【20世紀少年】漫画の名言・名セリフ集!登場キャラの印象的な言葉や名シーンは?

漫画「20世紀少年」の名言・名シーン・名セリフ集を紹介します。漫画「20世紀少年」は「YAWARA!」「MASTERキートン」などで知られる浦沢直樹さんの作品で、実写映画化もされています。そんな漫画「20世紀少年」にはさまざまな名言や名シーンがあります。今回は、主人公のケンヂをはじめさまざまなキャラクターの名言・名シーンまとめを紹介するほか、キャラクターや用語の解説をします。

【20世紀少年】漫画の名言・名セリフ集!登場キャラの印象的な言葉や名シーンは?のイメージ

目次

  1. 20世紀少年とは?
  2. 20世紀少年の名言や名セリフ・名シーン集
  3. 20世紀少年の登場人物・キャラ一覧
  4. 20世紀少年のあらすじネタバレ
  5. 20世紀少年の伏線や用語をネタバレ解説
  6. 20世紀少年のタイトルや登場人物の名前の由来
  7. 20世紀少年に関する感想や評価
  8. 20世紀少年の名言まとめ

20世紀少年とは?

20世紀少年の原作漫画情報

20のモニュメント

漫画「20世紀少年」の作者は「YAWARA!」「MASTERキートン」「MONSTER」といったアニメ化された作品が多数ある浦沢直樹さんです。1999年から2006年という20世紀から21世紀にかけて「ビッグコミックスピリッツ」に連載された作品で全22巻の単行本が刊行されています。また、2007年から完結版の「本格科学冒険漫画 21世紀少年」が連載され単行本が2巻刊行されました。

漫画「20世紀少年」は第48回小学館漫画賞青年一般部門・第25回講談社漫画賞一般部門・第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞といった国内のさまざまな受賞歴があるだけではなく、2003年にヨーロッパ最大の漫画賞と言われるアングレーム国際漫画祭の最優秀長編賞を受賞しました。そんな「20世紀少年」はシリーズ累計発行部数3600万部を突破している大人気作品です。

20世紀少年の実写映画情報

漫画「20世紀少年」は2008年から2009年にかけて「本格科学冒険映画 20世紀少年」というタイトルで実写映画化されました。三部構成の本作は堤幸彦監督が手がけ主演のケンヂ役を唐沢寿明さん、ヒロインのカンナ役を平愛梨さんが担当しました。最終興行収入は3部作総額で110億円にのぼるヒット作となっています。

20世紀少年の名言や名セリフ・名シーン集

名言①「ロックやってると…」

ロックやってると、27歳で死ぬってな。
ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン……ジミ・ヘンドリクス………
なんとなく、俺も27歳で死ぬんだろうと思ってた……
ところが28歳の誕生日をむかえちまって……ガックリきたよ……
何だ、俺はロッカーじゃなかったのかって……
だけど、ジジイになってもロックやってるすごい奴は山ほどいる。
死んだらすごいって考えは……やめた。

ここからは漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめを紹介します。最初に紹介するのはケンヂの名言「ロックやってると…」です。幼いころはロック歌手になることを夢見ていたケンヂ、大学時代にチャーリーやビリーとともにバンドを結成しますがうまくいかずに解散します。そして28歳の誕生日を迎えたときにこの名言を言いました。

憧れていたロッカーのようにロッカーとなって27歳で死ぬと思っていたケンヂ、ロッカーの夢が破れたことが28歳になったことでより辛く感じるというケンヂの心情が表れている名言です。そして、本作ではこの先もギターを手放さずケンヂのイメージアイテムとなっている点も印象的とされています。

名言②「友達なんて…」

友達なんてなろうって言ってなるもんじゃないぜ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「友達なんて…」です。この名言もまた主人公のケンヂが言いました。ヴァーチャルアトラクションでケンヂが入った仮想世界は、少年時代のケンヂたちの街でした。ケンヂは自分の母校に向かうと、屋上で変な仮面をつけた生徒を見つけました。そこで爆音の20センチュリーボーイが校内放送で流れます。

これはケンヂがユキジへ思いを込めて流したものでしたが、まったく気づいてもらえませんでした。不貞腐れて寝ているケンヂのもとに、仮面の少年が近づいてきます。友達になってくれという彼にケンヂは「友達なんて…」と答えました。この少年はカツマタ君、そしてこの仮想世界の出来事が現実世界で起きていたらいまの「ともだち」はいなかったのではないかとされる名シーンです。

名言③「悪になるのは大変だ…」

悪になるのは大変だ
正義の味方の方がよっぽど楽だ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「悪になるのは大変だ…」です。この名言もまた主人公のケンヂが言ったもので、数ある名言・名セリフのなかでもトップクラスに人気があります。この名言は漫画「20世紀少年」の終盤で、関東軍総統に対して言ったものです。関東軍総統は2000年以降の行動を話し、悪としてケンヂに詰め寄ろうとします。

しかし、彼は悪になり切れずに自害しようとしました。ケンヂはこれを止めて名言「悪になるのは大変だ…」を言いました。この名言は、正義の味方と悪の難易度ではなく、それぞれの精神的な負担を表したものです。ともだちという存在を生み出したのは過去の自分の悪行だと思っているケンヂだからこその、重い意味を持つ名言だとされています。

名言④「ケーンヂくん…」

「ケーンヂくん、あーそーびーまーしょー」

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「ケーンヂくん…」です。この名セリフは漫画「20世紀少年」を代表するもののひとつで、なんども作中に登場します。この名セリフを言ったのは謎の存在であるともだち。ともだちはケンヂたちが子供時代に描いた「よげんの書」を実現して世界滅亡を目指しています。

ともだちにとって「よげんの書」を成就させることは、子供の遊びのような感覚だとされています。そのため、子供が友達を誘うかのような「ケーンヂくん…」という名言が登場しました。また、ほかにもクラスメイトがいるはずなのに、ケンヂに執着する様子が描かれていて「不気味だ」「子供時代に読んでトラウマになった」といった感想があります。

名言⑤「カンナは…」

「カンナは……カンナは俺たちの最後の希望だ」

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「カンナは…」です。この名言を言ったのはオッチョです。ともだちの組織は先ほどの項で紹介した通り、「よげんの書」の成就のために行動します。そしてターゲットになったのは来日しているローマ法王。ローマ法王暗殺計画を阻止するためカンナは仲間を集めました。

そして集会を開いたところ、カンナはともだち組織の暗殺者に狙われます。このときオッチョが登場してカンナを守り「カンナは…」と言いました。子供のころとは大きく風貌が変わったオッチョのかっこいい名シーンとして人気があります。

名言⑥「自分の命が危ないと思ったら…」

「自分の命が危ないと思ったら一目散に逃げてくれ」

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「自分の命が危ないと思ったら…」です。この名セリフは主人公のケンヂが言ったものです。2000年の大みそか、友民党本部にいるともだちと対決する前、仲間たちの前でケンヂが言った「自分の命が危ないと思ったら…」は、仲間を思うケンヂの気持ちが表れています。また、メンバーが無茶しすぎないような抑止力もありました。

ケンヂが言った名セリフの「自分の命が危ないと思ったら…」は、その後ともだちの勢力と長い戦いをすることになるメンバーたちに引き継がれます。それは、ユキジやカンナといったキャラクターが部下たちにこのセリフを言っていることからわかります。

名言⑦「ボウリングをやる時…」

「ボウリングをやる時、ガター狙って投げる奴あいない。ストライク狙って投げなきゃあ始まらねえ。」

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「ボウリングをやる時…」です。この名言は予知夢を見ることができるためホームレス仲間たちから「神様」と呼ばれている神永球太郎がケンヂに言ったセリフです。自分が子供のころに書いた「よげんの書」のせいで世界が残虐な事件で脅かされていることを知り、ともだちへ立ち向かう決意をします。

しかし、ケンヂはどうしても自分に自信を抱けません。そんなときに、ボウリングをこよなく愛する神様が、神様らしい「ボウリングをやる時…」という名言で背中を押しました。その結果、ケンヂは前向きにともだちに立ち向かっていくことになります。

名言⑧「あなたはケンヂのお姉さんの子よ…」

「あなたはケンヂのお姉さんの子よ。でもね、でも今は、あたしの娘なの。」

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「あなたはケンヂのお姉さんの子よ…」です。この名セリフはユキジがカンナに対して言ったものです。ケンヂの母親からカンナを預かったユキジは東京で一緒に住みます。しかし、カンナはともだちを倒すためユキジの心配をよそに駆け回ります。その結果、ローマ法王暗殺未遂事件のときに殺されかけました。

そしてこの名シーンはその事件のあとに、七龍でユキジとカンナがラーメンを食べるシーンで登場しました。カンナを心配するユキジは、他人ではなく家族としてカンナのことを心配している、そんなユキジの真剣な気持ちが込められています。

名言⑨「サダキヨ…それ…」

「サダキヨ…それ…おまえだろ…?」

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「サダキヨ…それ…」です。この名セリフはケンヂたちの小学校時代の担任である関口先生がサダキヨに言ったものです。サダキヨはいつもお面をかぶっていたほか、すぐに転校したためクラスメイトの中では印象が薄い生徒でした。しかも、中学時代には死亡説も流れました。このいないものにされたという経験はずっとサダキヨのトラウマになっています。

そして、ケンヂたちはサダキヨがともだちなのではないかと疑いました。そんなとき、サダキヨは小泉響子の協力で関口先生に会い、サダキヨが写っている写真を手渡しながら「サダキヨ…それ…」といいました。サダキヨは子供時代を覚えてくれている先生がいるということで心から救われ、それまで協力していた本物のともだちから離反することを決意しました。

名言⑩「僕が...僕こそが...」

僕が...僕こそが...20世紀少年だ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の名言や名セリフ・名シーン集まとめは「僕が...僕こそが...」です。この名言はともだちが言ったもので、漫画「20世紀少年」のなかでももっとも有名な名シーンの1つです。最初のともだちの正体はカンナの父親であるフクベエでしたが、すでに死亡が確認されています。それなのに、カンナたちの前に別のともだちがいました。

カンナたちがその正体を突き詰めようとしたとき、戸惑うことなく堂々とともだちは「僕が...僕こそが...」と言い切りました。この堂々としていてさらに不敵な2代目のともだち、その正体はカツマタ君でした。

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20世紀少年の登場人物・キャラ一覧

ケンヂ

ここからは漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧を紹介します。最初に紹介するのは主人公のケンヂです。少年時代に意図せずカツマタ君へ罪をかぶせてしまったケンヂ、それがこの物語の大きなキーポイントとなりました。大人になってからは、夢だったバンドマンの道をあきらめて実家のコンビニで働いています。しかし、ともだちが引き起こす事件により運命が大きく変わります。

ともだちを止めるために血の大みそかに東京を守るため幼馴染たちと巨大ロボットに立ち向かいます。このときケンヂは爆発に巻き込まれ記憶喪失に。その後ともだちにより「世紀の大悪人」という汚名を着せられたケンヂでしたが、記憶を取り戻したあとはもう一度ともだちを止めるために立ち上がります。

カンナ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はカンナです。カンナはケンヂの姉であるキリコと初代ともだちのフクベエとの間に産まれた子供です。ケンヂの姪で、小さいころから叔父のケンヂを慕っていました。そのため、血の大みそかで世紀の大悪人」とされたケンヂの汚名をそそぐため行動します。ちなみに、カンナが愛用している白い帽子はかつてケンヂが身に着けていた形見です。

幼いころからスプーン曲げやカード当てといった超常的な能力を持っていて、レジスタンスとして活動してからは中国マフィアとタイマフィアを停戦させるなどといった行動を経て仲間を増やします。ケンヂ一派に対しては、行動が生温いと考え対立し強硬的な活動を続けした。しかし、ともだち本部に総攻撃の計画はオッチョの説得によって中止します。

オッチョ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はオッチョです。少年時代からのケンヂの友人で、秘密基地で「よげん書」を作ったメンバーのうちの1人でした。また、特徴的なともだちのシンボルマークもオッチョによって生み出されています。幼いころから優秀だったオッチョは、一流企業に就職してエリートビジネスマンの道を進んでいました。

しかし、家庭を顧みなかったため家族関係は冷え切り、それが遠い原因となり息子を事故で失います。その後出張先のタイのジャングルで事故を引き起こし、修行僧に助けられました。帰国後に会社を辞めたオッチョはまたタイへ渡り、「ショーグン」の名で裏社会の汚れ仕事などをしていました。ともだちの件でケンヂから連絡があったあとは帰国し、行動を共にします。

ユキジ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はユキジです。ケンヂの幼馴染で、子供時代はかなり腕白でした。しかも、祖父から柔道を習っていたため「無敵」とまで称されます。成人したあとは税関職員として働いていたユキジ、その関係でともだち事件に巻き込まれていくことになります。血の大みそかのときは、ケンヂたちの計らいで車で待機していたため無事でした。

その後、ケンヂの姪であるカンナを預かり大切に育てようとしますが、カンナがなかなか言うことを聞きません。その後に名言⑧の項で紹介した「あなたはケンヂのお姉さんの子よ…」の名シーンがあります。また、ユキジはケンヂ一派として活動しつつも、祖父が残した柔道の道場を開いていました。

ヨシツネ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はヨシツネです。ケンヂの幼馴染で、少年時代はひ弱でした。そして、「よげんの書」を作ったメンバーのうちの1人です。就職してからは、妻と子供に逃げられるといった情けない生活を送っていたヨシツネは、血の大みそかのときに死亡したとされていました。しかし、ヨシツネはこのとき死亡していません。

その後ヨシツネは独自にレジスタンス活動をし、ともだちランドの清掃係として潜入捜査をしつつともだちの正体を探っていました。このとき、ともだちランドに紛れ込んだ小泉響子を保護します。その後「自分はリーダーに向いていない」と言いながらも、ケンヂ一派のリーダーとして活動。多くの部下に慕われているキャラクターです。

マルオ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はマルオです。ケンヂの幼馴染で、幼いころから小太りの体型をしています。そして、マルオもまた「よげんの書」を作ったメンバーのうちの1人です。大人になってからは実家の文房具屋を経営しつつ、妻子もいる生活を送っていました。血の大みそかでは死亡したとされていましたが、ヨシツネ同様生き延びています。

その後は大物歌手春波夫のマネージャーとして活動しながらともだちの正体を探っていました。ちなみに、春波夫はケンヂがバンドを組んでいたときのメンバーで、ケンヂ一派に協力します。

モンちゃん

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はモンちゃんです。ケンヂの幼馴染で、「よげんの書」を作ったメンバーのうちの1人です。大学時代は花形のラグビー選手として活躍したモンちゃん、社会人でもラグビーを続ける予定でしたが母が倒れたことで仕事に専念します。そしてビジネスマンとして成功しましたが、不治の病の宣告をされてしまいました。

そんなときにともだちを追うケンヂに声をかけられて協力します。2000年の血の大みそかでケンヂたちと戦ったあと、病気で入院をしたモンちゃん。しかし「しんよげんの書」を見つけたとお見舞いにきたユキジに告げると、教師になっているサダキヨのもとへ向かいます。その帰り、モンちゃんはサダキヨによって殺害されました。

ケロヨン

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はケロヨンです。ケンヂの幼馴染で、「よげんの書」を作ったメンバーのうちの1人です。ケロヨンというあだ名は、蛙に似ていることからつけられました。大人になってからは実家の蕎麦屋を経営していたケロヨンは、ともだちを探るケンヂに誘われますが断ります。

そのことが心残りになっていたケロヨン、2015年にアメリカで血の大みそかで使われたウイルスが散布されていることを知ります。それからケロヨンはともだちと戦うために行動をはじめました。

ドンキー

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はドンキーです。ケンヂの幼馴染で秘密基地のメンバーの1人です。幼いころは実家が貧しかったためいつも汚れた格好をしていました。また、そのころから足が速いことが大きな特徴です。大人になってから工業高校の教師になるドンキーは、教え子がともだちの教団に入ったことに気が付きます。

ケンヂより先にともだちを追っていたドンキーですが、血まみれの男と教え子の田村マサオに学校の屋上に呼び出され、突き落とされて亡くなります。このことが、今後のケンヂの行動に大きな影響を与えました。

フクベエ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はフクベエです。ケンヂの同級生ですが、秘密基地のメンバーではありません。そしてフクベエこそ初代のともだちでした。フクベエがともだちとして活動するきっかけは、小学生時代に万丈目によって番組に超能力少年として取り上げられる予定でしたが、イカサマがばれてしまいその話が流れたためです。

このときに馬鹿にされたことを恨み復讐を決意しました。血の大みそかのときはケンヂたちに協力する振りをしつつ、ともだちらしき男ともみ合いになりビルから落下して死亡します。しかしこれは死亡を装っただけです。その後も活動を続けるフクベエでしたが、2015年にヤマネにより殺害されました。

ヤマネ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はヤマネです。小学生時代からフクベエと親しく、一緒に行動することが多かったです。そんなヤマネは細菌学者になり、ワクチンを製造している製薬会社「大福堂製薬株式会社」の会長になります。そして、血の大みそかで使われたウイルスはヤマネが作り出したものでした。

そんなヤマネはケンヂの姉であるキリコと出会い、自分がしていることがどれほど重大なことなのかに気づきます。そして研究所を脱走したヤマネは、2015年にともだちことフクベエを殺害しました。しかし、その直後にともだちの部下によりヤマネもまた殺害されます。

サダキヨ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はサダキヨです。小学5年生のときだけケンヂと同級生だったサダキヨは学校ではいつもお面をかぶっていました。フクベエのことを友達だと思っていたサダキヨですが、それはただ支配されているだけの関係です。ともだちに協力していたサダキヨですが、そのことで葛藤を続けます。

そして、ともだちから離反したあとはケンヂたちに協力をして一緒に戦いました。しかし、落下した空飛ぶ円盤の下敷きになったことが原因で死亡します。

キリコ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はキリコです。ケンヂの姉でカンナの母親のキリコは、子供のころから優秀でした。細菌学者を目指していたキリコですが、父親が亡くなったことで夢をあきらめ店を継ぎます。さらに、恋人をともだちの部下の仕掛けにより失ったことをきっかけにともだちことフクベエと結婚することになりました。

しかし、夫が集会を開いているところを目撃したキリコは身の危険を感じてカンナを実家に預けます。その後ともだちのもとでワクチン開発を行っていましたが、それが血の大みそかで使われたウイルス開発につながっていたことを知り罪悪感を抱きます。その後、キリコはより強力なウイルスに対処できるようワクチンの研究を続けました。

ともだち

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧はともだちです。漫画「20世紀少年」の黒幕的存在で、初代はフクベエの項を、二代目はカツマタの項を参照してください。

万丈目胤舟

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧は万丈目胤舟です。フクベエがケンヂたちに恨みを抱いたきっかけとなった人物で、ともだちの組織のNO.2です。初代ともだちのフクベエの側近として組織をまとめていた万丈目胤舟ですが、二代目ともだちとなってから怯えるようになります。そして、二代目ともだちの暗殺を企てますが部下に裏切られて死亡します。

カツマタ

続いて紹介する漫画「20世紀少年」の登場人物・キャラクターまとめ一覧は二代目ともだちことカツマタです。ケンヂとは違うクラスの同級生だったカツマタは理科の実験が大好きな少年でした。しかし、フナの解剖の授業の前日に死亡して理科室に幽霊として現れると噂になります。しかし、カツマタは死亡していませんでした。ケンヂの万引きの濡れ衣を着せられたカツマタは「いないもの」として扱われたためです。

「いないもの」とされ続けたカツマタは、本当に死んだ者だと同級生たちに認識されてしまいました。その恨みが原動力となり、ともだちとしてケンヂたちに復讐を目指します。

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20世紀少年のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①1997年~2000年

ケンヂはバンドマンの夢をあきらめて実家のコンビニエンスストアで働いています。しかし、ケンヂの周囲でお得意様一家の失踪やドンキーの死といった不可解なことが続きました。そして、これらの事件があった場所に自分たちが子供のころに作ったマークがあることに気づきます。そして、それを引き起こしているのはそのマークをデザインした布で顔を隠している「ともだち」でした。

また、ともだちが引き起こす事件が自分たちが書いた「よげんの書」通りになっていることを知ったケンヂは、2000年の大みそかに巨大ロボットが現れ人類は滅亡することに気づきます。危機感を覚えたケンヂは幼馴染たちとともに巨大ロボットに立ち向かいました。そしてケンヂは巨大ロボットの爆発により記憶喪失になって行方をくらまします。

あらすじネタバレ②2014年~2015年

巨大ロボットが暴れた日は「血の大みそか」と呼ばれるようになり、その主犯はケンヂたちだと汚名を着せられます。カンナはケンヂを信じ、日本を支配しているともだちに反抗します。そしてカンナは、超常的な能力とカリスマ性でマフィアや警察官の蝶野将平といった協力者を得ることに成功しました。そのころ、ケンヂの幼馴染たちもともだちの正体を探ります。

ケンヂ一派のメンバーは教科書に載っている「ケンヂ一派が巨大ロボットを操っている様子」の写真から、その撮影者が誰だったかを思い出します。そしてともだちの正体がフクベエだったことに気づきました。2015年の1月2日オッチョはともだちと遭遇します。そしてこのとき、ヤマネが現れてともだちを射殺します。顔を確認するとやはりフクベエがともだちでした。

あらすじネタバレ③2015年~ともだち暦

ともだちが死亡したことは世界的なニュースになり、盛大な葬儀が催されます。このとき来日したローマ法王が暗殺者により射撃されます。それを救ったのは復活したともだち、世界中から称賛され世界大統領になりました。そのころケンヂ一派やカンナはバラバラにレジスタンス活動を続けます。そのとき北の国境で警備をしていた蝶野将平のもとに矢吹丈と名乗る男が現れました。

その正体こそケンヂです。ケンヂは蝶野とともに東京を目指します。また、世界大統領となったともだちは突然「血の大みそかを引き起こしたのは自分だ」と告白、さらに1週間で世界を滅ぼすと宣言しました。空飛ぶ円盤を使ってウイルスをばらまくつもりだと予想したオッチョたちにより円盤を撃墜しますが、その円盤はともだちとケンヂの上に落下してしまいました。

あらすじネタバレ④21世紀少年

円盤の落下によりともだちは瀕死に、ケンヂたちが顔を確認すると死んだはずのフクベエの顔をしていました。マルオが混乱し「お前は誰だ」と問い詰めると「僕が誰だかケンヂなら知っている」とともだちは告げて絶命します。ケンヂはその正体はわかりませんでしたが、ともだちが世界を滅ぼそうとした理由には心当たりがあります。そこでケンヂはともだちとの因縁を晴らすためにヴァーチャルアトラクションに入りました。

ヴァーチャルアトラクションで万城目に出会い、ともだちが反陽子爆弾を仕掛ける計画をしている教えてもらったケンヂはそれを防ぐための行動をはじめます。そのころカンナはサダキヨから反陽子爆弾の存在を聞き、超能力によりスイッチを切るリモコンが秘密基地にあることを知りました。それを伝えに遊園地へ向かうカンナ、しかしそれは危険な行動でした。

なぜなら、スイッチが起動する条件は秘密基地のスイッチを巨大ロボットが踏みつぶすことだったからです。それに気づいたケンヂはヴァーチャルアトラクションを抜け出し巨大ロボットを止めることに成功。カンナたちを救ったケンヂはまたヴァーチャルアトラクションへ入ります。するとそこは、小学時代ではなく中学時代になっていました。

中学校の屋上で中学生の自分とともだちを見つけるケンヂ。そこでともだちに「お前さ…カツマタ君だろ」と声をかけます。このときケンヂは、濡れ衣を着せたことやカツマタ君がいじめられていたことを思い出しています。このときカツマタはなにも言わずに立ち去りました。ケンヂは中学時代の自分を見つめて「この先いろいろあるけど…しっかりな」と呟き立ち去りました。

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20世紀少年の伏線や用語をネタバレ解説

ここからは複雑な伏線が張り巡らされている漫画「20世紀少年」のネタバレ解説をします。用語の解説もチェックしてください。

20世紀少年の伏線をネタバレ解説

ネタバレ解説①「忍者ハットリくん」のお面

初代のともだちは忍者ハットリくんのお面をつけています。これは正体が「フクベエ」ということを示していました。「フクベエ」の本当の名字は「服部(はっとり)」だからです。

ネタバレ解説②チョーさんのセリフ

ともだちを追う敏腕刑事のチョーさんは「6年3組…安斉行雄…飯田務…石倉俊文、遠藤健児、落合長治 …!! 小学校時代の”ともだち”が、そこにいた…」と卒業写真を見て気が付きました。この時点でともだちの正体が「カツマタ」であることに気が付いていたとされています。それは、名簿が50音順になっていて、落合の次がカツマタだという可能性が高いためです。

ネタバレ解説③フクベエにそっくりな男

同窓会に出席したケンヂは、一部の友人以外の顔がさっぱりわかりません。そしてフクベエに声をかけられたあとに、なんとかフクベエのことを思い出しました。その後、ケンヂやフクベエ、マルオといったメインキャラクターのコマが続いたあとに、名前が出ていないキャラが描写されます。この意味深に描かれたキャラはフクベエに似た風貌をしています。

このキャラクターこそ二代目ともだちのカツマタ君ではないかと言われています。そうであれば、二代目ともだちが亡くなったときの顔がフクベエに似ていることが説明できるためです。

20世紀少年の用語をネタバレ解説

ネタバレ解説①ウイルス

ともだちが世界滅亡のために使ったのがウイルスです。血の大みそかのときのウイルスはすぐに感染者を失血死させました。2015年に使われたものは潜伏期間があり、最初は風邪のような症状を見せますが最後には失血死します。これにより世界の人口が半分に減りました。

ネタバレ解説②巨大ロボット

血の大みそかで大暴れした巨大ロボットは敷島教授が開発したものです。しかし、敷島教授によるととてもロボットとは言えないハリボテでした。しかし、ウイルスをまき散らすため大きな被害を与えます。2台目はヤン坊・マー坊の提案で敷島博士が再制作したもので、今度は本当にロボットといえるものでした。ともだちに対抗するためにつくった2台目のロボットでしたが、リモコンを奪われてともだちに使われてしまいます。

ネタバレ解説③友民党(友達民主党)

友民党の正式名称は友達民主党で、党首は万丈目胤舟です。最初は連立政権を組み影響力を増し、最終的には日本を支配する政党となりました。

ネタバレ解説④地球防衛軍

地球防衛軍はウイルスをばらまく宇宙人から地球を守るという目的でともだちが設立した組織です。特撮のような制服で、精度は悪いですがレーザー銃を装備しています。

ネタバレ解説⑤親友隊

親友隊は地球防衛軍と同じような組織ですが、こちらは本当の軍隊のような制服です。万丈目が指揮権を持っていましたが、死後は部下の高須が指揮権を持ちます。

ネタバレ解説⑥ともだちランド

ともだちが設立した遊園地のような施設で、社会からはみ出た者を洗脳することが目的です。ここでともだちに対して従順にならなかった者は、再教育のためにともだちワールドへ送られます。

ネタバレ解説⑦ドリームナビゲーター

ともだちランドのスタッフがドリームナビゲーターです。ともだちに従順すぎる者たちだけで組織され、まるで機械のようにマニュアル通りに行動します。

20世紀少年のタイトルや登場人物の名前の由来

20世紀少年のタイトルの由来

20世紀少年というタイトルの由来は、イギリスのロックバンドT・REXの「20th Century Boy」です。ケンヂは放送室を占拠して、この曲を爆音で流します。

20世紀少年の登場人物の名前の由来

漫画「20世紀少年」の登場人物の名前にはさまざまな由来があります。主人公のケンヂはミュージシャンの遠藤賢司さん、ヤン坊・マー坊はヤン坊マー坊天気予報のキャラクターです。また、小泉響子の由来は女優の小泉今日子さん、春波夫は演歌歌手の三波春夫さん、キリコは手塚治虫さんの「ブラックジャック」に登場するドクターキリコです。

20世紀少年に関する感想や評価

20世紀少年はさまざまな伏線があったり、複雑な内容が描かれています。そのため、読み返してみたらさらに面白くなったといった感想があります。

すぐ読み返すだけではなく、年齢を重ねてから読み返してみたら面白かったという感想がありました。

漫画「20世紀少年」にはさまざまな名言が登場します。そのなかでも「悪になるのは…」の名言が1番好きという感想の方がいます。

20世紀少年の名言まとめ

まとめと書かれた黒板

「20世紀少年」の名言まとめを紹介しました。今回紹介したもののほかにもさまざまな名言が登場します。まだ読んだことがない方だけではなく、過去に「20世紀少年」を読んだ方も改めて読み返してみてはいかがでしょうか?そうすることで、新しい面白さを発見できるかもしれません。

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