読み切りの時は面白かった

ボーンコレクションがなぜ打ち切りになったのか考察してきましたが、分析結果の最後は、読み切り漫画として登場した時は面白かったのに連載が始まると面白さが半減してしまったというもの。こうした感想を抱いた読者も少なくなかったようです。徐々に面白くなるだろうと期待を持ち続けたファンもいましたが、最後まで変わらなかったそうです。

読み切り作品のボンコレが白羅の骨(ボーン)を集める(コレクション)という物語だったのに対し、連載漫画ボンコレでは白羅を人間にするために骨を使い果たすという具合に話の筋が変わってしまいました。

また、1つしかない骨の武器で妖怪と戦い妖怪を倒して新たな武器を手に入れるというワクワクする展開も、連載漫画ではなってなくなってしまいました。読み切り漫画の時は面白かったので期待したのにというファンの悲痛な声は、連載終了から6年経った今も絶えないようです。

ボーンコレクションの最終回ネタバレ

ここで、読者に好評だったというボーンコレクション最終回をネタバレ解説します。妖獄島から脱走した九尾を捉えるため島に到着した陰陽師たち。九尾が奇襲攻撃をかけ、あたりは修羅場へと化します。九尾の目的は、狐憑きのるぅなから力を奪うことでした。対立ばかりしていたカザミと白羅ですが、るぅなを助けるという大義名分のもと一致協力し、るぅなに手ほどきしてもらった妖怪術の威力をフルに発揮します。

カザミと白羅が現れると、九尾は人間側に付いた白羅を罵ります。人間社会が好きだと思いを激白する白羅。ついにボーンウエディングを発動しました。すると辺りは結婚式場に模様替えします。カザミの口に誓いのキスをする白羅。シリアスな展開から一気にコメディ漫画へと変化する瞬間でした。この不思議な世界で九尾は死刑囚として囚われていました。

それから5年が経過。人間社会は妖怪の存在を徐々に受け入れつつありました。カザミと白羅は陰陽師の行政機関で観光課に勤務し、日々観光バスを運転する幸せな人生を共に歩んでいました。

ボーンコレクションの登場人物一覧

迅内カザミ

16歳の高校2年生と青春を謳歌する主人公の迅内カザミ。由緒正しい陰陽師の家系に生まれますが、肝心の陰陽術を使えないへっぽこ陰陽師です。陰陽術の代わりに禁じ手「妖怪術」を使って戦います。

白羅

主人公カザミの前に突然現れた謎の美少女で本作のヒロイン・白羅。その正体は、人間になりたくて「妖界」からやって来たSSSランクの大妖怪「がしゃどくろ」でした。妖怪である自分にも差別することなく接してくれるカザミに夢中になっていきます。

天童りの

カザミの幼馴染で同級生の天童りの。天才陰陽師として名を馳せますが、自分が優れていることを示すために、常に相手をねじ伏せようと威圧的な態度を取ります。逆に自分がマウントを取られると逆上し、終いには自爆してしまいます。

阿部秋冬

陰陽師四天王の一人・阿部秋冬(あべ・あきふゆ)。10歳の時には特級陰陽師となり、20歳で四天王に選任された陰陽界きっての人材です。普段はガタイのいい大男に扮していますが、その正体はツインテールの似合う美少女。陰陽師としての能力は、過去に白羅が人間界にやってくるのをことごとく阻止したことで証明されています。

迅内アキナ

主人公カザミの兄で5つ年上の21歳。優秀な陰陽師として知られ、陰陽術を使えない弟カザミを迅内家の恥と呼んで馬鹿にしています。

迅内義則

主人公カザミの父で、陰陽師五大名家に数えられる迅内家の当主。迅内家当主の名に恥じぬ優れた陰陽師ですが、一方では出来の悪い息子カザミを心配する優しい父親の顔を覗かせます。

ボーンコレクションに関する感想や評価

ここまでボーンコレクションの打ち切り理由を中心に解説してきましたが、最後にボーンコレクションに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するボーンコレクションに関する感想・評価は、ボーンコレクション打ち切りを悲しんでいる方のツイートからです。人気漫画ボボボーボ・ボーボボの雰囲気が感じられ、かなり好きだったと言います。好きだった漫画の突然の打ち切り、ショックはいかばかりでしょうか?

続いて紹介するボーンコレクションに関する感想・評価は、「なぜこれを早く出さなかった」と呟く方のツイートからです。Twitterでは、この記事でも解説したボンコレ最終回の面白さを語っています。最後に作者・雲母坂盾を思いやる一言を添えていました。

最後に紹介するボーンコレクションに関する感想・評価は、ボーンコレクションの原点となった読切作品に関するツイートからです。読み切り作品の面白さを説明した上で、設定をことごとく変えてしまったと連載漫画打ち切りの理由を暗に示していました。

ボーンコレクションの打ち切りまとめ

ここまで、漫画ボーンコレクションが打ち切りになった理由を中心に、作品のあらすじや好評だった最終回をネタバレで紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

読者の期待を集めながらも、今一つ盛り上がりに欠け打ち切りとなったとされる漫画ボーンコレクション。最終回のテンポの良いギャグ展開や、原点となった読み切り作品の面白さは今でも語り草となっているようです。秘めた実力は多くの読者が評価していると言われる作者・雲母坂盾の次回作に期待しましょう。

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